BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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やっとこさバトルに入れるだ…!!
美咲ちゃん達の新機体お披露目だ!!わっほい!!
ってことで初投稿です


第25話-死神の列

ガンプラをセットして発進までの時間を待っていた彼女達だったが、ある疑問を解消するために瑠唯は慣れた手つきでコンソールを操作してある人物へと通信を繫げていた。

 

「市ヶ谷さん、今いいでしょうか?」

 

「あんまり時間はないけど、どうした?」

 

「混乱を避けるために先ほどは聞けませんでしたが…単刀直入に聞きます。どうして私なんですか?技量から考えれば美竹さんが選ばれるべきです」

 

「まぁ、蘭ちゃんだったらその機体を使ってもある程度の動きは出来るかもしれないけど、ある程度ならいらないんだよ。AGE-3以上に動かせてたろ?」

 

「ですが、完璧とは言えません」

 

瑠唯は何故自分がこちらのチームに選ばれたのか有咲の考えが理解できなかった。

彼女が言うように蘭が新たに作った瑠唯の機体を扱ってもある程度の動きは出来るはずだと考えていたが、作戦立案者の有咲はその彼女の考えを真っ向から否定していた。

 

「仮に完璧じゃないとしても、完全に初見の蘭ちゃんに比べたら遥かにマシだよ。機体前腕部からのサーベルが無くなってバルカンにミサイルにキャノンが増えてるけど問題ないだろ?」

 

「いくつか増えましたが基本的に使うのはライフルとサーベルで、AGE-3とも構成は近いですし問題はありません」

 

「なら、問題ない。それにそれを蘭ちゃんが使ったとして、初見の機体で巴さんと羽沢さんの2人と合わせられるか?」

 

「…無理です」

 

「だろ?もう時間が無いけど、これだけははっきり言っておく…瑠唯ちゃんを選んだのは数合わせなんかじゃないからな」

 

「期待に沿えるように頑張ります」

 

「よし!!行くぞ」

 

「はい」

 

瑠唯の疑問に答えていた有咲だったが、最後に伝えるべきことだけを伝えるとそこで話を打ち切った。

だが、その言葉を聞いただけでも瑠唯の中で残っていた疑問は完全になくなっていた。

 

 

 

 

 

 

そんな話をしていた一方で、リサが緊張した表情を浮かべていたのを麻弥は見逃していなかった。

 

「…」

 

「リサさん?」

 

「麻弥!?何かあったの!?」

 

「いえ、リサさんが何か思い詰めているようでしたので…」

 

「今井さん、またウジウジしてるんですか?もう一度気合いを入れに…あら?」

 

「紗夜さん?どうしたんすか?」

 

リサが思い詰めていると麻弥から指摘されると、紗夜が先ほど修正パンチをお見舞いしたにもかかわらず未だにヘタレていると思い込んで再び修正しようとリサのコンソールまで向かおうとしたが、ここで不思議なことが起こった。

 

「コンソールの外に出られません。何か壁のようなものが…」

 

「紗夜?何言って…ってホントだ。壁みたいになってる…」

 

「コンソールの展開されたことで出来たものかと…これがある間は盾代わりになって生身への攻撃は防げるということですね」

 

「ですが、裏を返せばこれは牢獄です」

 

「それって…やられたら…」

 

「あまり口にしたくないですが…リサさんの思ってる通りかと…」

 

「今井さん、問題ありません。撃墜されなければいいだけです」

 

彼女達の目の前に展開されているのは至って普通のコンソールだが、その周囲には考えられないほどに強固な壁も一緒に精製されていた。

それは自分たちを守る盾であり、自分たちを完全に閉じ込めるための牢獄だと―――

そんな中でリサの頭の中には最悪の予想が思い浮かぶが、紗夜はそんな彼女に笑みを浮かべていた。

 

「紗夜?でも…」

 

「先日は落とされましたが、今回は落とされません」

 

「そうですよ。ジブンもこの前の様にやられるつもりはありませんし、誰も落とさせるつもりもありませんから。あの時からさらに6基増設してますから盾も充分です!!」

 

「それに帰ったら収録もありますからね」

 

 

「2人とも…もう…なんか難しく考えてたアタシがバカみたいじゃん…!!」

 

「そうですね…では、行きましょうか…」

 

「はい!!」

 

「うん!!」

 

麻弥と紗夜の2人からの言葉を聞いてリサは完全に吹っ切れていた―――と言うよりは真剣にあれこれと考えていたことがバカバカしくなってしまったが、それでも今のリサにとってはその言葉で最後に残っていた不安は完全に気にならなくなっていたのだった。

 

そして、残った美咲は千聖と―――ではなく、付いてきたもう1人に向けて声をかけていた。

 

「全く…なんで来ちゃったんですか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花音さん」

 

「えへへ…ゴメンね?美咲ちゃん」

 

選ばれた7人以外にも花音がこの場に着いてきてしまっていた。

だが、これは彼女が迷子になった―――と言う訳ではなかった。

 

「ごめんなさい。美咲ちゃん。私のせいよ」

 

「いえ、白鷺先輩が謝ることじゃないですから」

 

「そう言う訳にもいかないわ。花音を止められなかったんだから…」

 

「はぁ~…色々と思う所がありますけど…花音さんですから…」

 

「そうね…花音は一度こうだって決めたら人の言葉を聞かないから…」

 

「ふえぇ~!?」

 

花音がこの場にいる理由は千聖に無理を言って半ば強引についてきていたのだ。

千聖もその事で完全に罪悪感を覚えて美咲に謝っていたが、美咲はこんな状況に溜息をついて答えてボヤいてしまったが、千聖もそのボヤキに同意したことで花音は慌てた声を挙げた姿を見た美咲は何気なく自身の気持ちを彼女に告げていた。

 

 

「…でも、花音さんがいてくれてちょっとだけよかったかもって思ってます」

 

「えっ?」

 

「こころが誘拐されたってのを知った時にはぐみ達が慌ててましたけど、なんとか冷静でいようと思ってましたけど内心はあたしも色々思ってて…多分市ヶ谷さんや花音さんがいなかったら今すぐに飛び出していたかも…って思ってます」

 

「だから、ありがとうございます」

 

「ううん…。私も美咲ちゃんと一緒だから…」

 

「でも、着いてくるって言った時にはぐみと薫さんを説得させるのに疲れましたけどね…」

 

「ふえぇ~…」

 

「あの2人も待ってますし…こころを連れて帰って終わらせましょう」

 

「そうだね!!」

 

 

「2人とも?私の存在忘れてないかしら?」

 

「「あっ…」」

 

こころと連れ帰る。その言葉を聞いた花音は満面の笑みを浮かべて美咲に答えていた。

だが、そんな2人の空間に完全に空気になってしまっていた千聖が声をかけると、2人は気まずそうな表情を浮かべて誤魔化そうとしたが、千聖はあえてその誤魔化そうとする2人に乗ることにした。

 

「それじゃ、そろそろね。花音、ここから先は2人で1人よ」

 

「うん…!!頑張るね!!」

 

「出撃許可もでましたし……行きますよ!!」

 

こうして最後の3人も出撃前の会話を終えるとそのままコンソールに手を掛ける。

そして、バトルシステムが殆ど同じタイミングで7機に出撃の許可を出すと各々が名乗りを挙げていた。

 

 

 

 

 

 

「イチガヤ・アリサ!!ユニコーンガンダム!!発進する!!」

 

「ヤシオ・ルイ…ZZガンダム…行きます」

 

「サヨ・ヒカワ!!マキシマム・パーフェクトストライク!!行きます!!」

 

「イマイ・リサ!!ガンダムAGE-2、発進します…!!」

 

「ガンダムサバーニャ!!ヤマト・マヤ!!出ます!!」

 

出撃許可と同時に飛び出した5機。

その背中を追いかけるように千聖と花音が名乗りを挙げる。

 

「シラサギ・チサト!!」

「マツバラ・カノン!!」

 

そして、名乗った2人はコンソールにセットされた自分たちが操る機体に目を向けていた。

 

 

純白の装甲が金縁の装飾に彩られ、その背中には白と薄紫で彩られた怪しげな雰囲気の翼を伸ばし、そして7機の中で唯一のモノアイが妖しく輝く――――

 

千聖と花音はモノアイが輝くと2人で同時にその名を呼んでいた。

 

「「ブラックナイト・スコード・カルラ!!」

 

「行くわよ!!」

「行きます!!」

 

2人の名乗りと共に1機の機体が先に出た5人の機体を追いかける姿を見た美咲は自身の機体を見ていた。

 

 

 

 

 

「戦うための機体じゃないからって作ったけど、まともな初陣がまさかマフィアとの喧嘩とはね…。RGから引っ張ってきた武装はいいけど、機体自体は通常仕様だからマウント無いのが問題か…」

 

今回の美咲が使う機体は本来のMSとは違い、戦闘とは全く別の目的の為に作られた機体。

それにも関わらず、初陣がガンプラマフィアからこころを取り戻すための大戦闘と言うことに美咲は自身の機体を見て自虐的な言葉を零していた。

しかも、本来の装備は機体の腰部にマウントし、その手には通常では装備されていないはずの装備を手に構えていたが、美咲はその機体の名前を口にしていた。

 

「ダブルオークアンタ…」

 

機体の名前を呟いた美咲が僅かにコンソールと掴みながら、目を閉じながら一度だけ深呼吸してから彼女はゆっくりと目を開く。

そして、目を開いた彼女はコンソールを掴む手に力を込めて呟いていた。

 

「オクサワ・ミサキ出る!!」

 

そして、彼女はコンソールと前に押し出して機体を最大出力で飛ばして先行した6機を追いかけるように発進して行くと、彼女はすぐに先行していた6機に追い付くと、その機体を見た紗夜が目を丸くしていた。

 

「フルセイバー…!?rgしかないはずですが!?」

 

「これhgですよ。クアンタにRGからフルセイバーだけ引っ張って来てるだけで、本体自体はhgの通常仕様そのままですから」

 

「無駄口は後だ。目の前に敵がお出ましだぞ」

 

「かなりのジムの大群ですね…200程でしょうか?」

 

「紗夜先輩!!瑠唯ちゃん!!ど真ん中ぶち抜くぞ!!」

 

「「了解!!」」

 

「最初の花火だ!!派手にかますぞ!!」

 

美咲のクアンタに驚いていたのも束の間、彼女達の目の前には200を超えるジムの大群が立ち塞がっていた。

しかし、そんなものは彼女たちにとっては全く問題に感じておらず、有咲は即座に指示を出すとそれを聞いて3人で前に立つと紗夜はアグニを、瑠唯がダブル・ビーム・ライフルを、そして有咲は両手にそれぞれ持っていたビーム・マグナムを構えると、大群の中央目掛けてそれぞれがビームを放つと、その射線上では大量のジムが爆散していくのを合図に彼女達は一斉に穴の開いた大群の中へと飛び込んでいくのだった。

 


 

「やったぜ!!狂い咲き!!」

 

「有咲?大丈夫?」

 

「リサさん、なんか言わなきゃいけない気がして…」

 

「ダメそうですね…。それにしても八潮さん。あなたのその機体1日で良くもここまで…」

 

「氷川さん、ここの設備が凄すぎるだけですよ」

 

「1日の乾燥が30分まで短縮する弦巻の超技術ですからね」

 

 

 

「市ヶ谷さん、是非蔵に導入しましょう!!」

 

「そうだよ!!有咲!!アタシもあったほうが良いと思う!!」

 

「ジブンも興味あります!!設置とかで手伝えることがあるならお手伝いしますから!!」

 

「3人揃って何言ってんすか!?あんな馬鹿でかいもん置けるわけないでしょ!?」

 

「そうよ。3人とも有咲ちゃんが困るじゃない」

 

「白鷺先輩…!!」

 

 

 

「有咲ちゃん。300万までなら出すわ」

 

「ふえぇ~!?」

 

「うわっ…この女優先輩、金で殴りに来やがった…!?」

 

「これが芸能人よ!!」

 

「千聖さん、多方面に喧嘩売ってますから…」

 

「そうですね。それと白鷺さん、あの設備の導入についてきいてみたんですが、提示した額では桁が2つ程足りませんよ」

 

「…諦めましょう!!」

 

「「「「異議なし!!」」」」」

 

「はぁ…こんな事態に何やってんだか…。花音さん。締めてください」

 

「ふえぇ…えっと…次回、”青薔薇にかけて”」

 





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突入組
・美咲:ダブルオークアンタ(GNソードⅣフルセイバー装備・機体本体は通常仕様)
・有咲:フルアーマーユニコーン(ハイパービームジャベリン×2装備)
・紗夜:マキシマムパーフェクトストライク
・リサ:ガンダムAGE-2ノーマル
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット&ライフルビット24基+手持ちライフル×2
・瑠唯:ZZガンダム

残留組
・蘭
・巴
・つぐみ
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