遅くなりましたが、初投稿です
いやー…ジムの数…おおくなーい?
システムが強制終了したことによって彼女達の目の前からコンソールが消えると、それに少し遅れて目の前に広がっていた宇宙のステージも消えていき―――
「見事にジムまみれだねぇ~」
「……」
「有咲~!!」
「うおっ!?香澄!!お前な~!!」
「ほら、香澄~。離れて~」
「あうぅ~…」
そして、残されたシステム上には大量のジムの残骸を前にしたリサが思わず声を零したのとは別の場所では有咲が何かを考えようとしていた。
しかし、そんな彼女を大声で呼びながら飛びついてきた事によって思考を強制的に中断されてしまったが、そんな有咲の元に彼女達は続々と集まって来ていた。
「蘭。そっちは大丈夫だったの?」
「リサさん…モカ達は全員無事でしたよ。途中で巴とつぐみが来なかったら危なかったですけど…」
「そっか~…良かった」
「失った物の方が多いですけどね…」
「くっ…!!失態です…!!自爆特攻に対処出来ないとは…!!」
「私も核攻撃で落とされたわ…」
「どっちも完全な初見殺しですし、素組でのバトルでしたから……でも、悔しいですね…」
「でも、みーくん凄かったんだよ!!」
「そうです!!ミサキさんはやってきた大軍をばっさばっさと倒して…!!」
「そうよ!!美咲~…?あら?美咲、そんな暗い顔して―――」
蘭達の方はしっかりとみんなを守り切ったと言うことを聞いたリサは安堵したが、そんな彼女に対して撃墜された紗夜達は初めて使う機体と言うことも忘れて完全に悔しがっていた。
だが、そんな悔しがっていた彼女達を見たこころ達はの空気を変えようとしたのかイヴやこころ達が美咲の事を話していたが、当の本人は修復不可能なまでに破壊された自身のガンプラを手に酷く落ち込んだ表情を浮かべながら1人でこの場から離れていく。
「美咲~!!待って!!」
「弦巻さん、ストップ」
「あーちゃん!!どうしてこころん止めるの!?」
「そうだよ有咲!!」
それを見たこころは彼女を追いかけようとしたが、それを有咲が咄嗟にしがみ付いて無理やり止めると、それを見た香澄とはぐみは有咲に声を挙げたが有咲は2人を睨みつけていた。
「奥沢さんはそっとしておいてやれ!!」
「でも!!」
「いいから…!!今は1人にしてやれ」
「…分かった」
「はーい…」
「弦巻さんもそれでいいな?後で戻って来たらいつも通りに話してやればいいから」
「分かったわ」
美咲をそっとしておくようにと言った有咲に反論しようとしたが、普段の有咲らしかぬ睨みを見た香澄達はその圧に負けてしまい、こころですら有咲の言葉を受け入れるという奇跡を起こしてこころを解放すると、彼女は先ほどまでも事を話始めていた。
「でも、凄いわね!!あんなに沢山の人がいるんだもの!!」
「そうだね!!最初は100人くらいいたよね、こころん!!」
「しかも、私と麻弥ちゃんと美咲ちゃんの3人で残ってた後に増援も来たわよね…?」
「はぁ!?私達のとこも100くらいだったぞ!?燐子先輩と羽沢さん達のとこはどうだった?」
「私達は50体くらい?でした…流石に必至だったので倒した数までは覚えてませんが…」
「だったら、倒したのはますきと2人で20くらいじゃないすか?アタシが来た時には30くらいだったんで、こっちは全機落としたぞ。つぐ、こっちも同じくらいだったよな?」
「うん。大体50くらいかな?でも、28機潰した頃に敵が逃げていっちゃったけど…」
「すっごーい!!じゃあ300人もいたの!?」
「いや、いる訳ねぇだろ…」
「マッスーさんがツッコミを…」
「確かに300人はいないな。ここのシステムだと50人が最大って言ってたからな」
「私達で大体30人くらいだったから…20人ね!!」
「レイレイ!!どんなひとだったの?」
話を聞く限りでは最初に現れたジムはおおよそ300程度、はぐみは300人も一緒に遊んだと勘違いしていた事にますきが思わずツッコミを入れていた。
だが、そのツッコミは間違っておらずシステムの人数の最大数を考えてもその数は異常なだったが、こころは他に人がいたと言い続けて、はぐみが自分たちを見ていたレイヤにどんな人物だったのかを聞いたが――――
「えっ?有咲ちゃん達が後から入ってきただけで、他には誰もいなかったよ?」
「えぇ!?じゃあ…おばけ~!?」
レイヤから返ってきたのは後から参加した有咲達以外には誰もいないと言う答え。
その言葉を聞いた香澄は素っ頓狂なことを言い始めたが、有咲を始めとした一部のメンバーは答えが分かっていた。
「バカ、違うっての…AIだよ」
「有咲、やっぱりそうだったのか?始めた頃のあこ達以上に回避も攻撃も大雑把過ぎたから変だと思ったんだよ」
「巴さん、あんな単調な動きしかしないってのはそうだろ」
「そうっすね…ジブンの狙撃を全く回避する素振りが無かったっすから…」
「でも、前に見たAIの動きだともう少し回避と化してたと思いますけど…」
「つぐみが言ってるのはPPSE時代のでしょ?確か世界大会の事件の時にAIデータを全部消えちゃったから、新しくデータとるってことで友希那達のガンプラ代の代わりに昨日アタシ達がバトルしてたんでしょ?」
「あっ!!リサさん…そうでした…」
「えっと…えー…あい…って何?」
「はぁ…カスミ…要するに機械が動かしてるって理解すればいいわ」
「すごーい!!機械が動かしてたんだ~」
「そうね!!凄いわねはぐみ!!」
有咲の予想では今回のジムを動かしていたのはAI。
動きが単調すぎたと言う理由も、新しくデータを取り始めた物だからと言うことで巴や麻弥達とも意見が一致していたが、当然香澄やこころ達はAIと言うものを余り理解しておらず単純に凄いと言っている姿に説明していたチュチュが完全に呆れていた。
ジムを動かしていたものの正体については予想がついたが、それでも分からないことはまだ残っていた。
「AIだってのは確定だとしても分かんないことが多すぎますね…」
「麻弥さん。それって、誰が何のためにAIを使ったのかってことですね?」
「…巴さん、目的は奥沢さんですよ」
「はぁ?美咲?なんでですか?」
「有咲、説明して」
「蘭ちゃん?私がやるの?」
AIを使った目的が分からなかった巴だったが、麻弥にはその目的は検討を着けていた。
当然、巴達は麻弥の言葉の理由が分からず、何故か蘭から有咲へと質問が飛んできたことでジブンの予想を話始めていた。
「麻弥さんが言うように敵がAIを使った理由は奥沢さんのベアッガイの破壊だろ」
「市ヶ谷さん、おかしくないですか?その目的なら奥沢さん以外の私達や羽沢さん、白金さん達の所を襲撃を駆ける理由が分かりません」
「紗夜先輩。完全に憶測ですけど、単純に足止めだったんじゃないですか?奥沢さんの援護に行く戦力を削るためですよ。
それでAIには奥沢さん、ジムを攻撃してくる機体、ジム以外の機体…って順で攻撃する優先度をつけてたんだと思います。まぁ、まだ発展途上のAIだからターゲット選択をミスったりしたと思いますけどね」
「なるほど…それなら…殆どの機体が突っ込んでた私のヅダを無視して美咲ちゃんを狙ってた理由が分かるわね…」
「状況から目的を予想してみましたけど、何で破壊することにしたのかって理由は全く分かんないですけどね。もしかしたらシステムのバトルログ見れば何か分かるかもしんないですけどね…」
敵の目的は美咲の機体の破壊。
余り信じられないものだが、現場に居合わせた人間の言葉が有咲のその予想を支持したことでその言葉が段々信憑性を帯びていくが、何故破壊するのかと言う根本的な目的は分からないがこの後の事は分かっていた。
「あれは…どういうことだい…?」
「あぁ~!!おねーちゃん達!!彩ちゃん!!あの山!!ロボットの残骸だよ!!」
「日菜ちゃん…えっと…あれって多分、借り物なんだよね?こんなにして大丈夫なの…?」
「彩先輩達だ…って確かに、あの人たちの言うようにこのジムの残骸を撤去しなきゃだな…。ったく、なんで私達がよく分かんねぇ奴の尻ぬぐいしなきゃいけねぇんだよ…」
不意に現れた彩・日菜・薫の存在に有咲は驚きながらも、彼女達3人が言うように借りたシステムの上に残された大量のジムの残骸を片付け始めるのだった。
「美咲、大丈夫かしら?」
「大丈夫だよ!!みーくんだよ?」
「そうよね!!美咲なら大丈夫よね!!」
「こころ、はぐみ…なんて儚いんだ…」
「あれ?薫くん、かのちゃん先輩は?」
「おや?いつの間に…」
「花音もきっと大丈夫よ!!」
「はぐみ、掃除手伝ってくる!!」
「私も行くわ!!」
「おやおや…では、次回"事後の告白"…」
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