BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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筆が乗ったので投稿です。
やったね有咲ちゃん!!とりあえずだけどチームが組めたよ!!



第3話-燃える夕焼け

「あの3人以外なら…あの3人だな…」

 

蔵を飛び出した有咲はある人物を探して街を歩いて目的の場所へと向かっていた。

だが、その人物たちがどこにいるかなど今の有咲に分かるはずも無いが、彼女はおそらくはいるであろう目星をつけて向かっていたその目的地は―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「商店街の羽沢珈琲店!!…ルール的に3人で組めないから…出来ればそこで2人!!最低でも3人の中で1人…それだけでかなりのアドバンテージだ…!!」

 

有咲の目的地は羽沢珈琲店。

そこに集まっているであろうAfterglowの中でガンプラバトルの経験がある蘭・巴・つぐみの3人のうちの誰かを仲間に引き込むという算段を立てて商店街へとやってくると珈琲店に入る前に商店街の片隅で目的の人物を発見していた。

 

「あれ…?蘭ちゃん?」

 

「あっ…有咲…」

 

「なんかあったのか?なんか落ち込んでるみたいだけど…」

 

「別に…何もないけど…」

 

そこで見つけたのは目的の1人である蘭。

しかし、肩を落として落ち込んでいたように見てた蘭を見て有咲は目的は一旦置いて彼女に声をかけるとそっけない答えが返ってきた。

蘭はを隠しているつもりになっていたが、何かがあったことを察した有咲はなるべく自然に振舞おうとしながら話を切り出していた。

 

「とっ…とりあえず、ここに居るのもなんだし…たまには羽沢珈琲店以外の所にでも行かない?」

 

「うん…」

 

自然な空気で話したつもりだったが、どことなくぎこちない雰囲気で話していた有咲。

そんな彼女の言葉を受けて2人は商店街から離れて近くのファミレスに入ることにした。

 

「蘭ちゃん、何で落ち込んでたんだ?」

 

「別に…」

 

「そっか…まぁ、私の方は落ち込むことがあったんだけどな…」

 

「…何があったの?」

 

有咲は何があったのかと蘭に聞くも、ファミレスに入る前と同じ答えが返ってくるが、今回はさっきと違い自分の事を話始めると妙に蘭が食いついてきたのを見て有咲はここまでの話を話始めていた。

 

「今度、RiNGでガンプラバトルのイベントがあるの知ってる?」

 

「うん…知ってる」

 

「それなんだけどさ、香澄の奴が凛々子さん―――RiNGの店長に私が出るって勝手に言っちゃって、しかも、それを店長が本気にしてるらしいんだよ…」

 

「…嫌なら断ればいいんじゃないの?」

 

「断ることも出来なくはないけど…あの人はSPACEがあった頃に世話になってるから期待を裏切りたくないんだよな…」

 

有咲は今までに起こったことを遠い目をしながら話すと、明らかに蘭の様子が変わったのを見て、有咲はそのまま彼女が話し出すのを待つと、意を決したような表情で今度は蘭の方から話を切り出した。

 

「実はさ…私も困ったことがあってさ…有咲に会うちょっと前さ、つぐみの所であった事なんだけど…」

 

 

そうして彼女は有咲と会う前に起こった出来事を語りだしていた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「いらっしゃいませー!!あっ!!つぐみ先輩!!来ましたよ!!」

 

「ランさん!!こちらです!!」

 

「蘭ちゃん!!お疲れ様!!」

 

「遅かったな!!」

 

羽沢珈琲店にやってきた蘭。

そんな彼女は接客をしているイヴとつくしの2人に案内され、つぐみと巴がいる席に通された。

 

「とりあえず、呼ばれたから来たけど…どうしたの?」

 

「蘭、これ知ってるか?」

 

「なにこれ…ガンプラバトルのイベント…?ってRiNGって何でライブハウスで…」

 

「アタシもあこに教えてもらって知ったんだけどさ…ってそれはいいんだけど、ここだよ!!ここ!!」

 

蘭はRiNGで行われるガンプラバトルのイベントの案内を見せられるが、案の定ライブハウスでのイベントなのかと考えたが、巴はそんなことを気にすることも無く気になっていた箇所を指差すと蘭も指差さされた箇所を目で追っていた。

 

「3人までのチームでガンプラバトルロワイヤル…?いいじゃん」

 

「だろ?折角なら3人で出てみないか?」

 

巴は折角の機会だからと蘭とつぐみの3人で出ようと考えていたのだが、この時の巴は書かれていたあるルールの存在を完全に見逃していた。

 

「巴…これ見てないの…?」

 

「なんだ?」

 

「ここ…」

 

「えぇっと…”3人でチームを組む場合は1バンドだけのチームではないこと”って書いてあるよ」

 

「はぁ!?」

 

「見逃してたんだ…」

 

「マジかよ…ごめんな…」

 

「まぁ、仕方ないんじゃない?」

 

今回のRiNGのイベントルールの中にあった同じバンドだけのチームは禁止と言う最悪の文言を巴は見逃しており、そのルールを読み上げたつぐみの言葉を聞いて彼女は声を上げていた。

出来ればこの3人で出たかったがルールなのだから仕方ないと諦めようとしたその時―――

 

「でも、折角なら出てみたいかも…」

 

「つぐみ…?」

 

「ほら、折角の機会だしみんなで出たかったなって思って、でもみんなで出れないんだったら…今回は…」

 

つぐみは何気ない雰囲気で気持ちを呟いてしまって、咄嗟に言い訳をしようとした。

しかし、残念なことにここには彼女達3人以外にも人がいたことが始まりだった。

 

「ツグミさん!!話は聞かせていただきました!!」

 

「うわっ!?イヴちゃん!?」

 

「3人で一緒に出れないのでしたら、別々のチームで出ればいいんです!!」

 

「「「!?」」」

 

イベント出場を諦めようとした彼女達にイヴの言葉は正に青天の霹靂とも言える提案を聞いて固まってしまったが、イヴは更に話を進めていく。

 

「一緒に出れないのは残念ですが、別々のチームで互いを高め合う…これもブシドーです!!」

 

「珈琲お待たせしました~ってイヴ先輩?どうしたんですか?」

 

「ツクシさん!!そう思いますよね!!」

 

「えっ~っと良く話を聞いてなかったので分からないんですけど…。たまにはいいんじゃないんですか?」

 

イヴの言葉を軽い気持ちで答えてしまったつくしのその答えが彼女達の分岐点になってしまった。

 

 

 

「そう言えば、あこも六花と香澄の妹の3人で出るって言ってたし、みんなで出ようぜ!!」

 

「うん…!!いつもバンドで一緒に頑張ってきたけど、今回はライバルだね!!イヴちゃん、つくしちゃん!!私達3人でチーム羽沢珈琲店としてイベントに出るよ!!」

 

「はい!!一生懸命頑張ります!!」

 

「えっ…?ちょっと!?」

 

「頑張りましょう!!ツクシさん!!」

 

「えぇ~!?」

 

蘭の話を聞かないままに2人はそれぞれでチームを組むという流れを完全に受け入れ、目の前でつぐみは3人のチームをその場で結成していた。

話の急展開に全くついて行けない蘭だったが、そんな彼女を更に置いてけぼりにされる事態がやってきた。

 

「んっ…?」

 

「巴?どうしたの…?」

 

「いや、ますきから連絡が来てさ。なんでもこの前のRoseliaとパスパレの対決見てガンプラに興味でたからチームを組んでくれって言われてさ」

 

「…いいんじゃない?」

 

「そっか…なら、こっから先は競争だな!!」

 

ますきの誘いを受けた巴だったが、蘭の事が気になったのかそちらに視線を向けると返ってきたのは背中を押すような蘭の言葉。

それを聞いた巴は笑いながらそれに答えるとここからは勝負だと爽やかな笑みを浮かべて蘭に答えると、それを見た蘭はそのまま席を立っていた。

 

「うん…。それじゃあたし、帰るから」

 

「またね!!蘭ちゃん!!」

 

「またな!!」

 

「「ありがとうございました~!!」」

 

明るい声の親友と従業員に見送られながら蘭は喫茶店を後にしたが、少し歩いて喫茶店からは見えない位置まで歩いた彼女は大きな問題を思いだして完全に頭を抱えていた。

 

 

 

 

「誰も誘える人がいない…」

 

正直に言ってしまえば、彼女の先ほどの2人に比べれば交友関係はそこまで広くはない―――と言うよりも交友関係が殆ど被ってしまっており、彼女達が先にメンツを抑えられてしまい完全に蘭はこの現状を解決する術が思いつかずに蘭は突き付けられた問題を前に肩を落として落ち込んでいた。

 

そして――――

 

「あれ…?蘭ちゃん?」

 

そんな蘭の目の前に有咲が現れて今に至るのだった―――

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「―――とまぁ、こんな感じかな…」

 

そうして一通り語り終えた蘭は手元にあった珈琲を啜って、ブルーな気持ちを身体の奥へと流し込もうとしたがそれと同時に頭の中ではあることが思い浮かぶとその事を声に出そうとしたが、奇しくもそれは話を聞いていた有咲も同じことを考えていた。

 

「有咲…」

「蘭ちゃん…」

 

 

 

 

「「チーム組もうか…」」

 

互いに全く同じことを考えて、同じ言葉を口にしたそんな2人にそれ以上の言葉はいらず、互いが手を指し伸ばすと堅く手を握り合っていた。

 

「とりあえず、ガンプラは何を使うか聞いてもいい?」

 

「あぁ…紗夜先輩とリサさんの練習に付き合ってから、自分用で作った機体で行こうと思ってる。…まぁ、装備は全部出来てないけど…所で蘭ちゃんはどのガンプラ使うんだ?」

 

「ルールでは今回は地上戦らしいから、アタシの全力のカスタム機で行くよ。3人目も探さないといけないし、詳しくは明日集まって話そうか…」

 

「うん」

 

 

 

 

 

「あれは…らんらん先輩に有咲先輩…?なるほど…最近の女子高生ではガンプラ?が流行ってるんだ~…」

 

こうして有咲と蘭の2人チームを結成することになったのだが、これを見ていたある人物によって今回のイベントは混沌の坩堝へと堕ちていくのだった。

 


 

「チームを組んだはいいもののちらほらとガンプラに興味のないと思ってた人たちも参戦するみたいで…あと1人がなかなか見つからない状況になってるみたい…

それに加えて有咲のガンプラが出来てないし、そんな状況で一旦練習ってことで有咲と2人で紗夜さんとガンプラバトルすることになったけど…

次回、”群雄割拠”」

 





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判明チーム
つぐみ・イヴ・つくし:チーム羽沢珈琲店
ますき・巴・???:
あこ・ロック・明日香:???
有咲・蘭・???:

参加不可
紗夜・リサ:予定あり
美咲:出禁
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