感想では予想が外れたとの言葉があり申したが、誰の予想が外れたんでしょうねぇ…(白目
とりあえず、今回で10機全部お披露目になりますのでちょこっとだけ予想しながら…どうぞ
「スゴイ…キラキラしててまるで本当の宇宙みたい…」
「うぉおおお!!ガンプラってすげー!!」
「桐ヶ谷さん落ち着きなさい。私達の目的はそれではないわよ」
「あはは~…でも、とーこちゃんの言う事も分かるよ~。でも、つーちゃんは残念だったね~」
「仕方ないわよ。羽沢さんと若宮さんがこっちに来てるから仕事手が足りないらしいもの…」
「てか、前回は何で紗夜さん遅れてたの?」
「桐ヶ谷さん、それはこれから話すそうよ?」
「氷川紗夜…ガンダム、行きます!!」
その言葉と共に戦場の宇宙へと飛び出した紗夜は機体を加速させようとコンソールを前に押しこんだが―――
「…っ!?スラスター出力が上らない…!?」
紗夜の操作に対して機体のスラスターが全く思ったように上がらずに溺れるような動きを晒す。
そんな状況で彼女は機体をなんとか操作して機体をなんとか立て直して再び機体を加速させようとしたが、やはり機体は紗夜の意志とは異なりスラスターの出力が全く上がる様子がない。
「また!?一体、何が起きて…!!」
「紗夜!!」
「今井さん!?」
そんな状況に陥っていた紗夜の元へとリサが操る深紅の機体が彼女の元へと飛んでくると彼女の横へとつけて機体を支えていた。
「今井さん…!?どうして」
「紗夜が来ないから迎えに来たんだよ!!何かあったの!?」
「機体のスラスター出力が殆ど上がらなくて…」
「もしかして、どっかミスってたとか!?それとも移動中にどっか壊したの!?」
「いえ、練習機より完成度は上のはずです!!機体パラメータも問題はありません」
「じゃあ、何したの!?」
当然、始まる前に機体を確認したが壊れている点はなかった。
そして、今も紗夜はコンソールのモニターに出てきている情報すべてに目を通すが、そこには異常を知らせる警告など何一つ出てはいないし、武器のスロットを確認してもストライカー側の武装情報を確認できるし、試しに背部に装備されている
アグニを構えたことから本体とストライカーの接続が上手くが出来てないこともあり得ず、原因が全く見当もつかなかった紗夜は原因を考えていたが、リサの言葉を聞いて彼女は自身が何をしたかをそのまま口に出していた。
「いえ、私は練習と同じように機体を…」
紗夜としてはただ練習のように機体を動かそうとした。
ただそれだけだったのだが――――
「「あっ!!」」
2人はその言葉を聞いてあることを思い出し、紗夜は自身の機体のパラメータではなく、もっと別の物を確認するのだった。
その一方―――
全員の機体がフィールドに出てきたのを見ていた観客の一部は自身の機体を碌に操ることが出来ていない紗夜の姿を見て完全に落胆していたが、その光景は彼女と同じくバンドをやっている少女達にもハッキリと見えていた。
「まるで溺れてるみたいだが…どういう事だろう…?壊れてしまったのかな?」
「ふえぇ~!?」
「でも、変ですよ?壊れてるんだったら、あんなすぐに機体を立て直すなんて出来ないですよ?」
「ちゃんと練習とかしてなかったのかな…?」
「んな訳ねぇだろ…私が作ったのでアホ程練習してたってーの」
「ホントだよね…こっちもめちゃくちゃ練習に付き合わされたしね…」
「有咲!!美咲ちゃん!!…疲れてる…?」
「今朝までガンプラ弄るのに付き合ってたからな…」
「リサさんもだけどね…」
ガンプラバトルについて素人の香澄達に蘭が説明するとそれを聞いた花音が声を挙げていたが、一方では彼女の事を完全に不振がっていたタイミングで、紗夜が今日までガンプラに対して向き合っていたのを間近で見ていた2人が疲れた表情で紗夜の事を話ながら現れると、2人から出たとんでもない言葉に経験者の3人は目を丸くして驚いていた。
「はぁ!?それってもしかして…!!」
「紗夜さんは一度も動かしたことない機体をいきなり本番で動かしてるってこと!?」
「無茶苦茶過ぎるだろ!?」
「見て!!紗夜さんがなんかおっきい大砲動かし始めた!!」
普通に考えれば出来を確認するために試運転はするが、紗夜はそれをしないでいきなり本番で使っているという事実を聞いた3人は驚きを隠せなかったが、そんな3人を他所にバトルをしている紗夜が機体を動かし始めてるのを見た香澄の言葉を聞いて後からやってきた2人は笑みを浮かべていた。
「やっと気が付いたか…」
「だね…」
「あの~…お2人とも…パレオ達は全く意味が分からないのですが…?」
「まぁ…見てれば分かるよ。すっごい面白いものが見れるから…」
2人だけは紗夜の状況が分かっていたが、他の面々は全く意味が分からずに聞こうとしたものの完全にはぐらかされてしまった。
しかし、そのタイミングで会場のカメラは紗夜が機体を操っているコンソールの映像を映し始めて、そこでの彼女の声が聞こえていた。
『これは…機体の操作設定が…こんな無茶苦茶な設定で、機体が動くわけが…!!』
『いや!!これが初期設定で!!無茶苦茶なのは紗夜の設定だから!!』
このタイミングで紗夜は自身のコンソールを操作して操作設定を確認すると、原作にあったセリフと同じようなことを言い始めていたことをリサがツッコむのを他所に彼女はその場で設定画面を呼び出してコンソールとは別のキーボードが現れたのと同時にそれと叩き始めていた。
『キャリブレーション取りつつ、左右コンソールのデットゾーン範囲及び入力補正倍率を再設定。コンソール垂直水平感度倍率を最大に、操作機体姿勢制御をオートからマニュアルに設定。アグニ、ビームライフル、肩部ガトリング及びイーゲルシュテルンのエイムアシスト無効オートロックオンからマニュアルに変更…肩部ガトリングのみの設定が不可!?ちっ!!なら右肩部コンボウェポンポッドとしてエイムアシストとロックオン状態を変更、右腕の
「SEEDの原作みたいなこと言い始めて…ってはぁ!?」
「なにバカみたいなことやってんだ!?」
「無茶苦茶だよ!!あんなの!!」
「あの…紗夜さんは何をされてるんですか…?」
「設定を弄ってるみたいだけど、どうなってんだ?ロックオンとかは何となくわかるけどよ…」
キーボードを叩きながら画面に映っている設定情報を次々と変えていく紗夜。
その姿はさながらSEEDの劇中で本機体に初めて乗った
だが、問題は書き換えている情報が余りにも常軌を逸しており、バトルを知ってる面々は声をあげていたが、全く知らない他のメンバーは何が何だかさっぱり状況が分らない面々に対して彼女のこれまでを見てきた美咲が彼女がやっていることを話し出した。
「システムのサポートと操作の遊びを無くしてんだよ。ほら、自転車のブレーキってさ。最初ほんの少しだけ握っても掛からないところがあるでしょ?」
「少しだけ効かない範囲がありますが…?」
「紗夜先輩はブレーキの効き方を数倍に跳ね上がってる状態にしながら、そのブレーキが効かない範囲を殆ど0にしてるんだよ」
「それってちょっとでも操作ミスったら明後日の方向にぶっ飛んでくだろ!?」
「まぁ、そうだけど…」
『―――設定完了!!システム再起動!!』
「あれは…どういうことだい?」
「有咲~!!紗夜先輩が急に映んなくなったと思ったら急に色が白黒になっちゃった!!」
美咲の説明を聞いたRASの2人はここでようやく紗夜が変えている設定の異常性と、最初に彼女が機体を動かせなかった理由が分かってしまった。
そんなイカれている設定で動かし続けていた状態で、何も聞かされていないまま初期設定で動かそうとすれば誰だってミスをするのは当然の結果だったのだが、未だに
それどころか2人はそんな中で紗夜は設定の変更を終えて画面に映らなくなった紗夜と、突如として彼女の機体がフェイズシフトダウンの状態に変わったことの方が気になっていた。
そして、イマイチ良く分かっていない2人にも分かるように有咲は言葉を選んで彼女達にも理解できるように簡潔な言葉を告げた。
「詳しくは後で説明してやっけど――――まぁ、本当の意味であの機体が紗夜先輩専用になったってことだよ」
その有咲の言葉と共に紗夜の機体はグレーから鮮やかなトリコロールへと色を変えると、まるで別人のような挙動を描いて宇宙の暗闇へと飛び出していく。
その姿に観客は先ほどまで自身がした反応を忘れたかのように原作さながらの動きを見せた紗夜に歓声をあげるのだった。
「これなら…!!あれは…湊さん達ね…!!」
紗夜は横にいたリサを置いていったまま1人で宇宙を駆けると彼女の先では既に友希那達が先頭を始めていた。
しかし、状況はあまり良くは無かった。
「前に2機と更に後ろから2機、それにあの盾は今井さんが…だったら!!」
紗夜は飛んだ状態のままアグニを構えるとそのまま手動で照準を調整して後ろから向かって来ている2機の進路を塞ぐように放つと、そのまま紗夜はアグニを後方に戻しながら機体を最大速度で戦場のど真ん中へと突っ込んでいく。
そして、誰が乗っているか分からない
「皆さん。お待たせしました」
「紗夜さん!?」
「なんていうか随分と…あれね…」
「そうですね…大分…」
「ぱっ…パーフェクトストライク~!?……って、持ってないはずのシールドとライフルまで持ってるんですか!?」
「やっぱり日菜はいないわね…」
Roseliaの面々が驚いていた中で麻弥の叫びが響いてくるが、今の紗夜はリサが塗装していた盾を持っている
それに気が付いた紗夜はあえて敵にも聞こえるに通信を設定するとそのまま友希那へと話しかけていた。
「湊さん。一度下がって3人で今井さんと一緒に体制を立て直してください」
「ちょっと!?紗夜さんはどうするの!?」
「"1人で”時間を稼ぎます」
「「「えっ!?」」」
「白金さん、私には分からないので、どれに誰が乗ってるかの情報をください」
この状況を前にして紗夜は1人で4人を止めると言いながらストライカーに装備された
この言葉ににRoseliaは目を丸くしていたが、その言葉を聞いたパスパレ達の心は穏やかではなかった。
「あら、随分と余裕じゃない?」
「余裕…?いえ、全員を倒すわけではないですからどうとでもなりますよ…」
「サヨさんとて無礼です!!許せません!!」
「イヴさん!!罠ですよ!!」
明らかにこれは相手の思考を乱そうとする紗夜の罠だというのは分かっていた。
そうだと分かっていたが、そんなことを言わないであろう紗夜から言われてしまったことでその言葉には謎の説得力を持ってしまい、ゴッドが我慢できずにサーベル片手に飛び出してそのままストライク目掛けて振り下ろしたが―――
「そこですっ!!」
「なっ!?」
紗夜のストライクは対艦刀で振り下ろされたサーベルを容易く受け止める。
巨大な対艦刀からは考えられないほどの軽やかな動作で行われたそれにイヴは驚いていたが、紗夜とストライクはそれ以上の動きを見せていた。
「受け流し…!!」
「若宮さん…堕ちなさい!!」
「きゃ!!」
「彩ちゃん撃つわよ!!」
「うん!!」
対艦刀をズラして振り下ろされたサーベルの軌道を逸らすことで相手の姿勢を崩すと、紗夜は機体を操って、そのまま機体を回転させて回し蹴りの要領でイヴを真下へと叩き落すと、今度は後ろに残っていたフラウロスとハルートが手持ちの射撃武器を放つ。
それが見えた紗夜はエールの翼を折りたたんで被弾面積を減らしつつ、左手に装備していた対ビームシールド でその射撃を受け止めてから機体を上方へと飛ばしたがそれがパスパレ側の狙いだった。
「貰いました!!」
「流石、大和さん…ですが、正確過ぎるのが仇になりましたね…」
「なっ!!防いだ!?」
「白金さんからの情報が遅かったら掠っていたかもしれないわね…。ですが、今度はこっちの番…!!」
上方に逃げたタイミングで麻弥がそれを待っていたかのように手持ちのライフルでコックピットがある胴体部を狙撃するが、紗夜はその狙撃を右腕に装備していたソードストライカーのシールドでそれを防ぐとその仕返しと言わんばかりに左手にアグニを右手にビームライフルを持って肩のコンボウェポンポッド合わせた射撃兵装を構えていた。
「アグニの出力設定を34%に変更…フルバースト!!発射!!」
「うぇ~!?」
「危ない!!」
「ちょ!?それはフリーダムの奴!!」
紗夜は全ての射撃兵装でフリーダムさながらのフルバーストを射撃してきた3人目掛けて放つと、3人は攻撃の手を止めて回避とビットを盾にしながらその射撃を防御し始めるが、その隙に距離を詰めていたイヴが再びサーベル片手に向かってくるのを見ると紗夜は右腕をそのままイヴへと向ける。
イヴはそれを見てライフルが飛んでくると警戒したが、飛んできたのはライフルではなくアンカー。
予想外のモノが飛んできたことに対応が遅れたイヴはそのままアンカーに捕まるが、弾幕が薄くなったタイミングで今度は千聖と彩が近接戦を仕掛けようと飛び込んできていた。
「今ので動きが止まったわね!!」
「紗夜ちゃん!!ごめんね!!」
「止められない訳では!!」
イヴが近くにいるから味方を誤射をしないように近接戦になることを見越した紗夜はそのまま左腕のシールドで防ごうと腕を挙げたその瞬間―――
「なっ!?」
「これは…?今井さんの方向とは違う…」
「おねーちゃん!!」
先ほど紗夜がしたように今度は緑色のビームが千聖と紗夜の間を通り抜けていく。
思わぬ乱入に千聖の動きは止まったが紗夜はそのままシールドで受け止める体制のままビームが放たれた方向を見るとその先には紗夜の事を呼びながら飛んでくる機体。
作品については詳しくは知らないが、紗夜は青と白を基調とした機体について美咲達から教わっていた。
「ZGMF-X56s/α…フォースインパルス!!」
日菜の機体は紗夜が操るストライクと同じ装備換装のシステムを持っているインパルス。
双子で似たコンセプトを持つ機体を選んだことに複雑な気持ちになっていたが、そんな紗夜を前に日菜は完全に予想外の動きをし始めていた。
「おねーちゃん!!」
「くっ!!」
「あはは!!」
「ちょっと日菜ちゃん!!私達がいるのよ!!」
「日菜…!!味方を撃つことを考えてないの!?」
「あはは!!おねーちゃん!!楽しいね!!」
「くっ!!」
「サヨさん!?」
紗夜のことしか見えていない日菜はライフルを乱射しながら紗夜目掛けて真っすぐ飛んできたが、紗夜はそれを機体を逸らした躱したが、今度は日菜が機体を反転させると味方が近くにいるにも関わらずそのままライフルを乱射し始める。
たまらず千聖はその場を離脱しながら日菜に声をかけるがその言葉が聞こえていないのか日菜は変わらずライフルを乱射すると次第に紗夜だけではなく彼女の周囲にいた人物達への至近弾が増えてきていたのを見た紗夜はアンカーで拘束したままのイヴをそのまま引き寄せて自身の背に隠すと左腕のシールドで彼女を守っていたがそれが限界だった。
「えっ…」
「彩ちゃん!!」
日菜のライフルから放たれたビームがその場で固まってしまっていた彩へと迫っていた。
シールドも無い彩がそれを食らえばダメージは免れないが、流石に今の状態でイヴから離れれば今度はイヴが落とされる可能性が出てきてしまう。
その事を天秤にかけていた紗夜だったが、このタイミングで彩の元へと深紅の機体が飛び込むとその機体はMS形態へと変形して彩の事をシールドで庇って見せていた。
「確かその赤いのは…リサちゃん!?」
「そーだよ~。なんかヤバそうのが見えたから飛び込んできたけど…これであってる?」
「えぇ、イベントのバトルでフレンドリーファイヤで落とさせるわけにはいきません!!」
2人は会話しながら日菜から放たれる射撃をシールドで受け止め続けながら、紗夜はリサの機体を見て感じたことを呟いていた。
「それにしても、今井さん。機体の名前の通り正しく"救世主"ですね…」
「ん~…色で選んだけど、そう言われるとそれもカッコいいね~。この子」
そう言いながらリサは自身の機体であるセイバーを操って日菜の射撃を耐え続けるのだった。
「紗夜先輩凄かったね!!あんな一杯キーボードカタカターって!!」
「確かにスゴイのはわかるけど、あんなバカみたいな設定どうしてああなったの?」
「最初はアグニとライフルの射撃練習してた時に紗夜先輩が、自分が狙ってないのに勝手に銃口が動いて補正するエイムアシストのせいで狙いが狂うとか言いだしてああなったんだよ気が付けば…ああなってた」
「有咲、本当にあの機体ってそれだけなの?」
「蘭ちゃん、それはその時までのお楽しみってことで…」
「それで納得しておく…忘れてた。次回、"混迷の戦場”」
「さらっと流しすぎでしょ…」
誤字報告・評価感想をお願いします。
機体リスト
Roselia
友希那:TB版フルアーマ―ガンダム(盾のみ塗装
リサ:セイバーガンダム(全塗装・一部改造)
紗夜:パーフェクトストライク(??)
あこ:ガンダムデスサイズヘル
燐子:ガンダムエアリアル(マント装備??)
Pastel*Palettes
彩:ガンダム・フラウロス(麻弥手製ダインスレイヴ装備
日菜:フォースインパルスガンダム(??)
千聖:ガンダムハルート
麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット改修)
イヴ:ゴッドガンダム(部分塗装)
昭和好きな皆さん…すまない…すまない…!!