タイトル詐欺な気がするが…まぁ、いいしょ!!ミクロンミクロン!!
「前回のラブラ―――!!」
「あこちゃん…それはダメだよ…。やるのは牛込さんのお姉さんだよ…?それよりちゃんとあらすじを…」
「はーい。えっとね~…ひなちんに騙された!!」
「あながち間違ってないから宇田川さんを否定できないわね…」
「こうなってるけどパスパレの千聖と違ってアタシ達は持ちガン無いよ?」
「ふふっ…大丈夫よリサ。父の愛馬は狂暴よ?」
「それ、アンタのじゃないでしょ!!」
「あの…皆さん…とりあえず、本編を始めませんか…?」
「ふぅ…これで後1限だけね…」
「あっ…紗夜ちゃん」
「松原さん。こんにちは」
事務所でリサ達が何とも言えない空気になっていたその頃―――
紗夜の補講は最後の1限を残すのみになり、一緒の授業を取っている花音と合流したが花音の目は完全に死んでいた。
「松原さん?どうしてそんな疲れた表情をしているんですか?」
「えっと…さっきまでこころちゃん達と…一緒にライブしてたから…」
「お疲れ様です。ライブはどうでした?」
「アハハ…。紗夜ちゃん。海の中でライブしてたんだよ?…どうだったと思う?」
「……お疲れ様です」
補講の前にとんでもないことをやらされていたことを語る花音に、"自分や日菜達以上に多忙なのでは?"と疑問に感じた紗夜だったが、その事をそっと自身の中にしまった彼女は最後の補講で使う教科書をカバンの中から引っ張り出しているところに第3の人物が彼女達の元へとやってきた。
「お2人ともやっぱり補講に出てたんですね!!」
「あっ…麻弥ちゃん…」
「大和さん?仕事は大丈夫なんですか?日菜は仕事だと言ってましたが?」
「実は補講の為にスケジュールの調整をしたので大丈夫ですが…。あの…松原さんはどうしてこんな風に…?」
「海の中でライブをしたそうですよ…?意味は分かりませんが…」
「DJの機材をどうしてたかが気になるのですが…触れないほうがいいみたいですね」
紗夜達の元へとやってきたのは同じく補講の為にやってきた麻弥。
彼女は紗夜の横で死にそうな顔をしていた花音に疑問を覚えたものの、話を聞いてそれ以上の事を触れることをしなかったが、麻弥には別の疑問があった。
「そういえば、紗夜さん。あれの件ですが、出てもよかったんですか?」
「大和さん。何のことでしょうか?」
麻弥は何も分かっていない紗夜を見ると周囲を見回す。
そして、他の人が聞き耳を立てていないことを確認した彼女は紗夜の耳元で話始めていた。
「ドームでやるイベントにジブン達と一緒にRoseliaの皆さんも出るって連絡を受けたんですけど…」
「私、個人としてはOKを出しましたが…。ですが、大和さんはどうして小声で…?」
「だって、まだジブン達が出ることは公表されてないですから…」
「なるほど…。日菜はかなり大きな声で話してましたが…」
「日菜さんですからそれはいいんですけど、それがうちの事務所にRoseliaも出るという連絡があったんですよ…」
「そうだったんですね。補講でスマホの電源を落としてたから知りませんでしたが、後で確認しておきます」
「そうだったんですね…でも、良かったんですか?ジブンで言うのもあれですが、このイベントはRoseliaが出るイメージが皆無なんですが…」
「…?そうですね。私や湊さんはやりそうにない内容ですが、今井さんや白金さんは興味がありそうな内容じゃないでしょうか?」
「…紗夜さん。失礼ですが、日菜さんはなんの仕事と言ったんでしょうか…?」
「"モデル"と言ってましたが…?ファッションが好きな今井さんや衣装づくりをしていた白金さんでしたら興味があると思うのですが…」
紗夜は個人的にOKを出した仕事がRoseliaで受けることになったことを麻弥から初めて聞かされるが、紗夜の様子を見た麻弥が思わず話を聞いたが返ってきた言葉に思わず頭を抱えてしまった。
「言葉が絶妙に足りてない…」
「大和さん?言葉が足りてないとは一体…?」
「最初に言っておきますが、今回のイベントは紗夜さんが思っている仕事じゃなくて、プラモデルのイベントですよ?」
「はいっ…?」
「だから、日菜さんが誘ったのはプラモデルのイベントの仕事なんですよ…」
「…失礼します」
麻弥の話が信じられない紗夜は補講が始まる直前にも関わらず、その場でスマホの電源を入れるが、その途端に紗夜のスマホには溜りに溜った通知が一斉に届いてきた。
「どういう事でしょうか…?スマホの通知がおかしいですね…?」
「と言うと…?」
「電話の着信が120件に…チャットの通知が223件も入って来ていて…」
「とりあえず、流し読みでいいから確認してみては…?」
「えぇ…。殆どが今井さんからですね…」
紗夜は普段ならあり得ない量の通知に戸惑うが、麻弥に言われた通りにチャットの通知を流し読みで確認しようとした。
チャットの全てが同じバンドメンバーでその中でも一番件数の多いリサから順に確認し始めた彼女だったが、内容を読み進めていくのに合わせて紗夜の顔も青く染まっていく。
「ははっ…モデル違い…?プラモデル…?」
「ちょっと紗夜さん…!?」
そして、大体半分ほどのリサのチャットを見た紗夜は悲しい現実を知ってしまうが、すぐに受け止めることが出来なかった。
自身の勘違いからとんでもないことになってしまったという後悔に押し潰されてしまい、スマホを床に落としたことを気にする様子もなく、虚空を見つめ始めて花音と同じように死んだ魚のような目になってしまった所で補講が始まってしまった。
補講が始まっても全く元に戻らない紗夜を見た麻弥は彼女に責任を感じてしまい、普段の3倍の速度で紗夜の分のノートまで取ることになるのだった。
そんな日の夜―――
事務所での練習を中止になってしまった紗夜がポテトを買いに行くために寄り道をした紗夜はポテトを食べ終えてから、寄り道の際にポテトとは別のモノを買い、それをテーブルの上に取り出していた。
「ガンプラ…とりあえず買ってみたけれど…やるなら今日しかなさそうね…日菜がいたら落ち着いて出来そうにないし…」
そう言いながら紗夜はパッケージの袋からランナーをそのまま取り出し人生初のガンプラ制作を始めるのだった。
―――そんな出来事があった次の日。
Roselia一同はマネージャーの晴海の姿は都内某所の会議室にあった。
「「「はぁ…」」」
「あの…リサさん達、気持ちは分かりますが、仕事として受けてしまった以上は…」
「晴海さん。それは分かっているつもりですが、日菜に…妹に騙されたという気持ちが出てきてしまって…」
「だけど、あれはちゃんと説明も聞かなかった私達にも非があるからって言ってたじゃない」
「友希那~。それはそうだけど、やっぱり"モデル"って言ったらファッションモデルって思うじゃん~…」
「私も服が見れると思ってたのに…」
「2人とも、もしかしたら楽しいかもしれないし~!!」
リサ・紗夜・燐子は未だに落ち込んでいたが。そんな彼女達に晴海が声をかけると、友希那とあこも彼女達を励ますという普段だったらあり得ない光景を繰り広げていたが、そのタイミングで会議室の扉が開くとそこから日菜を除いたパスパレメンバーが姿を現した。
「あっ!!友希那ちゃん達だ~!!」
「お疲れ様です!!」
「みんな、日菜ちゃんがテキトーなこと言ってしまったせいでこんなことになってごめんなさいね…」
「紗夜さんには謝りましたけど、本当に申し訳ないです…」
「あら?日菜はどうしたのかしら?」
姿を現した中にRoseliaからのヘイトを買いまくっている日菜の姿がどこにもない。
それを不審に思った友希那がその事を聞いてしまうと、怒りの感情が籠っている満面の笑みを浮かべた千聖がその疑問に答えていた。
「友希那ちゃん。あの子は今、地方ロケに行ってるわよ。…今頃、牧場の肥溜めの取材でもしてるんじゃないかしら?丁度いい罰よ」
「「「「「おぇっ…」」」」」
千聖の言葉を聞いたRoselia一同はこの場にいない日菜に同情したが、今回の状況になったことを考えるとその同情は一瞬で消えさると、イベント担当が入ってきてそのままイベントの説明が始まったのがいいが、話は妙な方向へと転がっていく。
「なるほど…今回のイベントはそのガンプラバトルの新しいモデルのデモプレイ。私達のライブの動きに合わせてプラモデルで同じように演奏する企画―――と言う事でいいんですか?」
「スゴイ。おもちゃが動いてたよ!!」
「あこ、スゴイのは分かったけれど、おもちゃでライブをする意味があるのかしら?」
「友希那さん!!激しい動きや繊細な動作も出来ることをアピールするためにパスパレのダンスとかRoseliaの演奏の動きをマネできるのを見せるのは面白いと思いますよ!!それに爆発や火のエフェクトも表現が出来るとなれば、ジブン達のライブにも色々と応用できそうっすね!!」
「まやさん?それってどういうこと?」
「えっとですね!!例えばですけど、プラスチックを動かせる性質を使ってライブの小道具を動かしたりとかも出来ますし、爆発とか光らせるエフェクトを上手く使えば、ライブの最中に衣装の色を変えたり、火柱を挙げたりする危険な演出とかが安全に出来るようになるかもってことですね」
「おぉ~!!凄そう!!」
「それは、ライブの幅が広がりそうね。サビにはいるのと同時に薔薇を咲かせたり、蔓を巻きつけるようなことがしてみたいわね…」
今までの話から千聖が物凄く分かりやすく内容を纏めたところにテンションが若干おかしい麻弥がプラモデルを動かす以外の活用法の一例をだしたら友希那とあこが物凄い勢いで食いついた。
話だけを聴けばライブで色々と使えそうだと言うのは何となく分かったし、それがプラモデルのプの字も知らないような初心者であるRoseliaやパスパレでも簡単に動かせるようなものであるなら色んな分野でも使えることがアピールできる。
イベントでアピールを行うRoseliaやパスパレに触れる機会が無かった層にもアピールするチャンスが出来るし、麻弥が言った様な事を最初に試せると考えれば多少イメージにそぐわなくてもやる価値は十分だったが問題もあった。
「だけど、プラモデルを作れるかしら…?」
「大丈夫ですよ!!この間、小学生が作ってるのをみましたから!!あこ達だって作れますよ!!」
この場にいる全員は誰もそんなものを作ったことが無く、本当に自分たちに作れるのかと言う不安があった。
だが、あこが小学生が作ってるのを見たという言葉と、昨今のものは小学生でも説明書を見ながら簡単に作れるというイベントスタッフの言葉に全員が安堵したところで彩が爆弾を投下した。
「デモって私達が作ったのを戦わせるってことだよね…?友希那ちゃん!!私達も初めてだけど、負けないよ!!」
「彩ちゃん…デモプレイでそんなことは…えっ?採用ですか!?」
こうして、彩の思わぬ一言によってRoselia vs パスパレという対バンガンプラバトルが決定し、会議が終了するのだった。
次回予告
「あのあこがガンプラバトルか…あこ、ガンプラ作れるかな…?」
「リサさんも先輩もいるから大丈夫だって!!あ~モカちゃんも蘭みたいに専用の機体が欲しいなぁ~」
「確か”妖精の女王”だっけ?カッコいい~!!」
「まだ、キット出てないんだけど…」
「巴のは専用機じゃないから、蘭だけだよ!!」
「ちょっと待って私にも専用機あるよ!!」
「シミュレータ限定で可愛さ追及したって言うくせに殺意高すぎる杖が武器のあれか…アタシのと同じ機体がどうしてあんなに魔改造されてるんだ…」
「でも私、ガンダムにも乗ったから!!ルプスレクスの中で―――」
「「「うわぁあああああああああ!!」」」
「あーあ…じか~い次回、"ビルド・ガールズ"刻の涙を君は~…じゃなかった、君は刻の涙を見る~」
誤字報告・評価感想をお願いします。
やっべ、一部キャラはまだ機体が決まらねぇ…
次の話でアンケしよ…(世界観のアンケートは2/27/19:00頃を締切とさせていただきます。