BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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皆さん、おはこんばんにちは。
いやー…後数話で本編が完結出来そうですねェ…
と軽いノリで連絡をぶち込んで初投稿です



第46話-希望の華

「ふぅ……良かった…」

 

マシタを倒してからこころを危機から助け出すという大仕事を終えた美咲は深いため息を着いてから次の目的へと視線を移していた。

 

 

 

「後は、装置を破壊…だけど、相手を倒した後でする必要あるかな…?それに生体ユニットのこころを切り離したのにデビルガンダムが残ってるのは…あれも粒子で作ってるはずなのに…」

 

美咲に残されたのは目の前にある粒子精製装置を破壊すること。

だが、マフィアの戦力の大半を担っていたAI制御の機体はAIサーバーを破壊したことで完全に無力化されており、マフィア達の機体も撃破して殆ど戦力が残っていない。

 

そんな状況で装置を破壊する意味を疑っていたが、美咲は生体ユニットにされたこころを切り離した粒子で生成されたデビルガンダムが未だに健在なことに疑問を持ったが――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?くっ!!」

 

その疑問は突如として彼女を襲った衝撃によって全て掻き消されてしまった。

普段だったら問題なく対応出来ていたはずだが、完全に油断していた美咲は盾で攻撃を受けたが、衝撃を殺しきれずに一気に装置が置かれた部屋の外まで吹き飛ばされていた。

 

「奥沢さん…」

 

「八潮さんありがと…」

 

「いったい何が…?」

 

 

 

「奥沢さん!!瑠唯ちゃん!!回避!!」

 

「っ!!」

 

「これは…」

 

部屋の外まで吹き飛ばされた美咲。

だが、運がいいことに部屋に入ろうと向かっていた瑠唯によって受け止められるが、瑠唯と共にいた有咲が飛ばした指示を受けて2人で即座に回避行動に入ると、2人がいた場所には何かが通り過ぎていく。

 

美咲達が回避するとすぐさま有咲が2人を狙っていた物バズーカで撃ち落とす。

そして咄嗟に動いた2人は何が何だか分からなかったが、有咲が撃ち落とした残骸を見た2人は驚愕の表情を浮かべていた。

 

 

 

 

「ガンダムヘッドだ…!!」

 

「それって…!!」

 

有咲の言葉を聞いた美咲は自身が弾き飛ばされた方向へと視線を向ける。

 

「――――――――――――――――!!」

 

 

 

 

 

「デビルガンダムが叫んでる…?」

 

「攻撃が来ます…」

 

「ちっ!!マフィアぶっ飛ばしたと思ったらこれかよ…!!」

 

 

 

 

「ふはははは!!我々はまだ負けてない!!このデビルガンダムコロニーで君たちを完膚なきまでに―――」

 

その視線の先にはこころを取り込んでいたデビルガンダムコロニーが何かを叫ぶ様な動きを見せてから美咲達の方向へとガンダムヘッドからビームが放つも、瑠唯がその動きに気が付いたことでその攻撃を回避して見せる。

 

だが、自身達の何倍もの大きさもある相手を前に有咲が悪態をつくと、マシタはその圧倒的な力を手にしたと高笑いを浮かべるがそんな彼に予期せぬ事態が起こってしまった。

 

「なっ!?なんだこれは…!!勝手に動いて!!」

 

「マシタ!?いったい何が…!!」

 

「通信を繫げれば…!!」

 

マシタの困惑したような言葉が周囲に響く。

しかし、明らかにその言葉がおかしいと感じた有咲は何とか状況を確認しようと、マシタへの通信回線を開こうとコンソールを操作すると、運よく…

 

いや、運悪くマシタの通信回線が開いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだこれは…!!っ!?私にも…!!やめっ…!!助け―――!!」

 

 

 

 

「「!?」」

 

「通信が切れた…でも、アレは…一体…」

 

「市ヶ谷さん!!あれって…」

 

「デビルガンダムに取り込まれたってことだろ!?だとしたら、不味いぞ!!このままじゃ上の香澄達も危ねぇ!!」

 

「っ!!こころ!!切り離したのにまた取り込まれる!!」

 

「既に取り込もうとしているようです…」

 

有咲はマシタとほんの少しだが通信回線を開くことに成功した。

だが、画面には彼は謎の触手のようなものが彼に襲っている光景と、その時に助けを求める叫びと共に通信が切れた。

 

映ったものがなんなのか理解できていなかった瑠唯だったが、美咲と有咲は映った触手と状況からマシタがデビルガンダムに取り込まれたと推測すると同時に最悪の状況が頭を過るが、既に目の前では先ほど美咲が救出したはずのこころを再び取り込もうとガンダムヘッドが彼女へ向かって伸びて行っていた。

 

 

「ミーティア!?」

 

「紗夜先輩!!」

 

こころを捉えようと伸びたガンダムヘッド。

だが、それは彼女達の後方から飛び出してきたミーティアがガンダムヘッドを体当りで弾き飛ばすと、その後から飛来したビームによって正確に顎を撃ち抜かれて爆散してその爆風が地面に倒れたこころは運よく壁際まで吹き飛ばされていく。

 

そんな光景を見た美咲達はすぐにミーティアが飛んできた後ろを振り返っていた。

 

「ふへへ…!!我ながらいい狙撃でした…!!」

 

 

 

「麻弥さん!!」

 

「アタシ達もいるよ~」

 

「ふえぇ~!!おっきいよぉ~…!!」

 

「これは…流石に…」

 

 

 

 

 

 

「市ヶ谷さん!!これはどういう状況ですか!!」

 

「氷川さん。生きてたんですね」

 

「八潮さん。勝手に殺さないでください!!」

 

このタイミングで後方で戦っていた大学生たちが美咲達の元へと再び合流するが、麻弥ですらうまく状況を出来ずに困惑していると、そんな彼女達に割って入るように紗夜が説明を求めていた。

 

「装置を取り込んだデビルガンダムから弦巻さんを切り離された結果、あれが暴走を始めて手始めにマフィアのメンバーが取り込まれました」

 

「そっか…こころが中にいたら壊してたら大怪我してただろうから…。って美咲!?目が金色になってるけどどうしたの!?」

 

「リサちゃん!!反省会とかは後よ!!アレを止めないと上にいるみんなも危ないわ!!」

 

「いくら美竹さん達がいるとは言えども…その通りですね」

 

「市ヶ谷さん!!何か策は…!!」

 

「っ!!早くしてください!!デスアーミーまで出てきて攻撃を開始してきました!!このまま対応し続けるのも限界があります!!」

 

今の事態を共有した一同。

その中で紗夜から打開策を求められた有咲はどうすればいいか考えるが、その間にもデビルガンダムはデスアーミーまで生み出して彼女達を攻撃し始める。

すかさず麻弥がホルスタービットで攻撃を防ぎ始め、美咲と有咲以外の面々が向かってくる敵を迎撃し始めていく。

 

そんな中で有咲は皆の機体情報を確認しながら、この状況を打破できる有効な手を考えていくが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ!!ダメだ…!!麻弥さんのミサイルとバルカン以外の実弾0!?…くそっ!!みんな消耗しすぎてて、決めきれない…!!」

 

「だったら、上の蘭達から1人とかを呼べば…」

 

「下手に引っ張ってきたら、みんながマフィア共の二の舞になりますよ!!」

 

今の消耗している自分達では敵を倒すまでの戦力がなく、リサが上の蘭達を呼び出すことを提案したが彼女達が守っているメンバーがマフィア達の二の舞になる懸念がある以上はその提案は受けられない。

 

完全に手詰まりの状況だったが――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、アレなら…でも…」

 

「有咲さん!?何かあるんですか!?」

 

「いや…あるっちゃある…って言えるのかあれは…」

 

 

 

 

「やろう。市ヶ谷さん」

 

「奥沢さん!?」

 

不意に有咲にはこの状況を打開する考えがあるようなことを口にしていた。

その言葉を聞いた事に策を考えていた麻弥が驚きの表情を浮かべるのに対して有咲は苦笑いを浮かべると、美咲が有咲が考えていることを実行しようとハッキリと口にする。

だが有咲は心配そうな表情を彼女に向けていた。

 

「…蔵でやった時は1度も成功してないし、システムぶっ壊すレベルの大失敗したろ?」

 

「今まで全部失敗してる…出来たら奇跡だろうけど、今なら行ける気がする…」

 

今までを通しても一度も成功した事ない。

美咲からしても”出来たら奇跡”と口にしたそれを作戦の中核にするなど狂気の沙汰でしかない。

 

「”出来たら奇跡”…それが作戦の中核とかとんでもない大博打だな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だったら、奇跡を起こすしかないな…!!」

 

だが、この状況を打破するならば狂気の沙汰に賭ける覚悟は既に決まっていた。

そして、その策は―――

 

「基本は出撃時と一緒ですが、アイツが建物を撃ち抜いた攻撃を誘います…」

 

 

「なるほど、エネルギーを使ったタイミングで全力のカウンター…そういうことね」

 

「それで最後は美咲ちゃんが…だったら私も頑張るよ!!」

 

「大和さん!!ライフルを借ります!!」

 

「…えっ?あっ…はい」

 

「八潮さんも行きますよ!!」

 

「氷川さん…分かりました」

 

敵の大技を誘い、その後に全力でカウンターを当てる。

有咲の言葉を千聖が彼女の狙いを察してリサと共に飛び出すと、麻弥のライフルを借りた紗夜と瑠唯がその後に続いていくが、麻弥だけは最後まで残って美咲と有咲に視線を向けていた。

 

「市ヶ谷さん。疑っている訳ではありませんがどういう作戦なんですか?」

 

「普通そうだよな…瑠唯ちゃんはともかく、あの先輩共は何考えてんだか…」

 

「何も考えてないと思う…。市ヶ谷さんを信じてるからってのもあるだろうけど」

 

「ジブンも信じてはいます。ですが、ビットの数も最終決戦仕様と同じまで減ってますから作戦次第で動きを変えないといけないっすからね」

 

「とりあえず簡単に――――」

 

最もな疑問をぶつけられた有咲は先行して戦い始めた先輩達に呆れながらも麻弥へと作戦を伝えると、彼女は一瞬だけ驚いた表情を浮かべるとすぐに笑みを浮かべて目の前の戦場に視線を戻していた。

 

「なるほど…。確率は最悪ですが……

 

 

 

 

 

 

 

最高にロマンの詰まった作戦!!映画みたいで燃えますね!!」

 

「言うと思いましたよ…奥沢さんは最後の種なんだからな!!」

 

「奥沢さん!!ハロハピらしく笑顔の花を咲かせましょう!!」

 

「分かってますよ…これが本当に最後の戦い…!!絶対に止める…!!」

 

作戦を聞いて麻弥はロマン満載の作戦に燃え上るの様子を見た美咲は金色の瞳を輝かせながらありさ達と共に目の前の戦いに飛び込んでいくのだった。

 


 

「うーん…話すことがない…」

 

「市ヶ谷さん?このタイミングでとやかく言うのは無粋でしょ?」

 

「奥沢さんの言う通りですね」

 

「分かってますって…じゃ、奥沢さん。締めて」

 

 

 

 

「雑だなぁ…状況分かってる?」

 

「無粋とか言い出したのはそっちだろ…」

 

「ですが、肩の力は抜けていい感じですよ」

 

「それもそうですね…次回、”信じる思いを奇跡に変えて”」





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突入組
・美咲:ダブルオークアンタ(GNソードⅣフルセイバー装備)
・有咲:フルアーマーユニコーン(ハイパービームジャベリン×2装備)
・紗夜:ストライク+ミーティア
・リサ:ガンダムAGE-2ダブルバレット
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット&ライフルビット24基+手持ちライフル×2
・瑠唯:ZZガンダム

残留組
・蘭:ジョニー・ライデン専用ザクⅡ
・巴:グシオンリベイクフルシティ
・つぐみ:バルバトスルプス
・楽奈:Ez8
・明日香:デスティニーガンダムSpecⅡ(紗夜機)
・燐子:アカツキ(有咲機)
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