BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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いやー…
段々と情報が開示されていきますねェ…
結末が分んねぇや…って思いですが、初投稿です


第16話-有咲の決断

 

「チッ!!やっぱりそうかよっ!!」

 

有咲が悪態をついてはいるが、彼女達の目の前には紗夜が操るクロスボーンがいるという最悪の事態は全く変わらない。

その間にも瑠唯はなんとか地上に着地するとその隙を埋めるべく咄嗟に蘭がそのカバーに入っていた。

 

「すいません…ちゃんと倒せていれば…」

 

「あの捨て身とはいえ、紗夜さんを相手にして腕1本だけで武装を潰しただけでも瑠唯はよくやったよ」

 

瑠唯が最初で紗夜を落としていればと悔やんではいたが、あの紗夜を相手にして腕1本だけで武装を潰した瑠唯を蘭が励ましていたものの有咲の顔は全く晴れていなかった。

 

「あぁ…瑠唯ちゃんはよくやったよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜先輩が手を抜いてたって事を含めても…な…」

 

「「っ…!?」」

 

「やはり市ヶ谷さんは気が付いていたんですか…」

 

有咲は紗夜が今まで手を抜いていたことをあっさりと見抜き、彼女の言葉に驚く2人を他所に紗夜はその言葉を肯定するような態度に、彼女はその理由をあっさりと語っていた。

 

 

「人のうちの蔵に住み込んでた時に練習してたのをどんだけ見てたと思ってるんですか?おそらくバレない様に動きを変えるついでにある程度手を抜いたんだと思いますけど、動きの癖は変えられなかったみたいですね」

 

「っ!?…そうですか。私にも気が付きませんでした」

 

有咲の言葉に今度は蘭達ではなく紗夜が驚いていたのだが、それ以上に驚く言葉が有咲の口から飛び出していく。

 

 

 

 

 

 

「そういえば、運営側からは2人出るって言ってたけど、もう1人は…白鷺先輩ですね…」

 

「なっ!?なんでそれを…!?」

 

「「えっ…」」

 

有咲はあろうことか出会ってすらいないもう1人の運営の人物が誰かを言い当てた。

そして、その言葉に紗夜を含めた他の面々も驚いていたが、有咲はそのまま理由を語り始めていく。

 

「簡単だよ。運営ってことはそれなりに上手い人がやるだろうし候補としてはパスパレかRoseliaでそっからは消去法だよ」

 

「消去法…ですか?」

 

「そっか…彩さんと日菜さんは仕事でいないし、リサさんと紗夜さん以外は得意分野に尖りすぎて運営側としては使いにくいか…」

 

「そう言う事。それに松原先輩が出るのに白鷺先輩が巴さん達のチームに入れてもらうように話したのもおかしいだろ」

 

「確かに…」

 

 

「流石は市ヶ谷さんですね…ですが…」

 

有咲の説明に納得した蘭達一行だったが、それを聞いた紗夜は蘭によって先端を打ち抜かれたウェッブを捨て右手にムラマサ、左手をには腰から引き抜いたザンバスターの二刀流で構えていた。

 

「バレた以上、ここからは手を抜くのは無しです!!」

 

「…来るぞ!!」

 

紗夜はそのままザンバスターで地上にいる手負いの瑠唯を狙い撃ったが、即座に有咲がその間に割って入るとヤタノカガミでそのまま紗夜にビームを跳ね返すが、紗夜はそれを難なく躱してみせるが、その間に地上の瑠唯と蘭は二手に分かれてライフルで空中の紗夜を撃ち始めていた。

 

「フルクロスのガードがあるとは言えど…流石に不味いですね…特に八潮さんのスタングルライフルは…」

 

フルクロスのビーム耐性が高いとはいえ、有咲のヤタノカガミと比べたらその能力は明らかにフルクロスの方が下。

特に瑠唯のAGE-3が持つスタングルライフルの大火力をまともに食らえば、作りこまれたフルクロスとは言えどダメージを受けることは必須。

紗夜の見込みでは両肩に搭載されているスカルヘッドのIフィールドを全開にすれば耐えられるが、それをすればクールタイムの15秒の間は完全に無防備になっている間はこの中で一番火力の低い蘭のビームですら致命傷になりかねない事を危惧した紗夜は両肩のスカルヘッドを交互に使用しながら高火力のビームをやり過ごす事を選んでいた。

 

「片側だけのIフィールドで美竹さんのビームは…」

 

「だったらサーベルはどうですか?」

 

「ビームの中を突っ込んでくる…!?そんなことをすれば―――!!」

 

Iフィールドで射撃をある程度無力化しているが、サーベルのビームは耐えられない。

先ほどまでの戦闘でそれを知った有咲は2人分のビームが放たれている中を紗夜の側面から真っすぐに切りこんでいく。

 

当然そんなことをすれば紗夜に向かって放たれているビームが有咲に直撃する。

しかし、有咲は味方のビームをヤタノカガミを使って紗夜に反射させるという荒業を使う事で味方のビームの中を躊躇いなく突っ込むとそのままサーベルを振り下ろすが、紗夜はムラマサでそれを受け止めるとそのまま鍔迫り合いに移っていた。

 

「正面じゃなきゃ肩のサーベルは飛んでこないですよね!!」

 

「くっ…!!」

 

紗夜は真横にいる彼女と競り勝っているが完全に対処出来ていなかった。

有咲の言う通りに正面にいれば胸部ガトリングが潰されていても、肩部に格納されているサーベルをそのまま発振して攻撃が出来たが、横ではその攻撃は届かない。

 

「押し切れねぇ…それどころかこっちが少しずつ押されてる…!!」

 

「甘いですね…宇宙用のシラヌイでは推力不足です」

 

拮抗する2人だったが、次第に状況は紗夜へと傾いていくと思っていた。

だが、その競り合いは突如として終わりを告げた。

 

 

 

 

 

 

 

「ちっ!!」

 

「引いた…。これなら…ぐっ…!!」

 

有咲は競り合いを止めて紗夜から離れる。

それを見た紗夜は機体を有咲の方へと向けてそのまま追撃に入ろうとしたその瞬間、紗夜の機体は大きく揺れた。

 

その衝撃が何なのか分からなかった紗夜は即座に機体のステータスを確認し始めると、そこには衝撃的な情報が映っていた。

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?スカルヘッドが…!!」

 

紗夜の画面には左肩のスカルヘッドの破損を知らせる情報が映るがビームしか飛んでいなかった状況でスカルヘッドが抜かれた事が信じられ―――

いや、このチームの中には実弾兵器を装備していた人物は1人だけいた事を思い出し、彼女はその人物へと視線を向けていた。

 

「美竹さん…!!」

 

「紗夜さん。いつぞやの分は返しましたよ…」

 

紗夜の予想通りスカルヘッドを撃ち抜いたのは蘭。

彼女はビームを撃ちながら腰部にマウントしてあったシュツルム・ファウストで紗夜を正確に狙い打って見せていた。

それに驚く紗夜は一気に危機に立たされていた。

 

 

 

「ビームが通りやすくなった!!後5秒で効果時間が切れるから…!!畳み掛けろ!!」

 

スカルヘッドの片方が破損したと言うことはビームへの耐性が下がったことと同じ。

そして、使っていたスカルヘッドのIフィールドの発生時間ももう切れるのを見切った有咲は全員で紗夜へと畳み掛けるように指示を飛ばすと、3人は一斉に紗夜を狙い打つ。

 

防御の要のIフィールドが失われ、有咲のドラグーンを加えた文字通り全方位から狙われて絶体絶命の紗夜。

そんな危機に陥った紗夜は―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「……!!」

 

紗夜の中で種が弾ける。

それと同時に紗夜は即座に破損したスカルヘッドを投棄して、盾代わりにするべく下から放たれていた蘭のビームへ向けて蹴り飛ばすと、スカルヘッドが爆発して爆風が紗夜を覆い隠す。

 

「姿が…」

 

「爆発の中だ!!撃て!!」

 

爆発で見えなくなった紗夜だったが、爆風の中にいることは分かっている有咲はそのまま指示を飛ばして爆発の中を撃たせようとしたが、突如として爆風の中から何かが飛び出してきたが、その飛び出してきたモノに瑠唯が狙い定めてしまった。

 

「そこね…」

 

「瑠唯ちゃん!!それじゃない!!」

 

有咲は瑠唯が狙うのを止めるように言ったが、時すでに遅く瑠唯からはビームが放たれる。

だが、飛び出したのは紗夜の機体ではなく―――

 

「銃だけ…!?」

 

 

 

「そこだ!!」

 

「うっそ…」

 

出てきたのはクロスボーンが装備していたバスターガン。

紗夜は爆風の中でザンバスターを分離して先端のバスターガンだけを爆風の外に投げていた。

そして、瑠唯がそれに食いついたのを確認することも無くバスターガンが出てきたのとは別の方向を有咲がドラグーンで狙い打つと、狙い打ったその場所から紗夜の機体が姿を見せた。

 

「直撃コース…これで…」

 

 

「まだだ!!」

 

「何を…っ!?」

 

紗夜が出てきたのは有咲が放ったビームの直撃コース。

これでダメージが入ると思った蘭だったが、有咲はそんなことは微塵も感じてはいなかった。

そんな有咲に疑問を覚えた蘭の目の前では信じられない状況が広がっていた。

 

 

紗夜は機体を即座に捻ると、フルクロスの比較的にダメージの蓄積がない部分でビームを受けることでダメージを最小限に抑えると肩部にマウントされていたビーム・サーベルを2本とも打ち出して、自身を狙っていたドラグーンを2機撃ち落とした。

 

そこから更に分離したザンバーからウェッブに持ち替えて数回自身の周囲を振るうと、ウェッブはドラグーン2機を叩き折ると、有咲のすべてのドラグーンは地面に向けて落下していた。

 

「うっそ…」

 

 

 

 

「蘭ちゃん!!」

 

「っ!?なっ!?」

 

一瞬の出来事に呆気にとられた蘭だったが、有咲の言葉に咄嗟に我に返るがその時には眼前にはウェッブの先端が迫っていた。

蘭はなんとか反応してウェッブの先端を持っていたビームマシンガンで受けると、そのままマシンガンを投棄した。

だが、今起こったことは明らかにおかしかった。

 

 

「なんでウェッブが届いて…」

 

ウェッブ自体がそれなりの射程を持ってはいるが所詮は近接用の武器で空中にいた紗夜が地上にいた蘭に対してウェッブが届いていること事態がおかしいのだ。

訳が分からない蘭だったがウェッブの先端から紗夜の方へと視線を向けると信じられない物が移っていた。

 

 

 

「アンカー!?アンカー使ってウェッブの射程を伸ばしたの!?」

 

射程外にいた蘭に対して紗夜はウェッブをアンカーで掴み、アンカーのチェーン分だけウェッブの射程を伸ばすという荒業で蘭を狙っていた。

原作でもアンカーで武器を掴んで射程を伸ばすという手段はあったが、それを扱いの難しいウェッブでやって見せた紗夜に驚いていたが、紗夜は驚いていた蘭へと一気に距離詰めていた。

 

 

 

「…っ!!」

 

しかし、紗夜は突如として動きを止めるが、蘭は状況が把握できなかった。

そんな蘭だったが彼女の上空では有咲が動き出していた。

 

「蘭ちゃん!!回避!!」

 

「っ!!」

 

有咲の言葉に反応して蘭がそのまま地面を滑るように移動して紗夜から距離を取り始めると、その周囲から有咲が放ったビームが周辺へと着弾する。

だが、紗夜はそのビームを難なく躱して有咲の方へと視線を向けたが有咲がいた方向から何かが落ちてきており、反射的に紗夜は落ちてきたモノをムラマサで切り裂いた。

 

 

 

「これは…シラヌイ…!?まさか!?」

 

紗夜が切り裂いたのは先ほどまで有咲が装備していたシラヌイ。

それを見た紗夜はさっきは分からなかったが、先ほど蘭と自分の間を飛んできたそれが何なのか察していた。

 

「ったく、余り見せたくなかったんだけどな…」

 

「市ヶ谷さん、オオワシまで用意していたんですか…」

 

先ほどこの場所に飛んできたのはアカツキの装備であるオオワシ。

有咲は装備を換装するために背負っていたシラヌイをパージして紗夜に飛ばし、そこで出来た隙を使ってそのまま空中で装備を換装して見せていた。

 

「高機動ですが、手数は減りましたね。このままではジリ貧ですよ?」

 

「そうですね…」

 

だが、高機動を得た代わりに全方位攻撃と言うアドバンテージが無くなってしまった。

確かにこのままでは紗夜が言うようにジリ貧になっていくのが分かっていた有咲は――――

 

「蘭ちゃん」

 

「有咲?」

 

 

 

 

「ここは私がなんとかするから、離脱してくれ」

 

蘭へと自身の決断を告げるのだった。

 


 

「あわわわわ…!!」

 

「あのバカ!!何やってんの!?」

 

「どうしましょうか!?ジブン達で紗夜さんを止めたほうが…」

 

「それでもいいけど、イベントぶち壊すのと同義だよそれ!?」

 

「まりなさん!!どうしましょう!?」

 

「えっと…美咲ちゃんに聞きましょう!!って美咲ちゃんは!?」

 

「まだ戻ってきてない!?」

 

「美咲ちゃん~!!カムバーック!!」

 

「ってことで次回、"明かされる事実・隠していたヒミツ"」

 




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判明チーム
チーム羽沢珈琲店
 つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム)・つくし(??・近接機体)

チームドラマー
 ますき(??・00系列)・巴(辟邪)・花音(??・00系列)

チーム2年A組1Pt
 あこ(デスヘル)・ロック(マドロック) ・明日香(デスティニー)

チームパレ町
 パレオ(SDゼロカスタム)・七深(ハシュマル)・燐子(エアリアル)

チーム月ノ森
 透子(NT-C装備) 撃墜・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)

チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
 薫(ギャン)・りみ(サイコガンダム)・ひまり(ヒルドルブ)

チームmedley(寄せ集め)1Pt
 有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル・右腕欠損)

運営サイド
紗夜(クロスボーンガンダムX1フルクロス)・千聖(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説
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