投稿してから一週間も経ってないのに、この作品が結構伸びててビックリ。カズマさんとまちカドまぞくの人気凄いなぁ……
今日は投稿無しの予定だったけど、一応言っておきたい事があったので急いで書き上げました。
私は単行本派です。単行本派です!
要するに「大丈夫だと思うけど、最新話のネタバレを感想に書いたりしないでね☆」って事です。いやまぁ、書いてる人居ないですけどね。ただ、まちカドまぞくがトレンドにあがるほど話題になったので念のため。
「ついにこの時期が来たよ、カズマ君!」
「腕によりをかけるで~!」
「……なぁマスター、念のため確認させてくれ。その時期って空飛ぶキャベツの襲来の事じゃないよな?」
カズマがいつも通りに喫茶店の準備をしようと、カウンターへと向かうと、異様に気合いが入っているマスターとリコが目に入った。異世界での生活で「この時期が来た」と言う言葉には若干トラウマじみたモノを抱えている。
異世界での洗礼と言うべきか。転生した当初はジャイアントトード、金欠のための馬小屋生活、使えないパーティーメンバーなど。異世界での理不尽さはその身で体験してきた。
魔法やモンスターと言ったよくあるファンタジー要素は除くが、最初の内は、自身の常識を覆すようなモノは異世界には無かった。そんなある日、現代日本の常識が通用しないと知った。それは空飛ぶキャベツの襲来である。
当然の事であるが、現代日本でキャベツが自ら空を飛ぶことはない。あってたまるか。だが異世界ではキャベツは意思を持って動き、あろうことか冒険者に攻撃を仕掛けてくる。
ここはそんなふざけた異世界ではない。分かってはいる。分かってはいるが、この世界には魔族や魔法少女が居るのだ。そんな世界で自分の常識が通用しない「何か」があっても不思議ではない。
「そんな摩訶不思議な事ではないよ。夏祭りの季節がやってきたのさ」
「お祭り? あぁ、そうえばそんな季節か」
ホッと一息付き、今は夏であったことを思い出す。異世界から此方にきてまだ半月経ってるか、経っていない程度の時間である。
魔王を倒して、世界を渡って、魔法少女と戦って、あすらでバイトして、帰る方法を探してと……異世界でもこの世界でも、ここしばらくは忙しかった。時間を忘れてしまうのも無理は無いだろう。
「ほら、カズマはん。沢山料理を作るから手伝ってや~」
「しょうがねぇなあああ!」
平和ならば良かったと、あの異世界のような理不尽な事が起きないことに安堵と物足りなさを感じながら腕捲りをしたカズマの表情は、面倒くさそうに重い腰を上げたような言葉とは裏腹に、何処か楽しそうな良い笑顔であった。
「カズマさん、マスター、リコさんこんにちは!」
「あれ、優子じゃないか。今日はバイト休みだろ?」
弁当の準備が終わり、さぁ店の前で売り出すぞと準備しようとした所、シャミ子があすらの扉を開けた。今日は休みのはずだったが、日にちを間違えたのかと思い、カズマは声をかける。
「今日はちょっと夏休みの過ごし方について聞こうと思いまして」
「夏休みの過ごし方と言えばゲーム一択だろ」
「ゲームはなんかこう、しっくりこなくて……」
転生前の日本では家で引きこもって自堕落な生活を送っていたこの男、常にネットゲームをして「運だけのカズマさん」の渾名で呼ばれていた男が勧めたのは、やはりゲームであった。
しかしシャミ子の中でゲームは違ったようだ。何周もして飽きた訳でも、クソゲー過ぎて面白くなくなった訳ではない。いつものようにゲームをしたが、心に穴が開いたように「面白い」と思えなかったのだ。
「夏と言えば労働で汗を流すべきだ。誰かと楽しく過ごす夏も、宿題に悩まされながらあっという間に過ぎていく夏も良いかもしれない。夏休みは短いようで、長く、そして学生の内にしか無い特別な時間だからね。けれど労働で流す汗に優るモノは無い。いつもより多いお客さん、いつもより多く見れる笑顔、そしていつもより稼げ……ンンッ! 兎に角、労働が一番だよ。だから優子君、君にエプロンとメガホンを渡そう」
「あ、ありがとうございます……?」
路頭に迷う若者へアドバイスするかのように、前へ一歩出て自身の思う夏への過ごし方は熱心に、語りエプロンとメガホンを渡すマスター。シャミ子はその熱意に飲まれ、困惑しながら受け取った。
「リコ君、お弁当を運ぶのを手伝ってくれたまえ」
「了解やマスター」
「カズマ君は呼び込みを頼んだよ」
「分かった!」
シャミ子を言いくるめ、正気に戻らない内にと二人に大急ぎで指示を出す。カズマかリコ、どちらかがシャミ子に教えれば気付くだろうが、この二人がそんな行動に移すことはない。
リコは「マスターが言うならそうなんやろうなぁ~、シャミ子はん頑張れ~」とマスターの行動に薄々分かっていながらも、わざわざ人手が減るような指摘はしない。
一方のカズマも「シャミ子居た方が楽になるから」と、マスターと同様に騙くらかす気である。仮にマスターが居ない内にシャミ子が勘づいても、この男の口八丁で気のせいだと思い込むだろう。
「あ、あの私は……」
「優子君はカズマ君と一緒に呼び込みを頼んだよ」
「分かりました!」
そうして労働で汗を流したら、夏の一時を過ごすシャミ子。そんなシャミ子が騙されていると気付いたのは、お弁当が完売した後の話であった。
頑張れシャミ子、人の嘘を見抜いて心理戦に強い魔族になるんだ!
今回は短めです。
今回は原作での夏休み回ですね。弁当販売編とお祭り編の二部構成になってます。ちなみに次回の話は1文字も書いてないです。
この作品は最終話までの構想がある程度固まってきてますが、同時に言うことが。中盤に入りました。
物語中盤です。早くね?と思われそうですが、今後の物語的に丁度良い所で区切ろうとすると、原作5巻の途中になるんですよね。
5巻→カズマさん居ると5巻後半の問題が発生しない。シャミ子中心で物語が進むから、カズマさんが介入出来なくてボーッとしてると、はい解決しました!になる。カズマさんの居る意味ェ…
6巻→最後まで行くと「俺たちの冒険はこれからだ!」となって、カズマさん帰れない。それか新たに判明するまちカド側の問題全部無視しての帰還のため、ちょっと後味が悪い終わりになる。
5巻、または6巻の最後まで書いても物語が中途半端or原作そのままの流れになるんですよね。私としてはカズマさんが帰るところまで書きたいので、ちゃんとした「完結」にするため、そういう判断にしました。
じゃあ後何話と聞かれると、大体30話くらいですかね。日常して、異世界の話題でワチャワチャして、原作回消費してると、その辺りで終わります。予定は未定です。
【第二回】この作品で好きなキャラ投票!
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佐藤カズマ
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吉田優子(シャミ子)
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千代田桃
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日夏樹ミカン
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マスター
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リコ
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リリス
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吉田良
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吉田清子
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佐田杏里
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小倉しおん
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犬のお姉さん
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犬