BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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投稿です。

Poppin'Party・5
Afterglow・3
ハロー、ハッピーワールド!・1
と言う訳で、アンケートの結果Poppin'Partyから…この人がメインになります。

誰がメインかは考えながら…どうぞ





第2話-何故にそうなる?

 

「―――それでね!!今度RiNGでイベントをすることになったんだ~!!」

 

「へぇ~…」

 

 

 

「いや、ライブハウスなんだからライブしろよ…」

 

「そうだよね有咲。ライブハウスなのにライブしないのは変だよね?」

 

ポピパの5人が市ヶ谷家の蔵に集まっている中、香澄がRiNGでのイベントについて嬉々として語る。

同じバイトをしている沙綾以外でりみは何気なく相槌を入れたが、有咲とたえの2人は疑問を持つが、もう決まってしまったものはしょうがないといつもの調子の戻って話していた。

 

「100歩譲ってカフェの集客目的のためにライブ以外のイベントをするのは理解できるけど、何がどうなればガンプラバトルになるんだよ…」

 

「それは…紗夜先輩達が出てたイベントの話を香澄がしたらそうなって…」

 

「やっぱり原因はお前かよ…。てか、誰もガンプラバトルのことなんて分かんねぇだろ?不安しかねぇ…」

 

「大丈夫だよ有咲。香澄も私も良く知らないけど、詳しい人から話を聞いてバトルのルールも詰めてるから」

 

不安を覚えた有咲の言葉を聞いた沙綾が出したバトルのルールが書かれた紙を彼女に差し出すと、有咲はそれに目を通し始めていた。

 

「何々…へぇ~…2~3人で1チームのバトルロワイヤル形式で、制限時間までに多く倒したチームが優勝ねぇ…」

 

「有咲?それだと優勝が複数出るんじゃない?」

 

「おたえにしては鋭いな…。そうなったら生き残った人数で判定するって書いてあるけど…ここも同数だった場合はどうするか書いてないな…」

 

「あはは…そこまでは考えてなかったな…」

 

「まぁ、会場的にはバンドやってる人で初心者のお遊びになるからこんくらい緩くても問題ないだろ。でもよ…。でも、最後の1文は理解できねぇ」

 

開催予定のルールに目を通した有咲はバトルについては概ね問題なさそうだと感じていたが、そんな彼女は1つだけ今回のイベントに対して大きく引っかかる項目があった。

 

 

 

 

 

 

 

「3人チームの場合は全員が同じバンドはNGとか…。何でカフェの集客メインの癖にバンド縛りがあるんだよ…」

 

「色んな人と話したいって香澄が言ったから、それを聞いた凛々子さんがこれ追加してたよ…」

 

「また香澄のせいかよ…」

 

 

「それとね有咲…」

 

「なんだよ。まだなんかあんのかよ」

 

何故か今回のイベントでは"3人チームの場合、全員が同バンドではないこと”というルールが追加されていた。

 

そんなものは普通に考えたら無くていいルールであり、入れた意図が全く持って理解できなかったが、沙綾からの説明を聞いて”香澄ならやりかねない”と納得した有咲。

しかし、沙綾は申し訳なさそうな表情を浮かべながら有咲にあることを告げた。

 

 

 

 

 

 

 

「そのね…そのイベントなんだけど…香澄が「有咲が出る」って言っちゃったんだよ…」

 

「はぁあああああああああ!?」

 

とんでもない暴露に蔵の中に有咲の絶叫が響くと、余りの声量に他の面々は目を白黒させてしまった。

 

そんな中で有咲は頭を抱えたが、もしかしたら香澄の勘違いとして説明をしっかりすれば分かってくれるはずだと考えていた彼女に沙綾が更に追い打ちをかけていく。

 

「しかも、それを凛々子さんと一緒にいたまりなさんが真面目に受け取っちゃって…」

 

 

 

 

 

「何やってんだ!!香澄ぃいいいい!!」

 

「あ゛り゛さ゛!!ぐる゛じい゛~」

 

「ちょっと有咲ちゃん!?」

 

「顔が蒼くなってきた…」

 

「ストップストップ!!気持ちは分かるけど!!」

 

怒りが頂点に達した有咲は普段からしたら考えられないほどの速さで元凶である香澄に飛び掛かりその首元を掴んで身体を前後に大きく揺すりだし、香澄が苦悶の表情を浮かべながらうめき声をあげていた。

しかし、勝手なことをした香澄に怒る彼女の気持ちを汲んで少しだけ放置していたが、香澄の顔が徐々に顔が蒼くなっているのに気が付いた3人は2人の間に割って入ってなんとか2人を引き剥がす。

 

真っ赤な顔で怒る有咲と真っ青になって怒られる香澄と言う綺麗な2色に別れていたが、有咲はそのまま香澄に詰め寄っていた。

 

「てか、自分で出ればいいだろ!!」

 

「有咲ちゃん?香澄ちゃんはRiNGのスタッフだから…」

 

「りみ、そうかもしれねぇけどさ。それでも何で私の許可なく勝手に出場させてるんだよ!!」

 

「だって~…紗夜先輩と一緒に色々やってたし」

 

「でも、凛々子さん達も楽しみにしてるのに出ないのはダメじゃない?」

 

「香澄、確かにそうかもしれないけどちゃんと謝んなきゃ…」

 

「うぅ~…ごめんなさーい…」

 

 

 

 

「…ったく、今更謝ったって出なきゃいけないんだろ?」

 

香澄の謝罪を聞いた有咲は完全に呆れながらもその謝罪を受け入れた。

仮に自分が意地を張って参加しなかったら、香澄―――は自業自得だとしてもバンドのイメージが悪くなる可能性があるこの状況では、彼女がこの謝罪を受けようが受けまいがイベントに参加しないといけないという彼女が置かれている状況には全く変わらない。

 

むしろこの状況になった以上は勝ちを拾いに行くことを選んだ有咲はスマホを取り出して早々に電話をかけていた。

 

「こうなったらメンバー集めからか…こういう時は奥沢さんだな…。奥沢さんが本気を出せば圧勝は間違いねぇ…」

 

「うわぁ…有咲…大人げない~…」

 

「バ香澄!!こうなってるのは全部お前のせいだろうが!!」

 

有咲は最強のメンバーになる美咲を勧誘するという最高に大人げない選択を躊躇いなく実行しようと彼女に電話を掛ける。

 

それを見た香澄は勝ちに行く姿勢を見せていた有咲を茶化し始め、それに有咲が怒ったタイミングで電話が美咲に繋がった。

 

「もしもし、奥沢さん?今、時間大丈夫?」

 

『市ヶ谷さん?うん。今は紗夜先輩と一緒だけど大丈夫だよ』

 

「マジか!?ちょっと紗夜先輩にも聞こえるようにしてくれない?」

 

『了解』

 

美咲にたまたま電話した有咲だったが、彼女が知る中で最強ともいえる人物と一緒に有力株が一緒にいるという正に、鴨がネギを背負っているとも思えるような最高の状況を前にして有咲は嬉々とした声色で要件を話始めた。

 

「あの、今度RiNGでガンプラバトルのイベントをやるのは知ってますか?」

 

『あぁ…うん。話は聞いてるよ』

 

『えぇ…私も聞いてますよ』

 

「なら、単刀直入に言いますね。私、そのイベントに出ることになってしまって…その一緒にそのイベントに出てくれませんか?」

 

『えぇ~…あぁ~…』

 

『そうでしたか…』

 

状況を知っているなら話は早いと思って早速本題をぶつけた有咲。

しかし、電話の向こうの2人は何とも言えないような微妙な声を挙げたことに疑問を覚えたタイミングで電話の向こうから返事が返ってきた。

 

 

 

 

 

 

『ゴメン。市ヶ谷さん。あたしそのイベントに参加できないんだ…』

 

「なっ!?参加できないってどういう事だよ!?」

 

『実は、さっきまりなさんと会って…』

 

そう言って美咲は物凄く端的にまりなとの会話を再現し始めた。

 

~~~~~~~~~~

 

「美咲ちゃん。今度、RiNGでガンプラバトル?のイベントをやることになったんだけど知ってる?」

 

「いえ、初めて聞きましたけど…」

 

「そうだったんだ…それなんだけど、美咲ちゃん、紗夜ちゃん達と練習した時の動画見たんだけど…

 

 

 

 

 

 

 

余りにも強すぎるから出禁ね?」

 

「えっ…?強すぎるから…出禁ですか?」

 

「うん!!素人の私が見ても分かるけど、あんなことされたらイベント崩壊しちゃうから!!」

 

~~~~~~~~~~

 

『…ってまぁ、こんな感じで動画見せられながら言われちゃって…』

 

美咲がまりなとのやり取りを回想したが、有咲には動画と言われて思い当たるものがいくつもあってどれの事か全く見当がつかない。

正直酷い物が多かったが、どれを見られてそうなったのか彼女は気になってしまっていた。

 

「動画…?それってRoseliaとパスパレのイベントのために練習した時のだよな?どれの事だ?」

 

『紗夜先輩とリサさんとついでに市ヶ谷さんの3人をアッガイの体当りだけで完封した奴…』

 

「うげっ…あのボールみたいに回転して突っ込みまくってきたあれか…あれなら…まぁ…」

 

『まぁ、あの練習動画見せられれば当然ですね?』

 

『ちょっと紗夜先輩まで…』

 

見られた動画は最悪と言っていいほど3人がかりでボコボコにされていた動画。

あんなものを見られたら初心者ばかりが集まるであろうイベントを出禁にされても文句は言えないと納得した有咲は次の得物に切り替えていく。

 

「じゃあ紗夜先輩は…!?」

 

『私はイベント当日に予定が入ってしまってて…』

 

「仕事ですか?プロも大変ですね」

 

『えっ…えぇ…私個人の予定ですが…すいません』

 

「いや、個人のでも仕事なら仕方ないですよ。だったら―――」

 

『市ヶ谷さん。今井さんも私と一緒に予定が入ってますから無理ですよ』

 

「そうですか…。2人ってことはガンプラのイベントですか?流石、あのイベントのバトルで二つ名を付けられた人たちは大変そうですね…」

 

『まぁ、リサさんの方はカッコいいけど、紗夜先輩はねぇ…"Roseliaのヤベー奴”だからね…」

 

『その名前は心外です!!』

 

『そういうわけだから市ヶ谷さん、ごめんね?…それじゃ』

 

美咲の次に狙っていた紗夜だったが、こちらも遭えなく撃沈してしまった。

相手はプロミュージシャンでバンドとしてではなくとも仕事だったら仕方ないと諦めてリサを標的にしようとしたがこちらは相手に聞く前に同じバンドの紗夜の言葉を聞いて直接話す前に撃沈すると、美咲は申し訳なさそうな雰囲気を出すとそのまま電話が切れてしまう。

 

有咲は頼みの綱を完全に失ってしまい、何ともいない空気を纏っていた。

しかし、香澄のせいで追い込まれていた事もあって有咲は完全に弾けてしまった。

 

「こうなったら…!!探しに行くしかねぇ!!」

 

「ちょっと有咲~!?」

 

最有力のメンバーがいなくなれば後は自分で探すしかない。

そう結論付けた有咲はポピパの4人の静止する声を聞き流し、勢いに任せてそのまま蔵から飛び出していくのであった。

 


 

「皆さん、こんにちは。市ヶ谷有咲です。

香澄のせいで巻き込まれたイベント…正直、乗り気はしねぇけど出るなら勝ちに行くと決めてアタックした最強のメンツは悉く断れたけど、まだ終わってねぇ…。あのルールがある以上はあの人たちの誰かなら空いてるはずだ…

次回、"燃える夕焼け”」

 





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次回から仲間勧誘パートです…
誰が彼女のナマカになるんですかねぇ…
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