BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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おはー()
ってことで今回のタイトル的にはあの人ですね…
可能性---あっ…ここでUC流しておきますね?

ってことで初投稿です


第35話-人の可能性

千聖達がガウェインとの戦闘をしていたその近くで有咲はキュベレイ・パピヨンとの戦闘を続けていた。

 

「行けっ!!」

 

有咲は自身の周囲に浮遊していた2枚のシールドを両腕にマウントしながらキュベレイへと突撃していくが、キュベレイは有咲の突撃を難なく躱してランスを有咲の背に向けてそこへビームを打とうとしたが―――

 

「背中狙いは分かってんだよ!!…それにそのAIのカラクリもな!!」

 

有咲は1枚だけ飛ばしたシールドからガトリングでキュベレイを撃つことで攻撃を中断して即座に回避行動に移ると有咲は機体を反転させて両腕のマグナムで狙いを定めた。

 

普通に撃てばキュベレイにダメージを与えられる状況だが、有咲はビームを撃たず、飛ばしていたシールドを直接キュベレイへと叩きつけていた。

 

 

 

「2機から攻められてる時には気が付かなかったけど、機体のモーションが徐々に紗夜先輩とリサさんに似てきてるし、ところどころに私と瑠唯ちゃんの動きもあるって事は、こいつは他所で戦ってる紗夜先輩達の動きを学習してるって事だな?」

 

有咲の目の前にいるキュベレイの機体動作が徐々に洗練されて紗夜の攻撃とリサの機動へと近づいていく姿に今この状況でも学習を続けているということを完全に見抜いた彼女は奇妙な行動を取り始めていた。

 

「ほら、次はガトリングだぞ?」

 

両腕に戻していたシールドを再び操ってガトリングでキュベレイを狙おうと動かし始めたが、キュベレイは自身に接近してくるシールドに装備されたガトリングの砲身が回転し始めたのに気が付いて回避行動に移っていた。

しかし、回転したガトリングの砲身からビームが放たれることはなく、シールドとガトリングの間にマウントされていたハイパー・ビーム・ジャベリンからビームを発振させてそのままキュベレイの肩部装甲を切り裂いて内側にあったクリアファンネルを機体から切り飛ばした。

 

「これでクリアファンネルは潰れたな。っと今度は接近戦か…接近戦は得意じゃないのによ」

 

クリアファンネルが潰されたキュベレイはランス片手に有咲に突撃していくが有咲は悪態をつきながらもビームマグナムのジュッテでランスからの突きを逸らすと、彼女は相手を斬り上げるべく腕を下から上に振り上げようと構えていた。

 

しかし、キュベレイもそれが振り上げられる前に後ろに下がろうとしたが機体は後ろではなく真横に機体が吹き飛ばされていた。

キュベレイはカメラ越しに状況を確認するが何をされたのかは有咲の状態からすぐに判別していた。

 

「フェイントにまんまとハマるのかよ…」

 

有咲の腕はフェイントで彼女はキュベレイの胴体を後ろ回し蹴りの要領で蹴り飛ばしていたのだ。

だが、この状況には蹴りを入れた本人もここまで見え見えのフェイントに引っかかって蹴りを受けていた相手に驚きの表情を浮かべたが、すぐに有咲は我に返って冷静に状況を分析してあることに気が付いていた。

 

「まだ咄嗟の判断が出来ねぇのか…それはいいとしても、狙い通り動きが鈍ってきたな。ならこの策は継続だな…!!」

 

咄嗟の判断が出来ていないことよりも、有咲は自身の狙い通りに相手の機体の動きが鈍くなっていることを気が付いた彼女は一気にキュベレイへと肉薄したが、その動き方が誰の目から見ても完全に意味不明な動きになっていた。

 

 

マグナムで狙える場面であえてバルカンで威嚇し―――

トンファーで機体本体へ攻撃が当てられる所をあえて拳で機体を殴り飛ばし―――

挙句の果てには反撃で繰り出されたランスの突きに合わせる様にシールドを相手にぶつけていた―――

 

 

落とせるはずのタイミングで落とさない。

見る人から見たら完全に相手を舐めているようにすら見える動きを続けていたが、そんな状況で痺れを切らしたのか謎の声がキュベレイから発せられていた。

 

「ここまでふざけたマネを…」

 

「男の声……でも、ようやく出てきたな。情けないビットの動きをさせていた奴が…」

 

「ふっ…だが、それがどうしたと―――」

 

 

 

 

 

「弦巻さんのエンボディは確か、チーム・ネメシスに協力してた”フラナ機関”が作ったもので、そこにキュベレイパピオンのコピー機体とくれば、7回世界大会の時に加わったネメシスの関係者。ファイターは女だったからおそらくその横で管制してた奴だろ」

 

「なっ!?どうしてそれが分かった…!!」

 

「どうしてって…予想してただけなのに最後は自分で墓穴掘ってんじゃねぇか…」

 

キュベレイパピオンのコピー機体とエンボディシステムを用意が出来るものなど世界で数えるほどしかおらず、その上でキュベレイから聞こえてきた男の声から有咲は相手の正体を推測したが、相手の男―――ナイン・バルトは声を挙げてしまったが、その言葉は完全に墓穴を掘っていた。

そんな彼に呆れた有咲は更に言葉を続けていた。

 

「マフィアになった理由はエンボディの研究のためだな。

あれは危険すぎるってのでバトルのレギュレーション違反どころか殆どの国で使用自体が違法になっちまって表で堂々と研究とか使用も出来ねぇからな。裏に潜って研究続けてそのための金のためだろ?下らねぇな…バッカじゃねぇのか?」

 

「…だが、それが分かったところでふざけた動きで何が出来ると…」

 

「最初に言ってたろ?”徹底的に叩き潰す”って」

 

「っ!!そんなことが出来るとでも、こちらには人質だっているんだ。こういう時は日本人は地面に頭をつける土下座をして許しを乞うのだろう?」

 

キュベレイの攻撃をふざけた動きで捌き続けている有咲に自身の目的を見破られた上で”くだらない”との烙印を押された。

そのことでナイン・バルトは相手にバカにされるという屈辱で我を忘れて、こころを使って脅しまで始めたが有咲は気にしていなかった。

 

「エンボディの出力を高くすれば暴走して廃人になる…だろ?廃人になるより先に弦巻さんを取り返すし、それにな…あの弦巻さんが早々に暴走して廃人になる訳ねぇんだよ!!」

 

「なら、それは不可能だ。友人が廃人になる地獄を見て後悔するんだな…!!」

 

有咲の根拠のない言葉に不快感と怒りを覚えるとキュベレイの動きはその速度を増していく。

だが、それでも有咲はキュベレイの攻撃を難なく捌き続けていた。

 

「後先考えず機体を振り回し始めたか…でも、動きが雑なんだよ!!」

 

「でも、これでファンネルを止める余裕はないはず…」

 

「確かに余裕はなくなってきたけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう止める必要もないな」

 

「何っ?」

 

キュベレイの攻撃を捌いて徐々に余裕が無くなってきた有咲。

この状況ならばサイコミュ・ジャックをされずにファンネルが動かせると判断したナインだったが、彼女はもう必要ないと言ったその瞬間に彼女達から少し離れた場所で爆発が起こっていた。

 

「なっ!?ガウェイン…!!わざわざガンプラを作る金を用意したというのに、だが彼を相手にしたのだから大破寸前に…なっ!?無傷だと…!?」

 

「余裕が無くなったのはお前の方だな!!」

 

「だが、これで…アイツの事を気にすることなく暴れれば…!!」

 

彼女達から離れた場所でガウェインのデビルガンダムが撃墜された。

その上、ガウェインを相手にしていた千聖達は全くの無傷と言う余りにも予想外の状態に完全に形勢が逆転してしまったが、考えれば他を気にする必要がなくなったともいえる状況になったが、ここで最大級の爆弾が爆発した。

 

「なっ!?機体が…!?なんだこの動きは!!」

 

「やっと来たな」

 

攻撃に出ようとしたその瞬間、突如としてキュベレイの動きが訳の分からない動きを取り始めていた。

当然、そんな動きになるなど考慮していないナインは驚くが、当然この状況になることを有咲は読んでいた。

 

「お前と違ってAIは優秀だな。別の場所で戦ってる紗夜先輩とリサさん、それに瑠唯ちゃんの動きまで学習して反映してるんだからな」

 

「何を言って―――」

 

「でも、優秀過ぎたせいで、私のふざけた動きも学習しちまったみたいだな?最適パターンでの動きしかしてこなかったから簡単だったぞ?」

 

「はっ…!!だから今までふざけた動きを…!!」

 

徐々に紗夜達の動きに近づいている。

最初に感じたこの感覚から彼女は現在進行形で学習をしていると判断した有咲は最適なパターンで動いていることから、”最適ではない意味不明な動きで対応してあえてそれを学習させる”という常人の斜め上の対処で凌ぎ続けてい結果、AI制御の機体は完全に意味不明な動きを取り始めるという結果を手繰り寄せたのだ。

 

「ふざけるな…!!そんなもので私の研究が…!!今からAIを切れば…!!」

 

「今更、AI切ったところで遅いんだよ!!」

 

ふざけたAIよりも人間(ナイン)が動かしたほうが良いと判断して、AI制御から人間の制御に切り替えた。

しかし、今までAIを難なく捌いていた有咲に素人同然の人間が動かしたガンプラなど全く相手にならず、両腕のトンファーで肘から先を切り落とされた挙句、ジャベリンのビーム刃を発振させたシールドがテールバインダーを切り落として完全に戦闘能力を奪いとって見せた。

 

「なっ!?こんな所で…私の研究が…!!」

 

「そう言えばお前、地獄を見て後悔しろ…って言ってたよな?」

 

「何を言って…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てめぇが地獄の底で閻魔様に土下座してこいっ!!」

 

そういった有咲は両腕のマグナムとシールドからのガトリングにミサイルまで撃ち、キュベレイを文字通りに粉々に粉砕すると、シールドを回収し始めた有咲の横に千聖達が向かって来ていた。 

 

「今度からは私のデータを…って言っても無駄か…」

 

 

 

「有咲ちゃん」

 

「白鷺先輩、そっちも無事でしたか」

 

「えぇ…それにしても、何であんな動きを…?」

 

「正直1vs1の時点でいつでも落とせましたけど、AIは今も学習してますからふざけた動きを学習させました。

これで紗夜先輩のとこが多少は楽になると思います」

 

「ふえぇ~!?」

 

「有咲ちゃん、そこまで考えてたの!?」

 

有咲はいつでも落とせたと言った上に他の戦場のことすら考えて今までの動きを取っていた。

その言葉に驚いた千聖達の横では有咲が淡々と機体情報の確認を行っていた。

 

「ミサイルの残弾が後3割ってとこか…とりあえず、私達も後を追いましょう」

 

「分かったわ」

 

「千聖ちゃん、代わるよ?」

 

戦闘を終えた2機は先に行った美咲達の後を追いかけるべく、再び予定通りの進路に戻っていくのだった。

 


 

「完全勝利だね!!」

 

「えぇ…花音の言う通りだけど…それにしても有咲ちゃん、よくあんな動きを思いついたわね…」

 

「なんもかんも香澄のせいです」

 

「ふふっ…香澄ちゃんには感謝しないとね?」

 

「あんまり表立って言うとアイツ調子に乗るんで…」

 

「照れてるわね」

「照れてるね」

 

「なっ!?照れてないですよ!!もう!!次回!!”不可能を可能に”」

 

「「逃げた…」」

 

「逃げてない!!」

 




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感想評価は気分次第でお願いします。

突入組
・美咲:ダブルオークアンタ(GNソードⅣフルセイバー装備・機体本体は通常仕様)
・有咲:フルアーマーユニコーン(ハイパービームジャベリン×2装備)
・紗夜:マキシマムパーフェクトストライク
・リサ:ガンダムAGE-2ノーマル
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット&ライフルビット24基+手持ちライフル×2
・瑠唯:ZZガンダム

残留組
・蘭:ピクシー(大破)→ジョニー・ライデン専用ザクⅡ
・巴:エアマスターバースト(小破)→グシオンリベイクフルシティ
・つぐみ:Z

・楽奈:Ez8
・明日香:デスティニーガンダムSpecⅡ(紗夜機)
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