BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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おはよーございます!!
今日も元気に投稿です!!

本日は掲示板から逃げ―――じゃなかった、本編の裏で起こった話になります
ん?なんで本編で書かなかったって?
尺の都合だよ


Ex08-要楽奈の大?冒険

 

『今度は負けない…。あんた達みたいな小悪党の企みは絶対に潰す…!!』

 

「着いた…」

 

私はマフィアを名乗る連中に対しての宣戦布告を耳にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名は―――いえ、皆様には”黒服”と言った方がいいですね。

今の私に課された任務は4階にある荷物の回収―――

 

そのための第一段階として4階へと続いている階段へと向かい、ロックの解錠をするための作業に取り掛かる。

 

「まずは配線を確認…。同僚が負傷していなければ……」

 

本来なら一緒に行動している同僚の得意分野だが、先ほどの襲撃によって足を負傷したせいで任務につけないことを悔やみながら、ロックをかけているコンピュータが繋がっている配線を確認する為に壁に取り付けられていた操作パネルを引き剥がそうと力を込めていく。

 

「ぐっ…」

 

その際にこころ様を救出しようとした際に撃たれた脇腹が痛みを訴え始めるが、それを気力で押し殺してパネルを破壊して内部の回路を露出させて素早く内部を確認していく。

 

「職員の話だと中央の管理室で各階段の扉を管理してるから…そこからの情報を受け取る配線は…どれ?」

 

先ほど1階の部屋に籠城している研究員との内線で知らされた情報を基に解錠をこころみようとしているが、研修で似たようなのを見た気もしなくはないが余りピンと来ていない。

 

だが、こうしている間にも危機感で焦りが出始めていくが―――

 

「この色がいい…」

 

 

 

 

 

 

「へっ…?」

 

本来聞こえてくるはずのない言葉に思わず振り返ってしまった。

 

そこには金色と水色のオッドアイをした少女―――

確か名前は…

 

「要楽奈様…?」

 

「ん…?」

 

そこにはこころ様が連れてきた客人である要楽奈様が立っていた。

本来ならここに居るはずのない人物に驚いてしまったが、当の本人はそんなことを気にしている様子もなく不思議そうに首を傾げていた。

 

「…どうしよう」

 

本来ならこの場にいない人物をどうしようかと思わず考え始めてしまった。

安全な場所に移動させようにもそんな場所は分からない上に、作業が遅れればこの建物内の危険度はドンドンと増していく。

 

そうとなれば―――

 

「分かりました。この色ですね…」

 

作業を迅速に完了させた方が安全と判断して即座に作業に戻りって言われた通りの色の配線に被膜を剥がして内部の銅線を露出させてからそこに端末を繫げると、予想が当たっており端末の画面には建物内の防犯システム内に侵入することに成功していた。

 

「うっそ…」

 

「はやく…」

 

「えっ…えぇ…」

 

驚いていた私を他所に要様が急かしてくる声で再び作業に戻る。

欲を言うならばここだけじゃなくて全体のロックを外して他の全員を脱出させたいが、知識のない私ではここを開けるだけでも値千金の活躍だろう。

 

「えっと…これがこうなって…こうだから…こうかな?」

 

「まだ?」

 

「まだです」

 

「後何分?」

 

「分かりません」

 

要様に急かされるも、本来の得意分野はボディーガードや制圧術と言った脳筋業務である私がこういった頭を使うのは苦手なため出来ない物は出来ない。

だが、出来ないなりになんとかしようと必死で自分でも何をやっているのか分からないほどの滅茶苦茶に端末を操作し始める。

 

 

 

「あっ…」

 

「開いた…」

 

「…開けますので着いてきてください」

 

滅茶苦茶に操作していたら運のいいことに塞いでいた扉のロックが外れる音が聞こえてきた。

その事に浮かれそうになってしまったが、何とか冷静さを取り戻して要様を連れて4階へ上り、扉から顔を出して周囲を確認し始めるがなんの気配も感じられなかった。

 

「気配がありませんから最短距離で…」

 

「こっち…」

 

「えっ…?」

 

気配がないから最短距離を抜けようとしたが、突如として要様に腕を引かれて扉の中へと押し込まれた。

 

だが、その扉の先は衝撃的な場所だった。

 

「なっ…

 

 

 

 

だっ…男子トイレ…!?」

 

「…?」

 

 

「ふっ…ふざけている場合ではありません。そうそうに任務を…」

 

あろうことか要様は私を男子トイレに引きずり込んでいた。

余りにも衝撃的な状況に動揺を隠せなくなっていた私だったが、要様は首を傾げてこちらを見ていた。

こんなおふざけに付き合っていられない私はすぐにトイレから出ようと扉に手をかけようとしたがまた要様に腕を引かれていた。

 

 

 

 

「今はダメ。何か来てる…」

 

「えっ?」

 

人の気配など全く感じられなかったのに要様は何かが向かって来ていると口にした。

全く意味が分からなかった私だったが、そんな私の耳には謎の音が飛び込んできていた。

 

「小さいですが…この音は…?」

 

 

 

「背中から火を噴いてる音…」

 

「火…?」

 

「飛んでる時に出るやつ」

 

小さく聞こえてきたのは何かが噴き出すような音。

その正体が分からなかった私に要様がその音の正体を教えてくれたタイミングで扉の前をその音が通っていき、次第に音が小さくなっていくことに安堵していた。

 

 

「行こ…」

 

「えっ…えぇ…」

 

だが、安堵した私を要様は腕を引いてそのままトイレを後にすると、最短ルートから外れた道を向かっていた。

 

「あの…そちらは遠回りでは…?」

 

「…?こっちは何もいないから」

 

「さっきの様なのがいるという事ですか?」

 

「分かんないの?」

 

気配を感じないのに最短ルート上に何かがいると言ってる。

正直全く持って理解不能だが、この口ぶりは完全に何かがいるのを察しているのは明らかだと感覚的に理解した私はそのまま要様の言われるがままに腕を引かれるままに歩き出していく。

 

そして、遠回りをして供えられた窓から見えた最短ルートの廊下を覗き込んだが、要様が言った通りにガンプラ?が廊下を飛んでいたことに驚きながらも――――

 

「着いた…」

 

「おぉ…」

 

「荷物取ってくる」

 

何とか目標の場所までたどり着くことが出来たが、ここで終わりではない。

この部屋の中にある荷物を回収して元来た場所へと戻らなければいけないのだ。

 

意を決して中に入るがそこには20センチほど溶解して穴が開いた床と皆様の荷物が置いてあり、要様は自分の荷物であるギターと一目散に回収していた。

 

「早くして?」

 

「あっ…はい」

 

要様に再び急かされた私は記憶を頼りに市ヶ谷様と奥沢様、氷川紗夜様から指示された荷物を確認しながら纏め、その全てが揃っていることを確認して待っていた要様に声をかけた。

 

「完了しました。それでは下に…」

 

 

 

 

 

 

「来た方から何か来てる…」

 

「隠れてやり過ごしますか?」

 

「ダメ、気づかれてる…いこ?」

 

だが、声をかけられた要様は来た道から何かが来ていることを感じ取っていたようで、しかもそれはこちらに気が付いていると口にしていた。

普通なら疑うところだが先ほどまでの要様の野生の勘からの行動は完全に信用できると判断した私は要様に判断を委ねるとそのまま彼女は部屋を出て行くと隣の部屋に入ってく。

私もその後を追いかけると彼女はそのまま隣の部屋に入っていくと、そこには先ほど奥沢様たちを送った場所にあったものと全く同じものが設置されていた。

 

「これ使ってやっつける」

 

「えっ…?」

 

「さっきみたいにやって」

 

「はい」

 

要様はこのシステムを使って敵を倒すと言って私に準備を頼みだす。

そう言われた私は言われるがままにシステムの準備―――そう言って研究所のサーバーと接続するためのケーブルを力任せに引きちぎる。

 

その様子を見た要様は慣れない手付きでシステムを弄り始めると、先ほど見たように壁が出来て要様の姿が完全に見えなくなったのと同時に室内に何かが侵入してきた。

 

 

 

 

 

「でっか…」

 

その姿に思わず私は声を挙げてしまった。

先ほど奥沢様達が持っていたもの同じくらいのサイズの物が収まっているはいるが、それと比べると1メートル程の圧倒的な大きさの―――後で知った事だが、”デンドロビウム”と呼ばれるらしい――――巨体が宙に浮いていた。

 

 

 

その機体の圧倒的な大きなとその巨体が備えた特大サイズの砲門が私に向けられて思わず先ほど撃たれた痛みを思い出してしまう。

 

先ほどは18センチ程度のサイズでも激痛を感じたのにあの1メートルの巨体から放たれる攻撃が直撃しようものなら間違いなく命はない。

それを直感的に理解してしまった私は恐怖に駆られたが――――

 

 

 

 

 

 

「貰った…」

 

要様の呟きと共にその巨体のど真ん中に大きな穴が開いて床へと墜落していく。

 

思わず私は要様がいた方向へと視線を向けると、そこには先ほど奥沢様が持っていたのと同じくらいのサイズの物が大砲を持って鎮座していた。

 

「満足…」

 

「あの…要様?」

 

「落としたのとこれ持ってさっきの部屋行って」

 

「…はい」

 

要様に声をかけたが、私は言われるがままに要様が操っている物と床に墜落したそれを拾い上げる。

要様の物はともかく指定された荷物に加えてこの巨体は持ち運ぶのに不便すぎる。

だが、こんなものをどうするのか疑問に思っていたが、要様に言われるがままに荷物が置いてある部屋まで戻っていく。

 

 

 

 

「それで…どうすれば…?」

 

「デンドロビウム…落としたやつの真ん中の奴引っこ抜いて?」

 

「真ん中…?これです…っ!?」

 

「動かない…ちゃんと倒せてる」

 

「いきなりですか…」

 

「前の蓋開けて」

 

「蓋…これですか」

 

私は言われるがまま撃ち落とされたデンドロビウム?の真ん中の人型を引っこ抜くと、要様はそのまま引っこ抜いた人型にサーベルを突き刺してしっかりと倒したことを確認していた。

いきなりサーベルを突き刺したことに驚いたが、そんな私を他所に要様は次の指示を飛ばすと再び言われるがままに機体の装甲を開ける。。

 

そこにはコンテナが収まっている様な模様があったが、そのうちのいくつかは動いそうなのを見つけるとそのまま中身をこじ開けていた。

 

 

 

 

「コンテナの中は全部ミッ…!?ミサイル…!?あっ…1つは折りたたまれているようですがバズーカみたいなのが2本入ってますね」

 

「大砲使う…後のミサイルとか残骸を穴の所に撒いたら離れて」

 

コンテナの中見はおそらくはミサイルと思しき何かと、バズーカらしきものが2本。

 

ミサイルを見た時は爆発して手が吹き飛んでしまうのではないかと一瞬だけギョッとしてしまったが、爆発することが無くて安堵していたのは内緒だ。

 

要様は残骸からバズーカ2本を引き抜き、私は言われるがままに機体を穴の上に置いてから残骸から引き抜いたミサイルを穴の周囲に設置してから離れていく。

 

 

 

 

穴の上の巨体に撒かれたミサイル…

 

 

遠巻きに見たらこれは何かの儀式なのかとも思ったが―――

 

「……当てる」

 

 

 

 

「えっ…?」

 

あろうことか要様は置かれた残骸に向かって先ほど回収した2本のバズーカを連射で撃ち込んでいた。

その様子に驚きを隠せず呆けていた私だったが、その直後に残骸が爆発すると同時に撒かれたミサイルが誘爆して強烈な爆風が吹き荒れる。

余りの激しさに私は思わず目を閉じてしまったが、再び目を開くとそこには信じられないものが飛び込んできた。

 

 

 

 

 

 

 

「穴が…広がってる…」

 

目を開いた先にあったのは1メートル近くまで広がっていた床の穴。

残骸とミサイルの爆発よって元々開いていた穴がここまで大きく広がったのだろうと理解すると、要様は敵から奪ったバズーカを捨てると再びとんでもない要求が彼女の口から飛び出した。

 

 

 

 

 

「ここから降りて」

 

「えっ?」

 

「さっき階段におっきいのいたから。それにここが近道」

 

「……」

 

「先行くから」

 

そう言って要様は最初に持っていた大砲を持って穴を使ってそのまま下に降りていく。

 

 

――――何をどう考えれば床に空いた穴から下に降りろと指示が出せるのだろうか?

だが、彼女が言うように階段に先ほどの様なのがいるなら普通に降りた時点でハチの巣になるのは目に見えている。

それに比べれば床に空いた穴から3-4m程度下に飛び降りることなど大した問題ではない。

 

少しの時間考えた私は私は回収した荷物を抱えたまま床の穴から下へと飛び降りる。

 

「―――っぅ~~!!」

 

着地と同時に脚から頭の先に向かって痺れるような感覚に襲われて声にならない叫びを挙げる。

だが、痺れる程度ならば身体を撃たれることに比べたら遥かにマシだと自分に言い聞かせて痺れが収まるのを待つ。

 

そして、痺れが収まった私は荷物を守ることだけを考えて危険を顧みることすらせずに戦場になっているど真ん中を駆け抜け――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせしました。指定された荷物を持ってきました」

 

私は自身に課された任務を無事?に達成し、申し訳なさを覚えながら後のことは奥沢様を始めとした彼女達に任せるのだった。

 





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デンドロビウム君
登場したけど、裏で楽奈ちゃんにワンパンされました
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