と言う訳で、バンドリ長編2弾始めます。
今回は2024年2月に新作発表されたガンブレに触発されて
彼女達にもガンプラバトルをやってもらうことになりました。
今回は導入と言うことでどうしてこうなったという所を―――
第1話-新しい仕事
「日菜…」
「お姉ちゃん…」
周囲が漆黒と静寂に包まれたこの場所で紗夜は日菜は互いにボロボロになった体で向かい合っていた。
「「勝つのは…」」
「あたしだよ!!」
「私達です!!」
その言葉と共に2人は距離を詰めてぶつかり合い、火花を散らしていた。
2人がこんな状況になったのは2ヵ月ほど前の些細な勘違いによるものだった。
―――慶鵬女子大学 教室
今日は土曜日。
世間では休日と言うことになっているこの日。
プロミュージシャンとして活動を行っている紗夜も本来なら休日の筈なのだが、彼女は大学の教室に足を運んでいた。
「おねーちゃん!!」
「日菜。あなた、仕事が遅くなったから大和さんの家に泊ったとは聞いてたけど、一緒じゃないのかしら?」
「麻弥ちゃんはこの授業とってないんだ~」
「それにしても大学ってめんどくさいね~。授業が休みになったら土曜日に授業って」
「日菜、学生の本分は勉強よ?」
「でもさ~。わざわざ 90分の授業を受けるためだけにそれ以上の時間かけて学校を往復するのって時間がもったいないよね~」
「あなたの気持ちも分からなくはないけれど…」
彼女は補講を受けるために学校にやってきたが、そこで朝に会わなかった日菜と遭遇すると彼女から放たれた大学の愚痴を受け流しながら席を立つと、日菜はすかさず紗夜に飛びついてきた。
「おねーちゃん!!事務所行くんだけど!!途中まで一緒に帰ろ!!」
「ごめんなさい。この後も2つ補講があるし、それに学校が終わったら私も事務所に行くから」
「ちぇ~…あっ!!」
日菜はつまらなそうな表情で紗夜から1回離れた。
しかし、そのタイミングで何かを思い出したか彼女は再びさよに詰め寄ってあることを提案した。
「おねーちゃん!!今度一緒にお仕事しよ!!」
「仕事…?私は別に構わないけれど、事務所がOKを出すか分からないわね…。因みにどんな仕事かしら?」
「えっとね~モデルのお仕事だよ」
「もっ…モデル!?私が!?」
「うん!!今度パスパレのお仕事でイベントでモデルをやるんだけど、一緒に出てくれる人を探してたんだけどRoseliaのみんなでどうかな~?って」
「…無理よ!!無理!!絶対に湊さんがOKを出すわけないわ!!」
日菜と一緒に仕事をする。
事務所がどうか分からないが、それ自体には紗夜自身はOKを出そうとした。
しかし、内容が”モデルの仕事”と聞いた彼女は恥ずかしさにあまりこの場にはいない友希那すら引き合いに出して即座にその提案を却下しようとしたが―――
「そのイベント会場がドームでそこで演奏させてもらえるんだ~!!って言ってもイベントの私達がメインじゃないから多くても3曲くらいなんだけどね~。それでね!!昨日偉い人に聞いたら、おねーちゃん達が出てくれたらRoseliaも2~3曲なら演奏させてくれるって!!」
「ドームで…ライブ…?」
却下しようとした紗夜だったが、数曲だけだが”ドームでライブ”が出来ると言う極上の餌が彼女の前に出された彼女は―――
「湊さん達がいいならいいわよ…」
「良いの!?やったー!!じゃあ、事務所の人に連絡してもらうね~」
「はぁ…とりあえず、湊さん達には連絡しておくから。後は知らないわよ」
―――――紗夜自身は完全にその餌に釣られてしまった。
しかし、些細な抵抗として選択を他のメンバーに投げるという体裁をとったが、ドームでのライブと言う餌に友希那も釣られ、”モデル”だったらリサもあこも乗り気でOKを出し、その中で燐子は空気に流されてOKを出してイベントに参加することになる未来が見えてしまった。
「じゃ!!おねーちゃん!!私、事務所行ってくるね~」
「えぇ…」
こうして補講を終えた日菜は嵐の如く去っていくのを見送った紗夜は自身のスマホを取り出して、日菜からの提案をそのまま伝えるとすぐに次の補講へと向かっていくのだった。
一方、事務所で紗夜から連絡を受けたRoselia一同は―――
「りんりん!!ドームだってドーム!!」
「あこちゃん…落ち着いて…事務所の中だから…」
「そうよ。出ると決めたわけじゃないんだから」
「友希那~。でも、ドームでライブしたいんでしょ~?」
この後に行われる予定の雑誌のインタビューのために集まったタイミングで紗夜からもたらされた話にあこがテンションを挙げていた横で冷静を装った友希那があこに語っていたが、友希那自身もドームでライブが出来るという餌に釣られかかっていたが1つだけ気になることがあった。
「でも、別にメインのイベントがあるのでしょ?それに日菜が話を持ってきたって言うじゃない。何がありそうと思って」
「まぁ~そう言われたらそうだけどさ~」
「だから…」
今回のライブはメインではなく、言ってしまえばただの前座に過ぎない。
友希那としてはドームで演奏をするならば、前座ではなくメインでやりたいという気持ちも強く彼女の中で揺れていたが、そんな揺れている彼女を見たリサは揺さぶり始めた。
「でも、アタシはそのモデルのイベントってのにも興味あるな~」
「あこもひなちんと一緒にモデルやりたい!!」
「パスパレの皆さんには以前にお世話になってますし…モデルは恥ずかしいですけど…」
「友希那、プロとしては先輩であるパスパレのステージを間近で見れるのも何か参考になりそうじゃない?それに紗夜はOKだって言ってるんでしょ?」
「それはそうかもしれないけれど…」
「多分だけど、日菜と前は上手く行ってなかった紗夜がプロとして一緒に仕事がしたかったからOKしたんじゃないかな?じゃなきゃあの紗夜がモデルのイベントにOKなんてしないと思うし」
リサに乗っかる形で他の2名もOKを出した。
しかし、それでも友希那はやはりメインではない前座のライブと言う考えが捨てきれずにOKを出しかねていた所にリサがこの場にいない紗夜の考えを口にした。
「……そうね。メインでは無いというのは不満だけれどやりましょう」
「やったー!!」
「まぁ、事務所がNG出しちゃったら残念ってことでさ~」
「ですね…」
「皆さん。お疲れ様です」
「あっ!!晴海さん。お疲れ様です…」
そして、リサの言葉に友希那が折れる形で決着したそのタイミングで彼女達の元に事務所でマネージャーをしている晴海が彼女達の元へと現れる。
おそらくは仕事の話だろうと思った彼女達はすぐに気持ちを切り替えて、晴海が話を切り出すのを待っていた。
「実はですね…あるイベントに出てほしいという仕事の依頼があったんですが…」
「晴海さん。それはパスパレが出るイベントのことかしら?」
「えっ!?どうしてそれを…!?」
「さっき紗夜がヒナから誘われたって連絡があって」
「そうだったんですね」
「でも、イベントについては事務所としては問題ないってこと?」
「Roseliaのイメージにそぐわない内容の仕事ですが、今回の場合は紗夜さんの身内からの紹介ということも会って事務所側としては皆さんの意見を聞こうということになりまして…」
説明をする前に状況が分かっていたことに対して晴海は驚いたが、日菜の姉である紗夜から話が合ったという内容に納得の表情を受けべていた。
そして、仕事の提案を受けた状況を鑑みて事務所としてはRoseliaの意思を尊重―――と言う名の丸投げをすると決め、マネージャーである晴海は仕事を断ると思いながらも彼女達に確認を取り始めた。
「えっと…今回の仕事はイメ――」
「えぇ。受けようと思うわ」
「からことわっ―――って、えぇ!?友希那さん!?本当に受けるんですか!?」
「えぇ、イベントのメインではないのは分かっているけれど、皆で話し合って今回は”紗夜が日菜と仕事をしたい”と言う意思を尊重しようと思うの」
「…分かりました。では先方に連絡しておきますから」
「えぇ…」
友希那の返事を聞いた晴海は目を見開く程驚くが、”姉妹で仕事をしたい”という紗夜の考えを聞いて自身の言葉を飲み込んで先方に連絡するために彼女達の元から離れていく。
しかし、その表情は何とも複雑でその事が彼女達の中で引っかかっていた。
「晴海さん…どうしてあんな顔をしてたんでしょうか…?」
「きっと、ひなちん達と一緒に仕事しそうなイメージが無かったから驚いただけだよ」
「確かにRoseliaとパスパレでは音楽性がかなり違うからそこが気になったのよ」
「でも、それだけであんな表情するかな~?もしかして私達に仕事を断ってほしかったとか…?」
「考えても分からないわ…とにかく、帰ってきたら聞いてみましょう」
彼女達は何故仕事を持ってきた晴海があんなに複雑な表情を浮かべていたのかを必死に考え始めたものの全く見当がつかずに直接聞いてみようという結論になった彼女達だったが、すぐに晴海は彼女達の元へと戻ってきた。
「皆さん、お待たせしました。先方に連絡したのですが、明日にパスパレの皆さんも加えての打ち合わせをすることになりまして…」
「私達も参加するわ」
「そうですか。…ですが、本当に良かったんですか?」
「もしかして、あこ達仕事を断ったほうが良かったのかな…?」
「いえ、そういう訳ではないです!!ですが、今回の仕事はRoseliaのイメージに合わないと思いまして…」
「「「「…?」」」」
モデルのイベントと言うのは聞いていたが何がそれのどこかRoseliaのイメージに合わないのかがまるで分からない4人晴海の言葉に首を傾げてしまう。
ゴシック系の衣装が多いRoseliaのイメージにそぐわない―――
そう言われてパスパレのようなアイドル然とした可愛らしい服が彼女達が思い浮かぶが、一応の確認をしようと4人の中で一番モデルが合いそうなリサが皆を代表して疑問を投げかけた。
「晴海さん。アタシ達のイメージ合わないって?」
「いえ、私の勝手な考えだったかもしれませんが、正直に言ってしまうと、皆さんの中でモデルに興味がある人がいるとは思わなくて…」
「いやいや!!女の子だったら多少はモデルに憧れたりはしますって!!」
「ん…?んんっ…!?」
「晴海さん…?」
「凄い表情になってますが…」
リサの言葉を聞いた晴海の表情が一瞬にして固まったが、何が彼女の表情を硬くしているのかがまるで理解できないRoselia一同は晴海が回復するのを待つ。
そして、なんとか回復した晴海は震える声で彼女達にあることを確認した。
「えっと…皆さん…?仕事の内容について話は聞いたとおっしゃってましたが…どういった話を聞いてたんでしょうか…?」
「確かドームでやるイベントでそこでひなちん達がイベントでライブして、Roseliaもそこで演奏させてもらえるかもって!!」
「えぇ…確かにドームで行うイベントで2曲程しか出来ませんがライブをさせてもらえることになってますが…。はっ…!?まさか…。因みにどんなイベントかは把握してますか?」
イベントの内容もイベントを行う場所も、そこでライブが出来ることも間違ってはいないのだが、Roseliaと晴海の間で何かが決定的に食い違っていた。
傍から聞いたら何も間違ってい無さそうに聞こえた会話だったが、この直後に晴海は両者の間で起こっていた最大の問題を理解してしまった。
「"モデル"のイベントだと聞いてますが…」
「そうそう!!ヒナ達と一緒にモデルやるんだよね?どんな服なんだろ~。楽しみだな~」
「晴海さんの言ってたイメージに合わないって、あこ達がアイドルみたいな可愛い服着るってこと?」
「はっ!?」
今回のイベントは”モデル”のイベントだが、両者の間で言っている”モデル”についての認識が全く異なっていたのだ。
だが、それに気が付いた所で今更仕事をキャンセル出来る訳もなく晴海は思わず頭を抱えてしまうが、言わない訳にもいかない晴海は彼女達の勘違いを正すために今回の仕事について話し始めた。
「あの…大変言いにくいのですが…モデルのイベントですが、”ファッションモデル”じゃないです…」
「「「「えっ…?」」」」
Roseliaの面々からしたら"モデル"と言えば職業としての"ファッションモデル"であり、”モデルの仕事”と聞いた彼女達は衣装を着てそれに合わせて写真を撮られることを考えていたが、突然の晴海の否定の言葉に今度は4人が固まってしまった。
――――同じ”モデル”という言葉でも様々な意味がある。
絵画の題材としての”モデル”や、物語等の題材と言う意味の”モデル”、図式や数式を現すのにも"モデル"と言う言葉が使われるが、今回のモデルはそのどれでもなかった。
「確かに”モデル”のイベントですが…今回のは模型―――”プラモデル”のイベントです…」
「「「……」」」
「ははは…ぷら…もでるぅ…?」
意を決した晴海がイベントの内容について告げたが、当の本人達を待っていたのは自分たちがとてつもない勘違いから仕事を引き受けてしまったと言う現実に絶句してしまった友希那達だったが、その中で現実が呑み込めないリサが譫言のように呟くのだった。
次回予告
「てって、てれてて~」
「香澄はそのファーストの次回予告のBGMを口で言うのやめろ!!んっ!!勘違いから仕事を引き受けることになってしまったRoselia一行。打ち合わせの席に同席することになったが、そこに待っていたのは彼女達が今まで体験したことのない戦場だった…」
「…有咲?何カッコつけてるの?」
「次回予告のナレーションだ!?おたえ!!私達は中の人でロボット乗ってるの沙綾と私だけで本編出れるか分かんねぇんからここで出番稼がねぇとな…」
「私、ガンダムとならスパ〇ボ30で共演したから…!!」
「沙綾ちゃんはブリタ〇ア絶対ぶっ壊すウーマンのイメージが…」
「もう滅茶苦茶じゃねぇか!?次回!!"初めての
「有咲~。お腹空いた~」
「香澄、うちのパンあるよ?」
「コロネもある?」
「だぁああああ!!締まらねぇ~!!」
「お楽しみに…」
「おたえ!!良いとこ持ってくな!!」
誤字報告・評価感想をお願いします。お願いします。
まぁ、見切り発車で進行したから操作方法(ファイターズ設定の球体型かダイバーズのレバー型)とか
一部キャラの使用予定ガンプラとか・・・
まぁ、アンケートとノリと勢いで行きましょう・・・
と言う訳で最初のアンケートです