魔王になった少年と魔法少女たち   作:旅人H

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 お久しぶり~の投稿です。


日常?

 

 冬休みの思い出と言えばいろいろ有るが新しい友人が出来た事が一番まし(・・)な思い出だったと言っておこう。正月から始まった各支部回りは機会が有れば語ろうと思う。・・・・・・多分・・・

 そんな激動の冬休みを終え、三学期の始業式当日になった。

 

「マスター起床の時間です。お目覚めになってください」

「ん、う~ん・・・」

 

ゆさゆさと体を揺すられ目が覚める。寝ぼけ眼に映ったのは俺専属のメイドになったメイだった。

 

「おはよう、メイ。でも少し早くない?」

「おはようございます、マスター。今日から学校が始まる日でございますよ」

 

そう言われ時計を見ると確かに朝食を食べ仕度をするなら丁度良い時間のようだ。メイは自我を持ってそんなに時間は経っていないがメイドとしての技量はそれなりに高いらしい。月村家のメイド長であるノエルさんからもお墨付きをもらっている(もう一人のファリンは部屋の隅っこで小さくなっていたが・・・)。ベッドから抜け出し寝間着から制服に着替えようとしてメイを見る

 

「これから着替えようと思うんだけど?」

「はい、お手伝いさせてもらいます」

 

とすごく真面目な顔で言われてしまう。すでに手は俺の寝間着に差し掛かって脱がせる気満々である。

 

「いや、一人でできるから母さんの手伝いに行ってほしんだけど」

「ですが、マスターの身の回りの世話はメイドの仕事です。服の着せ替えをするのもメイドの仕事だとむこうのメイドの方々から教わりました」

 

むこうと言うと女帝さんのメイドたちの事か。確かに古くから続く貴族であるあの家ならそう言う事もあるがここは日本だ。そして何より俺が恥ずかしい。

 

「家は家。よそはよそ。だからしなくていいよ」

「そうですか、ですがそれだと困りました。メイドの仕事の一つ、マスターの着替えの動画を録画できません」

「・・・・・・・・・は?」

「女帝様と仙女様がマスターの成長記録として必要だから録画して送るのもメイドの仕事だと」

「絶対に違います!」

 

あの二人は何考えてんだ、まったく。

 

 一悶着あったがとりあえずメイを部屋から出て行ってもらい着替えを済ませる。着替えが終わりリビングに行くとご飯と味噌汁といった日本人の朝食が出来ている。

 

「おはよう、父さん母さん」

「ああ、おはよう蒼真」

「蒼君おはよう。もうすぐご飯出来るから顔洗ってらっしゃい」

 

父さんは読んでいた新聞から目を離してこっちを見ながら挨拶し、母さんはキッチンで残りの料理を作る手を止め俺を見ながら挨拶を返した。二人とも朝の挨拶は必ず顔を見てするのが信条らしく忙しくても俺の方へ顔を向けてくれる。

 

「父さん、次の仕事はいつから?」

「それが、正月に撮った写真を仕事に使えそうだからしばらくのんびりできるな」

「そっか、遠くへ出張ならお土産期待したのに」

 

父さんの仕事はフリーカメラマン。風景からファッション誌など幅広く活動しているらしい。実際に父さんが撮った風景写真を見せてもらったが綺麗で言葉が出なかったほどだ(今思うと映ってる風景が成層圏からの地球だった気がするような・・・)。

 

「はい出来ました。メイちゃんが手伝ってくれたからたすかちゃった。」

 

そう言って母さんとメイの手には卵焼きが乗った皿がある。母さんの手にあった二つの皿は父さんと母さんへ、メイが持っている皿は俺へとわたされた。

 

「あれ?メイの分は」

「御心配無く。私の方は後でいただきますので」

「ん?一緒に食えばいいのに」

 

メイは自動人形だが食事する機能がある為、家に来てからは一緒に食べている。

 

「ああ、蒼君。メイちゃんね、新しい料理にチャレンジしたいらしく朝はいらないそうなの」

「そうなんだ」

「はい、上手にできましたらマスターのお昼にしようかと」

「そっか、始業式だし午前中で学校終わるからな。楽しみにしとくよ」

 

平和な朝の会話に冬休みとの違いをしみじみと感じさせられ、平穏っていいな~と思わされたのだった。

 

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 家から聖祥までは徒歩で行ける距離にある為のんびり歩いて行く。しばらく歩くと聖祥校門前のバス停が見えてきた。どうやら丁度バスが来たようで中から生徒が降りてくる。その最後に最近関わった事がある顔が見えたが、こちらに気付かずに学校の方へ行ってしまった。

 

「なのははバス通なのか」

「ふむ、高町は朝から元気のようだな」

 

俺の呟きに続くように後ろから声がし振り向くと、リヒターがいた。

 

「おはようリヒター。今日から登校だっけ」

「ああ、同じクラスになれたらよろしく頼む」

 

リヒターは実家の方でいろいろあったらしいが正式に日本支部の所属になり、こちらで暮らすことなり、聖祥に通う事になったのだ。ちなみに棲む家は支部が借りたマンションの一部屋にアル兄さんと住んでるらしい。二人で他愛もない話をしつつ校門をくぐり校舎へと向かう

 

「そういえば、あれから二人の魔法はどうなったんだ?」

「・・・・・・・・・やべ、忘れてた」

 

足取りが少なからず重くなった気がする。

 

 

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 クラスメイトに挨拶しながら自分の席に着くと案の定

 

「蒼真!あんた冬休みどこ行ってたのよ!」

 

アリサからの尋問があった。しかも接点が無い俺とアリサの話に興味があるのかクラス中の視線が集まる。一応アリサの後ろにはすずかもいるが止める気は無い様だ。

 

「あ~その事だが、後で話有るからすずかと一緒に時間あるか?」

「うん、私は大丈夫だよ」

「私も良いけど、逃げたら承知しないわよ」

 

アリサとすずか、太陽と月のような対照的な二人だが一緒に居ると妙にはまっているように感じる。爺さんから買ったあの道具も二人にピッタリじゃないかと頭の中でイメージする。後はプレシアさんに頼んだ魔道具式デバイス(・・・・・・・・)が完成すれば・・・・・・・・・うん、魔法少女の完成だな(見た目)。

 

 朝の会、始業式も何事もなく終わり転入生の紹介でリヒターが挨拶をし、今日の学校は終わりを告げた。さて帰り支度も済み二人の方へ視線を向けるとこちらに気付いたらしく

 

「じゃあ翠屋に行きましょう。朝の続き話してもらうわよ」

「了解・・・つか他の奴らもついてくるのか?」

 

アリサとすずかの他にもなのはとフェイトもいる(う~んフェイトってやっぱりアリシアに似てるよな外見だけ)。二人もついてくるらしくリヒターも含めた6人で翠屋へ出発した。

 

 

なお余談であるが一部の生徒たちが俺たちの集まりに嫉妬の目線を送り続けていたそうな。

 





 さてさて、日常編(学校)が始まりました。蒼真君はいったいどんなトラブルに巻き込まれるのか楽しみですね。


---おまけ---

IF 傍観系転生者がいたら

 どういう事だろう。三学期が始まり原作がほぼ終わった為海鳴に平穏が訪れたはずなのに、原作組と仲良く話す二人の男子。俺の知らない所で原作とは違う話が進んでいるのか?だとしたらいったいどんな話なんだ。また海鳴で事件が起きるのか?それとも次元世界か?くそっ、こんな事ならもっと別の特典を頼むんだった。
 俺の特典は3つ、黄金律ランクA・日本人で美形・瞬間記憶能力。この能力で二度目の人生を満喫するつもりだったが、PT事件の際ユーノの念話が聞こえ俺にもリンカーコアが有る事が判明した。俺は原作に興味はなく関わりたくなかったのですべてに無視を決め込んだ。闇の書事件は運よく蒐集にあわずに済んだ。それなのに此処に来てイレギュラーなんてどうしたらいいんだよ~~~

「ねぇ、またあの子一人で頭抱えぶつぶつ言ってるよ」
「はぁ~あれが無きゃいいのにね。顔だけはいいのに中身が残念だなんて」

傍観者はクラスの中で一人だけ浮いてる存在だと気付いていない残念な子だった。

---おまけ(どれだけ外見良くても中身がアレじゃねぇ~と一生童貞になる運命の子)---


---おまけ2---

 さて、ハルケギニアにサイトと一緒に召喚され二日目になった。ちなみに俺はルイズの使い魔になる気は無かったのでその役目はサイトに押し付けた(まあ最初に召喚されるはずだったのはサイトだしな)。そして一日掛けてこの世界の事を調べつつ(言葉は翻訳魔法で分かるが、文字が読めないのに苦労した)魔法学院に戻ってくると何やら騒がしい。どうやらサイトと貴族の誰かが決闘するらしいとの事で広場に集まっているようだ。

「諸君、決闘だ」
「「「おお~~~~~~~~~~~」」」

盛り上がるギャラリー。だがルイズがやって来て決闘を止める様に言っている。しかし、肝心のサイトが決闘する気満々で(本人は喧嘩の延長としか考えてなさそうだが)相手に向かい合っている。

「僕はメイジだ。決闘には魔法を使わせてもらうよ」

・・・・・・おいおい、どうみても素人のサイト相手に魔法使うとか大丈夫なのかコイツ?

「好きにしたらいいだろ、さっさと始めようぜ」

・・・・・・・・・・・・おい。これはルイズが止めるのも理解できるな。仕方ない

「ちょっとまった」
「誰だい君は?」
「俺は蒼真。サイトの知人でね」

俺が割り込んだことに驚くサイトとルイズ。それを無視して話を進める。

「君が魔法を使うのは良いとしてサイトは素手だ。これでは両者のバランスが取れない。サイトに武器の使用を認めてほしい」
「ふむ、それはいいけれど武器はどうするんだい?」
「俺の持っているのを貸すさ」

それからサイトに事情を聴いたら、相手が二股がばれそれをメイドの所為にしていたのをサイトが庇い決闘になったと言いルイズに確認するとその通りらしいので

「サイトこの剣を使え」
「これは?」
「ヴァルマンウェといって達人が使えば一呼吸で複数回の斬撃が放てる魔剣だ」

女の敵に情けはいらんだろう。まあ、サイトにあの魔剣の力が引き出せるとも思わないしな。

「ありがたく借りてくぜ。にしてもなんか軽いなこれ」
「・・・・・・は?」

サイトが素振りをすると4発の斬撃が生まれる。いきなり使いこなしているサイトに驚いていたが決闘が始まった瞬間

「これ、サイトの圧勝じゃね?」

貴族坊ちゃんが出すゴーレムを一振りで4体倒し、案の定圧勝するサイトがそこに居た。

「・・・・・・・・・ま、いっか」


なお、その決闘の様子を見ていた先生二人は言葉を失っていたそうな。

---おまけ・終わり---
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