何でこの流れになったのか…私にも分からん
イヤー…その…スイマセンと謝罪を残しつつ初投稿です
紗夜に背中を任せて先行した6機。
彼女達は紗夜の事をあえて考えないようにしながら、2階のフロアを全速力で飛んでいたが彼女達は違和感を感じずにはいられなかった。
「先ほどに比べて静かすぎる…」
「ジブンとしては下に戦力を集中してると考えてますが…」
「麻弥、そう思わせていきなり…ってパターンも…」
「リサさんも麻弥さんも、どっちも充分に可能性はありますけど、今の最優先は前に進むことですよ」
「熱源、左前方…部屋から来るわよ!!回避して!!」
彼女達は紗夜に任せたあの場所から一度も敵に遭遇していなかった。
当然だが、この状況でこんなことはあり得ないと疑心暗鬼になりかけていたが、有咲がその思考を無理やり止めたのと同時に彼女達が進む先にある部屋の中から熱源を見つけたという言葉を聞いてすぐさま全員が回避行動を取ったのは良かったが―――
「列から離れて…」
「瑠唯ちゃん!!最後尾を分断されたか!!でも、あの状態で無理に前に出てたら被弾してたから仕方ねぇ…!!って、今度は瑠唯ちゃん狙いか!!」
「…っ!!室内にビッグガン!?…撃ち落とします!!」
隊列の最後尾にいた瑠唯は前進しても間に合わないと判断して機体に急制動を掛けて側面から来たビームをやり過ごしたことで彼女だけが孤立してしまう。
そんな瑠唯に対して再びビームが迫るが彼女はすぐさま回避行動に移っていくが、麻弥はそこでビームを撃っていたビッグガンを捉えると即座にライフルによる狙撃で撃墜した。
だが、麻弥がビッグガンを撃ち抜いたその瞬間。
「っ…!?壁…!?」
「八潮さん、無事ですか!?」
「はい。機体と近距離通信には問題ありません」
「壊せるか…?」
瑠唯の目の前に謎の壁が現れて、彼女は先行していたグループから完全に孤立してしまった。
その状況を前にして有咲は即座に機体を反転させてビームマグナムを壁に向けて放つが、ビームは壁に当たるものの壁に焦げ跡を残すだけの結果に終わっていた。
「堅いな…」
「こちらのライフルも表面が焦げるだけで効果はなさそうです。…ここまでみたいですね」
「瑠唯ちゃん。まだ舞台から降りるのは早いぞ」
有咲のマグナムでの瑠唯のライフルでもびくともしない謎の壁を前にした瑠唯は自身のリタイアを察したが、まだ彼女は舞台から降りることを有咲は許さず、彼女からMAPデータが送信されていた。
「最短じゃないから選ばなかったルート情報だ。そこの食堂には配膳用のエレベータがあるから」
「なるほど…それで下に降りれると?」
「可能性があるってだけだよ。この壁とは違って配膳用のエレベータなら粒子に反応してないからぶち抜けるかもってだけだよ」
「それだけで充分です。皆さんは先に…」
「気をつけろよ!!」
そう言葉を残すと有咲達は予定通りのルートを進んでいくと、距離が離れたことで近距離通信が切れる。
瑠唯は通信が切れたことを確認すると機体を反転させて有咲が示したポイントへと機体を飛ばしながらあることを考えていた。
「私1人だと…厳しいわね…。氷川さんと合流した方が…」
瑠唯は1人では厳しいと考えて紗夜の元へと合流しようと考えてた。
確かに大群を相手に援軍がいた方が紗夜としても多少のプラスにはなるし、瑠唯としても戦力が増えることでこの後の進軍が楽になると判断すると、自分たちが上から降りてきた場所をカメラで確認するが――――
「私達が出てきたところにも壁が…。やはり一人で行くしかないわね」
彼女達が降りてきたその場所にも先ほどの壁と同じものが現れて戻ることが出来なくなっており、瑠唯は有咲のルートに従って、時間を掛けながらそのまま1人で食堂の前まで移動して半開きになっていたその扉から食堂内へと侵入すると、彼女の前には異様な光景が広がっていた。
「何故市街地MAPが…?さっきまでは特に何も無かったのに…」
瑠唯の前にはガンプラバトルで使われる市街地マップが広がっていた。
先ほどまでの光景とは全く違う光景に目を奪われたのも束の間、瑠唯の機体が突如として地上目掛けて落ち始めていた。
「これは…地上の重力設定!?敵がいると思ったほうがよさそうね…」
突如として彼女の機体に先ほどまでなかった重力が襲っていた。
だが、彼女はいきなりの重力に驚きはしたが、すぐに事態を理解するとそのまま地面へと機体を着地させると周囲をすぐに索敵し始める。
そして、その敵は市街地のビルの上に立ち、彼女の頭上から見下ろしていた。
「あれは…SD…"武者頑駄無真悪参”?…SDは分からないわね」
瑠唯は出てきた情報を確認したがSDの知識がない彼女はデータの確認を諦め、敵を見上げると同時に頭部バルカンで敵を牽制しはじめていた。
「どうでもいいのだけれど、あなたが私の相手と言うことでいいのかしら?」
「えぇ…」
バルカンで攻撃された相手はSDの特徴である機体サイズを活かして、バルカンを回避しながら瑠唯へと通信を繫げるとそこからコートによって姿を隠してはいるが女の声が届いた瑠唯は怪訝そうな表情を浮かべるとそのまま相手が降りたであろう場所を建物ごとライフルで撃ち抜いていた。
「大人の癖に自己紹介も出来ないのかしら?私のコードネームは”ネネネ”」
「犯罪者に名乗る名前はないわ…通信が切れない?」
「そんなに急いで、あの子達が心配なのかしら?子供の世話も大変ね?」
「何を言ってるのか分からないのだけれど…移動で時間が掛かってる以上、無駄に時間を掛ける訳にいかないだけよ」
「ふふっ…。あの時の坊やと違ってつれないわね。見た目とは違って子供なのね?」
「本当にさっきから何を言っているのかしら?」
「でも、あなたはここまでよ」
瑠唯は相手のマフィア―――ネネネの間で何か噛み合わない会話を繰り広げていた。
だが、本気で相手が何を言っているのか分からない瑠唯は通信を切ろうとしたが何故か切れずに首を傾げたが、そんな中でネネネは何故か自身満々で瑠唯に勝利宣言をして見せていた。
「私を倒さない限りはここから出られないし、出てきた壁は消えない。そして、あなたは私を倒せないのだから」
「訳の分からないことばかり言っているけれど、聞きたいことはそれで充分よ」
「あら、建物を壊すなんて随分と派手なことするじゃない」
噛み合わない会話の中で敵を倒せばいいということが分かった瑠唯はライフルとバックパックのミサイルを使って自身の周囲にそびえ立つ建物を粉砕して更地に変えていくが、その範囲内に敵の姿は見当たらないと瑠唯は今度は彼女らしからぬ挑発を繰り出していた。
「ガンプラマフィアと言うのは、威勢のいい事を言っても随分とこそこそしてるのね?」
「あなたこそ子供に囲まれて浮かれてるんじゃないかしら?だけど、中核のあなたがやられればあの子達に勝ち目はないわ!!」
「ガンプラマフィアは頭の悪い人間の集まりなのね。あぁ…なるほど…だから…」
瑠唯はようやく相手が何を言っているのかがようやく理解出来てしまい、その勘違いに呆れてしまい思わず片手で頭を抑えてしまっていた。
”瑠唯が唯一の大人で作戦のリーダーである”
事実は瑠唯はリーダーなんてものですらなければ作戦の中では”一番の年下”であるにもかかわらず、見た目と機体が唯一の昭和時代の作品の機体であることから安易に考えを本気で信じているのだと分かると瑠唯はそんな相手に付き合っていた事に頭痛を覚えていたが、相手は今までのジャブ未満の挑発と瑠唯が見せた仕草に怒りを覚えていた。
「なら、正面から倒してあげるわ!!」
「こんな安すぎる挑発に乗るのね…」
ネネネは挑発に乗って瓦礫の影から飛び出して槍を突き立てようとしたが、瑠唯は即座にサーベルを引き抜いて迎え撃とうとした。
「私の魅力にやられなさい!!」
「はっ…?」
だが、2人がぶつかり合う直前で通信の向こうのネネネは突如として自身が着ていたコートを脱ぎ去ると、その下からはVガンダムのネネカ隊が着た水着姿が露になっていた。
その光景にはあの瑠唯ですら言葉を失って固まってしまったが、完全に動きが止まった瑠唯に機体は
相手の槍が当たってしまい、機体が大破することはなかったが機体は大きく後ろに後退してしまった。
「一体何が…」
瑠唯は画面が揺れることで我に返ってすぐに画面を確認すると、通信画面にはコートを脱いで水着姿になったネネネの姿を捉えていた。
「はっ…?水着… ?」
いきなり相手が水着になれば誰だって困惑してしまうし、瑠唯も例外ではなく困惑してしまったが、瑠唯は以前に有咲と蘭の2人との特訓の際に心がへし折られる寸前まで追い詰められた事に比べればこの程度はすぐに元に戻ることが出来た。
そして、瑠唯は何を思ったのか改めて通信のネネネを見ると、何故か相手は瑠唯に対してポージングを取ってアピールし始めるが――――
「きっつ…」
「はっ?」
瑠唯はネネネの姿を見て思ったことを率直に口にしたが、ネネネはその言葉に完全に固まっていた。
冷静に思ったことを口にしたようにも見えた瑠唯だったが、実際は冷静さは完全には戻っておらず、若干透子のような口調になっていたが、それを指摘する者は誰もいない。
だが、相手のネネネからしたらそんなことは一切分からないが、シンプル過ぎるその言葉が一番相手に刺さっていた。
「なんですって…?」
「はぁ…大人なら自分の歳を考えたらどうですか?…あぁ、それを考えることも出来ないから痴女のガンプラマフィアに…」
「女に向かってなんてことを!!」
シンプルに瑠唯の言葉が刺さったネネネはそのまま怒りに任せて、あえて自身の身体をアピールするように身体をくねらせてコンソールを操作しながら再び瑠唯に槍を突き立てようと向かっていく。
「甘い…」
「なっ!?後ろっ!?」
その攻撃を瑠唯は難なく回避して後ろに回り込むと相手の機体を後ろから羽交い絞めにして動きを完全に奪って見せた。
「なんで私の魅力が効かない…!?」
「あなたの場合は魅力じゃなくて単純に下品なだけよ…だけどこれで終りね…」
「私を抑えて動けない状態の癖に、トドメを指すために片腕を開けたらすぐに抜け出して…」
自身の武器が完全に通用しないネネネは驚いていたが、完全に羽交い絞めにした瑠唯は思ったことをそのまま口にして先ほどとは逆に自身の勝ちだと言っていた。
だが、相手は片腕が外れればこのまま逃げえると思っていたが、彼女はあることを完全に忘れていた。
「何を言ってるの?この機体はZZよ」
「何を言って…はっ!?」
ネネネは瑠唯が自身の機体を言ったことで完全に思い出した。
瑠唯の機体はZZでその機体の頭部には最大火力の装備が備えられていることを―――
「そうだ。最後にあなたの勘違いを訂正しておくわ。私はリーダーではないし、あの中で一番年下よ」
「なっ!?うs―――」
「ハイ・メガ・キャノン…発射…」
瑠唯はネネネの勘違いを指摘するとそれが信じられないと言った表情を浮かべて驚いていたが、瑠唯はそんな彼女の言葉を最後まで聞きもせず、ほぼゼロ距離から頭部のハイ・メガ・キャノンを打ち込むとネネネの機体はそのまま爆散していた。
そして、彼女が倒れたことで生き残った瑠唯の周囲からは市街地のエリアは消滅するとその場には規則的に机と椅子が並んでいる食堂の光景へと戻っていた。
「…壁が消えてると言うなら、壊せるかもわからないエレベータへと向かうよりは確認しに行ったほうが良さそうね…」
瑠唯はわざわざ食堂までやってきたが、壊せるかも分からない相手が言っていた壁が消えているという言葉を確認するためにあえて来た道を引き返して、最初の作戦通りのルートへと戻っていくのだった。
「最初にマフィアをぶっ倒したのは瑠唯かよ!!シロ、見てた!?」
「うん…それにしてもあの水着…凄かったね…」
「アレは凄かったね~」
「ましろちゃんにななみちゃん?気になるのそこなの…?」
「ふーすけにはアレは着れないっしょ。そよとか瑠唯が着れそう」
「ちょっととーこちゃん!!私着たいなんていってないでしょ!!」
「桐ヶ谷先輩、普通にセクハラですよ」
「透子ちゃん…それはちょっと…」
「ちょ!?みんな!?」
「とーこちゃん、それはないな~」
「ななみまで!?」
「もう!!」
「どうしようこれ…」
「倉田先輩、どうしようもないですからもう終わらせましょう」
「分かった…えっと、次回…”ネメシスの亡霊”」
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。
突入組
・美咲:ダブルオークアンタ(GNソードⅣフルセイバー装備・機体本体は通常仕様)
・有咲:フルアーマーユニコーン(ハイパービームジャベリン×2装備)
・紗夜:マキシマムパーフェクトストライク
・リサ:ガンダムAGE-2ノーマル
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット&ライフルビット24基+手持ちライフル×2
・瑠唯:ZZガンダム
残留組
・蘭
・巴
・つぐみ