BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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ガンダム特有のレスバばっかりしてますが…
うん。
って考えながら投稿です


第17話-明かされる事実・隠していたヒミツ

戦闘からの離脱―――

有咲が下したこの選択には確かに間違いはない。

間違いは無いのだが、相手が紗夜と言う時点で離脱する難易度は一気に跳ね上がり、全員で離脱するなどもはや至難の業。

 

しかし、それを知っていて有咲は自身が紗夜の事を足止めすると言ってのけた。

 

「有咲…」

 

「紗夜先輩の動きを一番分かってるのは私だから、足止めには適任だろ!!」

 

自身が残る理由を話そうとした有咲だったが、そのタイミングで紗夜が一気に距離を詰めてムラマサを振り降ろしてくるが、有咲はサーベルでそれを受け止めてから話を続けていた。

 

「蘭ちゃんは巴さん達とバトルするんだろ!!だったらこれ以上消耗するのはダメだ!!」

 

「それはそうだけど…」

 

「…任せろ」

 

「…分かった」

 

 

 

 

 

「でしたら、私も市ヶ谷さんと残ります」

 

「いや、瑠唯ちゃんも一緒に離脱してくれ」

 

蘭を説得しながらも有咲はサーベルでそのまま紗夜を受け流す。

そして、紗夜の背中にライフルとオオトリに懸架されているビーム砲の3門を斉射するが、そのビームを紗夜は難なく回避し始めていた。

有咲の言葉と今の状況を見た蘭は反対したい気持ちを抑えて、彼女の指示を受け入れる。

しかし、瑠唯は自身も足止めに残ると意見するが有咲はそれを即座に却下したが、瑠唯は納得いかないと言った様子だった。

 

「2人の方が足止めをする時間が多少は伸びるはずですが?」

 

「瑠唯ちゃんは離脱してから巴さん達とぶつかるまでは蘭ちゃんのガードだ」

 

「ですが…」

 

「それに片腕持ってかれてる瑠唯ちゃんだと、本気の紗夜先輩が相手じゃ足止めにすらならないんだよ」

 

「それは…」

 

瑠唯の意見に対して有咲は本気の紗夜では瑠唯は相手にならない。とバッサリと切り捨てたが、その言葉は何も間違っていなかった。

遠まわしに戦力外だと伝えられた瑠唯はムッとした表情を浮かべるが、有咲はそんな瑠唯に語りかけていた。

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫。紗夜先輩と白鷺先輩以外だったら、今の瑠唯ちゃんでも問題なく相手できるって信じてるからな。そっちは任せたぞ!!」

 

「…分かりました」

 

紗夜や千聖という例外を除けば、今の瑠唯でも十分に戦力になると有咲はフォローを入れた上で彼女を信頼していることを言葉で伝えると瑠唯も有咲の指示を受け入れたと、2人は即座に紗夜に背中を向けて戦域からの離脱しようと動き出すが、紗夜はそれを許そうとしなかった。

 

「逃がしません…」

 

「させるかっての!!」

 

「ぐっ…!!」

 

紗夜が背中を向けた2人との距離を詰めようとした。

先ほどまでの有咲だったら追い付けなかったが、オオワシに換装した有咲は紗夜の背後を追かけるとそのまま紗夜の側面へとシールドから突撃して彼女の機体が傾いてバランスを崩す。

そんな紗夜へと有咲はビーム砲で追撃をかけるが、彼女はバランスが更に崩れることも構わずにスラスターを吹かすとビームは紗夜がいた場所を通りすぎ、紗夜は即座に機体を立て直して蘭達が逃走した方向へと視線を向ける。

 

だが、紗夜が視線を向けた時には蘭は瑠唯が落とした自身のショットガンを回収し、そのまま2人で谷に飛び込んでこの場所から北の方角へと離脱しようとしている姿。

それを見た紗夜は2人の追撃を諦めると有咲の方へと向きながら呟いていた。

 

「美竹さん達には逃げられましたか…」

 

 

 

 

 

 

「逃げられたじゃなくて、見逃した…でしょ?」

 

「何を言っているのか分かりませんね…?」

 

「何つまんない嘘ついてるんですか?そのクロスボーンの推力なら今からでも余裕で蘭ちゃん達を追いかけられる速度が出せます。さっきまでの動き見てればそんくらい分かりますって…」

 

「ふっ…バレてましたか」

 

正確には有咲が言うように紗夜は蘭達に”逃げられた”のではなく、蘭達を”見逃した”のだ。

とぼけた紗夜だったが、そんな彼女に対して有咲は憶測が混ざっていたが不審な点を指摘していくと、それを聞いた紗夜は笑みを浮かべていた。

 

だが、先ほどまで3人を仕留めるような動きをしていた彼女があっさりと蘭達を逃した理由は普通は理解できない。

だが、今紗夜と対峙している有咲だけはその理由を察していた。

 

 

「戦って少し経った頃に分かりましたけど、最初から紗夜先輩の狙いは私でしょ?」

 

「何を言って…」

 

「戦闘をけしかける目的の運営側の行動としては、周囲に気が付かれる様に派手にドンパチすること。武装をぶっ壊すのはともかくとして、瑠唯ちゃんの機体を損壊させるのはまりなさん達…運営が意図してるのとは別の目的があるってことでしょ」

 

「そうですね…」

 

「私が前に出ていたのもありますけど、蘭ちゃん達が狙える状況でも紗夜先輩は私に意識が向いてた時があったのは分かりましたから、紗夜先輩の標的は私だってのは察せましたよ」

 

「えぇ。私の目的は市ヶ谷さん…あなたと戦う事ですから」

 

「…ったく、戦うにしてもどうしてこんな回りくどいことを…?それに前のイベントで滅茶苦茶練習相手になってたでしょ…?」

 

有咲の推理を聞いた紗夜はあっさりとその推理があっていることを認めたが、彼女は紗夜が蔵に住み着いた際に美咲たちが帰った後で散々練習に付き合っていたのに、この場所で紗夜が自身を戦いたがっていたのかが分からない。

 

 

 

 

 

 

 

「今までは市ヶ谷さんと全力で戦ったことはありませんでしたから」

 

「それは…」

 

「練習していた時は気が付きませんでしたが、イベントが終わった後にその時のバトルを見返してみれば完全に落とせるタイミングで落とさなかったことが何度もあった事に気が付きました…、手を抜いていたと言う訳ではないと思いますが‥‥」

 

「そりゃ…あの頃はダメージ設定なんてなかったですからね。派手にぶっ壊して練習時間削る訳にもいきませんでしたから」

 

有咲が紗夜の狙いを語った後、紗夜から有咲を狙う理由を語っていた。

その言葉を聞いた有咲はその紗夜の気持ちも分かるが、正直に言えば今更掘り返されたくない内容だった。

 

 

 

今でこそ有咲の蔵にあるバトルシステムはダメージレベル設定で機体が壊れないモードでバトルをすることが出来るが、紗夜が住み着いていた頃にはダメージレベルの設定なんて物はなくバトルをすれば機体が壊れる。

 

有咲としてもその当時としては全力で紗夜を相手していたが、その当時の紗夜の練習機を用意していたのは有咲であり、ヘタに壊して練習時間を削る訳にもいかなかった有咲は紗夜を落とせるタイミングをあえて見逃していた事があった。

その事を指摘され、全力ではなかったと言われても有咲は何も言い返せない。

 

 

有咲が紗夜から1vs1の真剣勝負を挑まれたとしても、有咲の性格上何らかの理由を付けて断っていたことは自身でも容易に想像がついた。

それに最後に紗夜とバトルしたのも蘭と2人でチームの技量を確認するためのものが最後で、その時も有咲は自身の機体が出来ていないという理由で紗夜との勝負を断っていた。

 

 

だが、今は違う。

有咲には蘭と言う紗夜から逃げ出せない理由があり、そして彼女は今日のイベントのために自身の機体を完璧に仕上げて来ている。

おそらくは有咲と紗夜の1vs1のバトルでこれ以上ないほどに最高の条件が出そろっていた。

 

「市ヶ谷さん。あなたがこのイベントに参加すると聞いたときは嬉しかったです。ですから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の持てる全力で今からあなたを倒します…!!」

 

「そうかよ…!!」

 

有咲を倒す―――

嬉々としてそう宣言した紗夜はスラスターを全開にして一気に有咲との距離を詰める。

その一方で有咲は蘭が目的を達成するための時間を稼ぐことを目的に紗夜から付かず離れずの絶妙な距離を空けながら紗夜へ向けてビームを放つのだった。

 


 

紗夜の宣言は実況席にいた一同にもハッキリと届いていたが、その言葉で実況席は完全にパニックになっていた。

 

「あのバカ!!何言ってんの!?」

 

「ちょっとちょっと!!不味いですって!!」

 

「えっと…その…2人とも紗夜ちゃんは…」

 

「「まりなさんは黙っててください!!」」

 

「えぇ~!?」

 

完全に運営の意図から外れて紗夜が暴走しているようにしか見えない2人へとまりなが宥めようとしたが、即座に2人によって言葉が遮られてしまった。

完全な運営の人間であるまりなが発言権を奪われてしまった事に驚きの声を挙げたが、そのタイミングでようやく彼女が戻ってきた。

 

 

 

 

「すいません。席外して申し訳ないです…」

 

「あっ!!奥沢さん!!」

 

「大変だよ!!」

 

「えっ?どうかしたんですか?」

 

「紗夜が暴れてんの!!」

 

「はぁ?紗夜先輩が?」

 

席を外していた美咲がやっと戻ってくるとすかさず2人が彼女へと詰め掛ける。

状況が全く分からない美咲だったが、そんな彼女に麻弥が端的に状況を説明していた。

 

「はい!!最初に薫さん達を城から炙り出した後に市街地にいたデストロイの胸を破壊した所までは良かったんですが…遂に撃墜予告までしてしまって…」

 

「はぁ?撃墜予告!?誰にですか?」

 

「市ヶ谷さんです!!」

 

「瑠唯の機体を中破させた後に蘭のライフルまでぶっ壊した後にこれだよ!?流石に紗夜を止めなきゃ!!」

 

「…」

 

紗夜が撃墜を予告をしたという事実に美咲の思考は全く追い付かない。

少なくとも誰にそんなことをしたのかが分からない。

とりあえず誰を撃墜するのか聞いた美咲だったが、名前を聞いた彼女は―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…ここの紅茶おいしいですね…」

 

「呑気に茶をしばいとる場合か!!」

 

「えぇ~!?奥沢さん!?」

 

「市ヶ谷さんなら大丈夫ですって、とりあえず様子見しましょう?」

 

「う~ん…美咲がそういうなら…」

 

あろうことか美咲はそのまま実況席に座ると用意されていた紅茶を呑気に呑み始める。

そんな美咲に対してリサが思わずツッコんでしまったが、ツッコまれた美咲は何事も無かったかのような様子で2人に話しかけていたと、2人は納得は出来ていない様子だが美咲の言葉を信じて紗夜を止めることを止めるとそのまま実況席へと戻っていくのだった。

 


 

「あ~!!どこのチームもドンパチやってんじゃねぇか!!」

 

「ますき、落ち着けって次はアタシ達が派手に登場する番だって!!」

 

「ふえぇ~大丈夫かな…」

 

「花音さん、大丈夫っすよ!!巴がいるんすから!!」

 

「あはは…そこまで期待されると答えなきゃな…ってことで次回"大乱戦"」

 




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判明チーム
チーム羽沢珈琲店
 つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム)・つくし(??・近接機体)

チームドラマー
 ますき(??・00系列)・巴(辟邪)・花音(??・00系列)

チーム2年A組1Pt
 あこ(デスヘル)・ロック(マドロック) ・明日香(デスティニー)

チームパレ町
 パレオ(SDゼロカスタム)・七深(ハシュマル)・燐子(エアリアル)

チーム月ノ森
 透子(NT-C装備) 撃墜・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)

チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
 薫(ギャン)・りみ(サイコガンダム)・ひまり(ヒルドルブ)

チームmedley(寄せ集め)1Pt
 有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル・右腕欠損)

運営サイド
紗夜(クロスボーンガンダムX1フルクロス)・千聖(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説
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