BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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お待たせしました
いやーバトル直前になってまいりましたねぇ…
話的にも鉄血専門の2人も別作品に乗れそうです()
でも、何載せるか決めてないや…ってことで投稿です


第24話-プラスチック・セブン

『ごきげんよう。世界中のガンプラファンの皆さん―――』

 

「始まったね…」

 

画面の向こうではガンプラマフィアの放送が再び始まったのを見た美咲はボソリと呟いた。

そんな彼女の目には一切の迷いも無く、覚悟を決まった目を画面へと向けると、彼女は後ろにいた面々へと振り返った。

 

「それじゃ…いっちょ派手にやってきます…」

 

「えぇ、派手にかましてこい」

 

「市ヶ谷さん…分かった。黒服さんお願いします」

 

「承知しました」

 

美咲の言葉に有咲が答えると、彼女は小さく笑みを浮かべてから真剣な表情を作ると一緒に着いてきた黒服の1人に声をかけると、その言葉を聞いて黒服が彼女達にはよく分からない端末を操作してマフィアの放送に割り込みを掛けると、画面には美咲の姿が大きく映し出されていた。

 

「残念でしたね。研究所はまだ完全に制圧出来てませんよ」

 

開口一番に美咲は相手へと挑発の言葉をぶつけていくのを、黒服を除いた7人(・・)の視線が向けられる。

その中が有咲は数十分前に決めた作戦の事を思い返していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――よし、これでいくぞ」

 

「了解です。黒服さんが見つけた研究所の人の情報を加味してもこれでいいと思います」

 

「アタシも問題ないぞ。皆!!!この後の作戦を伝えるぞ!!」

 

巴と麻弥と共に有咲が中心となって作戦を決めると、その内容を皆へと共有しようと巴が声をかけるとこの部屋にいた全員が有咲達3人へと視線を送ると真ん中にいた有咲が信じられない言葉を口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃ、最初だけど…ここからは二手に別れる」

 

「「「「「「えぇ!?」」」」」」

 

「待ってください。話を最後まで聞いてください!!」

 

「有咲ちゃん。その意図を説明してくれるかしら?」

 

あろうことか有咲はこのタイミングで二手に別れると言う言葉に全員が目を丸くすると、次に出てきたのは戸惑いの言葉が飛び出すが、麻弥が皆に話を聞くように促そうとする中で千聖がその言葉の理由を求めた途端に部屋は静まり返るのを見た有咲は話を続けていた。

 

「一応説明しますが、今回の最優先目標は弦巻さんにエンボディを使われるよりも先に相手の元にある粒子精製装置をガンプラ使って破壊することです」

 

「「「「「「…何で?」」」」」」

 

「…それを潰せば弦巻さんにつけられてるシステムは使えなくなるし、研究所内を飛び回ってるガンプラが止まるからだよ。そうなれば襲われる危険は減るし、黒服さん達なら生身でマフィアどもを制圧出来る」

 

有咲が作戦目標を共有するも、香澄達を筆頭に勉強出来ない組がその目標に首を傾げると、彼女は出そうになる溜息を抑えながら目標の理由を話すと聡い面々は彼女が最初に言った二手に別れる理由を察していた。

 

「それは…装置を壊すのとそれ以外で別れるってこと…でしょうか?」

 

「燐子先輩の言う通りです。こっからは便宜上として”突入組”と”残留組”とでもいいましょうか」

 

「有咲!!みんなでやろうよ!!」

 

「そうだよ!!かーくんの言う通りだよ!!」

 

「…お前らガンプラが手元にないだろ。それに今は3階から移動できないからガンプラを回収出来ない上に、使えるバトルシステムのコンソール数には限りがある」

 

「人が多い方がいいんじゃない?」

 

「緊急事態だからハッキリ言うけど初心者の香澄達がいたところでぶっちゃけ足手まといだ。最低でも戦力としてカウントするなら昨日の燐子先輩くらいなきゃ使い物にならねぇ。緊急事態じゃないなら色々考えるけど…香澄、今回はお前のワガママは聞けない」

 

「だけど…」

 

「香澄。ワガママ言うのはいいけど、それで人が怪我した時に責任取れるのか?」

 

二手に別れる理由を共有すると香澄達は皆でなにか出来ないかと意見するも、立案者の有咲が正論と実例まで上げて彼女の意見を否定した。

香澄も実例まで出されたうえで意見を否定されてしまったが、それでも有咲に意見しようとした所で彼女の脅し文句が突き刺さって香澄はついに黙り込んだ。

 

「話を続けるぞ。とりあえず二手に別れて行動するって話はしたけど、とりあえずここから場所を変える。麻弥さん。場所の説明を」

 

「はい。画面を見てほしいですけど、今ジブン達がいる会議室から二手に別れて移動をします。突入組はここからほぼ反対側にある大型バトルシステムが置いてある部屋まで移動して、そこからガンプラを発進させて地下を目指します。それで残る残留組は3つ隣のバトルシステムが置いてある研究室まで移動をお願いします」

 

 

 

「しつもーん!!それってどうやって分けるの?」

 

「突入組は私が指揮ではいりますけど、他はこっちで勝手に選びました。でも、リスクしかないですから強制はしません」

 

「市ヶ谷さん、何と言われても私は行きますよ。それに自分の機体が1機手元にありますから」

 

「紗夜先輩は文句なしでこっちですから黙っててください」

 

「分かりました」

 

この後の行動については説明すると、珍しく空気を読んだ日菜が暗くならないように明るい空気をだしながら、麻弥の説明が一区切りついたタイミングで挙手しながらどう分けるかと言う質問をぶつけていた。

 

当然だが他の面々もそれが気になっており、その言葉を聞いて彼女の質問に答えると姉である紗夜は食い気味に有咲に意見するが、元より紗夜を選んでいた有咲の言葉を聞いて満足気な表情を浮かべて黙っていた。

 

「それで、他のメンバーは誰かしら?」

 

「移動先にあるバトルシステムですけど、1機修理中で稼働可能数は7機なんで、突入組の7人は私と紗夜先輩以外には…麻弥さんに白鷺先輩、リサさん、それと奥沢さんにあと1人は…瑠唯ちゃんだ」

 

 

 

 

 

「ちょっと待って有咲ちゃん!!私と蘭ちゃんは!?」

 

「つぐみ…あたし達、今ガンプラ無いでしょ…。でも、有咲が言ったのって今ガンプラ持ってる全員だよね?あたし達は丸腰でいろってこと?」

 

突入する組に選んだメンバーの名前を口にした有咲だったが、彼女の選んだメンバーに蘭とつぐみの2人が異議を唱えていた。

それもそのはずで、原作再現で自分のガンプラを呼び寄せた有咲以外の面々は、今この場所にガンプラを持ち込んでいる全員であり、そうなれば残された面々には丸腰でいろと言っているのと全く同じことだったがそれを親友の巴が宥めていた。

 

「蘭もつぐも落ち着けって、さっき言ったろ?残留組はバトルシステムが置いてある研究室まで移動するって。もし丸腰でいるならアタシ達が移動する意味はないだろ?」

 

「どういうこと?」

 

「研究所の人の話によれば研究室にはシステムが6機あって、そこの入り口には研究で使っているガンプラが置いてあるらしいから、アタシ達はそれを使って残ったメンツの護衛だ」

 

「蘭ちゃん達3人だったら防衛って最重要の所を安心して任せられる。そうじゃなかったら戦力集中して突っ込むって策は選べなかったよ」

 

「しかも、自分の機体じゃない上に突入組が成功するまで後ろのひまり達を守り続けながら戦わなきゃいけないんだ。しかも、作戦立案するうえでの最需要の場所を任されるとか…燃えるだろ?」

 

ガンプラが無いから自分たちに仕事が無いと思って不機嫌になっていた蘭とつぐみだったが、有咲が彼女達が居なければこの大胆な策を選べなかったと太鼓判を押された上で巴からの最後の言葉を聞いた彼女達は一瞬で気持ちが切り替わっていた。

 

 

「…それで、そこにある機体は?」

 

「黒服さんがガンプラについて全く分かんないから数は確認したけど機種は分かんねぇ。しかも、さっきのジムに破壊されて残ってるガンプラは3機らしいから、アタシ達3人の運しだいってとこだな」

 

「でも、システム3機を腐らせるの?」

 

「そこは弦巻さんの黒服が階段を封鎖しているシャッターを開けて、上の階のガンプラを回収出来るか試してくれてる。上手く行けばそこで戦力補強と自分の機体に乗り替えが出来ると思う」

 

「分かった。それ以上の質問はないよ」

 

「さくっと人質を取り戻して、あの連中のくだらない野望とやらも纏めて潰してやりましょうか」

 

蘭の言葉を最後に質問が完全に止まると有咲は最後に緊張感を紛らわすためか軽い言葉を言って作戦の説明を終えると、彼女達はほんの少しだけ会話を交わしてからすぐに二手に別れて動き出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「市ヶ谷さん?」

 

「なんでもないよ」

 

そんなことを思い返していた有咲だったが、目の前ではちょうど美咲による宣戦布告が終わって彼女がシステムの前まで戻ってくると、美咲は有咲の顔を見て首を傾げるもすぐに有咲は我に返るって言葉を返した。

だが、そんな中でやはり空気を読まない紗夜が美咲に声をかけていた。

 

「そういえば、奥沢さん。ベアッガイの修理は間に合ってるんですか?」

 

「美咲、流石にアッガイじゃ厳しいでしょ?」

 

「ベアッガイは修理してません。それに今回はアッガイじゃなくて別の新しい機体です」

 

「新しい機体…!?」

 

 

 

「前にバトルしましたけど、私を一瞬でバラバラに切断する程度の強さは保証しますよ…って、んなこと言ってる場合じゃないな。奥沢さん、出る前に一言頼んだ…」

 

「それじゃ…皆さん!!行きましょう!!」

 

宣戦布告も終えた今、美咲達8人は7機の機体を取り出すと自分たちの前のシステムにセットするのだった。

 


「こころ…必ず助けるから…」

 

「美咲、決まったね!!」

 

「さて、後は全力で敵を打倒するだけです」

 

「今の私達なら行けるはずよ」

 

「ジブンも全力で行きますよ!!」

 

「私も新機体の完熟は昨日の時点で終わらせているので問題はありません。…そう言えば機体は7機なのに私たち8人いますけど…」

 

「瑠唯ちゃん、それ以上はいけない」

 

「あと1人はすぐ分かるって…それじゃ次回、"死神の列"」

 





誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

※今回の話で突入組の機体7機で人数が8人になっていますが、誤記ではありません
突入組
・美咲:
・有咲:
・紗夜:
・リサ:
・千聖:
・麻弥:
・瑠唯:
・???

残留組
・蘭
・巴
・つぐみ
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