と言う訳で初投稿【初バトル】です。
誰が散るんですかねぇ…
先に謝っておきます。
好きな機体を爆散させてしまってごめんなさい。
「前回のあらすじ…です…」
「千聖ちゃんが彩ちゃんを虐めてたね…」
「ちょっと花音!?虐めてないわよ!?」
「千聖ちゃん!!満足に動けてない私を追いかけまわして体当りし続けるのはいじめだよ!?」
「あれは虐めじゃないわよ彩ちゃん。教育的指導よ?」
「スパルタ教育ですね…ですが、あれは昭和の産物で今は令和ですよ?」
「ザクが生まれたのは昭和だから、彩ちゃんには昭和の教育はOKよ!!」
「あの…白鷺さん…それは全く筋が通ってないと思います…」
「とにかく…!!次の話に行くわよ!!」
大学の授業が午前中だけで終わってしまった紗夜はある目的のためにショッピングモールにやってきていた。
「宇田川さんが言っていたマンガはこれね…。それにしてもまだ昼過ぎで売り切れる程人気だったから宇田川さんが私に頼んできたのね…」
彼女はモールにある書店であこが買おうと思っていたマンガを代わりに購入して、目的を果たした彼女はフードコートで昼食をとってから一息ついていた。
「課題のレポートは出てないし、マンガは明日渡すことになってるから…この後、何をしようかしら…NFOも今はイベントも開催してないから…」
授業も無く、Roseliaで集まる予定もない彼女は完全に時間を持て余してしまい、この後の事を考えていたが余りいい案が出てこない。
やることが無ければギターを弾こうという結論に至ったが、そんなタイミングで彼女に声をかける人物の姿があった。
「おねーちゃん!!」
「日菜!?あなたこの時間は授業が入っていたはずじゃ…!?」
「そうだけど、お仕事が入っちゃって途中までしかいられないから…休んじゃった!!」
紗夜に声をかけてきたのは授業が入っていてこの場にいるはずの無い日菜だった。
当然、いるはずのない人間がいることに彼女は理由を聞くがその答えを聞いた紗夜は激怒した。
「出席が足りなくなるわよ!!」
「だいじょーぶ!!あの授業、出席とってないから!!それに事情を先生に話したら、期末の試験で点数取れればいいよ~って言ってたし!!」
「そういう問題じゃないわよ!!、途中まででも居なさい!!」
「えぇ~。でも、途中で出て行くなんて他の人に迷惑じゃない?それにお姉ちゃんもRoseliaのライブとかの仕事が被ったらそっち行くでしょ?」
「それは…そうかもしれないわね」
出席も取らずにテストで点数を取ればいい授業で、あらかじめ事情を説明してOKをもらっている時点で紗夜がどうこう言う事ではないのだが、自身が同じ状況になった時のことを問われた紗夜はそれ以上の追及をすることを辞めた。
「はぁ…もう授業の事はいいけれど…でも、何でここに居るのかしら?」
「えっとね~。なんとなくかな~…」
「私はもう帰るわよ?」
「じゃあ、私も一緒に出よ~」
紗夜はそのまま席を立つと日菜がその後ろを追いかけるが、突如として日菜が紗夜の腕を掴んで彼女を引き留めていた。
「日菜?どうしたのよ?」
「おねーちゃん!!あれ!!」
「あれは…」
日菜が引き留めて指差したその先には玩具店で、そこの画面にはガンプラバトルが行われてる映像が流されており、その近くには実際にバトルをするためのバトルシステムが設置されていた。
「今度あれやるんだよね?」
「そうらしいわね。私は触った事すらないけれど…」
「あたしもバトルはしたことないんだ~。ねぇねぇ!!あそこで出来るみたいだからやってみようよ!!まだ時間あるから…いいよね?」
「あなた、仕事って言ってたじゃない?それにこんなとこで…」
「仕事までは時間があるから大丈夫!!それに、イベントにパスパレが出るって告知してるから大丈夫!!」
「Roseliaは告知されてないわよ……それに仮にやるにしても、そもそもプラモデルなんて持ってないわよ」
「レンタルあるって!!行こ!!」
「ちょっと日菜!?」
「すいませーん!!プラモデル2つ貸してくださーい!!」
「日菜。お店の中よ!!」
日菜からの突然の提案を紗夜は当然却下しようとしたが、日菜はそんな彼女の話を聞かずに紗夜を引っ張って玩具店の中へと突入していくと大声で店員へと声を張り上げると即座に紗夜の説教が飛ぶ。
この場には余りにも不釣り合いなテンションのやりとりを聞いた店員が訝しんだ様子で出てくるが、日菜の顔を見た途端に驚いた表情を浮かべるとすぐに店の裏に駆け出していく。
その光景を見た紗夜は周囲に頭を下げて謝罪するが、その際にイベントの告知ポスターが目に留まりパスパレの事が書かれていたことを確認したのと同じタイミングで裏から出てきた店員が日菜に2つのガンプラを渡して、それを持った彼女は紗夜の元へと駆け寄ってくる。
「おねーちゃん!!すぐに用意出来るのがこれだけらしいんだけど、どっちがいい?」
「急に言われても分からないわよ。何がどうなのかしら…」
日菜が出してきたのは2機のガンプラに紗夜は視線をむける。
ストライクの様な頭のV字に伸びているパーツから、2機ガンダムと呼ばれるタイプなのは分かるが違いが全く分からない。
そんな紗夜に日菜が話しかけていた。
「こっちが”バエル"って言うらしくて、こっちの方が"ダブルエックス"って言うんだって!!」
「名前を聞いても分からないのだけれど…」
「あたしも分かんない~。お姉ちゃん、時間なくなっちゃうよ?」
「もう…仕方ないわね…」
名前を聞いたところで全く分からない紗夜。
それならば自身が作ったストライクと同じように2本の実体剣を装備している”バエル”と呼ばれた機体を受け取ることにすると、そのままバトルシステムを挟んで紗夜と日菜が向かいあった。
「えっと…GPベース?という機器はセットしてあるから、そのままプラモデルを置くのよね…」
「らしいよ~」
2人は壁に張り出されていたシステムの起動方法を確認して、そのまま借りたガンプラをセットすると彼女達の前には空中投影された青い縁のディスプレイと球体型のコンソールが現れる。
「すっごーい!!」
「どうなってるのかしら…」
双子で全く異なる反応を見せながら2人はコンソールを手に取ったのと同時に現れたディスプレイ
そこには自身の機体が装備しているものが表示されるのを各々が確認し始めていた。
「剣の他には…電磁砲…?似たような構成ね…」
「おねーちゃん?何か言った?」
「なんでもないわ…準備は出来たの?」
「うん!!」
そんな日菜の言葉を合図にしたかのようにシステムがバトルの開始を告げると、バエルのモニターが映し出されるとバエルが勝手に動いて出撃の構えをとりカタパルトで打ち出された。
「確か…コンソールを後ろに引いて停止……なるほど。こうなっているのね」
「おねーちゃん!!行くよ~!!」
「もう…!!」
「おっ?鬼ごっこ?」
紗夜は動作を思い出しながらコンソールを後ろに引いて機体を止めるとその場で簡単に動作を確認し始めようとしたが、日菜は待ってくれずに借り物のDXをバエルに向かって飛ばすが、紗夜は機体の方向を変えて全速力でDXから逃げていくが、日菜はバエルを追いかける。
「待って~!!」
「こっちは動き方がまだ分かってないのに…!!って撃ってきた…!?」
「あっ!!これじゃない~!!」
「動きが止まった…ここっ!!」
「危ないっ!!」
広い宇宙のフィールドでDXがバエルを追いかけていたが、突如としてDXが明後日の方向にヘッドバルカンを撃ち始めた。
流石に初めての操作するものだったので日菜が間違えて動かしたらしく、DXが動きを止めると今度は紗夜が機体を反転させてバエルの電磁砲をDX目掛けて発射。
日菜は突然の攻撃に驚いたが咄嗟にDXを動かして放たれた2発の電磁砲を回避しようとしたが―――
「うわっ!?」
「1発だけだけど、脚に当たった…!!」
損傷を与えられた訳ではないが、バエルから放たれた2発の内の1発がDXの脚を掠めていた。
互いが攻撃が当たったことに驚いていたが、その光景を見た紗夜は内心であることを考えていた。
「(そう言えば、学校の勉強以外で初めて同じタイミングで同じことを始めたわね…)」
紗夜が始めたことを後から始めて追い抜いていくのが日菜だった。
今までの人生で2人が全く同じタイミングで始めたのと言えば、学校の勉強くらいだがそれも日菜いつも上で、音楽については互いが違う音を追い求めることで軋轢を解消していた。
だが、今やっているこのガンプラバトルは2人が勉強以外で全く同じタイミングで始めていて、先に紗夜が日菜に攻撃を加えることが出来た事が彼女の中で割り切っていたはずの思いを思い起こさせていた。
「(日菜に勝てる…?私が…日菜に?)勝てる…!!」
今までスグに追い抜かれて負け続けていた紗夜が初めてまともに日菜に勝てるかもしれない。
そんな思いが紗夜の中に湧き上がると彼女はその感情に従ってバエルを動かして、日菜の機体に肉薄してバエルソードを振り下ろすが、操作に慣れていないのは紗夜も一緒でバエルソードはDXの盾によって防がれてしまった。
しかし、今は紗夜が日菜を―――バエルがDXを圧していた。
このままいけば日菜に勝てる。
そんな感情が紗夜の中で強くなっていくが―――
「これで…!!トドメ…!!」
「何となく分かってきた…!!」
「なっ!?」
しかし、そんな紗夜の想いは日菜の言葉と共に打ち砕かれることになった。
盾で受けていない方のバエルソードでDXの胴を狙おうとしたが、DXはこのタイミングでバエル目掛けて体当りを見舞っていた。
予想外の行動に紗夜は驚いてしまい、それがバエルの動きに現れていた。
しかし、そんな中でバエルは体勢を立て直す時間を稼ごうと再び電磁砲をDXに向けて放とうとするが―――
「当てって!!」
「弾を撃ち落とした!?」
「次は直接…当てるよ!!」
「しまった…!!右の羽根が…!?」
電磁砲を放ったバエルだったが、その砲弾はDXのブレストランチャーと肩部のマシンキャノンによって撃ち落とされる。
しかしそれだけではなくブレストランチャーの弾丸が、バエルのウイングの片方を貫いていた。
それによってバエルの背後で爆発が起こり、電磁砲が1門潰されて姿勢を崩してしまったバエルをDXは見逃さなかった。
「もう1こも!!」
「きゃあ!!」
バエルが体勢を崩していた隙にDXはそのままバエルの後ろに回り込んで残っていたバスターライフルでバエルの頭部諸共ウイングの電磁砲を撃ち抜いた。
2門の電磁砲とそれを搭載していたウイングスラスターを失ったダメージで紗夜のコンソールは危険を知らせる黄色へと色を変え、頭部を破壊された事によってバエルを操っていた紗夜の画面がメインからサブのカメラへと切り替わって次に映った光景に紗夜は驚きを隠せなかった。
「いっくよー!!」
「銃を捨てた…!?」
動けなかった紗夜のバエルにそのままライフルで撃てば勝てたのにも関わらず、あろうことか日菜のDXはライフルを捨てて接近していた。
訳が分かっていない紗夜だったが、彼女はそのまま残っていたバエルソードを構えたがDXはバエルに対してビームソードを振り下ろそうとしていた。
「えーい!!」
「くっ…!!」
振り下ろされたビームソードをバエルソードで受け止めるが、損傷によって機体のパワーが落ちた判定をされているのか1本ではソードを受け止めきれずに後ろによろめくように弾き飛ばされる。
「今度こそ…!!」
「させない!!」
再びDXはビームソードを振り下ろしていたが、今度はバエルソード2本でビームソードを受け止めていたが、バエルは完全に受けに回ってしまったその瞬間―――
「えーい!!」
「モニターが…!!」
発砲音が聞こえた紗夜、それと同時に画面が激しく揺れるのと同時に紗夜のコンソールから赤く染まってアラートが鳴り響いた、その瞬間――――
「これで…終わりだよ!!」
そんな日菜の言葉が聞こえた瞬間、紗夜の画面は眩しいほどの白色に染まるのと同時に何かが爆ぜる音が響き渡る。
そして、その直後にはシステムボイスが紗夜の敗北を告げるのだった。
「おや?日菜。随分と楽しそうだね」
「お姉ちゃんと遊べて楽しかったよ!!」
「…」
「友希那?どうしたの?そんなむすっとしちゃって?」
「ガンダムXの機体が出たのに父さんの中の人の機体じゃなかったわ…」
「中の人の機体って…無茶行っちゃダメでしょ…」
「皆さん。次回予告しないとですよ!!」
「麻弥ちゃん!!ヨロシク~」
「えぇ~!?初めてのバトルで負けてしまった紗夜さん。そんな彼女に無自覚な日菜の言葉が彼女の心を深く抉っていくのだった。次回、"過ちは繰り返す"!!」
「ちょっと麻弥ちゃん!?あたしの言い方酷くない!?」
「「「残当では…?」」」
「みんなひっどーい!!」
誤字報告・評価感想をお願いします。
アンケートの結果、Roseliaは全員ガンダムタイプで行きます。
3体:1
4体:3
5体:6
ちな、ガンダムタイプじゃなくなったのはこのキャラと機体の組み合わせです
リサ:シナンジュ
燐子:キュベレイ
今度はパスパレちゃんをぽちー!!ってことでご協力お願いします