今回は、燐子達ーーーから視点を変えてベース組の風景をご覧ください
(紗夜日菜…?知らんなぁ…
「さーや~。おかいけ~」
「あれ?モカ?巴達とリサさんの応援に行かなかったの?」
「ガンプラのこととか分かんないからね~」
「そうなの?巴達が前にあこ達がおもちゃ屋で練習してたから一緒だと思ってた…」
「でも、リサさん達の事は気になるかな~…」
「モカ、さっき調べたんだけど、ライブ以外はネットで中継してるみたいだよ?私も店番だし、良かったらここで一緒に見る?」
「なら、お言葉に甘えて~。それにここならパンも食べ放題だしね~」
「いや、ちゃんと食べた分は払ってもらうよ?」
「およよ~…」
「あっ!!モカ!!リサさん映ったよ!!」
友希那達6人から離れたリサと千聖は2人で並んで飛んでいたが、その空気はバトル中とは思えないほどに軽いもので、これから互いに戦うなど全く感じさせることは無かった。
「さっきは日菜ちゃんが迷惑かけたわね」
「ほんとだよね~。千聖、ヒナにどういう教育してんの?うちの友希那とあこを見習ってよ~」
「リサちゃん?私は日菜ちゃんのお母さんでも先生でもないわよ?それにあの2人もあなたの子供でもないわよ?」
「あはは~。だよね~」
とてつもなくどうでもいい会話で空気が完全に緩んでいく。
そんな中で千聖はリサと紗夜が登場してきたときのことと最初に戦った紗夜のガンプラの完成度が以上に高かったことを思い出していた。
「それにしても驚いたわ。リサちゃんと紗夜ちゃんがあんな派手に出て来るとは思わなかったわよ。一体何があったのよ」
「アハハ~…紗夜のガンプラが今朝までかかってさ~。それに付き合ったら普通に遅刻しちゃうし、それで電車も車も動けないってなったら美咲が空からね…」
「そうだったのね。紗夜ちゃんのガンプラもあそこまで仕上げてきてたのも今朝まで作りこんでいたというなら納得ね…。でも、なんでそこまで…」
「ヒナの為にあり―――後輩の家に住み込んで作業して、あそこまでやってたんだよね~。それに紗夜があそこまでやんなかったらアタシがヒナの相手する羽目になってただろうしね~」
「なるほど…そのせいで日菜ちゃんは荒れてたのね…。紗夜ちゃんが家で作業してたら日菜ちゃんは勝手に部屋に入ってガンプラ弄ったりしそうだから仕方ないのかしら…?」
「あ~…それはありそうだね~…それにしても、アタシ達のこの光景ってどうなんだろう?傍から見たら飛行機が並んで飛んでるだけだよね?」
「確かに…」
今まで下らない話を繰り広げていた彼女達。
そんな彼女体は今、人型のMSの姿ではなく戦闘機の様なMA形態と巡航形態でそれぞれ飛んでいたが、ガンプラバトルで戦闘機形態で飛んでいる光景は絵面的にどうなのかと思いたった2人はMS形態へと変形してその場に静止した。
「リサちゃん…あなた、相当作りこんでるわね…。日菜ちゃんので見たけれど、シールドを持つところも改造してるし、肩のRoseliaマークまで…それに紗夜ちゃんもだけれど、コスプレまでして…」
「肩のシール自体は美咲からで衣装はこころの家の人からだけど、それ以外は全部自分でね~。てか千聖も相当やってんね…」
「事務所のスタッフがこれ見た時にベーシストには変態が多いとか言われたわ…」
「止めて、それはアタシにも刺さる…でも、そろそろ戦わないとね~…」
「そうね…ってあら?」
だが、戦い始めるタイミングを掴めない2人は軽口を叩きながらも互いのガンプラを観察するが、互いのガンプラの完成度にタダで勝てる相手ではないことを互いに感じていたが、それでもこのまま戦わない訳にもいかないと思っていた2人の前にはあるものが映っていた。
「リサちゃん目の前にあるのって…?」
「船の残骸みたいだけど…ねぇ、千聖。戦いのスタートはアレにしよっか」
「そうね…あれの左右に避けてから始めましょうか」
「オッケー…でも、良いの?アタシは自信あるけど?」
「奇遇ね…私も今日の為に仕上げてきてるわよ?」
2人の前に現れたのは撃沈されたサラミス級の残骸。
それを見た彼女達は船の残骸を通り抜けてからスタートすることを決めると、戦闘前に舌戦を繰り広げてからその場に静止すると目の前の残骸に視線を向けていた。
「カウントは3から行くわよ……3」
「2…」
「「1…」」
カウントを取り始め、最後のカウントをとるのと同時に目標までの間を最速で駆け抜けようと考えた2人がMSから戦闘機へと再び変形し―――――
「「Go!!」」
「早い…!!でも…!!最高速の状態なら…追い付ける!!」
「ほぼ最高速なのに追い付いてくる…!?」
その完了と共に2人は同時にコンソールを前に押し出してスラスター全開で飛び始める。
飛び始めたタイミングはほぼ同時だったものの、加速力は千聖がリサを上回り、最初は機体半分程度の差を開けていたがリサは徐々に先行する千聖との差を詰めてくるが、目標の直前で2人は左右に別れて、そのまま目標にしていた残骸を通り過ぎた時には2人の差は完全に0になっていた。
「「はぁああ!!」」
目標を通り過ぎるのと同時に2人の思考は戦闘モードへと切り替わり、挨拶代わりに互いにMSへと変形しながら肉薄してサーベルとソードを打ち合うと、そのまま同時に後ろへと引くと同時に再び変形して互いに2人が宙を飛び、MS戦闘から戦闘機同士のドッグファイトへと戦いを変えていた。
「千聖~。女の子のスカート覗くなんてダメだよ~」
「そういうのじゃないでしょ…!!」
「そう言いながら、いきなりデカいの撃ってくるじゃん…!!」
先に相手の機体の背後をとった千聖はそのままGNキャノンを放つが、リサはそれを難なく回避されてしまう。
だが、千聖は未だに背後を取っている優位な状況を活かそうと再びGNキャノンを放とうとするが、彼女の思惑は完全に外れた。
「これで…!!」
「させないよ!!」
「なっ!?」
「今度はこっちの番!!」
リサはMSへと機体を変形させて機体にブレーキをかけて、千聖をやり過ごすと再び変形して今度はリサが千聖の背後をとると、最大火力であるアムフォルタス―――ではなく、その砲身と同じ軸上に設置されているスーパーフォルティスビーム砲から緑色のビームを連射するも、千聖はそれを躱した。
しかし、リサの狙いはそれだった。
「いっけー!!」
「どこを狙って…っ!?船の残骸を…!!」
「その速度で避けれるかな?」
リサは躱した千聖に対して今度は最大火力であるアムフォルタスを放つが、それは千聖を通り過ぎてしまった。
だが、明らかにそれは千聖を狙っていないことが分かるような射撃だったことを撃たれた本人が分かっていたが、目の前のモノをみた千聖は彼女の狙いを理解させられてしまった。
リサは千聖の目の前にあった船を破壊して、その残骸を周囲にばら撒くことで千聖の速度を殺してからそのまま一気に仕留めようと考えていた。
だが、千聖はそんなリサの策を予想外の方法で撃ち破っていた。
「千聖!?突っ込んで…!?はぁ!?羽で切った!?」
「甘いわよ!!食らいなさい!!」
「いきなりだね…!!」
千聖はスピードを緩めることすらせずに機体を少しだけ逸らすと翼となっているソードライフルでその残骸を真っ二つに両断してそのまま駆け抜けると、今度はMSへと変形して即座に2丁のソードライフルでリサを狙う。
それに対して、リサもMSへと変形して一気に減速をかけて射撃を回避して、数発の射撃はそのままシールドで受けてから左右のサーベルを抜刀すると、距離を詰めて切りつけようとしていた。
しかし、リサのサーベルを千聖は両腕のソードライフルをソードモードへと即座に切り替えてからサーベルを受け止めるが、受け止められたリサはそのまま頭部CIWSを千聖の頭部目掛けて放つが大したダメージを与えられずにそのまま千聖はリサを押し返してソードを構え直した。
「これだけかしら?これだったらすぐに倒して…日菜ちゃんの所にでも行こうかしら?」
「…こんなおっきいとこでのガンプラバトル初めてで、最初は楽しむことが第一だと思ってたけど…。それを聞いたら意地でも負ける訳にはいかないかな~。少なくとも千聖には…ね?」
「そう…でも、こっちにも意地―――いえ、プライドってものはあるわ…!!」
「上等…!!」
ライフルを突きつけながら、互いを挑発するような舌戦を繰り広げると彼女達は再び変形して、再び宙へと飛び激しいドッグファイトを繰り広げていくのだった。
「飛行機になったり、人型になったり忙しいな、マ〇ロスかよ…」
「巴、それには中の人…誰も出てないんだから」
「いや、アタシの中の人出てるぞ?ってそれはいいや。それにしてもあこ達とリサさん、どっちも目が離せないな…!!」
「片方はチーム戦で、もう片方は高速戦闘。全く違う展開だね」
「次はまたあこちゃん達の方に話が戻るみたいだよ!!…紗夜さん達が何もないのは…話の都合かな?」
「羽沢さん、メタい発言禁止…!!でも、パスパレ側は燐子さんを止めないとそのままビットの手数に磨り潰されるよね…」
「でも、あれがあるだろ…?」
「そうだね…。次回、”発動・TRANS-AM”」
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機体リスト
Roselia
友希那:TB版フルアーマ―ガンダム(盾のみ塗装
リサ:セイバーガンダム(全塗装・一部改造)
紗夜:パーフェクトストライク(??)
あこ:ガンダムデスサイズヘル
燐子:ガンダムエアリアル(マント装備→エスカッシャン2個装備
Pastel*Palettes
彩:ガンダム・フラウロス(麻弥手製ダインスレイヴ装備
日菜:フォースインパルスガンダム(+ブラストシルエット・??)
千聖:ガンダムハルート
麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット改修)
イヴ:ゴッドガンダム(部分塗装)