BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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今回は残った人達についての話になります。

Afterglowの機体完全に使わなそうなのを考えてたら遅くなりました。
と謝罪してから初投稿です。


第30話-たとえ夕陽が霞もうとも―――

美咲がガンプラマフィアに宣戦布告したのと同じ頃、残っていた巴達は会議室に未だに留まっていた。

 

「おねーちゃん、まだ行かないの?」

 

「そうだよ巴!!美咲ちゃん達があんなにやってたのに、なんで私たちはここに居るの?」

 

「ひーちゃんのいう通りだよ!!みさきがばばーんってカッコよく決めてたのに!!ね!!ひなちん!!」

 

「そうだよね~」

 

「はぁ……仕方ない、アタシ達も動くか…」

 

あことひまりを筆頭に一部の面々は今の状況に痺れを切らして始めていた姿を見た巴は頭を抑えるような仕草をしながら動き出そうと決めていた。

 

「巴、いいの?」

 

「蘭。良い訳があると思うか?」

 

「…思わない」

 

「正解だよ…。美咲が喧嘩を売ったのを利用して向こうに敵を引き付けてるうちに安全に移動したかったけど、あこ達が我慢できなくなって好き勝手に動き出したらそれこそ面倒だからな。それにほら…」

 

 

 

 

 

 

 

「巴ちゃん、まだ…?」

 

「納得…」

 

巴はこのタイミングで動くことにしたのはいいが、それは蘭から見てもこの判断は間違いだということは分かっていた。

その事を指摘された巴は呆れ顔を浮かべて理由を話しながらある一人を指差すと、つぐみが暴走寸前になっていた様子で巴を急かし始めていたのを見て蘭は納得せざるを得なかった。

 

「でもどうする?この人数を纏めて移動させるの?見つかりやすくなるのはリスクじゃない?」

 

「それもそうだけど下手に分けても、残されてる方のストレスが掛かるから止めた方がいいって有咲がな」

 

「それもそうかも…」

 

「みんな、移動します。アタシ達が先頭を行くんで、出来るだけ静かに後ろから着いてきてください」

 

巴はリスクを背負ってでも全員でまとまって動くことを決めると巴達を先頭にして移動を始める。

 

だが、その人数は負傷している黒服を含めた35人と大人数だが、美咲が派手に宣戦布告をしたおかげで敵はそちらの美咲達の方へと集中していた。

だが――――

 

「あっ!!あれ!!有咲達だ!!」

 

「みーくんたちだ!!」

 

 

 

 

「おねーちゃん!!頑張れ~!!」

 

「「がんばれー!!」」

 

「「「おいっ!!バカっ!!」」」

 

このタイミングでこころを救出するために突撃していった面々の機体を遠巻きに見つけた集団の最後尾にいた香澄達は自分達が危機的状況であることなどすっかり忘れて、彼女達に大声で声援を送ってしまった。

 

当然、その事を注意したものの既に手遅れで美咲達を襲撃していた集団にいた数機のジムが移動していた彼女達を捉えていた。

 

「もう!!ちょっとお姉ちゃん!!何やってるの!!」

 

「だって~!!」

 

「くそっ!!説教は後だ!!」

 

香澄達のバカな行動のせいで一気にピンチに追い込まれた一同。

だが、不幸中の幸いとも言うべきか発見されたジム達とは距離があり、先頭の巴達は彼女達は目的の部屋の前まで移動しており、急いで先頭の巴達が室内に転がり込んだが――――

 

 

 

 

 

「嘘…っ!!」

 

「…!!待ち伏せっ!!」

 

「やべぇ!!モカ!!閉めろ!!」

 

彼女達が飛び込んだ目的の部屋には3機のジムが待ち構えて持っていたハイパーバズーカを巴達に向かって放っていた。

それを見た巴はモカの2人は後ろにいる面々に砲弾が直撃しないように扉を閉めると即座に床に伏せると、運がいいことに先頭にいた蘭達の脇や頭上を砲弾が通り抜けていく。

それと同時に蘭は保管されていたガンプラへち駆け出していた。

 

「2人とも!!」

 

「「分かってる!!」」

 

蘭は保管されていたガンプラの確認をする間もなく、それを掴み取ると必至の形相でバトルシステムの前に滑り込んでそのままシステムを起動すると、その後に続いて巴とつぐみの2人もシステムを立ち上げると、ここでようやくガンプラを確認することが出来たが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ…?」

 

「嘘っ!?…武装が足りてない!!」

 

「寄りにもよってこれかよ!?…でも、やるしかない!!」

 

 

 

「あこちん待って…中は…」

 

「おねーちゃん!!何で閉めて―――って嘘!?」

 

「ここにもいたのね…!?」

 

「こっちを狙って…」

 

彼女達は手にしていたガンプラを見て苦虫を噛み潰したような表情を浮かべたが、それでもやらなければ他の皆が危ないことを理解していた彼女達がガンプラをセットするのと同時に閉めた扉を巴達の後ろにいたあこ達が開けて中を見て固まってしまった。

だが、それに気が付いたジム達は狙いを巴達から扉をあこ達に狙いを変えてバズーカの砲門をあこ達に向けたその瞬間―――

 

 

 

「うわっ!?飛んできた!?」

 

「ビーム…?」

 

 

あこ達を狙っていたジムの背後から複数のピンク色のビームが飛来して1機撃墜し、その後に続いて連続でビームが飛んでくる。

突然の攻撃に見舞われているジム達はあこ達を狙うのを止めると機体を後ろに反転させると―――

 

「そこだっ!!」

 

「遅い…!!」

 

ビームの方向から青と白の機体がジム達とすれ違い様にそのうちの1機撃ち落とし、残る1機もすれ違いざまに胴体を真っ二つに斬られて爆散していた。

 

「あこ!!奥まで入れ!!」

 

「うん!!」

 

敵を倒した中で青と白の機体から聞こえた巴の声にあこが答えると皆が急いで部屋の中に転がり込んでいく。

 

そんな中で巴達3人は一度同じ場所に集まって機体の確認を始めていた。

 

「つぐみがハイパー・メガ・ランチャー装備のZで、巴がエアマスターバーストだっけ?2人とも変形は…出来ないよね」

 

「うん。それで蘭ちゃんがピクシー…」

 

妖精の女王(ティターニア)から小妖精(ピクシー)って随分とスケールダウンしたな」

 

「しかも、これマシンガンがないんだよね」

 

「私もランチャーからサーベルだよ?」

 

「アタシに至っては近接装備すらないぞ」

 

「とりあえずはバズーカ拾って…相手の武装がロックされて使えない…」

 

「なるほど…敵から銃器を奪えないってことか、じりじり削られるな…」

 

ピクシーにZガンダムにエアマスターバーストという普段の彼女達では絶対に使わないような機体に苦い表情を浮かべていたが、つぐみと巴はビーム兵器に不慣れで蘭にいたってはそもそもの装備が不足している上に相手が落とした装備はロックされて使用不可という最悪の状況だが、それでも彼女達はやるしかなかった。

 

 

「蘭、アタシ、つぐの順だな。蘭が突っ込んでアタシとつぐが撃ち落とす形で」

 

「ビーム使いにくいんだけど…頑張るね!!」

 

「銃器が使えないってだけで盾とかは使えるから。それで最悪はそれでぶん殴るか…」

 

「つぐ、遠距離が足りない状況だからサーベルで突っ込むなよ!!」

 

「分かってるよ!!」

 

「来たよ!!3機!!」

 

3人は隊列を確認すると部屋の中に飛び込んできた次の敵に対して巴とつぐみの2人がビームで牽制する中を蘭が真っすぐ突っ込んで瞬く間に敵を手足をバラバラに切り落とすと敵は一旦いなくなる。

その状況で巴は部屋に逃げてきた面々をカメラで確認していた。

 

「とりあえず、香澄とはぐみと日菜先輩は後で白鷺さん達に説教してもらうから覚えておけよ」

 

「えぇ~!?どうして~!?」

 

「そうだよ!!みーくん達を応援しただけだよ!!」

 

「でも、結果的には大丈夫だったんだし…」

 

 

「3人共本気で言ってるの?」

 

「状況忘れて大声出してるのは流石に擁護できないですよ…」

 

「ますき達は悪いけどその3人が馬鹿しないように抑えておいてくれ」

 

「おう…。って燐子さん?何やってんですか?壊れた敵の方に…」

 

巴はピンチを引き起こした3人に怒りながらも死刑宣告を告げるとこれ以上バカをしないように3人を抑えるように指示を出す。

そんな中で燐子は何を思ったのか巴達が破壊したジムを確認し始めていたことに疑問を感じたが燐子は残骸を見て落ち込んだ様子で彼女達の元へと戻ってきていた。

 

「いえ…その…」

 

「燐子ちゃん、もしかして壊れたモノを直して使おうと思ったのかい?」

 

「あっ!!そうすればおねーちゃん達の手伝いが出来るね!!」

 

 

 

 

「瀬田さん…はい。その考えてましたが…」

 

「……これは無理そうね。これラン・ミタケが手足を切り落としただけの奴よね?」

 

「はい…。胴体が無事だったはずですが完全に壊れてます…」

 

「自爆して使えんようにしてるんやね」

 

燐子は破壊した敵機をリサイクルして使おうと考えていたのだが、残念なことに相手もそれを考慮していたのか撃墜された機体の全ての胴体部が粉々に砕け散っていた。

その粉々になった胴体の中には手足を切り飛ばしただけの機体もあったのだが、それすらも粉々になっている所を見たりみは相手が何をしているのかを口にしたが、問題はこれだけで終わらなかった。

 

「あっ!!」

 

「そよりん?どうしたの!?」

 

「大変!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽奈ちゃんがいない!!」

 

「「「「「えぇ~~~~~~~!?」」」」」

 

「いつの間に…!?」

 

 

 

「…考えるのは後だ!!敵だ!!」

 

このタイミングで最年少である楽奈がこの場から姿を消していたことに気が付いた一同だったが、今の彼女達は巴達が敵を倒して自分達が無事に帰れることを願う事しか出来ないのだった。

 


 

「巴…みんな…」

 

「リサさん。心配するのは分かりますが、ジブンたちに出来るのは…」

 

「とやかく言いたくなりますけど、先に進ませてくれたみんなのためにも、今はこころを助けないと…!!」

 

「うん…覚悟は決まってるよ!!もう半分以上進んでるんだから後は…!!」

 

「そうっすね!!でも、敵はまだいますから頑張りましょう!!」

 

「うん…!!そう言う訳で次回、”歪んだ鏡”」

 





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感想評価は気分次第でお願いします。

突入組
・美咲:ダブルオークアンタ(GNソードⅣフルセイバー装備・機体本体は通常仕様)
・有咲:フルアーマーユニコーン(ハイパービームジャベリン×2装備)
・紗夜:マキシマムパーフェクトストライク
・リサ:ガンダムAGE-2ノーマル
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット&ライフルビット24基+手持ちライフル×2
・瑠唯:ZZガンダム

残留組
・蘭:ピクシー
・巴:エアマスターバースト
・つぐみ:Z
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