BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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お待たせしました。
SeedFreedom特別版(4DX)を見に行って執筆遅れました
いや、あの映画の4DXはダメでしょ…
座席の揺れで他の座席の人が売店で買ったホットコーヒーを頭から被るという、レクイエムぶっぱされた市民の気持ちをほんの僅かに味わうことになったことを思い出しながら、初投稿です


第15話-清浄なる光

時は彼女達が襲撃される直前まで遡る――――

 

「こころ達は…あそこか…若宮さんの綺羅鋼はいい目印だね…」

 

「あっ!!あれ!!みーくんだ!!」

 

「美咲~!!」

 

「ミサキさん!!お疲れ様です!!」

 

「お待たせ…花音さんは3人の引率お疲れ様です」

 

 

 

「美咲ちゃん…大丈夫だよ…」

 

「ったく…薫さんは…いない方が楽か…」

 

「あはは…薫さんは日菜ちゃんが連れて行っちゃったからね…」

 

有咲と別れた美咲は少し離れた場所にいたこころ達を発見すると、すぐさま機体をそちらに向けて一直線に向かっていき、引率の花音を労いつつ日菜に連れていかれた薫の事で頭を抑えていたが、美咲の悩みの種は2人だけではなかった。

 

「凄いわ!!流石、ヅダの土星エンジン!!殺人的な加速ね!!」

 

 

 

 

 

 

「見て見て!!みーくん!!あれ!!千聖先輩がビュンビュン飛んでるよ!!」

 

「美咲!!私もあれやってみたいわ!!」

 

「ふえぇ…千聖ちゃん、羽目を外しすぎだよぉ~…」

 

「ちょっと!!千聖さん!!…すいません…うちの千聖さんが…」

 

 

 

 

「アイドルと女優業でストレス溜ってそうですから、たまには羽目を外すのはいいんじゃないですか?」

 

このタイミングで素組のズダで遅れて参戦した千聖がヅダを空中分解しない程度の速度で飛ばしていた事がこころ達2人の目に留まって自分たちもやりたいと言い始め、千聖と一緒に遅れてきた麻弥

がそんな千聖について謝罪するという謎の状況になってしまった。

 

美咲はそんな状況にして何とかフォローの言葉を絞り出すと、現実逃避のために彼女は話題を逸らすことにした。

 

「白鷺先輩がズダなのは何となくイメージに合いますけど…大和さんがZⅡですか…しかも、サーベル以外フル装備…」

 

「素組競争で遊ぶんですから、折角ならジブンが普段は選ばないようなのを選んでみました。可変機系列はリサさんですけど「改造で再現できない差し替え変形は変形じゃない」と熱く語っていましたね」

 

「リサさん、可変機に対する強火発言だなぁ…。いや、変形用パーツのフルスクラッチ手伝ったあたしが言える立場じゃないか…」

 

現実逃避しようとした美咲だったが、リサの強火発言を聞かされて遠い目をして更に現実から逃げようとしていた。

だが、そんな彼女は突如として現実に戻されることになってしまった。

 

「ちょっと何よアレ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら!!美咲!!沢山来たわ!!一緒に遊びたいのね!!」

 

「凄いね!!こころん!!」

 

「「はぁああああ!?」」

 

「ふえぇえええ!?」

 

 

 

「はぁ!?何あのジム軍団!!」

 

「有咲、こっちにもいる!!」

 

「あー、途中で割り込んで悪いけど、ハロハピ側にも来た」

 

「あこ達の方も!!」

 

千聖の言葉によっていきなり現実に引き戻された美咲だったが、能天気なこころ達の言葉とは対照的に他の面々はいきなり現れたジムの大群に驚かずにはいられなかった。

 

そんなタイミングで通信が繋がっていた他の場所にいる有咲達も同じような状況に見舞われているのが聞こえると美咲は即座に通信に割り込んで状況の報告を報告したが、どうするかを決める前に相手が動き出していた。

 

「ふえぇ~!!」

 

「撃ってきた!?無理やりにでも止めるわよ!!」

 

「援護します!!」

 

 

 

 

 

「ブシドー!!」

 

「イヴさん!!そこは奥沢さんの射線上です!!」

 

「花音さん!!ヤバい…!!手が回らない!!」

 

いきなり現れたジムが無警告で美咲達目掛けて射撃を開始してくると、意図せず飛び出していた千聖が自身を狙ってくるビームの中を掻い潜って、大群の中に飛び込んで射撃をしてきたジムを装備していたヒートホークを叩きつけていく。

 

それに遅れるように麻弥と美咲で援護しようとしていたが、そのタイミングでバトルの経験のあるイヴが何も考えずに美咲の射線上へと出てきてしまったことで美咲は射撃を止めて移動する。

が、運の悪いことにイヴも一緒に移動してしまい再び美咲の射線が塞がれてしまい、そんな美咲が狙おうとしていたジムが放ったビームは攻撃しようとしていな方別の人物へと向かっていた。

 

 

 

 

 

 

「えっ!?はぐみの方に来てる!?」

 

「はぐみちゃん…!!」

 

「かのちゃん先輩!?」

 

「大丈夫、片方の武器だけだから…」

 

このタイミングで狙われたのは一番図体の大きいはぐみ。

驚いて動きが止まってしまった彼女だったが、その巨体を花音のGNアーチャーの推力に任せて強引に押し出した事で機体へのダメージはなかったが、その代わりに花音の装備していたライフルが撃ち抜かれてしまっていた。

 

「カノンさん!?」

 

「イヴさん!!下がってください!!」

 

「マヤさん!?ですが、カノンさんが…!!」

 

「そこにいられるとこっちの射撃の邪魔です!!」

 

「えっ…!?」

 

花音が被弾したことで美咲の射線上で花音の方へと振り返ってしまったイヴ。

そんな彼女に対して麻弥がイヴに退くように指示を出すも、イヴは花音がやられたこともあってその言葉を聞こうとしなかった。

 

しかし、異常事態に直面していると言うことも相まってか普段では想像も出来ないほどに強い口調の麻弥に邪魔と言われたイヴは面食らって完全に動きを止めてしまったが、そんな動きを止まったイヴを無視してジム達は武装を1つを消耗した花音に狙いを定めていた。

 

「ふえぇ~!?また来た~!?」

 

 

 

「花音!!くっ…突っ込んできてる私よりも損傷した花音を狙って…!!」

 

「誰か援護に…!!市ヶ谷さん達に通信が繋がらない!!…だったら、撃ち落とします!!」

 

ジム達はビームを斉射するが、花音はいつもの口癖が出てギリギリのような空気を出しながら変形してから回避行動に移るが、口癖とは打って変わってかなりの余裕を持った動きを見せていた。

 

だが、その余裕も何時まで続くか分かず、何故か他との通信も一切繋がらない状況で敵を撃ち落とし始める麻弥を見た美咲は一気に動き出していた。

 

「邪魔!!」

 

 

 

 

 

「ぐっ!!…ミサキさん!?」

 

「みーくん!?何でイヴちんのこと蹴ったの!?」

 

「美咲!!酷いじゃない!!」

 

「前に出て訳も分からず機体を壊されるよりも、あたしに蹴られるだけで済む方がマシでしょ!!」

 

美咲は一気にイヴの脇の抜けて前に出ると、前に出ていたイヴを後ろにいたこころ達の方向へと蹴り飛ばしていた。

 

蹴られた本人は驚いていた中で、いきなりイヴの事を蹴ったことにこころ達が声を挙げるが、美咲はそんな2人に正論で黙らせると、そのままジム達の中へと突っ込んでいくと、花音を狙っていたジムは一斉に標的を美咲に変えてビームを斉射してくる。

 

そんな状況で彼女はサーベルを発振すると自身に命中するビームを全て叩き切って見せるが、敵の大半が美咲を標的に定めていくが、そのビームをサーベルで切り落としつつ回避も混ぜて対応してみせていた。

 

「援軍が来るか分からないなら…花音さん!!こころ達を守ってなんて意識してる余裕は無くなりそうですから、今のうちにこころ達を連れて離脱して下さい!!真っすぐ進むだけですから迷子にならないはずです!!」

 

「美咲ちゃん!!…うん。こころちゃん、はぐみちゃん。美咲ちゃんの邪魔にならないように移動するよ」

 

「なんだかよく分からないけれど、分かったわ!!」

 

「みーくん!!頑張ってね!!」

 

 

「ミサキさん!!私も残って…」

 

「この数相手じゃ機体を乗りこなせてない若宮さんがいても対した意味も無い!!」

 

「イヴちゃん、こころちゃん達の方について行きなさい。撤退の殿って一番重要な場所よ?」

 

「分かりました!!」

 

通信が繋がらず完全に状況が分らない美咲は武装を喪失した花音とこころ達と共に下がるように指示を飛ばすと、3人は素直に美咲の言葉に従って真っすぐ後ろに下がっていく。

そんな中でイヴはその場に残ろうとしていたものの、千聖がそれらしい言葉を素直に受け取るとイヴもその言葉を聞いて後ろに下がっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、下がった花音たちの機体離れて攻撃が届かない範囲まで下がったことをレーダーで確認してから3人は全力で戦闘を始めていたが、彼女達はギリギリだった。

 

「それにしても何時まであたしを狙って…!!」

 

「ジブンと千聖さんで100近く落としてますが…」

 

「それにしてもキリがない…!!しかもこっちのマシンガンだけど…これで弾切れよ!!」

 

「千聖さんが下がれれば、ジブンのバズーカを渡せますが…」

 

3人は戦闘を始めて100機近く敵を落としているが、それでも敵の数が減ったようには感じられない。

その上で最前線で敵を倒して回っている千聖が使用しているマシンガンも弾切れを起こして射撃が使用できなくなってしまった。

 

このままではジリ貧になっていくのは目に見えているが、各自が手を緩めた時点でこの状況が瓦解するのは分かっていたため誰もその場を動けなくなっていたが、このタイミングで彼女達の不幸は続いていた。

 

「ここで敵の増援!?最悪だわ…!!」

 

「嘘でしょ…」

 

「千聖さん、敵の数は!!」

 

「数えてる余裕はないわよ!!でも、ジム系列が100とかいるんじゃないかしら?」

 

このタイミングで最悪なことに彼女達が倒してきたのと同じくらいの数が追加で現れていた。

だが、この状況で動きを止められない彼女達は向かってくる敵よりも今目の前にいる敵を処理していくが、近づいてきた敵を捉えた千聖がその敵影がおかしいことに気が付いていた。

 

「近づいてくる敵だけどライフルじゃなくてザクのバズーカを持っているのがいるわ!!」

 

「「ザクのバズーカ?」」

 

「撃ってきた!!」

 

今までのジムはスプレーガンやライフルを装備していたのだが、敵の増援としてやってきたジム達の中にはバズーカを装備した敵も混ざっていた。

だが、ジムの装備の中にはバズーカ自体は存在しているが、今回の増援にいたジムが持っていたのはジムの装備であるハイパーバズーカではなく、ザクの装備であるザク・バズーカを装備していた。

 

それに気が付いた千聖はすぐさまそれを2人に伝えたその瞬間、増援のジムが千聖目掛けてバズーカを放っていたが、普段とは機体が違ってもビームの弾幕を回避していた千聖にとってはバズーカの弾速は全く脅威になり得ない――――はずだった。

 

 

 

 

「私より先に残骸に当たるわね…なら!!」

 

千聖は放たれたバズーカの弾を見たが、そのコースは自身が倒したジムの残骸に当たり直接被弾することはなく、残骸に当たった際の爆風で視界を塞がった隙に敵に接近しようしたがバズーカの弾がジムの残骸に直撃するが、ここで想定外の事体が起こった。

 

 

 

 

 

「「なっ!?」」

 

「これは!?まに―――」

 

ジムが放ったバズーカの弾は千聖の読み通りにジムの残骸に命中したが、予想外だったのはその際に起こった爆発。

 

それは普通のバズーカの弾頭ではあり得ない程に大きなもので、残骸はおろか未だに生存していた味方諸共巻き込むほどの大爆発を起こしており、千聖はそれに気が付いて即座に回避しようと機動を変えようとしたが、爆発の広がる速度には間に合わず千聖はおろかその後ろにいた麻弥や美咲までその爆風に呑まれてしまっていた。

 

 

 

 

 

「駆動系にダメージ…白鷺先輩!!…!!撃墜された…!!」

 

「こっちもダメージが甚大です!!アレは一体…」

 

爆発に呑まれた美咲だったが、彼女は機体のダメージを確認しながら千聖を呼んだが、爆発の中心に近い場所で巻き込まれてしまった千聖は撃墜されしまい、機体は文字通り跡形もなく消し飛んでいた。

そんな中で美咲は自身を攻撃していたジムも一緒に吹っ飛んだことで一瞬だけ余裕が出来たが、今のが何か分からなかった。

そんな中で麻弥は千聖が撃墜された場所をカメラをズームにして確認をしたが、その中にあったあるものを発見していた。

 

 

 

 

 

放射能マーク(ニュークリアマーク)!?」

 

「核!?不味い…!!今度はあたし達に…」

 

ジムが放ったバズーカは通常弾頭ではなく核弾頭のもので、千聖はその爆発で落とされたのだと理解した麻弥。

だが、それを理解したと同時に千聖がいなくなった今、次に狙われるのは自分たちだということを彼女達は理解してしまうのだった。

 


 

「核…!!あんなものまで引っ張り出してくるなんて…!!」

 

「相手の目的は一体…」

 

「それが分ったら苦労しませんって!!」

 

「…そうですね。それにここで引いたら今度は後ろにいる皆さんが狙われますからね…」

 

「覚悟を決めるしかないか…ってことで次回”地獄の終着”」

 





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