BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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おはよーございます!!
今回は掲示板ではなく最後の被害者の会をお送りします…

流石、ハロハピ
何とかなってるぜ!!…って思いながら初投稿です


Ex15-これは…キラキラだ…!!

花音と2人で街に出ていた美咲は買物をする予定だったのだが、美咲は出先で体調不良に襲われていた。

 

「きっつい…気持ち悪い…」

 

「ふえぇ~…顔青いよ…?」

 

美咲の青くなっている顔に心配する花音だったが、この場で彼女の事を心配するのは花音――――だけではなかった。

 

「大丈夫か…?」

 

「あー…うん。最近いつもだけど、やっぱり慣れないね…」

 

「おいおい…それ大丈夫じゃねぇだろ?」

 

「私、お水でも持ってきましょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

「いえ!!パレオが…!!」

 

「私も花ちゃんといた時に連絡貰ってすぐ来たけど…大丈夫そうじゃないよ?」

 

「RASの人達も休めば大丈夫だから…」

 

「ワタシの家でリラックスすぎじゃないかしら?」

 

何故かRASの面々も花音と一緒になって美咲に声をかけていた。

それもそのはず、何しろ美咲が今休んでいる場所は―――――チュチュの自宅だった。

 

家主であるチュチュは休憩所代わりに使われていることに対して苦言を呈していたが、他のRASの面々はそんな彼女を宥め始めていた。

 

「チュチュ様~ダメですよ~!!」

 

「近くで休める場所がここしかなかったんですから~!!」

 

「いいだろ別に?場所がない訳じゃねぇんだし、あの時の借りもあるだろ?」

 

「ますきの言う通りだよ。それにこれだけで返しきれるとは思えないけど…。」

 

 

「ふんっ!!」

 

彼女達の言う事が間違っていない事を理解したチュチュはそっぽを向いてしまったが、美咲が家にいることを遠まわしにOKを出したとRASの面々は理解した。

だが、そのタイミングで美咲の口から思わぬ言葉が飛び出した。

 

 

 

 

「チュチュ、ありがと。…後、救急車とか医者とかはいらないから…」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

美咲は家主であるチュチュに感謝の言葉を述べたが、それと一緒に意味不明な言葉を口にしていた。

当然だが、チュチュは何も言っていないのにそんな言葉を返した美咲に聞いていた花音達は戸惑いの言葉を漏らしたが―――

 

 

 

「なっ!?そんな事考えて…!!まさか…そんな訳…!!」

 

当の本人も声を挙げていた。

しかし、花音達と違うのはチュチュの声には花音達のような戸惑いではなく驚きの感情がこもっていた。

チュチュは必至に誤魔化そうとしていたが、美咲は更に追い打ちをかけていた。

 

 

 

 

 

「あ~大丈夫。チュチュは一切、その事を口にはしてなかったから…ホント…ツンデレだなぁ…」

 

「「「「「「えっ…?」」」」」」

 

 

「えっと…六花…」

 

「はいっ!!なんでしょうか!!美咲先輩…!!」

 

美咲はチュチュが独り言を呟いたことを完全に否定して彼女に微笑んでいたが、他の面々は更に戸惑ってしまい何とも言えない空気になっていく中で美咲はロックに声をかけていた。

 

 

 

 

「悪いんだけど…テレビつけてくれない?チャンネルは―――で」

 

「えっ?あっ!!はい!!」

 

「っ!!」

 

「…?パレオ、どうしたの―――」

 

美咲はいきなりロックにテレビをつけるように頼んだが、何故か美咲の言葉を聞いてパレオが反応を示す。

その様子にチュチュが声をかけたのと同じタイミングでロックがテレビの電源を入れて指定したチャンネルに変更すると彼女達の見知った顔がそこには映っていた。

 

 

「パスパレ…?」

 

「パレオ、見たかったんでしょ?」

 

「はい…!!これ生放送なんですよ~!!」

 

テレビに映っていたのはパスパレの面々が生中継で映っており、美咲はパレオが見たがっていたパスパレのテレビ中継を見るように促すと、すぐにパレオはテレビに釘付けになっていた。

 

そんなパレオの姿に妙な空気は薄れていくが、美咲は更にとんでもないことを口走っていく。

 

「パレオが見たいってのは分かったから…後、マスキさん?今のパレオと花音さんの可愛さ比較するのやめたほうが良いんじゃない?」

 

「えっ?はぁ!?」

 

「ふえぇ~!?」

 

「六花とレイヤさん、もう大丈夫って言ったけどさ…気が早すぎるんじゃない?明後日の市ヶ谷さんの蔵でポピパの演奏見に行くのが楽しみにしすぎじゃない?」

 

「えぇ~!?」

 

 

 

 

「待って?私、花ちゃんの演奏見に行くの…さっき会った時に誘われて……誰にも喋ってないよ?どういう事…?」

 

美咲は他の面々にもとんでもないことを口走っていくと、花音以外の面々は図星と言わんばかりの表情を浮かべていく。

 

だが、その中でレイヤは美咲の言葉に疑問を持っていた。

 

確かにレイヤに対して言ったことは間違ってはいなかった。

ここに来る直前、レイヤはたえに誘われてOKを出したが、その直後に連絡を受けてチュチュの家にやってきたレイヤにはこの事を誰かに伝えるというタイミングは一切なかった。

 

だが、美咲は伝えてもいないことについて言及してきていた事に疑問を感じて、レイヤは美咲に聞き返すと彼女はその疑問に答えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~…実は…今のあたし…人の考えてることが分かるんですよね~…。正確には意識が雪崩れ込んでくるって言うか…」

 

「「「「「「えっ……」」」」」」

 

美咲からのカミングアウトに花音を含めた全員が戸惑った。

傍から見たか完全に頭のネジが外れた事しか言っていないが、それを伝えた美咲には全くふざけた様子はない。

 

そう思って一旦彼女達は今までの事を思い出すと、その証拠と言えるようなことは次々に思い浮かんで来ると、即座に美咲から距離を取って6人で輪になって話始めていた。

 

「レイヤさんのもそうですけど…美咲先輩、さっきパレオさんが見たかった番組を言ってましたよ…?もしかして…」

 

「ロック、それじゃ信憑性ないだろ?たまたま番組表を覚えてたとかってだけだろ?」

 

「でも、それだとますきと私の説明がつかないよ…?」

 

「マッスーさん、きっと美咲さんはハッキングをしてレイヤさんのスマホから会話を…」

 

「パレオ、そんな事一介のJKには…いや、ココロ・ツルマキのボディーガードに手を借りたら…」

 

「チュチュちゃん?美咲ちゃん、黒服さんと連絡なんてしてなかったよ…?」

 

 

 

 

「あはは…。疑う気持ちも分かるわ~…。チュチュ?精神科はいかないし、レイヤさんも花園さんに相談しようとか考えなくていいから…」

 

 

 

「えっ?なんで…」

 

「レイヤさんもチュチュさんも口に出してないのに…」

 

「ロック!!流されないの!!普通、誰だってそう思うわよ!!」

 

「いや、レイのはちげーだろ…」

 

 

美咲は6人の会話している光景を見て同じ気持ちだと口にしながら、チュチュに釘を刺していた。

先ほどと同じようにチュチュは何も言っていない事をロックが指摘しても、チュチュは一切人事られず美咲の言葉に反論し、完全に美咲に対して疑心暗鬼になっていく面々だったが、パレオの一言で完全に流れが変わった。

 

「こうなったら―――」

 

「確かめるんでしょ?分かったから…チュチュ、目隠し貸して。それでトランプの数字当てればいいんでしょ?答えていい時はちゃんと教えてよ?」

 

 

 

 

 

「―――パレオがまだ言い切ってないよ…」

 

「アリサみたいに完全に予測している可能性もあるわよ…」

 

「ふえぇ~…」

 

パレオは美咲の事を試そう―――

そう言おうとしたが、美咲はパレオがそれを言い切る前に彼女のセリフを奪って物を準備するように指示を出す。

美咲が伝えた言葉が徐々に真実味を帯びてくるが、未だにチュチュはその事を信用できず美咲が言った通りにトランプを用意して試していくが――――

 

 

 

 

 

 

 

 

その全て美咲は的中させていた。

 

「ふえぇ~!?」

 

「全部当てちゃいましたよ…!?」

 

「ロック…!!ぐっ…偶然よ…!!」

 

「絵柄の向きに…何も持ってないとか当てられてる時点で偶然はねぇだろ…」

 

「美咲ちゃん…本当に考えてることが分かるの…?」

 

「レイヤさん、そうじゃないとあり得ないですよ…」

 

全員が美咲に戦々恐々としていたが、この現実を見せられては今の美咲は人の意識を読み取れると言った事を信用せざるを得なかった。

そして、美咲は目隠しを着けたままそのまま話を続けていた。

 

 

「考えてることが声になって聞こえてくるから目隠ししても分かるんだけどね」

 

「…なぁ?それ――――」

 

「うん。めっちゃしんどい…。最初は話してることなのか考えてることなのか全く分かんない時多くてね…。正直、今も考えてることか口に出してることなのか区別するのしんどいからね。

 

六花、ポピパ好きすぎるでしょ…戸山さんと花園さんは考えてることと言うことが一緒だから楽だけど、後遺症のせいで常にバカみたいに頭使ってる市ヶ谷さんはヤバかったよ?まぁ、伝えたら市ヶ谷さんのは慣れたらラジオを聞き流す感覚でやり過ごせるようになったけど…

チュチュ、最近の体調不良は全部これで変なのが雪崩れ込んで頭パンクするせいだからね。

学校だと凄いよ?ハロハピと戸山さん達みたいな何も考えてない人達とか全くいないから学校中の人の思考が雪崩れ込んでくるし、変なのも見えるし―――

 

あ~…パレオの言う通り、耳栓とかで聞こえにくくすれば区別着くかな?試してみ―――えっ?あー…誰もしゃべってない?

 

うわぁ…これじゃただひとりごと喋ってる人じゃん…」

 

「「「「「「……」」」」」」

 

美咲からしたらちゃんとした会話になっていると思っていたが、彼女は目隠しをしていたせいで前にいる6人が喋っていることと考えていることの区別がついておらず、ゲームのような調査が終わった途端にベラベラと独りで話始めていた。

 

そんな中で誰かが意識を読み取って独り言を言っていることを理解してからようやく美咲は目隠しを外していた。

 

 

「ちょっと…試しておいてドン引きするのは違うんじゃ…まぁ普通はそうなるか…」

 

そして、目隠しを外した美咲は6人の信じられない物を見たと言うような表情に、困惑の笑みを返すことしか出来なかった。

 





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