BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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お待たせしました。
ここ最近、巴さん達が全く出てきてない様に思いますが…ままえやろ
ってことで初投稿です


第14話-黒衣の追跡者

ひまりとロックが撃墜されたのと同じ頃―――

チームパレ町の3人は未だにバクゥに追いかけ回されて渓谷の谷間を爆走していた。

 

「あの犬みたいなのはどこまで追ってくるんですか~!?」

 

「パレパレ、ちゃんと捕まってないと落ちちゃうよ~?」

 

「ライフルだけでは…追い払えません…」

 

「りんりん先輩、最初みたいに盾をバラバラにして攻撃しないんですか?」

 

「逃げてる速度に合わせながら狙いをつけることは出来ますが…こう狙われては…迂闊にシールドを手放せません…」

 

しかし、彼女達はただ逃げているだけではなく、七深の機体にしがみ付きながらも燐子がライフルでバクゥへと牽制射撃を繰り返しているが一向に攻撃が当たる気配がない。

ここで七深が燐子にビットを使えないか確認したが、そのタイミングでケルベルスウィザードの頭部に装備されているビーム砲が七深の機体に乗っている燐子を狙うが、彼女はそれをシールドで防いでいた。

だが、そんな中で七深は追いかけて来るバクゥの奇妙な行動に気が付いた。

 

「そういえば…あのワンちゃん、りんりん先輩しか撃ってないですよね?」

 

「あっ!!そう言えばそうですね!!私やマッチーさんを撃ってません!!どうしてでしょうか?」

 

「もしかして…標的は私…?」

 

「燐子さんが…!?もしかして…初心者ばっかりのイベントだから前にイベントに出ていた燐子さんが狙われているという事でしょうか!?」

 

「そうかもしれませんね…」

 

彼女達を追いかけまわしているバクゥだが、ビーム砲で狙うのは燐子のみで他の2人には全く攻撃を仕掛ける素振りは全く見せていなかったが、その七深の気づきで自頭が良い3人は狙ってくるバクゥが燐子一人を狙う理由を推測すると彼女達は作戦を考えていた。

 

「マッチーさんと私が戦っても自分たちが生き埋めになっちゃう可能性が大きいですが、だったらあのワンちゃんを埋めちゃえばいいんです!!」

 

「そうですね…広町さん、まだ速度はあげられますか?」

 

「大丈夫ですよ~。振り落とされないでくださいよ?」

 

「分かりました!!では、パレオはあの場所を狙いますね!!」

 

「それじゃ、パレパレが撃ったのに合わせていきますね~」

 

「私は、後ろの敵を牽制しますね…」

 

作戦をすぐに共有した3人は即座に自身の役割を確認しあうと、燐子はより一層強く七深にしがみ付きながら後ろの迫るバクゥの足を止めるべくその進路上目掛けてライフルを撃ち始める。

それを見たバクゥは回避を優先したのか若干速度を落として七深の機体との距離があいたのを見たパレオは七深の機体の前に飛び出したが、その身体は七深の機体の胴体に収まっていた。

 

「これなら、撃った後に弾かれる心配はありません!!」

 

「パレパレ~やっちゃえ~!!」

 

「ではカウント行きますよ!!3…2…1…発射!!」

 

パレオは射撃までのカウントをとり、ゼロのタイミングで自分たちの進路の頭上にあった崖を狙い打つと、その射撃によって崖が崩れ始めていく。

崩れる崖を見た七深はその真下を最大速で駆け抜けていくが、その後に続いたバクゥは急ブレーキの安全策を取っていた。

 

 

 

「やりました!!」

 

「ですが、あの機体は壁を走ってましたし、落石の上を跳んでくるかもしれませんから距離を空けておかないと…谷間を抜けちゃいますけど…仕方ないですね…」

 

「だったら、このまま出ちゃいますよ~」

 

七深達3人はパレオが撃ったポイントの真下を抜けた直後に大きな落石が続いて、後ろにいたバクゥを切り離すことに成功したが、気が付けば谷間の出口はもう目と鼻の先まで迫っていた。

しかし。3人はあのバクゥが追いかけて来ることを考慮してこのまま谷間から距離をとることを選んで飛び出した途端、七深はそのまま全力でブレーキをかけていた。

 

 

「うわっ!!」

 

「きゃあ!!」

 

「マッチーさん!?どうしたんですか!?って何ですかあれ!?」

 

七深が急ブレーキをかけたことに驚いた2人だったが、彼女がブレーキをかけた理由はその直後に理解できてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁああああ!!止まらない~!!」

 

「この声、シロちゃんだ!!」

 

「どこから…」

 

「上ですよ!!って…どうしたんでしょうか…」

 

「「さぁ…?」」

 

七深達3人の目の前を月光蝶を起動したままのましろが飛んでいたがその光景の意味が分からなかった。

しかし、そんな3人に対して飛んできた蝶は災いも一緒に引き寄せていた。

 

「あはは~!!待て~!!」

 

「ツグミさん!!」

 

「街に行くんじゃなかったんですか~!!」

 

 

 

 

 

 

「羽沢さんですね…しかも、完全武装してます…あのジムは…?」

 

「あの槍を持ってるのがつーちゃんですね~」

 

「はっ!!イヴちゃんもいるってことですね!!」

 

蝶が呼び寄せた災いの正体は、つぐみ達(羽沢珈琲店)の一行。

それを見た七深は同じバンドのメンバーに、パレオは目当てのアイドルに出会えたことに喜んでいたが、燐子だけは完全武装のつぐみに戦慄していた所で相手も燐子達の存在に気が付いた。

 

「この声、七深ちゃん達で…す…よ…?」

 

「では、リンコさんにパレオさんも一緒に…えっ…」

 

「やっと敵を見つけ…えっ…」

 

つぐみ達3人は燐子達の機体の中で一際大きい七深のハシュマルを見て固まってしまった。

その理由は自分たちよりも大きく人の形をしていない異形の姿に驚いていた―――と思ったが、約一名だけは完全に違う理由だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ///MAだぁ~…///」

 

「「「えっ…」」」

 

「ツグミさん!?」

 

「つぐみ先輩!?世間に見せられない顔になっちゃってますよ!?」

 

「あのおっきいのは私の得物だからね///」

 

 

「なんか広町…狙われてる…?」

 

月光蝶で飛んでいた機体を追いかけていたらMAと言う大物が目の前に現れたことに、つぐみは恍惚とした笑みを浮かべながら舌なめずりしていた。

一方で狙われた七深は直感で何か嫌なモノを感じたのと同じタイミングでつぐみが動き出した。

 

「あはっ!!行くよ~!!」

 

「ツグミさんに遅れる訳には行きません!!私達は他の2人ですね!!…いざ!!」

 

「うえぇええええ~!?」

 

 

 

 

「こっちに来た…!?」

 

「3人共近接機体…谷を崩したから逃げ場は…ありません…」

 

「パレオは空から狙い打ちますね!!」

 

つぐみが真っすぐ七深へと向かっていくと、その後ろに2人が燐子目掛けて突っ込んでくる。

近接機体3体をまともに相手にしたくはないが、後ろの谷は先ほど破壊してしまった上にあのバクゥが潜んでいる為逃げ込む訳にもいかず、燐子達の3人はこの場でつぐみ達3人を迎え撃つことを選んだのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それと同じ頃、市街地を抜けていた有咲達一行は渓谷エリアの真ん中に差し掛かっていた。

 

「渓谷を索敵しながらだったから進みが遅かったけど、もう少しで荒野エリアだな…」

 

「だね…」

 

「先ほど、北側で崖が崩れるような音が聞こえましたのは気になりますが…」

 

「どっかのチームが崖崩ししたんだろうけど、蘭ちゃんの近接を活かすのに渓谷は最悪だからスルーだよ」

 

見晴らしの悪いこのエリアではどこに敵がいるか分からない。

そのため上空からは有咲と瑠唯が、地上では蘭が入念に索敵しながら進んだ結果移動スピードがかなり落ちていた。

 

その最中にパレオの崖崩しの音は聞こえてはいたが、蘭の能力を活かすために当初の予定通りに荒野を目指すことは変えていなかった。

 

「北の戦闘はこっちに来る気配も無さそうだからあまり―――」

 

気にすることはない。

有咲がそう言おうとしたタイミングで彼女のコンソールにはロックオンアラートが鳴り響き始めた。

 

「っ!!2人とも!!後ろだ!!」

 

「「!!」」

 

「私が止める!!」

 

有咲はロックオンアラートの方向を叫んだのと同じタイミングで彼女達の後方から複数のビームが扇状に広がりながら飛んできたが、有咲はそのビームに飛び込んでヤタノカガミを使ってビームを撃たれた方向にそのまま跳ね返したが返したビームが敵に当たった手応えは無い。

 

 

「もしかして、長崎さんが追いかけてきたんでしょうか…」

 

「いや、ビームの数も色も違うから新手だ!!」

 

「それにしても…この数は多すぎませんか?」

 

「有咲!!あたしは崖に飛び込むよ!!瑠唯も続いて!!」

 

「はい…」

 

「仕方ねぇ…!!」

 

市街地からそのままそよが追いかけてきたと考えた瑠唯だったが、有咲がビームの色からその事をするのと同じタイミングで今度は彼女達の周囲を取り囲むように複数のビームが飛んでくると蘭がすぐさま近くの谷へと飛び込み、有咲は瑠唯を援護するべくシラヌイからドラグーンを分離して、彼女の機体をバリアで覆うことで彼女を守って見せる。

 

「市ヶ谷さん。入りました」

 

「来るよ!!」

 

「蘭ちゃん!!こっちも見えた!!まだ出るなよ!!」

 

そして、瑠唯が谷に飛び込むとビームが飛んできた方角から黒いっぽい機体が高速回転しながらビームを乱射しつつ有咲達へと迫ってきたが、その機体は有咲の機体を見た途端にビームを撃つのを止めるとそのまま彼女達の目の前に着地するが、谷に飛び込んだ蘭達は顔を出さずに有咲の機体からの映像越しに迫って来ていた相手を確認していた。

 

 

 

 

 

 

「骸骨…?」

 

「クロスボーン…!?」

 

「美竹さん、あんな機体は控室になかったと思いますが…?」

 

「瑠唯ちゃん。あれはまりなさんが言っていた運営の機体だろ…しかも、フルクロスかよ…」

 

「ピーコック・スマッシャーにムラマサ・ブラスター、腰にザンバスターまでマウントした完全装備…作りこみ具合にさっきの動きからも分かるけど…ヤバい相手だね」

 

「はい…私でも分かるくらいには強い相手ですね…」

 

彼女達の目の前に降り立ったのは”クロスボーン・ガンダムX1フルクロス”。

その異常なまでの作りこみと先ほどのピーコック・スマッシャーでの射撃精度に初心者である瑠唯ですら危険すぎる相手であることを感じ取っていた。

そんな彼女達を前にクロスボーンは頭部のツインアイを有咲へと向けながらピーコック・スマッシャーを腰部にマウントすると空いた手を後ろに回したと思ったらその手には鞭が握りしめられていた。

 

 

 

 

 

 

 

「スクリュー・ウェッブ!?HGだと格納がオミットされてるはずなのに…あんなのまであるの!?」

 

「蘭ちゃん!!スクリュー・ウェッブ は2本…いや、それだけじゃなくて足のダガーにシザー・アンカーも全部作ってあると思ったほうが良い!!瑠唯ちゃんはあの機体に近づいたらやられると思え!!」

 

「分かりました」

 

HGのガンプラでは本来マウントされていないはずのウェッブを見て驚く蘭だったが、有咲は他の作りこみから本来は差し替え再現されるシザーアンカーも再現されていると読んで注意を促したタイミングでクロスボーンはゆっくりと地面から浮かぶと、ウェッブとムラマサを構えた。

 

「あの機体は私に近接戦闘するつもりだ!!2人はそのまま隠れて、タイミングを見て援護だ!!…来るぞ!!」

 

「了解!!」

 

クロスボーンを見た有咲は咄嗟に指示を飛ばすと、クロスボーンは手に持っていたムラマサからビームを発振させると一直線に有咲へと向かっていくのだった。

 


 

「あのクロスボーンはヤばいね…得意の接近戦でも倒せるか分かんないや…」

 

「ですが、美竹さんの目的を達成するためにはなんとかするしかないのでは…?」

 

「瑠唯ちゃんの言う通りだけど…」

 

「有咲?どうかしたの?」

 

「蘭ちゃん、あの機体・・・なんか引っかかるんだよな…」

 

「引っかかるって…何のことですか?」

 

「いや、考えててもうちょっとで出てきそうなんだけど…それは次だな…ってことで次回"鋼鉄の海賊"」

 

 




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判明チーム
チーム羽沢珈琲店
 つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム)・つくし(??・近接機体)

チームドラマー
 ますき(??・00系列)・巴(辟邪)・花音(??・00系列)

チーム2年A組1Pt
 あこ(デスヘル)・ロック(マドロック) ・明日香(デスティニー)

チームパレ町
 パレオ(SDゼロカスタム)・七深(ハシュマル)・燐子(エアリアル)

チーム月ノ森
 透子(NT-C装備) 撃墜・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)

チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
 薫(ギャン)・りみ(サイコガンダム)・ひまり(ヒルドルブ)

チームmedley(寄せ集め)1Pt
 有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル)

運営サイド
??・???(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説
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