BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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「感想書く前に投稿されるから感想書かれねぇんだよ」とリアルでそんな事を伝えられました。
これを書いていることがバレていることも併せて驚愕しましたが構わず初投稿です。



第29話-遠退く・約束

 

「サイコミュ・ジャックをされるからと言っても、ビームの中を突撃してきますか!!」

 

「狙いはあたしか…!!でも…!!機械的な動きで…!!」

 

相手のキュベレイはサイコミュ・ジャックの対策としてか、デビルガンダムが乱射するビームの中を突っ切って真っ先に美咲へと向かっていく。

だが、美咲は敵の動きを機械的なものだと見抜いてフルセイバーを振り抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?避けた!!」

 

「呆けない!!落とされるわよ!!」

 

「見えない攻撃がキツイ…!!」

 

「仕方ありません…ホルスタービット!!」

 

しかし、敵のキュベレイはその攻撃を容易く回避された事に驚いたものの千聖の一声ですぐに我に返った一同はデビルガンダムとキュベレイの腕と見えないファンネルから放たれるビームの弾幕の中を回避していたが、麻弥とリサは見えないファンネルからの攻撃に回避が追い付かずにホルスタービットやシールドを使い始めていた。

 

「こころのとこまで行かなきゃいけないのに…!!」

 

「奥沢さん…!!」

 

このままでは時間が掛かり過ぎてしまうことを懸念し始めた美咲。

そんな彼女の姿を見た有咲は即座に”種割れ”を発動させると、ほんの僅かな時間の間で一気に思考を巡らせてあることを決断していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは私がやる!!奥沢さん達は先に行け!!」

 

「なっ!?」

 

「機雷代わりに使われるクリアファンネルに対応できる私が残るしかない!!」

 

有咲は指揮官が自身を切り捨てて他のメンバーを先に進ませることを決めたことに驚きの声があがる。

 

だが、サイコミュ・ジャックで機雷代わりに直撃させてくるクリアファンネルに対応する事が出来る有咲が残るのが最善策だというのは彼女達も理解はしていたが、美咲は有咲の目を見て”種割れ”を発動していることに気が付いていた。

 

「市ヶ谷さん、その目…勝算はあるの?」

 

「今の状況じゃ、この場面の勝利はない。完全に落とされるな」

 

「っ…!!」

 

「でも、みんなが進めば弦巻さんを助けられる可能性は残る!!」

 

この状態の有咲からの”勝利は無い”という言葉に美咲は驚いていたが、自身を捨て駒にしてでも美咲達を進ませることでこころを助ける可能性を少しでも上げることを選んだ有咲の意志を感じ取っていた。

 

 

「麻弥さん、後は任せました!!」

 

「…了解です。行きますよ!!」

 

「最後に道は作る!!全力で粘って時間は稼ぐから!!」

 

麻弥は彼女の指示に従うと返事をすると、有咲は即座にビームマグナムに装着されているリボルビングランチャーを操作してそこからナパーム弾をデビルガンダムの至近距離に叩きこんで動きを鈍らせるとその隙をついて他の機体が戦線を離脱していくのを見送りながら、有咲は即座に回避行動を取りながら2機を相手にミサイルでの牽制を始めていた。

 

しかし、これをチャンスと見たデビルガンダムはビームを乱射し始め、キュベレイも有咲の周囲にファンネルを展開して彼女を全方位から撃ち始めていた。

 

「くそっ…!!ジャックのエリアを見抜かれたのかよ!!」

 

有咲もファンネルをジャックして攻撃を防ごうとしたが、有咲を狙っていた全てのファンネルは彼女がジャック出来るエリアの範囲外に置かれており、最初の目論見も叶わなくなった有咲はシールドファンネルのIフィールドでビームを防ぐ。

 

「くっそ…!!プロペラントが…!!」

 

次第に有咲は防戦一方に追い込まれてしまい、数発のビームが機体の表面に当たり遂には機体背面の2本のプロペラントタンクに直撃すると即座にパージするが爆風によって有咲の体制は大きく崩れる。

 

そんな有咲に対してキュベレイは手持ちのランスを片手に有咲に向かってくると彼女はビームトンファーでそれを受け止めて追撃することを選んだが、キュベレイはそれを難なく躱してから再びランスを振るうと有咲はランスに弾き飛ばされて機体のバランスを崩したが、その動きは有咲の中である人物達と重なっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「最初のランスの振りは紗夜先輩で回避がリサさん、今の突撃は白鷺先輩で吹っ飛ばしのランスは羽沢さん…ファンネルと違って、キュベレイの機体本体の動きはAIが最適なのを選んでるのか…!!しかも、切り替わるタイミングが見切れねぇ…!!それにデビルガンダムは…間違いない!!」

 

目の前のキュベレイの動きは彼女が知る人物たちの動きと酷似しており、そこからファンネル以外のキュベレイの基本制御はAIが動かしていることを把握すると、それに合わせて有咲も動こうとするがAIの制御が誰を真似るかを変えるタイミングを計り切れておらず彼女が劣勢なのは全く変わっていなかった。

 

 

 

 

 

 

「…こりゃ、無事に帰って婆ちゃんの飯を食うって香澄達との約束破っちまいそうだな…。でも、香澄達の為にも刺し違えてでも…!!」

 

完全に追い込まれていた有咲は思わず別れる前に香澄達との約束を思い出して笑うが、既に有咲の周囲にはクリアファンネルだけではなく通常のファンネルまでも展開されていた。

それも相まって完全に覚悟が決まった彼女だったが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「諦めるにはまだ早いわよ」

 

「なっ!?」

 

だが、誰かの声が通信に入ってくると、有咲の覚悟をネジ曲げるかのように彼女の周囲には赤いビームが走り抜けて展開されていたファンネルを焼き払っていた。

 

有咲はおろかデビルガンダムを驚いているのか機体のカメラをビームが飛んできた方向へと向けると―――

 

 

 

「白鷺先輩に花音先輩!?何でいるんですか!!」

 

「有咲ちゃん!!助けに来たよ!!」

 

「有咲ちゃんの死亡フラグを叩き折りに来たわよ」

 

「でも、その機体じゃ―――!!」

 

千聖と花音の2人が操るブラックナイトスコード・カルラが高い位置から有咲達を見下ろしていた。

だが、2人の機体はこの戦場で最も厄介なクリアファンネルに対応することは難しいから有咲だけが残ったのにこれでは完全に戦力を無駄に浪費してしまう可能性があることを懸念していたが――――

 

 

 

「千聖ちゃん!!」

 

「えぇ!!分かったわ!!」

 

有咲の予想に反して2人は突然機体を動かして空中に奇妙な軌跡を描いて飛び始めると、即座にドラグーンを自機の周囲に展開すると同時にビームを放って撃ち漏らしていたファンネルを撃ち抜いた。

 

しかも、そのビームは見えているファンネルだけでなく、見えていないはずのクリアファンネルすら巻き込んでいたことに驚きを隠せなかった有咲。

だが、そんな彼女の元へと千聖達は飛び込むと有咲に迫っていたキュベレイの間に割り込んでランスをガントレットのクローで弾き返していた。

 

 

「なっ!?なんで見えないはずのファンネルを!?」

 

「有咲ちゃん!!ハッキリ見えなくてもある場所は分かるよ!!」

 

「はぁ!?」

 

「そこだよ!!」

 

花音からの爆弾発言が飛び出したことに有咲は声を挙げるが、そんな彼女を今度は虚空にビームライフルを打ち込むとその射線上で再び見えないはずのクリアファンネルが爆発したことで、有咲は本当に花音がクリアファンネルの場所が分かっているのだと考えずにはいられなくなっていた。

 

「マジで分かってるのか…!?」

 

「花音を信じなさい!!」

 

「有咲ちゃん!!右斜め後ろ!!来てるよ!!」

 

「っ!!」

 

疑問を口にした有咲だったが花音に言われた方向へと振り返って即座にマグナムを撃つとそのビームの軌跡の至近距離でファンネルがまた爆発していた。

その光景を見た有咲は花音がクリアファンネルの位置を把握できていること事を認めざるを得なかった。

 

「どうよ有咲ちゃん。この援軍は?」

 

「…言うまでもなく最高ですよ」

 

「えへへ…」

 

この事態は有咲にすら予測できなかったが、それは完全に嬉しい誤算で彼女はそれを元に再び思考を巡らせて始めていた。

 

「花音さん、今出てるクリアファンネルは見えますか?」

 

「えっと、後6個…あっ!!今、全部しまったよ!!」

 

「分かりました。白鷺先輩あのキュベレイは白鷺先輩とか紗夜先輩達の動きを真似てるAIですからそっちは私が抑えます」

 

「了解よ。私達はあの趣味の悪い金色を相手するわよ花音!!」

 

「分かった!!」

 

「2人とも、射撃のクセが動画で見たのが一緒だったから分かりましたけど、デビルガンダムのファイターは元チーム・ネメシスの”ガウェイン・オークリー”です。世界大会に出るレベルの相手ですからかなり厳しいかもしれませんが…」

 

有咲はキュベレイを千聖達はデビルガンダムを相手にすることを決めたが、有咲はデビルガンダムのファイターが今までの動きから世界大会に出場経験のあるガウェインであることを見抜いており、そんな相手を2人に任せることになったことに申し訳なさを感じながら伝えると千聖は完全に得物を見るような視線を向けながらも有咲に笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

「世界レベルだろうと関係ないわ。今の私達は無敵よ」

 

「花咲川のOGと現役生で頑張ろうね!!」

 

「えぇ!!行くわよ花音!!」

 

「分かりました!!今度はこっちの逆襲だ!!」

 

千聖の言葉を聞いて花音が奮起し、有咲も集中し直して決めた相手に向かって一気に距離を詰めていくのだった。

 


 

「千聖ちゃん、美味しいと持ってくね~」

 

「ちょっと日菜ちゃん…そうかもしれないけど…」

 

「かのちゃん先輩凄い!!ね!!みーくん!!」

 

「あぁ…花音もだが、約束を守ろうと健気に頑張る有咲ちゃん…あぁ…!!なんて儚いんだ!!」

 

「アリサさんの決死の覚悟も素晴らしいです!!まさにブシドーです!!」

 

「次回のミサキさん達は…」

 

「おっと、イヴちゃん。それよりも前に私達の方の話をするみたいだよ?」

 

「そうなんですね!!」

 

「つぐちゃん達、どんなの使うんだろ?」

 

「でも、普段は使わないようなのだよね…?大丈夫かな?」

 

「心配いりません!!ツグミさん達なら!!そう言う訳で次回!!”たとえ夕陽が霞もうとも―――”」

 

 




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やっべ…
蘭以外のAfterglow組の機体決まってねぇや…

突入組
・美咲:ダブルオークアンタ(GNソードⅣフルセイバー装備・機体本体は通常仕様)
・有咲:フルアーマーユニコーン(ハイパービームジャベリン×2装備)
・紗夜:マキシマムパーフェクトストライク
・リサ:ガンダムAGE-2ノーマル
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット&ライフルビット24基+手持ちライフル×2
・瑠唯:ZZガンダム

残留組
・蘭
・巴
・つぐみ
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