BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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そろそろケッチャコが着きそうですねぇ…
投稿です。


第23話-発動・TRANS-AM

 

「丸山さん…あこちゃんを傷つけましたね…?その罪、命を持って償っていただきます…!!」

 

「りんりんストップ!!ストップ!!怖いよ。あらすじちゃんとやんなきゃ!!前はリサ姉とちさ先輩が物凄い早く飛んで戦ってた!!」

 

「おかしいわね…」

 

「あれ?友希那さん?どうしたんですか?」

 

「いえ、何で私達はまだバトルが続いているののかと思って?最初に丸山さんが使ったアレを連発されてたらもう終わってるはずだし、それにビームであれくらいのスゴイの使い続けたら終わってなきゃおかしいじゃない」

 

「友希那さん!!それはそういう設定ですから!!」

 

 

 

「丸山さん…あこちゃんを傷つけたから…その体を真ん丸のダルマにしてやる…」

 

「うわぁ~!!りんりんダメだよ~!!リサ姉!!紗夜さん!!タスケテ~!!」

 


 

「…いけっ!!」

 

「2人とも全力で後退します!!」

 

「うん!!分かった!!」

 

 

燐子の言葉と共に22基のビットが麻弥達3人へと迫っていくのを前にした麻弥は後退を選択した。

その言葉に彩は素直に従う一方で目の前の敵から逃げるように見えたイヴはそうではなかった。

 

 

 

 

 

「マヤさん!!武士たるもの退くわけには…!!」

 

「ここに居たら囲まれて燐子さん1人のビットで袋叩きです!!」

 

「ですが、勝負を捨てて退くんですか?」

 

「勝つためにもここで犬死させる訳にはいきません!!」

 

「分かりました…」

 

後退と言う選択を拒否しようとしたイヴだったが、後退を選んだ麻弥は勝負を捨てたわけでは無かったことを理解した彼女は渋々といった様子で指示に従うことを了承すると、麻弥は自機の周囲に展開していたビットで燐子のビットを牽制するために射撃を行っていた。

 

 

 

 

「大和さん…そんな攻撃では当たりませんよ…」

 

「うわぁ!?スゴイ全部が生き物みたいに動いてる!?」

 

「牽制も無駄ですか…、って堕とされてしまいましたか…」

 

しかし、麻弥のビット操作では燐子が操るビットの牽制にすらならず、逆に自身のビットを堕とされていたが、彼女はすぐに気持ちを切り替えて指示を出していく。

 

「2人とも先に、ここまで移動してください!!」

 

「ですが、マヤさんを置いていくなんて…!!」

 

「イヴちゃん!!行くよ!!」

 

 

あこの機体を損傷させた麻弥が燐子にとって一番の標的だったこともあって、イヴを連れた彩は難なく戦線を離脱すると、すぐに麻弥の機体は燐子のビットに取り囲まれるが彼女は冷静に燐子の事を考察していた。

 

 

「そのビットの動き…白金さん、全部を手動制御してますね」

 

「よく分かりましたね…」

 

「システムのサポートにしては生物的な動きしてましたからね」

 

「あこちゃんを傷つけた罰は受けてもらいます…」

 

麻弥を取り囲む22基のビットだが、その動作はそれを放っている燐子が全てを手動で操っているということを指摘するが、彼女からは淡々とした様子であこの攻撃の報復だと告げた彼女の間で麻弥は動き出していた。

 

 

「でも、やられる訳にはいきません!!」

 

「ミサイル…っ!?」

 

突如として麻弥の機体の胸部と膝部の装甲が開き、そこから複数のミサイルが放たれた。

それを見た燐子は自身が標的だと認識してビットを操作してミサイルを撃ち落とそうとしたが、そのビットの操作が麻弥の狙いだった。

 

「爆発した…!?まだ撃ってもないのに…」

 

 

 

ビットからのビームが放たれる前に、ミサイルは麻弥と燐子の中間地点で炸裂すると爆風によって互いの姿が遮られると、燐子は防御に回すためにビットの半分をシールドにするために回収しながら、爆風に隠れた麻弥を視界に捉えようと動いたのと同時に麻弥は2人とは別の方向へと逃げ出していた。

 

「逃がしません…!!」

 

「っ!!ホルスタービット…!!」

 

「無駄です…!!」

 

「左腕とライフルを…!?」

 

だが、逃げようとした麻弥へと燐子が追い打ちをかけようと回収していない11基のビットで射撃を行うが、それを読んでいた麻弥はビットを保持しているサブアームを操作してその攻撃のいくつかは防いで見せたが、流石にその全てを防ぐことは出来ず、ビットからの攻撃が麻弥が左腕と右腕に装備していたライフルへと直撃した。

 

左腕は肘から先が消し飛んでしまったが、麻弥はすぐに気持ちを切り替えて被弾したライフルの先端を即座にパージしてライフルからピストルへと切り替えることでその場を切り抜けたが、既に次の攻撃が放たれて確実にそれは麻弥への直撃コースに乗っていた。

 

 

 

 

 

 

そして、そんな状況の中で麻弥は自身の―――いや、太陽炉搭載のガンダムに搭載された切り札を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「TRANS-AM!!」

 

「っ!?落とされた…!?」

 

TRANS-AM、その言葉と共に麻弥の機体が赤く染まると、彼女の機体は残像を残すほどの早さで燐子から放たれたビームを完璧に避けきると、手持ちの仕返しと言わんばかりに持っていたピストルの早打ちでビット2基を撃ち落とす。

燐子はあの状況で避けられた上にビットが破壊されるなど微塵も考えておらず、目の前の展開に驚いていたが、麻弥はそのままピストルを乱れ打ち動きが鈍っていたビットを撃ち落としていく。

 

 

 

 

 

「5!!6!!…これだけ壊せば!!逃げられますね!!」

 

「何が…」

 

ビットを壊したことで隙を晒してしまった燐子だったが、麻弥は燐子の隙をついて赤い軌跡を描きながら全速力で彩達が退いて行った方向へと飛んでいってしまった。

 

「りんりん!!まやさんが逃げちゃうよ!!追いかけないと!!」

 

「あこちゃん!?…うん…」

 

燐子は驚いていたが急に聞こえてきたあこの言葉で不意に我に返る。

そして、あこの言葉を聞いて友希那を連れて3人で彩達3人が逃げた方向へと向かっていくが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かなり岩とかが浮いてるわね…」

 

「デブリ…ってやつだっけ、りんりん…?」

 

「うん…」

 

彩達3人が逃げていたのは大量の岩石など浮遊しているデブリ地帯。

岩石に機体が突っ込めば損傷は必須の超危険地帯であるこの場所に逃げ込んだ彩達にもデメリットが大きい場所ではあるが、それ以上にデブリ地帯は彼女達にとってはメリットがある場所でもあった。

 

「りんりん…これじゃさっきみたいに飛ばせないんじゃない?」

 

「うん…難しいね…さっきと違って、岩に気をつけないといけないから…」

 

大量に浮遊している岩石の存在がビットを操る燐子の処理負荷を増やした上で、その動きすらも制限させられる逃げ込んだパスパレ側からしたらデメリットを帳消しに出来るほどのメリットがある場所でもあった。

 

ただでさえ浮いている岩石でによって射撃が防がれる確率が増すこの場所は、ある人物にとっては最良の戦場でもあった。

 

 

「ブシドー!!」

 

「りんりん、危ない!!」

 

 

「隙ありだよ!!」

 

「燐子!!」

 

デブリに隠れてイヴが肉薄して燐子へと襲い掛かるが、それに気が付いたあこが即座にその攻撃を防ぎ、別方向からは彩が岩に隠れながら燐子を撃つが友希那の盾によって防がれて、反撃しようと燐子と友希那はそんな2人を撃とうとするが、攻撃を仕掛けてきたイヴと彩は即座にその場を離れてデブリの影に入って友希那の射線を切られてしまう。

 

「逃がさない…」

 

「りんりん!!前っ!!前!!」

 

「えっ…?…っ!!」

 

すかさず燐子はビットで追撃しようとしたが、ビットはデブリ帯に漂う岩石によって動きが制限されてし

まっては燐子もデブリの中を移動するイヴ達を捉えることが出来なかった。

そして、そんな状況で彩とイヴは何度もデブリの中から襲い掛かってはデブリの中に消えていくヒット&アウェイの戦法でRoseliaを攻め立てていく。

 

 

「御覚悟!!はぁああ!!」

 

「イヴちん!!しつこすぎるよ!!」

 

 

「当たって…!!」

 

「丸山さん、させないわよ」

 

「でも、キリがないですよ~!!」

 

Roselaiの3人は何度も何度も繰り返される攻撃を耐えていた。

耐えてはいたが、何時攻撃してくるか分からない相手に身構えていることで精神的な疲れがドンドンと蓄積されていき、次第に攻撃を防げなくなってきていた。

 

「えーい!!」

 

「うわぁ!?右側の羽根が壊されちゃった…!!」

 

「こっちは左脚に当たったわ…」

 

「やった…!!」

 

「当たって…!!」

 

「きゃ!!」

 

そして、彩が出鱈目に撃ったマシンガンとレールガンが直撃し、友希那の片足とあこの右半身を覆うアクティブクロークがアームの根元から破壊されてしまった。

 

あの彩が相手を損傷させたことが嬉しかったのか一瞬動きが止まってしまった。

その隙に燐子は自機の周囲に浮かせたビットで彩を狙い撃つと、避けきれ駆った彩はその攻撃によって左レールガンと左腕を喪失し、煙を挙げながらもデブリの中に逃げていくと、損傷した彩を仕留めようと3人はその後を追いかけていく。

 

「このままあやをやっつけなきゃ…!!」

 

「そうだね…」

 

 

 

 

「イヴちゃん!!」

 

「はい!!」

 

 

「あれは…若宮さんね」

 

「このまま…堕とします…」

 

「待って、なんかイヴちんがおかしいよ!!剣持ってないよ!!」

 

3人に追われた彩が逃げた先にはイヴが待ち構えていた。

しかし、3vs2の状況で数の上ではRoseliaが有利だと判断した燐子はそのまま2人を堕とそうと考えていたが、あこはサーベルを持ってないイヴの姿に何かがおかしいことを勘で感じ取ったが――――

 

 

 

 

 

 

 

その勘は当たっていた。

 

「はぁあああああああああ!!」

 

「背中と胸が開いて、輪っか出たわ…」

 

 

 

「だとしても、何かをする前に…っ!!」

 

「これ!!まやさんの…!!」

 

イヴが両腕を胸の前で構えるのと同時に機体の胸部の装甲が稼働して内部コアが露出するのと同時に背中の羽根が開いて日輪が浮かび上がる。

彼女が何かをしようとしていたが、余りにも隙だらけなその姿を見て燐子が攻撃しようとしたその瞬間、桃色のビームがRoseliaの至近距離を幾度となく通り抜けていく状況で燐子は攻撃を止めてしまった。

 

しかし、この攻撃を止めてしまったことでイヴはその両手にエネルギーを貯め終えて、彼女が放てる最大の一撃を

 

 

 

 

「これが私の…いえ、流派東方不敗が最終奥義…!!

 

 

 

 

石破!!天驚拳!!

 

 

 

「手がおっきすぎるよ~!?」

 

「避け……られない…」

 

「私が行くわ…」

 

「友希那さん…無茶です…」

 

「ユキナさん!!見事な心意気ですが…このまま打ち取らせていただきます!!」

 

その叫びと共に両手に溜まっていたエネルギーが巨大な掌となってRoseliaへ向けて放たれる。

あこは放たれた手を見て驚き、燐子は余りの大きさからそれが避けられないことを察したが、そんな状況で友希那が4枚のシールドで巨大な掌を受け止めようと2人の前に飛び出してそのまま掌と激突する。

 

 

 

「リサの作ってくれた盾があれば…防げるはずよ…!!」

 

「ですが、そんな機体ダメージでは…!!」

 

「不可能を可能にする…私達はRoseliaよ…!!」

 

掌とぶつかっていた友希那。

確かに機体のダメージが少なくない今状態ではこれを防ぐことなど出来ないと考えていたイヴだったが、友希那はリサの盾ならば防げると確信めいた何かを感じながら友希那は掌が弾けた爆発に巻き込まれた。

 

「イヴちゃん!!やったね!!」

 

「やりました…!!アヤさん!!」

 

爆発に巻き込まれた友希那を見て、1人倒したことに喜んでいた彩達は喜んでいた。

しかし、それは所謂フラグと言うもので――――

 

 

 

 

 

「まだよ…!!」

 

「「友希那さん!!」」

 

「えっ!?そんな…!!」

 

爆発に巻き込まれた友希那。

しかし、機体の右半身は完全に消し飛び、右半身に装備していた赤とグレーの盾は粉々に砕け散らせていながらもガンダムのツインアイは力を失うことなく光を放っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――そんな様子をデブリ帯に潜伏して殆ど動くことが無かった麻弥は見ていた。

 

「まさかイヴさんのアレを受け止めるとは思いませんでした…。イヴさんで決める予定でしたからね…」

 

麻弥は囮となってデブリ帯に3人を誘導し終えて、自身を落ち着かせながら今の状況を考えていた。

当初の狙い通り、デブリ帯に引き込んでからは完全にパスパレ側が戦いの主導権を握っていたはずだったが、友希那の盾(イレギュラー)の存在によって作戦は失敗した。

 

しかも、悪いことはこれだけでは終わらない。

 

「ですが、不味いですね…ガンプラバトルの仕様上、アレを使った後は一気に機体スペック下がってしまうんですよね…」

 

先ほど麻弥が使用したTRANS-AMのように使用後にスペックが低下したり、ガンダムXのサテライトキャノンの様な使用にチャージが必要だったり、武装の使用上デメリットが存在するものが機体が存在するが、一方でウイングゼロのツインバスターライフルや、∀ガンダムの月光蝶など、使用するにあたって一切制限が存在しない武装もある。

 

だが、ことガンプラバトルではバランス調整の一環として一切デメリットの無いそれらにバトル専用でデメリットが設定されており、今回のバトルではダインスレイブは1発ごとに弾頭制作を要求されることによって事実上の弾数制限がされている。

そして、ゴッドガンダムの代名詞とも呼べる技では機体のエネルギーを貯めて使用する設定や、先ほど放った石破天驚拳は”自身の気を高めて放つ”と言うテレビアニメ版の設定から”使用後のエネルギー消費による消耗”として機体スペックが低下するのデメリットが発生していた。

 

「イヴさんはスペック低下のデメリットで、彩さんは中破状態、奇襲用の以外で生き残ってるビットは…ホルスター8基にライフルビットが4基……使ったら先ほど以上にスペックが低下してしまいますが…やるしかないですね…!!」

 

流れが悪くなっていることを把握した麻弥は打開策を考え始め、思いついた案の可能性を見出した麻弥は自身のデメリットを捨てて行動を起こしていた。

 

「ライフルビットを展開…ホルスタービット…!!TRANS-AM起動…!!」

 

彼女は切り札であるTRANS-AMを起動するとライフルビットを取り出し、ホルスタービットを自機の前に展開する。

 

そのビットの配置はさながら2つの四角い砲門の様であり、その砲門越しに麻弥は手動でRoseliaの3人へと狙いを定めて――――

 

 

 

 

「いっけー!!」

 

勢いに任せて引き金を引くと、2つの砲門から極光が放たれるとそれは宙域に浮かんでいた岩石を容易く焼き払いながら突き進み、Roseliaの3機は麻弥から放たれた極光に飲み込まれていくのだった。

 


 

「ふえぇ~」

 

「麻弥達の方は凄かったね…」

 

「おっきい手とか出てましたよ!!」

 

「あぁ、あれでギターを弾いたらどれだけ儚いのだろう…」

 

 

 

「有咲達は湊さんの盾作ったとこ見てたんでしょ?よくあれに耐える盾作れたね…」

 

「リサさん。下手したら自分の機体と同じかそれ以上に気合い入れてたからな…」

 

「…正直、若宮さんの一撃を耐えただけでも上出来だと思うよ?何で耐えれたのか私には分かんないし…」

 

「あはは…でも、今回はすっごい大技の連続だったね!!」

 

「だね…あこ達の方これで決着が着きそうだね。もし生き残っても全員大破で殆ど動けないでしょ…」

 

「だけど、蘭。そうじゃ無かったら面白いことになりそうじゃないか?」

 

「かもね…次回、"地獄からの使者"…」

 

 





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機体リスト
Roselia
友希那:TB版フルアーマ―ガンダム(盾のみ塗装
リサ:セイバーガンダム(全塗装・一部改造)
紗夜:パーフェクトストライク(??)
あこ:ガンダムデスサイズヘル
燐子:ガンダムエアリアル(マント装備→エスカッシャン2個装備

Pastel*Palettes
彩:ガンダム・フラウロス(麻弥手製ダインスレイヴ装備
日菜:フォースインパルスガンダム(+ブラストシルエット・??)
千聖:ガンダムハルート
麻弥:ガンダムサバーニャ(ホルスタービット改修)
イヴ:ゴッドガンダム(部分塗装)
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