BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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おはよーございます!!()
こちらで3章―――本編最終話になります。

今後は…まだネタの残ってる掲示板ネタとか一部ネタを纏めていく予定になります。
と言うことで…最終話…発進どうぞ


第49話-In a circle of smiles―――

粒子精製装置が完全に静止した影響を受けて、目の前のコンソールが消えていくのを美咲達は呆然と眺めていた。

 

「これ…終わった…んだよね?」

 

「リサさん、ジブンもそう思います。確実に装置が止まってましたから…」

 

「そうね…コンソールも消えてしまってるもの。それにみんなの機体も地下に置いたままになっているし…」

 

「仮に機体があっても、みんなダメージが深刻で動けないですが…」

 

「でも、今は一段落と言ったところでしょうか?」

 

「瑠唯ちゃん?って、ふえぇ~…!?こっち狙ってる~!?」

 

「花音。あの機体……銃口をこちらを向いてるけれど、撃ってくる様子はないわよ」

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ、とりあえずは作戦―――って奥沢さん?」

 

「美咲ちゃん、ぼーっとしてるね…」

 

呆然としながらもリサが零した呟くと、そして彼女の言葉を肯定するように紗夜が自身達に照準を合わせた状態で停止した機体を見つけていた。

その様子を見た有咲が声を挙げようとすると、彼女の視線の先では美咲が今だに呆然とした表情で天井を見上げていた。

 

「美咲ちゃん?どうしたの?」

 

「あっ…花音さん、さっきから考えてたことがあって…」

 

「考えてたこと?」

 

美咲はコンソールが消えてる間に何かを考えていたらしい。

だが、他の面々は今の美咲が何を考えているのかが全く分からずに首を傾げると、彼女の口から自身の考えが飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、今回の作戦は失敗かなーって」

 

「はぁ……?」

 

「「「「「「えっ……」」」」」」

 

美咲はあろうことか今回の作戦は失敗したと口にしたが、有咲は無言で白い眼を向けていた横では他の面々はその言葉の意味が分からず戸惑いの言葉が漏れるのを見た美咲はその理由を口にしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、だって…最初は装置の破壊が目的だったけど、結局は装置を止めるだけで破壊してないし…」

 

「「「「「「……」」」」」」

 

「何言ってんだこいつ…」

 

「えっ…?あれ…?市ヶ谷さん?怒って……なさそうだけど…?」

 

美咲の言葉を聞いて他の面々は完全に言葉を失ったが、その光景を見た美咲は完全に状況が呑み込めずに困惑していたが、有咲は完全にその言葉に呆れながら美咲の方へと詰めていく。

 

有咲が怒っているように見えるのだが、そんな見た目に反して全く怒ってない内心を感じ取っていた美咲は先ほどまでの正しく圧倒的な力で活躍をした影すら感じられずに戸惑っていると、そんな彼女の肩に有咲は優しく手を置いていた。

 

 

 

「止めるためには装置本体をぶっ壊すしかないって思ってたのを、本体を傷つけることなく止めたんだ。

それのどこが失敗だよ。蘭ちゃん達の方は分かんないけど、私達は大成功だよ」

 

 

 

 

「良かった~…!!」

 

有咲の口から出た”大成功”と言う言葉に安堵した美咲はそのまま崩れ落ちるようにしてその場にへたり込む。

その光景を見て共に成功の喜びを共有しようと他の6人もすぐに美咲の元へと駆け寄ってきた。

 

 

 

 

 

のは良かったのだが、騒ぎはそれで終わらなかった。

 

「あれ…美咲ちゃん…」

 

「花音さん?どうしたんですか?」

 

「あの…奥沢さんもですが、市ヶ谷さんも気が付いてないんですか?」

 

「八潮さん、鏡など見てないんですから自分の顔を確認するのは…」

 

「って紗夜!?紗夜も2人の事言えないから!!」

 

「あの~!!リサさん。落ち着いてくださ~い!!」

 

何故か花音が美咲の顔を見て驚いたと思えば、紗夜と有咲の2人も美咲と同じような対応をされる。

だが、当然2人ともそんな対応をされる覚えは全くなく戸惑っていると、皆を代表するかのように千聖が3人に質問を投げていた。

 

「あの…3人共…何か変な所とかないかしら…?」

 

 

 

 

「そう言えば…あれほどの戦いの後で消耗してるはずなのに頭がまだ冴えてる感じがしますね…」

 

「あたしはちょっと気疲れした感じですけど、それ以外は何ともないですね」

 

「あー…あれ?ちょっと待てよ…これ…まさか!?2人とも、スマホでもなんでもいいから自分の顔見てみてください」

 

千聖の言葉に素直に答えた紗夜と美咲だったが、その言葉を聞いた有咲は自身の異変に気が付いて自分達の顔を確認するように伝えると3人は自分の顔を確認して驚愕していた。

 

「ちょっと!?何これ…目がイノベイターのそれなんですけど…!?」

 

「種割れの目!?何がどうなって…!?」

 

「私もか…。普段ならバトル終わったタイミングとか自分の意志でOFFに出来るけど。なるほど…長時間バカみたいに濃い粒子の中に居たせいで切れないんだな。しばらくはこの目と仲良く生活することになりそうだな…

 

香澄達に会う前に言い訳は奥沢さんの目にキラキラを吸われたとか言っとけば納得するし、他のまともそうなのには身体に影響がないことを安心させておくか…」

 

 

 

 

 

「大和さん見ましたか?市ヶ谷さん、間をおかずにすぐに原因と言い訳まで考えましたよ…」

 

「市ヶ谷さんのは日常生活に影響でそうですね…」

 

「後は、建物ぶち抜いたビームのせいで私達は完全に取り残されたからしばらくはゆっくりしましょうか…

 

今は…戦い終わったのを奥沢さんがきっちり締めてくれよ」

 

 

 

 

 

「待ってください有咲さん。今とんでもないこと言いませんでした?」

 

「美咲ちゃん…!!」

 

「花音さん…もう…しょうがないな…」

 

紗夜と美咲が自身の目を確認して驚いていた横で、有咲は種割れの影響を受けた状態で思考を回して状況確認から他者への説明まで考え終えた光景に完全に瑠唯と麻弥の2人は驚いていた。

しかも、そこから更に飛び出した有咲の言葉に麻弥は完全に引いていたが、完全に有咲は麻弥の事を流して美咲に視線を送ると、美咲はゆっくりと立ち上がっていた。

 

「花音……ハロハピと言ったら…あれをやるのかしら?」

 

「千聖ちゃん…頑張って!!」

 

「ジブンはもう諦めました…でも、八潮さんのキャラ的にはやらないのですが…」

 

「普段なら拒否しますが…主役を立てるためには仕方ありません」

 

「ちょっと待ってください。私もキャラ的には…」

 

「紗夜はおバカキャラだから何やってもキャラ崩壊とかないから。反対は紗夜だけだからね」

 

「今井さん!?分かりました!!やればいいんでしょう!!」

 

ハロハピと言ったら―――

その言葉を聞いた紗夜が1人だけ拒否しようとしたが、数の暴力に完全に負けた紗夜を皆で笑った後、美咲が花音と2人で音頭を取り始めていた。

 

「「ハッピー…!!」」

 

 

 

 

「「「ラッキー…!!」」」」

 

その後に続いてRoselaとパスパレの2人が続き―――

 

「「スマイル…」」

 

高校生の有咲と瑠唯が最後に声を挙げ――――

 

 

 

 

「「「「「「「「イエーイ!!」」」」」」」」

 

最後の掛け声とともに8人は手を挙げて勝利のハイタッチでこの戦いを締めくくったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、戦いが終わり本来の予定から数日遅れて、彼女達はハピハピ島を離れて日本の本土へと辿り着いてから少し経ち、彼女達はようやく日常へと戻っていた。

 

「うへぇ…休んでた間に溜まってた生徒会の仕事…ようやく終わりが見えてきた…」

 

その中でも美咲達は生徒会室に籠って書類の山と格闘を繰り広げていた。

 

「お疲れ…って言っても働いたのは3日くらいだろ…」

 

「そりゃ…あれだけ派手にドンパチが2週間前…それから今まで病院に缶詰だよ?」

 

「確かにな…身体が追い付かないよな…」

 

「まぁ、そんなことを言ってても、市ヶ谷さんの方が仕事量多いんだけど?」

 

「奥沢さんの目もだけど…私も未だに種割れ状態が完全には治まってないから、普段以上の速度で仕事を片付けてるからな。量については奥沢さんが目を通す必要のない内容だからこっちでやってるのもあるけど…」

 

「目を通す必要のない…?なんなの?なんか呆れた様な空気感出して…一応、要望書みたいだけど?」

 

美咲は資料の山に目を通して疲労している姿を労う有咲。

しかし、彼女は未だに治まらない種割れの能力を活用して、疲れている美咲よりも多くの資料に目を通して作業をしていた。

だが、今の会話で美咲は有咲が言った言葉の意味が分からないものの彼女の空気から禄でもない内容なのは把握しながらも、改めて話を聞くと有咲は溜息をついてから数枚の紙を美咲に差し出していた。

 

 

 

 

 

 

「ガンプラバトル部の設立希望とそれに伴うシステム設置だってよ。しかも、同じ内容の要望書が別々のグループから何枚も来てるってことも問題だな」

 

「ん~…複数のグループから同じ要望が来てるってなると面倒だな。要望を通すならそのグループを1つに纏めないといけないし…」

 

「書かれてる設立動機も奥沢さんとか私とか紗夜先輩に憧れて―――って、言っちまえば高校生特有の流行物に巻かれるタイプの典型だな…」

 

「ちょっと…女子高校生がそれ言っちゃうの…?でも、流行ってるからって理由だと素直に首を縦には振れないよね」

 

こころを助けたあの出来事を切っ掛けに何故か学校で尊敬の眼差しを向けられた上に、バトル部を作ろうと動くグループの存在達に彼女達は頭を悩ませていた。

普通の部活動や同好会活動ならば特に大きな問題にはならないのだが、ガンプラバトル部には大きな問題が残っていた。

 

「ったく…システム1台でどんだけ金がかかると思ってんだ?レンタルも長期間だとバカになんねぇからな…」

 

「それ、自宅にバトルシステムを置いてる人が言えないよね?そういえば羽丘とか月ノ森はどうなの?八潮さんとか美竹さんとかも映ってたでしょ?」

 

「月ノ森は特に動きがないってさ。それに元々がお嬢様学校だから金銭的な問題はないらしい」

 

「月ノ森は…?羽丘は違うの?」

 

「うちのみたいな連中が要望出してきたらしいけど、近くのショップのシステムを借りて蘭ちゃんとか明日香ちゃんが実力で黙らせたらそれ以降は来なくなったってさ…」

 

「次に同じようなの来たら、うちもそれしよっか……っと、そろそろ来そうな感じだね」

 

「だな…。私の予想でもそろそろ香澄達が来るよ…」

 

2人はそこで会話を止めてから広げていた書類を全て片付ける。

そして片付けが終わったのと同じタイミングで生徒会室の扉が勢いよく開け放たれた。

 

「美咲!!」

「ありさー!!」

 

「こころー物は大事に扱ってねー」

 

「香澄、壊れたら弁償だからなー」

 

生徒会室を開け放ったのは香澄とこころの2人組。

2人の勢いに生徒会室にいた美咲達は注意をしたも話を聞いておらず、こころと香澄の2人は揃って満面の笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今からライブするわよ!!」

「今からライブだよ!!」

 

「「はいはい…」」

 

満面の笑みでライブと口にしたこころ達の姿に、美咲と有咲の2人は互いの顔を見合わせながら完全に呆れてしまっていた。

 

だが、いつも通りの彼女達の姿を見た美咲達は日常に戻ってきたことを改めて実感すると、満更でもない表情を浮かべながら先に行ってしまった香澄とこころの後を追いかけていくのだった。

 




誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。

突入組
・美咲:ELSクアンタ
・有咲:ユニコーン
・紗夜:ストライク
・リサ:ガンダムAGE-2ダブルバレット
・千聖&花音:ブラックナイトスコードカルラ
・麻弥:ガンダムサバーニャ
・瑠唯:ZZガンダム

残留組
・蘭:ジョニー・ライデン専用ザクⅡ
・巴:グシオンリベイクフルシティ
・つぐみ:バルバトスルプス
・楽奈:Ez8
・明日香:デスティニーガンダムSpecⅡ(紗夜機)
・燐子:アカツキ(有咲機)
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