BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

124 / 158
遅くなりました!!
いやーもう少しで終わりそうですね…
そう考えると筆が遅くなってしまったことを反省して初投稿です


第39話-最後の刺客

こころを取り込んだデビルガンダムコロニーの出現と、サイコガンダムの集団に囲まれた美咲。

 

圧倒的な危機的状況に追い込まれた彼女だったが、未だに敵の猛攻に晒され続けていた。

 

「せいっ!!」

 

「大剣2本でよくこの攻撃を凌ぎ切れるものだ…」

 

「それに他のみんな頑張ってて、目の前にこころがいるんだから…!!」

 

「味方が来るまで耐えるつもりだろうが、この無敵のサイコガンダム軍団を前にしては何の役にも立つまい。全世界に中継されている中で無惨に倒される姿を晒すがいい!!」

 

「くっ!!フレンドリーファイアを気にしないで良いのが質が悪すぎる…!!」

 

マシタの言葉に答えるように美咲を取り囲んだサイコガンダム軍団は味方にビームが当たることなど全く考慮する素振りすら見せずにビームを乱射するが、ダメージレベルCと言う設定とサイコガンダムのIフィールドの防御が掛け合わさったサイコガンダム軍団は味方から放たれたビームで全くダメージを負う事もなく美咲を狙い続ける。

 

正にビームの嵐と形容が相応しい状況下で美咲は縦横無尽に飛び回りながら、直撃するものを大剣で切り落としつつビームガンで撃ち落とすことで攻撃を回避し続けながらも攻勢に出る機会を伺い続けていた。

 

 

「攻めなきゃ…でもこの状況じゃ…!!」

 

「7機揃おうともこの状況は突破できんよ?」

 

「7機…?」

 

「っ…!!しまっ―――!!」

 

回避を続ける中で攻勢に出るタイミングを伺っていた美咲だったが、この状況に痺れを切らしたマシタから出てきた言葉。

美咲がそれを呟くとマシタの顔が僅かに歪んだのを彼女は見逃さず、その顔から彼女は今の状況を把握していた。

 

「生き残ってるのを見せたのは2機だけ…ってことは!!みんながまだ生き残ってる!!なら、市ヶ谷さん達が来るまで粘るだけ…!!」

 

「ふっ…!!だが、それを知ったところで何が出来ると言うのかね?」

 

「全員が揃えば何とでもなるはず!!」

 

「あのお嬢さん達は消耗していて、そして君が残した敵を倒してここに来ると?」

 

「当然…でしょ!!」

 

圧倒的なビームの前では美咲1人では攻勢に出ることが難しい。

だが、皆が揃えばこの状況を打破できる可能性が見えてテンションが上った美咲は上ったテンションに任せてサイコガンダムの1機へと肉薄するとそのまま機体を十字に切り裂いてバラバラにしてみせた。

 

「くっ…!!やってくれる…!!」

 

「でも、みんなでこころを助ける前に唯一残ってるアンタを叩き潰すつもりだけど」

 

そして、1機を潰した勢いで近くにいた別の機体に急接近してIフィールドの範囲内である懐に潜り込むと今度は機体の手足と頭を切り落として盾として数発のビームを受け止めると、残った胴体をまた別の機体へ向けて蹴りこんだその瞬間蹴りこんだ胴体部は自爆して数機のサイコガンダムを巻き込んでいた。

 

だが、それでもマシタは余裕の笑みを浮かべ直していた。

 

「ふふっ…」

 

「今更強がった所で…」

 

「いや、失礼。残っているのは私だけ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうではないのだよ」

 

「何を言って…ここまでもうあんたしか…」

 

マシタはまだマフィアのメンバーが残っていると口にしたものの、最深部までやってきた美咲はそれらしい機体はまだ確認していない。

だが、マシタの浮かべているその表情は取って付けた様な強がりには見えなかった美咲は少しだけ状況を頭に浮かべた。

 

「ではあえて質問しよう。ここにあるのは粒子精製のための装置だが、AIを管理しているサーバーはどこにあるというのだね?」

 

「AI制御のサーバー…?」

 

美咲は攻撃を捌きながらもマシタの言葉について考えるが、彼の言うように目の前にあるのは粒子を精製するための装置のみでAIを管理しているサーバーについては有咲の作戦会議の時にすら触れられておらず、最深部まで踏み込んだ美咲も今までのルートでそれらしきものは全く見ていなかった

 

だが、今の彼女は目の前の攻撃を捌きながらであるためか深くその理由を考えている余裕がない美咲を見たマシタはすぐにその答え合わせをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

「AIのサーバーはこの建物の最上階―――君達がいる上の階にあったのだよ」

 

「上の階…!?」

 

「そうだとも。だが、戦力が限られている状況で…目標を粒子精製装置の破壊に搾った参謀の能力は素晴らしい。粒子の供給が止まればAIの機体は動きを止め、サーバーは無用の長物となるからね。

最も、サーバーを守っていた彼には別の役目を与えたがね?」

 

「別の…っ!?まさか…!!」

 

AIを管理しているサーバーは彼女達がいた場所よりも上の階にある。と言う告白に美咲は驚いたが、それ以上にサーバーを守っていたマフィアのメンバーに別の役目を与えたと言う言葉を聞いた美咲の頭には最悪の想像が思い浮かぶのと同時にマシタは凶悪な笑みを浮かべていた。

 

「そうだよ!!万が一…いや、天文学的な確率で私が負けたとしても、勝利した君達を待っている人は誰もいなくなっているよ!!」

 

「っ!!薫さん!!はぐみ!!」

 

「折角だ。ここまでやって来ると言っていた皆にも、研究所内のモニター越しにその光景を見てもらおうじゃないか!!」

 

マシタを除いた最後の刺客は最深部を守りから美咲達の事を待っているはぐみや皆を襲うことを指示した。

 

それを理解した美咲を他所にマシタは美咲に通信で映像を送り付けると、そこには最後の刺客の機体が蘭達が戦っている部屋へと向かっている映像だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美咲とマシタがやり取りをしていたのと同じ頃―――

自身の機体と蘭達一行は完全に勢いに乗ってやって来ていた大量のガンプラ軍団を蹴散らしていた。

 

「蘭ちゃん!!巴ちゃん!!遅くなってゴメン!!今から遅れた分は取り返すから!!」

 

「つぐみ、援護する!!」

 

 

「あんな動きはただの的撃ちだから気にすんな!!…明日香達は…!!」

 

つぐみのルプスレクスが腕部ロケット砲から弾をばら撒きながら両手に持ったツインメイスで確実に敵機を叩き潰し始め、その後ろに着いた蘭はつぐみが撃ち漏らした敵をすれ違いざまにヒートホークで叩き切りつつマシンガンと叩き込む。

 

幼馴染で完璧に連携を取っていたが、巴が4門のロングレンジライフルで正確に敵を撃ち抜きながら敵を抑えている後輩2人の方へと視線を向けると――――

 

 

 

 

「倍返し…!!」

 

「でぇええええええええええええええい!!」

 

「おいおい…完全に誤算だぞ…ってそうじゃない…!!明日香!!それに楽奈だったか?大丈夫か?」

 

「へーき」

 

巴の期待はいい意味で裏切られ、楽奈がキャノン砲の砲撃で確実に敵を撃ち落とし、その砲撃の合間をすり抜けながら明日香が対艦刀とビーム砲を駆使してつぐみと蘭の2人と同等の速度で敵を叩き落していた。

その光景に巴が驚きつつも2人の状況を確認すると楽奈からは落ち着いた声での返事が返ってきたが――――

 

「昨日の大学生の先輩達(アンポンタン)に比べたら…!!」

 

「明日香!?」

「あっちゃん!?」

「あすか!?何があったの!?」

 

「あっ…明日香ちゃん…昨日のが…」

 

 

「ロック!!あっちゃんに何があったの!?」

 

「えっと~!!その、揺らさないでくださ~い!!」

 

それとは対照的に明日香からは怒りの籠った声が漏れており、普段とのキャラの違いに巴だけではなく姉である香澄やあこですら困惑の声を挙げた横でロックは何かを思い出していた姿に香澄は肩を掴んで揺すり始めていたが、周囲がそれを止めるとロックは改めて何があったのかを話始めていた。

 

「えっと、昨日…明日香ちゃんと2人で勉強して気分転換に散歩してたら、紗夜先輩達がガンプラバトルに巻き込まれたんですけど…

 

 

 

 

その時に明日香ちゃんがセンスがいいって言われて、そのまま紗夜先輩達4人にイジメ―――じゃなくって、練習させられてて…」

 

「ストレスが爆発してんのか…」

 

「えっと…ますきさんの言う通りだと思います…」

 

「リサ達は何をしているのよ…。でも、それのお陰で助かっていると考えると複雑ね」

 

「さっすが!!おねーちゃん!!そうだ、巴ちゃん!!」

 

紗夜達のバトルに巻き込まれ、ロックがイジメと言い間違えるレベルの過激さでバトルについて叩き込まれる――――

 

ロックの説明をますきが纏めた内容を聞いた友希那は完全に呆れていたが、それ以上にそれのお陰で自分たちは問題なく入れる状況に何とも言えない気持ちになっていたのを即座に日菜がぶち壊したが、少しだけ余裕が出来たこのタイミングでモカが巴にあることを聞いていた。

 

 

「トモちん~。後ふたつ開いてるけどどうするの~?」

 

「1つは燐子さんだ!!有咲のアカツキのシラヌイでみんなのガードを!!後は誰でもいいから有咲のルージュかアタシの獅電で燐子さんの援護だ!!」

 

「トモエ!!不味いわよ!!ネットでこの状況が中継されてるのがやっと見れたけれど、こっちにマフィアのメンバーが来てるらしいわよ!!」

 

モカの言葉に巴が答えたが、そのタイミングで黒服の手によってネットワークに接続できるようになったタブレットで状況を確認していたチュチュが放った言葉で彼女達は緊張の表情を浮かべるのだった。

 


 

「あすかにそんな秘密があったなんて…」

 

「ロック、そんな凄かったの?」

 

「はい…最初は1人ずつで色々教えてたんですけど…その…紗夜先輩が我慢できなくなって…」

 

「「「「……」」」

 

「おねーちゃん、おもしろーい!!」

 

「日菜ちゃん?全然面白くないと思うけど…」

 

「ですが、アスカさんのお陰でこうしているんですから!!サヨさんは流石です!!」

 

「おねーちゃんも頑張ってるし!!こっちは応援しなきゃ!!じゃあ薫くん!!最後ヨロシク!!」

 

「任せてくれ…次回"絶対防衛線"あぁ…なんて儚いんだ…」

 

 




誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

突入組
・美咲:ダブルオークアンタ(GNソードⅣフルセイバー装備・機体本体は通常仕様)
・有咲:フルアーマーユニコーン(ハイパービームジャベリン×2装備)
・紗夜:ストライク(ストライカーパック消失・???)
・リサ:ガンダムAGE-2ノーマル(中破・手足欠損)
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット&ライフルビット24基+手持ちライフル×2
・瑠唯:ZZガンダム

残留組
・蘭:ジョニー・ライデン専用ザクⅡ
・巴:グシオンリベイクフルシティ
・つぐみ:バルバトスルプス
・楽奈:Ez8
・明日香:デスティニーガンダムSpecⅡ(紗夜機)

オマケ
Gジェネ風味Lv1ステータス表(突入組・大学生篇
指揮 射撃 格闘 守備 反応 覚醒 アビリティ
氷川紗夜 20 240 240 120 280 0  SEED
今井リサ 40 200 170 170 200 60 スーパーパイロット/悪運
白鷺千聖 60 160 200 150 170 100 エレガント
大和麻弥 140 250 50 180 140 130 狙撃手/射撃手
松原花音 10 150 120 150 250 0 危機管理能力Lv3/戦場のピエロ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。