567ってのにかかってしまって全く動けませんでした…
なんとか治ってきたので久々の投稿です…
最初の脱落者が出た案内はシステムを通して参加者全員へと通知されたが、それに対する反応は各チームによってマチマチだった。
その中でも大きな反応を示したのは彼女達と同じバンドに所属しているつくしだった。
「えっ!?もうやられちゃった人が…って透子ちゃん!?倒したのは…るいさん!?」
「うそっ!?先越されちゃった~!!どこどこ!?」
「私達の反対側ですツグミさん!!この森を抜けた先の市街地エリアです!!」
「よし!!私達も今から行こう!!」
「えぇ~!?つぐみ先輩!?ちょっと待ってください!?多分、みんな集まってきたら銃でうたれてやられちゃいますよ!?」
「つくしちゃん!!大丈夫だよ!!」
「ツグミさん!!何か作戦があるんですか!?」
だが、それ以上に同じチームのつぐみが最初に敵を倒せなかったことを残念がっていたが、すぐに切り替えて彼女達は動き出そうとしていたタイミングでつくしが待ったをかける。
彼女は銃器が無い自分達が短絡的にポイントに向かっても射撃戦でハチの巣にされることを危惧したのだが、リーダーであるつぐみは何か策があるかのような口ぶりに他の2人から視線を向けられた彼女は満面の笑みを浮かべ――――
「撃たれる前に殺ればいいんだよ!!」
「「……」」
「ふふっ…完璧でしょ?」
だが、彼女の口から飛び出した余りにも脳筋過ぎる策。
余りにも戦闘IQの低すぎるその発言を聞いた他2人は物が言えなくなっていたが、その事に気が付いていないつぐみは自信満々の表情を浮かべて、2人に語りかけていく。
「銃はね。武器を構えても、相手を狙ってから、引き金を引いて、弾が飛んで、当たる。って時間が掛かるけど‥‥こっちは武器を構えてから振り下ろす…ね?こっちの方が早いでしょ?」
「流石、ツグミさんです!!」
「それに、森林エリアって言ってるけど、ここの木の高さは機体が隠れてても気が付きにくい高さだからね!!行くよイヴちゃん!!つくしちゃん!!」
「滅茶苦茶だよぉ~!!」
かなり強引な理由でつぐみを先頭にしたチーム羽沢珈琲店はこの場所から移動を開始し始めた。
そんな脳筋な行動を起こしていたつぐみとは対照的に幼馴染である巴は、今の脳筋な思考回路になっていた幼馴染とは違う判断をしていた。
「巴!!行こうぜ!!」
「う~ん。ますきの気持ちも分かるけど通知の場所がな…」
「でも、こんな吹雪いてる中じゃ敵なんて見つかんねぇって!!」
「それは相手も一緒だし、それにこっちは花音さんが索敵に強い機体を使ってるからそこだけ見ればこっちの方が利があるぞ」
「…花音さんが迷子になったせいで東にあった森が見えなくなったけどな…」
「ふえぇ~…ゴメンね?」
「いや、花音さんせめてないっすよ?でも、巴、どうすんだよ?こんな場所誰も来ねぇだろうから連絡が来た場所を目的地にした方がいいだろ?」
巴達ドラマーたちがいたのは吹雪が吹き荒れる雪原でという最悪のエリアのど真ん中に立っていた。
このエリアは花音の機体が索敵に強いというアドバンテージが活かせるものの、ますきが言う通りこんな最悪の環境に来るチームは皆無という彼女の考えは間違ってはいなかったが、そこに移動するにしても位置関係も最悪だった。
「えっと…ますきちゃん?今、私達がいるのはイベントバトルエリアの隅っこだよ?遠くないかな?」
「花音さんの言う通りですね。それにますき、通知の場所はここからほぼ対角線だぞ?」
「うげっ…山越えなきゃいけないのか…」
「それは…間違いないな…かなり大回りになるしな」
「ふえぇ~。巴ちゃんどうする…?」
通知があった場所はイベントバトルエリアの対角線上と言えるような位置で最短で向かうには山を越えなければならず、仮にそこを迂回するルートを取ろうものなら戦闘が終わるのはほぼ確実とも言える状況で巴が今後の方針を考えていた。
「隅っこだから東か南しかいけませんから、ここは山越えはするけどこのまま南に向かって荒野に出ませんか?敵がいなさそうな東の雪原を抜けて行く意味も薄いですし、移動についてもますきも花音さんのも飛べるから山越えもそこまで難しくないですから」
「荒野?あそこもマップの隅だし、そんなとこに集まるのかよ?」
巴が示したのは現在地から山を隔てた先にある荒野だったが、そこも今いる場所を同じようにバトルエリアの端。
そんな端に人が集まるのか疑問に感じたますきだったが、そこは巴なりに考えていた。
「確かに他のチームがますきみたいに通知があった市街地に集まる可能性もあるな。つぐみはああ見えて脳筋思考だから確実に市街地に突撃してるだろうし」
「だったらよ…」
「でも、それをすると大量の敵と鉢合わせるリスクを避けないほど蘭も馬鹿じゃないから流石に移動してるよ。それなら移動するなら広くて戦いやすい荒野だし、MAPの構成もおそらくそっちの方に移動させていくような思惑のある構成だしな」
巴の考えが間違ってはいないのは素人のますきにも分かっていた。
特に自分たちがいる雪原や山など素人が戦うには不向きすぎる場所を普通に考えたら入れる訳もない。
それに彼女は知らないが彼女達が最初に降り立った東側に広がっていた森も機体が隠れるほどに高い木々が生えており、そんな場所での遭遇戦など出来る訳もない。
そして、巴は仮に荒野の方向に敵がいなかった時のことも考えていた。
「最悪荒野にいなかったら、そうなったら市街地の方向に集まってるって事だから、もしかしたら漁夫の利で撃破数をかすめ取れるだろ?」
「だったらさっさと行こうぜ!!」
「ったく仕方ないな。花音先輩、迷子にならないでくださいよ?」
「ちょっと~巴ちゃ~ん!?」
そうして巴達のチームもまた敵を探すために行動へと移っていく。
しかし、この2つのチーム以外はそうはならなかった。
「るいるいがとーこちゃんをやっつけたんだ~」
「はわわ!!燐子さん!!パレオ達はどうしましょう!?」
「この渓谷で潜伏しましょう…今は谷間に隠れてるから大丈夫ですが…移動したらすぐに見つかりますから…出るタイミングとしては市街地での戦闘が始まって少し経った頃…でしょうか…」
「なるほど~。漁夫の利を得るんですね~了解です~」
パレオ達のチームは渓谷の影に―――
「瑠唯ちゃんって蘭の所だ!!」
「有咲ちゃん達が…その…どうします?」
「ふふっ…2人とも焦っちゃダメだよ。皆が集まったタイミングで儚く出て行こうじゃないか。それまではこの城の中で儚く待っていようじゃないか。それまではこの海の間際に立つ城を堪能しようじゃないか」
「「はい!!」」
薫達は海岸線に立っていた城の内部でそれぞれ状況を待つ事を選んでいた。
積極的に動いているのは3組だけと言う現状に実況席にいた4人は動かなくなってしまった状況に頭を悩ませていた。
「これは不味いですね…」
「う~ん…最初に市ヶ谷さん達が戦ったけど1人倒しただけで移動したから終わりましたからね。巴さんと羽沢さんの所も動いてるけど南に真っすぐ降りてるだけで進路上にだーれもいないですからね。一応巴さん達のチームが市ヶ谷さん達と鉢合わせる可能性はありますが…」
積極的に動いている3チームに、待ちをしている2チームを以外の奇怪な行動をとっていたチームも存在していた。
「あれ?あこ達はどうしたの?」
「リサちゃん、あれ。1人が海に沈んでるけどあれじゃないかな…」
「まりなさん?…あっちゃ~飛べない六花が海に沈んであこ達2人で救助してるよ…それに透子が倒されて2人になった月ノ森は市街地に残されたそよが起き上がったはいいものの、ましろは月光蝶で未だに暴走してるせいで完全にチームとして終わってるね…」
「あ~…これはそろそろテコ入れ―――失礼、火種を投下したほうが良いんじゃないですか?主に引きこもってる2チームに対して…」
「「賛成…」」
「それじゃ、2人ともお願いね?」
「はい。お世話になってるから精一杯盛り上げられるように頑張りますね」
「了解しました」
完全にバトルが無くなってしまった現状に美咲は困ったような表情を他の3人に向けると、彼女の意見に全員が賛成し、運営が用意した暴力装置が戦場へと飛び立つのだった。
「最初の1人が倒されてから戦闘が起きてないってことで運営が機体を放ってきたけど…。大分無茶苦茶してんじゃねぇか!!くっそ!!蘭とつぐの2人とバトルする前にこんなのの相手なんてしてらんないって!!次回"無法の猟犬"」
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判明チーム
チーム羽沢珈琲店
つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム)・つくし(??・近接機体)
チームドラマー
ますき(??・00系列)・巴(辟邪)・花音(??・00系列)
チーム2年A組
あこ(デスヘル)・ロック(??)・明日香(??)
チームパレ町
パレオ(??・SD or MA)・七深(??・SD or MA)・燐子(エアリアル)
チーム月ノ森
透子(NT-C装備) 撃墜・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)
チーム瀬田薫とお姫様達
薫(ギャン)・りみ()・ひまり(MSではない)
チームmedley(寄せ集め)1Pt
有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル)
運営サイド
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美咲・リサ・麻弥:解説