とある開眼沿い、海を見つめる少年が一人
彼の名は乾巧 高校一年生の16歳
多国籍IS企業スマートブレイン社の社長の息子であり幼いころから機械いじりの好きな技術者でもある
彼はよく早朝に海を見に来る
昔お世話になった医者に言われそうするようになったからだ
巧「さて、行くか」
彼は大型のサイドカー付のバイクに乗り砂浜を後にする
彼の向かう先巨大な建物がある スマートブレイン社だ
駐車場にバイクを停め 自分の研究室に入る
研究室の奥、ケースの中にベルトのようなものがある
ファイズギア、正確にはその試作品たちだ
巧は若くしてISの技術を身に着けながらも独自のパワードスーツ開発をしてきた
しかしISを超えるようなものができれば今の世の中簡単にひっくり返る
巧は手元にあるギアを見て思った
こいつはISと戦えるのか?と
このギアのことは会社でもごく一部の人間しか知らない
会社のISで試すことは難しかった
巧「考えても仕方ねえ、飯でも食うか」
隅に小型の冷蔵庫
しかし中には何もない
さっき買いこんでおけばよかったと少し後悔した
巧は再び出かけた
スーパーはまだ開いてないのでコンビニへ行くことにした
道中、巨大な学校の前を通る IS学園だ
しかしその校門の前で何やら騒ぐ二人とその間に一人、人影が見えた
箒「一夏は毎日私と朝稽古しているのだ!!お前は引っ込んでろ!!」
セシリア「たまにはジョギングもいいではありませんか ねえ一夏さん?」
一夏「お、おい 引っ張るなよ!!」
騒いでいる二人は女子 その間で困っている様子の男子
巧「朝から騒がしい奴らだな」
バイクを停めてヘルメットを脱ぎ話しかける 男子の方は知り合いだった
織斑一夏 世界でたった一人ISを使える男子 そして小学校の時からの知り合いだ
一夏「え?お前、乾か?久しぶりだな!!」
一夏は二人を振り払い答えた
セシリア「一夏さん、この方はどなたですの?」
一夏「こいつは乾巧、小学校から中学まで一緒だった奴だ」
巧「つーか隣の胴着は篠ノ之か?」
箒「ああ、よく覚えていたな」
巧「お前みたいな男勝りの剣道娘そうそういるかよ」
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昔話を少し話した後一夏と別れ再び買い物に向かう
途中、五反田食堂の近くを通る
巧「たまには外食もありか」
食堂で朝食をとることにした
巧「熱っ!」
乾巧は猫舌である
店を出て研究室に戻る
再びIS学園の前を通る
『ウゥーーーー』
巧「何だ?」
IS学園から大きな警報が聞こえた
ドォォォォン!!
大きな爆発音とともに巨大なISが姿を現した
その姿は異質そのものだった
追うように二機のISが出てきた
一夏「逃がすか!!」
鈴「待ちなさい一夏!!もう限界よ!!これ以上は先生たちに任せて!!」
一夏「先生たちが来るにはまだ時間がかかる!!街に入ったら取り返しのつかないことになるぞ!!」
一夏は白式で切りかかるが敵にはじかれる
一夏「くそっ!!」
鈴「きゃあ!!」
白式が吹っ飛んだ先、鈴の甲龍がいた 二機はぶつかり地面にたたきつけられる
二機のISが解除される 鈴は強く打ちつけられたため気を失っている
一夏は鈴を担ぎ逃げようとする 一夏自身も怪我で思うように動けないでいる
二人に敵が迫る
巧は考えるより先に体を動かしていた アクセルを踏み込みバイクのサイドカー部分を敵にぶつける
敵は吹っ飛び倒れこむ
サイドバッシャー 巧の作り出したマシンだ
巧はサイドバッシャーをバトルモードに変形させる
巧「早く逃げろ!!」
敵をマシンで抑え込み叫ぶ
一夏「乾?!」
巧「いいから早く!!」
しかし敵の反撃でマシンから落ちてしまう
巧「やっぱ生身じゃ無理があるか…」
手元のベルトを見つめる
巧「やるしかないのか…」
巧はベルトを装着、ファイズフォンに555と入力する
≪STANDING BY≫
「変身!!」
≪COMPLETE≫
巧の体を青いラインが包み白いアーマーが形成される
ファイズmk2 試作のギアのデータを元に完成された最新のギアだ
巧は軽く手首を振る
ファイズエッジを取出し応戦する
敵ISはビームを放ってきた
全てをかわしビーム砲を切りつける
巧「これで終わりだ」
右足にファイズポインターを装着する
≪READY≫
≪EXCEED CHARGE≫
高く飛び上がる
青い円錐状のエネルギーがポインターより飛び出し
敵の動きを止める
巧「はああああ!!」
クリムゾンスマッシュ ファイズの必殺技だ
敵ISは爆散し青色の炎が上がる
千冬「動くな!!」
後ろから女性の声が響く
周りを見渡すと緑色のIS数機に包囲されていた
当たり前だ
今や世界の中枢となっているISをそれ以外の兵器で破壊したのだから拘束しなければならないだろう
巧は大きなため息をついた
第一話完