遂に、1章で紗夜さんに巻き込まれていた有咲ちゃんの単独戦闘がって思ったら、何やこいつ…
と思いながら初投稿です
まりなを始めとした麻弥達が各チームを紹介していた一方で、バトルシステムの前で有咲は立ってそのままコンソールを操作して同じチームの2人に通信を繫げていた。
「奥沢さんとかリサさん達がチーム紹介してるな…」
「そうだね。結構熱を入れてたし、瑠唯がチームにいるのを知ってたみんなの反応凄かったね…」
「えぇ…」
彼女達は始まる前に他の出場者たちと顔を合せていたが、一同はこの3人が組んだということに驚きを示していた。
その時の状況を思い出していた有咲だったが、それを頭の片隅へと押し込めてから2人にそのまま話しかけていく。
「それじゃ、くどいけど最後に確認をして置くけど―――
他のチームはカフェで使える金券だったり、スタジオレンタルの割引券だの副賞を目当てで優勝を目的にしてるけど、私達は優勝だの副賞だのは全く狙ってない。私達の最優先目的としては各々の目的の達成だ」
「うん」
「はい」
2人は有咲が言った目的に同意した。
蘭はイベントと言う大きい舞台で友達とバトルすること――――
瑠唯は勘違いをした透子達に自身でもガンプラを作れると言うことを示すこと―――
そして、言い出している有咲はこのイベントに出場すること―――
彼女達は最初から優勝などどうでもよく、あくまでも目的は3人で別々のモノだった。
「ってまぁ、その後の立ち回りは昨日も言った通りで行くけど…蘭ちゃん、上原さんも参加してるけど…どうする?」
「ひまりか…機体が分かんないのもあるけど、正直言うとあたし達3人で戦ってるところに入っても即落ちするだけだから…努力目標かな」
「私も桐ヶ谷さんと倉田さん以外は何を使っているか分かりませんから努力目標ですね」
「瑠唯ちゃん、了解だ。って最後は私達の紹介になったな…」
「有咲、そろそろ機体出さないと不味いんじゃない?わざわざそんなキャリーケースにまで入れてるんだし…」
「目立つから隠してたけど、もういいか」
3人で目的を確認し合った彼女達。
そのタイミングで会場では有咲達3人の紹介が始まったのが彼女達の耳にも届いたのと、蘭からの指摘も受けた有咲はポケットに入れていた手袋を装着してから自身の足元に転がしていたキャリーケースから自身が使う機体であるアカツキを丁寧に取り出すと、解説席に入っているリサ達からも驚きの声が漏れてきたが、有咲はそれを気にする様子もなくコンソールに機体を置いていた。
「今見ても市ヶ谷さんらしくないですね…」
「瑠唯ちゃん。これは環境読みで選んだメタ機体だからな…。解説側も」
「それはいいけど、最初はどうするの?」
「…シラヌイだな。オオワシは…うん…隠し玉で見せたくない。単独飛行も出来るから後から換装も出来るし」
そう言いながら有咲はアカツキのバックパックにシラヌイを選び、それを取り付けてコンソールにセットすると、その横に隠し玉をセットしてバトル開始まで合図を待ったが、その瞬間はすぐに訪れた。
「そろそろ始めましょうか…まりなさん。開始の合図、お願いしま~す☆」
「リサちゃん任せて!!それじゃ…バトル――――開始~!!」
「市ヶ谷有咲…アカツキ、発進する!!」
「前例習う方がいいわね…八潮瑠唯、ガンダムAGE3行きます…」
「行くよ…ティターニア!!」
まりなの開始の合図とともに蘭と瑠唯、そして有咲が戦場へと飛び出していく。
彼女達の機体が小さく見えるほどに数々の摩天楼がそびえ立つのを見た3人は素早く地上に降りると滑るように地表を飛んで移動し始めた。
「市街地スタート…レーダーもあるけど遭遇戦の可能性が大きいからと他の地形に移動したいな」
「南はエリア外で東は海だから論外だとしても、西は渓谷で北が森林ですが、市ヶ谷さん…指示は?」
「移動距離が短い西に抜けよう。遭遇戦は他のチームもそれを嫌って森にはいないだろうし、だったら相手が集まるとしたら多少の障害物がありつつ広くて動きやすい渓谷の先にある荒野だ」
「「了解」」
「それじゃ―――止まれ!!」
彼女達は渓谷の先にある荒野に目的地を定めてすぐに移動を開始をしようとしたが、そのタイミングで有咲の画面にはあるものが写った途端に彼女はすぐに指示を飛ばすと、瑠唯が若干遅れてしまうが2人はすぐに機体を止めていた。
「有咲…?」
「距離はあるけど東からだ!!」
「位置が遠いのにどうして…?」
「見ればわかる!!」
「はぁ!?嘘でしょ!?」
どうやら敵が市街地エリアに向かって来ているらしいが、レーダーに映るような距離では敵を見つけられない2人は有咲に言われるがまま有咲が言っている東に視線を向けるとビルの隙間からその姿を目視したが、その機体を見た蘭は信じられないものを見て声を挙げるが、瑠唯はその姿を見て思ったことをそのまま口にしてしまっていた。
「カブトガニ…?」
「デストロイ!?誰!?あんなバカみたいなの持ち込んだのは!?」
「分かんないけど…思考が馬鹿になってるのか!?完全に方向性が迷子になってなきゃあんなの持ってこねぇって!!」
「市ヶ谷さん。一機が突っ込んできます」
「このルートだと、通るのは遥か前方だから、一旦は放置だ」
彼女達の目にはMA形態に変形していたデストロイガンダムがゆっくりと市街地エリアに向かって来ている姿が映ったが、そんなバカみたいな物をこの場に持ち込んだ人物など彼女達には皆目見当がつかなかったが、そんなバカげた機体を持ってきた思考がぶっ飛んだ人物の正体は突っ込んできた人物によって早々にあぶりだされることになった。
「ビルが倒れて…ってあれは月光蝶!?ってことは透子たち!?」
「出てきたのは倉田さんですね。桐ヶ谷さんのはSNSに載せてたのとは違いますからアレは…長崎さんね」
彼女達の前を月光蝶を発動した機体がビルをなぎ倒して進んでいく。
月光蝶を積んだ機体は彼女達の知る限りではましろただ1人だけで、うなれば彼女達がその機体を持ってきた人物が誰なのかを把握するのにそこまで時間はかからない。
デストロイをこの場に持ってきたのは瑠唯の後輩であるそよ―――
あろうことか彼女は透子たちと買い出しに行ってくじで引き当てた機体が大当たりとして景品になっていたそれだったのだ。
そして、そんな彼女がこの場にやってきたと言うことは―――
「桐ヶ谷さんが近くにいるはずですね…」
「瑠唯の運がいいのか悪いのか分かんないねこれ…。あれが相手じゃ闇雲に近づけないよ」
瑠唯の目的の人物である透子が近くにいることを示していたが、不幸なことにその近くには化け物機体ともいえるデストロイが鎮座しており、瑠唯が透子と接敵したとしてもデストロイに蹂躙される可能性があるが有咲はこの状況を整理していた。
「ましろちゃんが吹っ飛んでいったから数はこっちが多いし。それにこの状況を考慮してこいつを選んだんだから。作戦通り私が囮だな」
「有咲!?本気!?」
「本気。MAで気をつけるのはミサイルだけから何とでもなるよ。蘭ちゃんは一応、瑠唯ちゃんのガードを任せるよ」
「それもそっか…」
「瑠唯ちゃん。期待を裏切るようで悪いけど、あまり時間は稼げないかも…」
「いえ…」
「それじゃ行ってくる」
状況を整理した有咲はそのまま最初の作戦通りに動くことを決めたが、蘭が一瞬だけ驚いたものの彼女の機体を思い出して納得すると、2人を地上に残して有咲はそのまま空へと大きく飛んでデストロイの巨体の前に機体を晒すと、アカツキの目立つ金色にデストロイを操縦していたそよ達が食いついた。
「やっば!!めっちゃ目立つじゃん!?アレ!?」
「金色…」
「まずはライフルで牽制だな」
チーム内の通信にはそよから離れた位置にいた透子が突然飛び出したアカツキにテンションが上がって声を挙げるのを横目に、そよは目の前に現れた趣味の悪い金色の機体をみて悪態をついていた。
当然だが、そんな悪態は有咲には聞こえず彼女は試しにデストロイのエネルギー砲目掛けてライフルを放つが、その射撃は正面に展開された陽電子リフレクターによって容易く弾かれてしまった。
「想像はしてたけど、陽電子リフレクターも出るのか…オートで出るようになってるのか?」
「いきなり撃ってきた!?」
「じゃあ、こっちも撃つしかないっしょ!!」
有咲はビームが弾かれたことに対して驚くどころか想定内だと言わんばかりに言葉を漏らす一方、いきなり撃たれたそよはいきなり撃たれたことに驚いていると、それを見た透子は何の考えも無くそのまま飛んでいた有咲目掛けてライフルを撃つも、それを有咲は危なげなく盾で受けていた。
「なるほど。そこか…瑠唯ちゃん!!その座標だ!!」
「分かりました…」
「そんじゃ、時間稼ぎますか」
この状況でそよ以外からビームが飛んできて、そよがその事に反応しないと言う事は撃ってきたのは間違いなく透子。
有咲はその座標をすぐに瑠唯に送ると、レーダー上で瑠唯と蘭がその場所へ向かって動き出すのを確認すると有咲はそよの周囲を飛びながら再びライフルを撃ってリフレクターによって弾かれるのを何度か繰り返していた。
「効かないのに何で撃ってくるの…?」
「なるほど…制御はオートで、正面以外にリフレクター張れないんだな…」
「趣味が悪い色をして…うっとおしい…!!」
何度か繰り返している間に有咲は相手の特性を確認していた。
しかし、そよにとってはその行為に意味が分からず、うっとおしさを覚えると大技で相手を吹き飛ばそうと考え、MA形態の頭上に装備されている最大火力である
「やられちゃえ…!!」
「やっと撃ったな!!」
その言葉と共にそよはエネルギー砲からビームを照射して有咲を焼き払おうとしたが、有咲はそれを待っていた。
「避けない…!?でも、このままやれば…!!」
有咲はビームを機体正面から受け止めた。
その行動の意味がまるで分かっていないそよは構わずビームを有咲に浴びせながら、腕部を分離して指先のビームガンも加えて有咲をビームで攻撃を続けると、エネルギー砲からのビームの照射が終わるとそよはビームの射線上を確認した。
しかし、ビームを放っていたその射線上には撃たれる前と全く変わることのない無傷のアカツキが飛んでいた。
「何で!?当たったでしょ!?何で無傷なの!?」
「ヤタノカガミは伊達じゃねぇんだ!!」
「足元!?」
ビームを受けても有咲が無傷である意味が全く分からないそよ。
そんな彼女を他所に向けて有咲はデストロイの足元に向けて跳ね返すと足元を狙ったビームがデストロイが立っていた地面を破砕するとその巨体は大きく前のめりに倒れこむと、その衝撃に耐えられずエネルギー砲が真ん中から折れるのと同時に有咲はその頭上を通り過ぎ―――
「その向きじゃ、リフレクターは張れないよな!!これも食らっておけ!!」
「きゃあああああああ!!」
有咲はフライトユニットに搭載されているミサイルランチャーを正確に打ち抜いて爆破させていた。
先ほどまでの時間稼ぎの戦闘で彼女は陽電子リフレクターが前方にしか張れないという弱点を見抜き、体勢を崩してリフレクターを張れない状態にしてから有咲にとって一番の脅威であるミサイルランチャーを破壊してみせると、その爆発によってそよの機体は完全に地面に倒れこんでいた。
今のそよの状態ならそのまま撃破も狙える状況だが―――
「1人でサーベルでバラすのは時間が掛かるし、バラシてる最中に飛んできた腕に握りつぶされたりとか他チームに狙われるのは避けたいよな…」
「有咲。終わったからこっちに合流して」
「ナイスタイミングだな。了解。こっちも相手を動けなくしたけどすぐにバラせなさそうだし、他の敵が着たら困るからそっちに合流するよ」
有咲は目の前にいるデストロイをどうしようかと考えていたと考えていたタイミングで蘭からの通信を受けると、目の前で動けなくなっているそよを放置して蘭達の元へと飛んでいくのだった。
「嘘っ…有咲ちゃんがあんなおっきいの相手に1人で倒しちゃった…」
「まりなさん、有咲はアタシと紗夜と一緒に練習してたんですから、って言っても、練習の数合わせで入った貰ってただけでしっかり練習してた訳じゃないですけどね」
「それにしても、市ヶ谷さんのヤタノカガミ再現は驚きましたね。あれが再現出来てるあの状況ではミサイルランチャーとMS状態でのバルカン以外は決定打にならないですからね。後は結果論ですがシラヌイを使ってればもっと早く勝負がついて撃破まで出来たと思いますよ?」
「結果論で言えばそうですが、他の参加者を見たら市ヶ谷さんの機体特性を知らない人が殆どでしょうから、それを隠す考えだとすれば、大和さんが言ったプランを取らなかった理由にもなると思いますよ」
「だね~。機体特性知ってるとしたら、あことか巴達くらいだろうしね~」
「へぇ~…次はちょっと有咲ちゃん以外の人達見たいな」
「だとすると、八潮さん達とかですね。と言うことで次回、"君の中の輝き"」
誤字報告・評価感想をお願いします。
判明チーム
チーム羽沢珈琲店
つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム)・つくし(??・近接機体)
チームドラマー
ますき(??・00系列)・巴(辟邪)・花音(??・00系列)
チーム2年A組
あこ(デスヘル)・ロック(??)・明日香(??)
チームパレ町
パレオ(??・SD or MA)・七深(??・SD or MA)・燐子(エアリアル)
チーム月ノ森
透子(NT-C装備)・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)
チーム瀬田薫とお姫様達
薫(ギャン)・りみ()・ひまり(MSではない)
チームmedley(寄せ集め)
有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル)
運営サイド
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美咲・リサ・麻弥:解説