という感想を抱きながらも投稿です。
「紗夜ちゃんも日菜ちゃんもスゴイわね…」
「うぅ~…日菜ちゃんを応援しないといけないのは分かるんだけど…紗夜ちゃんも応援したくなっちゃう…」
「ふふっ…私も彩ちゃんの気持ちがわかるわ…。なんでも出来る天才の日菜ちゃんにここまで優勢だとね…?」
「私もです!!お2人の戦いはまさに死闘と言う言葉がふさわしいです!!ここは2人の結末を見届けるべきですね!!」
「そうしましょうか…」
「あぁ、蘭ちゃんの言う通りだよ。私が紗夜先輩に譲って今使ってるあのパーフェクトストライクは…あれは”
「マジか…」
「うそ…」
「おかしいと思ってたけど…信じられない…」
「ねぇ有咲?なんで巴ちゃん達は驚いてるの?」
有咲の言葉を聞いたAfterglowの面々は信じられないと言った様子で紗夜の事を見始めるが、その一方でガンプラを知らず完全に話についていけなくなっていた面々の中で香澄がその理由を聞くと紗夜のガンプラを用意した有咲がその疑問に答えていた。
「燐子先輩達が使ってるのが"
「それにバトルで使おうとしてもパーツ数が多すぎるせいで普通に組んだだけだとHGよりも機体スペックが下だし、バトルで壊したら修理も大変なのに直してもちょっとでもパーツの精度が下がったのが混ざるとまともに動かなくなるし…バトル用としてもあれは呪物とかそういう類だよ…」
「蘭ちゃん。随分と詳しいね?どうしてだい?」
「瀬田先輩。実は蘭も昔にザクで同じことをやったんですよ…素組のRGザクは酷かったよな…」
「あはは…少し戦っただけで空中分解してたしね…。それに自分で色々手を入れるにしてもHGの方が構造としては余裕もありますし、そもそもキットが手に入りやすいですから…」
有咲プラモデルとしての難しさを、蘭達がバトルで使うガンプラとしての難しさを語ったが、その話を聞いたますき達はますます紗夜がそれを使う意味を見出せなくなっていく。
「なぁ、作るのが難しいのに対して強くなくて、直すのも大変って…使う意味あるか?」
「マッスーさんの言う通りですよね?簡単に作れるのを丁寧に作った方が使いやすい上に強くて、それで手に入れやすいんだったら皆さんそっちを使うと思うんですが…」
「作りにくい。直しにくい。使いにくい。手に入れにくい。の4つが揃ってるからガンプラバトルでRGは使われないんだよ」
「ふえぇ~…ならどうして紗夜ちゃんは…?」
あの蘭が”呪物”とまで言ってしまったRGを紗夜がどうしてここで使っているのが誰も理解できない。
普通にHGを作りこんでそれで練習したほうが良いのだが、それなのにどうして彼女はどうしてそんなモノを選んだのか?
そんな疑問を持った中で紗夜にガンプラを仕込んだ美咲がそんな疑問に答えを出していた。
「確かに普通はHGを作った方がいいけど、塗装にデカールとかまで全部やった上でかなり完成度高ければ大きな差にはならないけどRGの方がスペックは高くなるから……」
「美咲、そんなこと言ってもさ。紗夜さんはガンプラ作り始めたのは最近だろ?無茶が過ぎるだろ」
「まぁ、最初に素組でEG組んだだけって言ってたけど、今日の為に今朝までめちゃくちゃ作りこんでたからね…」
「そのせいでリサさんも巻き込んで思いっきり寝坊したけどな…」
「あはは…確かに…。それに、教えたあたしが言うのもアレだけど…紗夜先輩のあれは動かしてる設定もだけど、完成度も物凄いことになってて、本当にアレは ”狂気の産物”だよ…」
狂気の産物――――
そう呟いた美咲は最後の戦いになるであろう双子の対決へと視線を向けると、他の面々も最後を見届けるべく美咲に倣って双子の対決へと視線を向けるのであった。
「はぁ!!」
「うわっ!?このっ!!」
「見えてるわっ!!」
「くぅ…!!このっ!!」
「せやぁ!!」
紗夜が 右手のナイフを日菜の胸部を切り、装甲を切り裂き内部を露出させるが攻撃を受けた日菜が即座にサーベルを横薙ぎに振るった反撃したが、空いていたもう一方のナイフに阻まれると得物がぶつかり合った勢いで2人の距離が少しだけ開くと即座に日菜が紗夜を蹴ろうと脚を振るうがそれも紗夜には見えており、日菜の蹴りに合わせて紗夜も蹴りを繰り出して激しくぶつかり合っていた。
「大和さん作だけあって堅い…!!」
「おねーちゃん!!麻弥ちゃんは関係ないよ!!」
「っ!!肩の装甲を…!!でも、まだ動かなくなった訳じゃない!!」
「えっ!?嘘!?こっちに来る!?」
「肩の礼よ…!!」
紗夜の口から麻弥の名前が出たことに怒りを覚えた日菜。
そんな彼女は蹴りがぶつかり合っているいう不安定な状態からそのままサーベルを紗夜へと突き出していくと紗夜もそれに反応してナイフで受け止めるが完全には受け止めきれずに、右肩の付け根をサーベルが掠めると肩装甲が外れて内部フレームが完全に剥き出しにされてしまった。
しかし、紗夜はそれでは止まらずぶつかり合っていた足を全力で振り切って日菜の体勢を崩すと一気に距離を詰めてから右手のナイフを右手に持ち替えて即座に先ほどライフルで損傷させた脇腹へと突き立てるが、それでも日菜はまだ倒れない。
「これではまだ倒せないのね…もっと深く奥まで…!!」
「もう!!あっち行って!!」
「ぐっ!!」
「もう!!おねーちゃんのせいで画面が真っ赤になっちゃったし、ビービー煩くなっちゃった…!!」
「(日菜の機体はダメージが深刻みたいだけれど、こちらも格闘戦をし過ぎて機体内部とナイフの刃にガタが出始めてる。特にさっきので右肩へのダメージが深刻ね…。余り右腕を使いたくないけれど、そうは言っていられない…)」
「もう!!おねーちゃんやっつけないと…!!」
「(負けられない…いえ、負けたくない。今まで力になってくれた市ヶ谷さん達やRoseliaのみんなの為にも…!!)」
ナイフを突きさされた日菜が紗夜の胴体を殴りつけて無理やり距離をとると、紗夜は2本のナイフを順手に持ち替え直して先ほどの攻撃を振り返って、流石にナイフではもっと深く抉りこまないと堕とせないと悟ったタイミングで日菜が自身の機体ダメージについて漏らしたのを後目に、紗夜も即座に確認すると頭の中で状況を整理しながら再びナイフを構え直した。
「日菜…」
「お姉ちゃん…」
「「勝つのは…」」
互いの事を呼び合うと武器を持つ手に力が入っていき、いつでも飛び出せるように姿勢を整えたその瞬間―――
「あたしだよ!!」
「私達です!!」
2人は同時に声を挙げると互いの息の根を止めるべく直線に飛び出すと、先に武器の間合いになった日菜は即座にサーベルを紗夜の胴体へと突き刺そうとしたが、紗夜は機体を右に傾けてサーベルの切っ先を胴体からズラしたものの、完全には避けきれず左腕には完全に直撃するのを察した紗夜は即座に左手のナイフを投擲し、日菜の右腕の関節へと突き刺さるのと同時に紗夜の左手から肘にかけてサーベルが突き刺さると2人の腕は全く同じタイミングで爆発して2人の距離が開く。
「まだよ!!」
「こっちだって…!!」
腕が爆発して互いが視界から一瞬だけ消えたが、日菜は即座に爆発の中へと突っ込んで先ほどまで右腕で持っていたサーベルを回収して爆発を抜けると、日菜に遅れる形で爆発の中から紗夜も飛び出してきていた。
「おねーちゃん、疲れてるから反応が遅くなってるんじゃ―――あれ?でも、なんだろ…?まぁいっか…!!たぁああああああああ!!」
「はぁあああ!!」
日菜は爆発の中から出てきた紗夜の姿に若干の違和感を感じながらも、特に気にすることもなく即座に紗夜へと突撃すると、紗夜は損傷している左腕を隠すように右半身を前にして日菜を迎え撃つ。
そしてどちらの機体も限界寸前の状態で幾度となくサーベルとナイフで打ち合っていくが―――――
「ナイフが…折れた…!?」
「貰った~!!」
「っ!!」
「壊れた左腕を…!!でも関係ないよ!!」
打ち合いの中で不幸にもナイフが先に限界を迎えてグリップの根元から刃先が真っ二つに折れて、紗夜は武器が無くなって無防備な姿を晒すとそれを好機とばかりに日菜はサーベルを大振り気味に振り下ろすとそのタイミングに合わせて紗夜は身体で隠していた左腕を前に突き出すが日菜はそんなことをしてもサーベルで左腕ごと本体を切り捨てられると思っていた。
「何で!?切れないの!?」
が、そんな日菜の予想に反してサーベルは左腕によって止められてしまった。
全く意味が分からなかった日菜だったが、ここでようやく先ほど感じた違和感の正体に気が付いた。
「右腕のシールドが左腕についてる…!?でも、ボロボロの左腕なら押し切って…!!」
互いが片腕を失った際に日菜は真っ先に爆発の中に飛び込んでサーベルを回収したが、その際に紗夜が遅れて爆発の中から飛び出してきた。
その時はその理由を深く考えていなかったが、紗夜は右腕に装備したままになっていたソードストライカーのシールドを左腕の移し替えていたことにこのタイミングになってようやく気が付いた。
だが、紗夜の左腕は既に破損しておりこのまま力押しでいけると踏んだ日菜だったが――――
「この瞬間を…待っていました!!」
紗夜は日菜が力押しでとどめを刺そうとしてくるこのタイミングを完全に狙っていたのだ。
日菜の性格上、完全な隙を晒したら確実にトドメを指すために振りが大きくなるのは分かっていた紗夜は、腕を破壊された直後から今に至るまでシールドを付け替えた左腕を極力日菜に見せない様に立ち回ってトドメを刺そうとしたこのタイミングでシールドで防いだのだが、それだけではどうにもならない。
「でも―――!!」
武器がない。
そう日菜が口にしようとしたその瞬間、紗夜のサイドスカートと装甲が動き―――
「貰ったわ!!」
紗夜はサイドスカートから飛び出したナイフを掴むと、日菜の反応が間に合わない速度でサーベルを持っていた日菜の右手首を切り飛ばした。
「あっ…」
そして、日菜がそれに気が付いたのと同時に切り飛ばされた手首が手にしていたサーベルごと爆散していく。
両手を失い、残されたのは全く役に立たないCIWSのみになってしまった日菜。
彼女は自身が置かれている状況に呆然としていたが、紗夜はそんな日菜に突撃して彼女をデブリに叩きつけてからナイフを構えたまま日菜に馬乗りになって動きを封じていた。
「これで終わりよ…」
「なんで…こうなったの…?」
終わりを告げられた日菜。
しかし、彼女は紗夜に負けるなど思っておらず困惑して思わず”なんで”と言う疑問の言葉が漏れると、それに紗夜はハッキリと答えていた。
「あまり時間がないから簡単に言うけれど、ガンプラに向き合った時間の差。バトルの為の練習の時間。そして、今まで支えてくれた人たちのことを思う気持ちの差よ…」
「気持ちの差…?」
「私と戦うためと言って味方諸共撃とうとしたり、大和さんに装備をもらってここまで戦ってたのに最後まで自分だけで戦ってると思ってたところよ」
「…そっか~。あぁ~あ…気が付かなかったなぁ~」
「…私も市ヶ谷さんや奥沢さん達に教えてもらったわ」
紗夜の答えを聞いた日菜は何となくだがその言葉の意味を理解したが、紗夜自身もそれに気が付かなかったことを思って自嘲的な気持ちになっていたがそんな時に今度は日菜が紗夜へと問いかけていた。
「そっか…ねぇ。おねーちゃん?」
「何かしら?」
「楽しかった?」
「…そうね。最初は自分勝手な日菜の相手は楽しいとは思えなかった。でも、最後の方は楽しかったわ…」
「えへへ…おねーちゃ―――「ごめんなさい。もう時間切れよ」へっ…?」
日菜が紗夜に何かを伝えようとしたが、その言葉を言い切る前に紗夜は構えていたナイフを日菜の胸に全力で振り下ろすと、日菜の目から光が消えるのを確認した紗夜はそのまま日菜から離れると、日菜の身体は宙に力なく浮かんでいく。
そして―――――――――
―――Over The Time Limit!!
―――Battle Ended!!
システムがバトルの終了を告げ、彼女達の長いようで短い戦いは幕を閉じた。
「やっと終わったわね…それにしても…紗夜は凄かったわね。あの日菜を相手に…」
「そうですね!!ひなちんも凄かったけど、なのにそれを倒しちゃうなんて…!!」
「ふふっ…そうだね。あこちゃん…」
「でも、私達からしたらこの後が本番よ…」
「はい…」
「さっきの紗夜さん達みたいにカッコいい演奏が出来るように頑張ります!!」
「その意気よ。…いけない。次回予告ね…次回”終わらない明日へ”…」
機体リスト
Roselia
友希那:TB版フルアーマ―ガンダム 撃墜
リサ:セイバーガンダム(??)
紗夜:パーフェクトストライク(リアルグレードモデル) 中破 撃墜スコア1
あこ:ガンダムデスサイズヘル撃墜 撃墜スコア2
燐子:ガンダムエアリアル 撃墜
Pastel*Palettes
彩:ガンダム・フラウロス 撃墜
日菜:フォースインパルスガンダム 撃墜
千聖:ガンダムハルート 自爆
麻弥:ガンダムサバーニャ 大破 撃墜スコア2
イヴ:ゴッドガンダム 撃墜 撃墜スコア1