シャドウミストレス優子の手紙
カズマさんへ
カズマさんが異世界に帰ってから一週間ほどが経ちました。そちらの世界でも元気にしていますか、また死んでアクアさんに蘇生してもらったりしてるでしょうか。
あれから街は平和が続いていて、私は元気に生きています。決してカズマさんとの別れが悲しくて泣いたり、寂しくて毎晩枕を濡らしたりしてないですからね!
桃やミカンさんとウガルルさんはあの戦いを通して実力不足を痛感したようで、毎日修行をしています。私も負けてられないと思い参加しようと思いましたが……
「ぐおー! ふんぬー!」
「シャミ子、今日は休んだ方が良いんじゃないかしら?」
「いえ! 立派な魔族になる約束を果たすためにって、あいててて」
「いつも以上に身体を動かしたから筋肉痛になってるね。立派な魔族になるためにも、休憩は必要だよ? 今日は修行お休み、分かった?」
「…………はい」
カズマさんが異世界に帰った後に挑戦したフルマラソンの代償として、筋肉痛なので断念しました。フルを走りきることが出来なかったですし、私にはまだ遠い道のりでした。
マスターさんやリコさんは、久しぶりに開店したあすらで汗水かいて働いています。どうやら小倉さんが直した時空転送装置のお金を払った影響でお店の経営が傾き始めたようです。今度食べられる草を紹介しておきます。
それとご先祖が昆虫ぐらいの戦闘力を手にして、現世に舞い降りました。ウガルルさんが現世に召喚されたのが羨ましかったようです。
ただ一週間くらいしか現世に居れないようで、現世を楽しむために色々を動いていたんですが、生き急ぎすぎたようでご先祖は疲れきっていました。
そんなご先祖を労るために、桃や杏里ちゃんを連れて山でバーベキューをしていたら、巨大な蛇さんに出会いました。何か難しい話をしていましたが、私にはよく分からなかったです。なにやら凄い長生きしてる寂しい魔族さんのようでした。
その魔族さんに私は捕まってしまいましたが、ご先祖が助けてくれました。その時にご先祖が現世に居られる時間は伸びたようですが、その代わりご先祖は毎日川のゴミを集めないといけなくなりました。
最近では近所のちびっこ達から、ゴミ姉貴と呼ばれ親しまれてるそうです。
え、何を言ってるか分からないって? すみません、私も書いててよく分からなくなってきました。
そういえば、マスターさんがカズマさんの自室はそのままにしてると言ってました。もしカズマがまた世界に来た時に備えて、住む場所は整えて置こうと言う気遣いだそうです。
短い間に色々とありましたが、今日からバイト再開です。今まではお店がボロボロになって臨時休業になったり、ご先祖の現世巡りに付き合っていたため、シフトが入れられなくて久しぶりのバイトです、気合い入れていきますよー!
「こんにちはマスター!」
「あぁ、優子君か」
「ってあれ、どうしましたマスター。凄い落ち込んでるようですが」
あすらに来たら、マスターが絶望したような顔をしていました。無力さを痛感しても堪えてるほど心の強い、あのマスターがそんな顔をするだなんて……まさか、また何か事件ですかね!?
「優子君、お店を再開したばかりで本当に申し訳ない。あすらと時空転送装置の修理代で無一文になってしまった。家賃が払えない以上、ここを追い出されてしまう……今日で喫茶店あすらは閉店だ!」
「えええええ!!」
カズマさんへ。ごめんなさい、さっき書いたことは訂正しますね。この街の平和、終わりました。
街のボス シャドウミストレス優子より
まちカドまぞく原作五巻に繋がる回でした。
これを最終回にしようか悩みましたが、蛇足になるかな? と思ってオマケにしました。この話は原作の宣伝半分、カズマさんが居なくなっても、シャミ子達の物語は続いていくよ~って言うのをアピール半分です。
次回は長い後書きですね。半分も書き終わってないのに既に8000文字越えてるんですが……
【第二回】この作品で好きなキャラ投票!
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佐藤カズマ
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吉田優子(シャミ子)
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千代田桃
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日夏樹ミカン
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マスター
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リコ
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リリス
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吉田良
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吉田清子
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佐田杏里
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小倉しおん
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犬のお姉さん
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犬