思い付いているストーリーはすぐ書けれるんですけど、その間々のストーリーはなかなか思いつかなくて時間がかかってしまいます。はい。今回はそれプラススマホの機種替えでバタバタしてたので投稿が遅れました。
この話は置いといて…本編へどうぞ。
しばらくすると、ブレインが目を覚ました。
「此所は…」
(いつの間にか寝てたのか?だか、寝る前の記憶が…)
その瞬間思い出す。あの化け物のような女性を…
そして後ろから声をかけられた。
「おはようございます。どうですか? 生まれ変わった気分は?」
あの女性に。
ブレイン「生まれ変わった、だと?」
ルナ「おや? 気づいてないのですか? 貴方は、私の下僕…吸血鬼に成ったのですよ。」
ブレイン「!!??」
ルナ「あらためて聴きます、生まれ変わった気分はどうですか?」
そう聴かれ、「気分が悪いに決まっている」と言いたかったが、そうは思わなかった。そしてふと感じる。目の前に居る存在は、とても高貴な存在であり、絶対に逆らってはいけないと。下僕に成ったことに喜びを。
ブレイン「何故か気分が良い。」
ルナ「そうですか。それは良かったです。さてブレイン、貴方には、やって貰いたいことがあります。」
ブレイン「何をすればいいんだ、姫様。」
ルナ「大きな町に行き、この世界の情報を集めて来なさい。」
ブレイン「わかった。」
ルナ「では、行く前にこれを。」
と龍をモチーフにした腕輪を差し出す。
ブレイン「これは?」
ルナ「それを身に着けている者は、私達の関係者だということを示す物です。」
ブレイン「なるほど…」
そうしてブレインは、腕輪を着ける。
ルナ「では、今度こそ行きなさい。」
そう言うとブレイン頷き洞窟を出ていった。そしてブレインが向かう先は…
(大きい町か…だとしたら王都が一番大きいな…さらに王都にはガゼフが居る。あそこなら様々な情報が集まるだろう。)
「行きましたね、では、私も帰りますか。」
と帰路につこうとしたが、その足はピタッと止まる。
(分身に対する支配が消された…分身が破壊されたか、あるいは…しかしその可能性はありえない…念には念を。)
そして新たに分身を創りだす。今度は、自我の無い分身を。
そして支配が消された辺りに向かわせる。
時は少し遡る。
(周囲に人やモンスターの類は見当たらない…何故?)
この分身は、盗賊達を追っている時に創り出された存在。追っている途中にも多少モンスターを見かけた。だが、今は不自然なほどに見当たらないのだ。
しばらく飛んでいると、モンスターを倒しながら移動している集団を見つけた。その内の一人は、分身の存在に気づいたのか集団の者に指示を出し戦闘態勢をとらせた。
(あの者達からも情報を聴きますか…気付かれている状態で帰ることは出来ませんし。)
そう思い、集団の前に降り立つ。
「今日は月が綺麗ですね。」
そう話しかけると、老婆が
「そうじゃな…」
と、返事を返してくれた。
「貴方達は何故こんなところにいるのですか?」
と、問うと、先程私に気付いた青年が、
青年「それは貴女もでしょう?」
ルナの分身「私はただの散歩ですよ。そちらは?」
青年「我々は、調査ですよ。」
ルナの分身「調査ですか?何の?」
青年「答える義理は、ありません。」
ルナの分身「なら、吐かせましょうか。」
そう言い終わるのと同時に血を槍状に変化させ、攻撃を仕掛ける。が青年に防がれてしまう。
(私の攻撃を防ぐとはなかなかやりますわね、ただ…)
分身は、青年の後ろに目を向けていた。他の者達が老婆を守るように、陣形を組んでいる。そして老婆は何やら呪文のようなものを呟いている。次の瞬間、意識が遠のいて行く。
(意識が…あの老婆の仕業か!!)
そして老婆に攻撃しようとするが、青年に防がれ、ついに意識を完全に手離してしまう。
青年「終わりましたね。〖カイレ〗様。」
カイレ「そうじゃな、どうじゃったこやつの強さは?」
青年「私より強いですが、彼女なら難なく倒せるでしょう。」
カイレ「そうか…さて…」
と、分身に目を向ける。そして問いかける。
カイレ「お主は、何者じゃ?」
ルナの分身「私は、本体の力の一部。」
カイレ「本体じゃと!? 本体の力はどれくらいじゃ!」
ルナの分身「本体の実力は…」
分身が言い終わる前その胸部を、血で出来た紅い槍に貫かれ、体は血へと変化し、槍に吸収された。
「「! !?? 」」
その場に居た者達は目を見開いた。目の前に居た吸血鬼
を姿形が全く同じ吸血鬼が貫いたからだ。だが、一つだけ違う点があった。それは纏っている雰囲気が全くの別物だということだ。
「お主が本体かの?」
カイレがそう問うたが返答がない。その代わりに恐ろしいまでの殺気を放ってくる。その瞬間その場に居る者は本能で察した。目の前の存在には、どう足掻いても勝てないことを、先程の青年も含めて。
青年「総員撤退の準備だ!!カイレ様だけは、絶対にお守りしろ!!」
他の隊員達「はっ!!」
だが、それは叶わなかった。すでにルナの分身《血の分身/ブラッティ・ドッペル》の包囲陣の真ん中に居たからだ。
青年(一体々々は、私より強くない…だがあの吸血鬼だけは別格だ、私でも勝てそうにない…この情報は本国に持ち帰りたいが目の前の吸血鬼が私を逃がすかとは思えない。他の者達では周りの吸血鬼にも勝てそうに無い…どうすれば…)
そう考えていると、目の前の吸血鬼が話しかけてきた。
ルナの分身「少しよろしいですか?」
青年「…何でしょうか?」
ルナの分身「貴方達は神を信じますか?」
集団「「 ! ! ? ? 」」
青年「私達は神に仕えている者です。」
ルナの分身「あら、奇遇ですね。私も神に…偉大なる御方に仕えているのですよ。」
集団「 ! ! ? ?」
その言葉を聞き集団はざわつき始めた。
「かっ神じゃと!?」
(神に仕えているという吸血鬼…そのような存在がいるのなら本国に何かしら情報があるはず、じゃがそのような話は聞いたことが無い…)
カイレ「…お主の言う神という存在は最近降臨した存在かの?」
ルナの分身「そうですね…つい先日この地に降り立たれました。」
カイレ「つい先日…」
その会話でさらにざわつき始める。
カイレ「この話を本国に持っていきたいんじゃが…儂らを逃してはくれないかの?」
ルナ「…条件が有ります。」
青年「条件とは?」
ルナ「この世界の情報をくださいな。ちなみに嘘をついても無駄ですからね?」
青年「わかりました。ではまず…」
そうして様々な情報を吸血鬼に話した。国の数やちょっとした情報などを。
青年「こんなところです」
ルナ「なるほど…ありがとうございます。ではどうぞ、お帰りになられて。」
青年「ありがとうございます。では。」
そう言い残し我々は帰路に着いた。
青年「しかしカイレ様、神が降臨されたというのは本当なのでしょうか?」
カイレ「正直なところわからぬが、もし本当ならば400年ぶりに神が降臨されたことになる。本国にとってはこれ以上に嬉しいことはないからの。」
青年「確かに…ですが本国が信じるかどうか…」
カイレ「どちらにしろ調べるじゃろうな…お主でも勝てない相手となると…」
青年「彼女が出てくるでしょうね…」
カイレ「そうじゃろうな…」
そうしてしばしの沈黙が訪れる。
カイレ「一先ず帰るかの。」
青年「ええ。」
そうして本国へ戻って行く。
これでお父様に褒めていただける。そう思いながら帰路に着いた。
なにか質問や誤字脱字があった場合感想で教えてくれると嬉しいです。
これ最初に言うやつですね…