BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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ようやく全機体判明したのを記念して初投稿です

香澄ちゃんの誕生日だったのでポピパの曲をリピート再生してたら遅れました()



第19話-赤く染まる戦場

 

「マッチーさんがあんな一方的に……悪魔です~!!」

 

「くっ…!!」

 

一方的な蹂躙によって撃墜された七深。

その姿にパレオが慄いていたが、即座に燐子が全てのビットとライフルでつぐみを狙うが、狙われた本人は易々と燐子の攻撃を躱し続け、七深のブレードを地面に縫い付けるために突き刺していた打刀を回収しながら2人から距離を取ると残った2人に視線を向けていた。

 

 

 

 

「次はどっちにしようかな~」

 

「「っ!?」」

 

だが、戦っていた燐子達がつぐみから向けられた視線に異常な寒気を覚えていた。

 

バトルを行っているはずなのだが、つぐみから感じたのは対バンライブなどで感じたことがあるような敵対心など欠片も感じらない。

 

視線の感覚を例えるならば、子供が次に食べるお菓子を決めているかのような感覚に燐子とパレオは完全に委縮してしまっていたが、目の前の子供(つぐみ)は次の獲物を決めていた。

 

 

 

 

 

「決~めた…燐子先輩にしよ!!」

 

「えっ…」

 

「前にバトルした時からどのくらい強くなってるかな~!!」

 

「ツグミさん!!」

 

「あは!!イヴちゃん達は2人でパレオちゃんと遊んでてね!!」

 

つぐみは燐子を次の獲物に決めるとレンチメイスをサブアームに戻すと、刀を構えて一気に燐子を両断しようと襲い掛かるが――――

 

「およっ?射撃?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「パレオさんには…こんな連続の射撃は…」

 

燐子へ迫ろうつぐみだったが、2人の間に謎の射撃が割って入ってくる。

だが、この場で射撃武器を持っているのは燐子とパレオの2人のみ、燐子が撃っていないのならパレオしかあり得ないが、彼女の射撃はこんなに連射出来ない。

 

そう考えていた燐子を他所にその射撃はそのままつぐみを狙っていたが、彼女はその射撃を回避していたが、そのうちの1発が背部にマウントしたレンチメイスに命中したが、射撃が命中したことで燐子は撃たれていた物が何なのかを把握できていた。

 

「実弾?」

 

「って事は…」

 

今までつぐみを狙っていたのは実弾による射撃によるものだが、パレオも燐子も射撃武装はビームのみ。

そうなれば今つぐみを狙ったのは、どちらのチームの人間でもない第三者によるもの―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よぉ!!つぐ!!そろそろアタシも混ぜろよ!!」

 

「巴ちゃん!!」

 

「ったく…辟蛇のライフル2本で狙っても避けるのか…ってその機体は…燐子さんもいたのか…」

 

その第三者の正体は巴。

彼女はつぐみを見つけ、ライフルで射撃を放って奇襲をかけた。

しかし、燐子の存在に気が付いていなかったようで意図せず燐子を助ける形になってしまっていたことを知ったが巴はその事をあまり気にしている様子は無かった。

 

「それにしても巴ちゃん!!よくここに来たね!!」

 

「あぁ…。こっちから破砕音が聞こえたと思ったら、ターンエーがいきなり目の前を通り過ぎたと思ったらこっちでドンパチし始めたから飛んで来たら大当たりって訳だよ」

 

 

 

 

「…」

 

つぐみの関心は完全に巴へと向き、先ほどまで狙っていた燐子への興味が完全に消えていた。

 

だが、この状況ならヘイトを巴に向けて彼女達は一度体制を立て直すことも可能だと判断した燐子はパレオのみと話すためにチーム内の通信を開いていた。

 

「パレオさん。巴さんに関心が向いているうちに下がりましょう…」

 

 

 

 

 

 

 

「はい?な―――か―よくき―――」

 

「パレオさん…聞こえませんでした…」

 

「りん―――きこ――――――」

 

 

「通信が切れた…?でも、パレオさんはまだやられてないのに…」

 

だが、どういう訳かチーム通信でパレオとの通信が不鮮明。

理由は分からないがとにかく燐子はパレオに撤退の作戦を伝えるため、同じ内容と伝えようとしたが今度は完全にパレオとの通信が切れてしまった。

しかし、七深とは違ってパレオはまだ生存していており彼女の機体が未だに飛んでいることは見えているにも関わらず彼女との通信が出来ていない。

 

そうなると可能性として残るのは―――

 

「ジャミング…」

 

 

 

 

 

「トモエさん!!隙アリです!!」

 

燐子がそう口にしたのと同じタイミングでイヴが隙だらけに見えた巴に刀片手に飛び込んでいく。

だが、巴がこんな状況で分かり切った隙を見せる訳も無かった。

 

「あっ!!イヴちゃん!!ダメだって!!」

 

「見え見えだっての!!」

 

イヴはつぐみとお揃いの刀をそのまま巴へと振り下ろしたが、巴はそんな単調な攻撃に当たる訳もなく難なく躱してからガラ空きになったイヴの横へと回り―――

 

「これでどうだ!!」

 

イヴの側面へと回った巴がライフルを構えていたが、巴が持っているライフルはただのライフルではなく、

バヨネットライフルと呼ばれる銃身の下部に銃剣が取り付けられた特別なもの。

 

構えた巴はそのままイヴの脇腹へと銃剣を無造作に突き立てて―――

 

「銃剣!?」

 

「刺さりが甘いか…」

 

「きゃあああ!!」

 

無慈悲に突き立てたライフルをゼロ距離からぶっ放していた。

その衝撃にイヴが悲鳴を挙げるが、そんな彼女を助けるべくすぐにつぐみが動いていた。

 

「もう!!巴ちゃんに無暗に突っ込んだらダメだって!!」

 

「テイルブレード!?…アブねぇな!!つぐ!!」

 

「あっ…!!」

 

イヴを撃ち続ける巴へとつぐみはテイルブレードを打ち出したが、巴はそれに気が付いて、突き刺した状態のままになったライフルを手放してイヴから距離を取ると放たれたテイルブレードは巴が手放したライフルに直撃してしまった。

 

ライフルに当たることを予期していなかったのかつぐみが言葉を漏らすとそのままライフルは爆発してしまい、爆発に巻き込まれたイヴは機体に大ダメージを負ってしまったがなんとか機体は立っていた。

 

「うぅ…」

 

「ちっ!!まだ生きてる…!!倒したと思ったけど、代わりに手放した刀貰ってくぞ…」

 

「不味い…」

 

「そのまま落ちてもらうぞ…」

 

 

 

 

 

「やぁあああ!!」

 

「おっ?イヴの為に突っ込むのはいいけど―――」

 

瀕死になりながらも未だに生き残っていたイヴに思わず巴からは言葉が漏らしながらイヴが手放した刀を奪い取りながら、彼女にトドメを刺そうとライフルを向けたタイミングでつくしがスピアを突き出しながら真っすぐ巴へと向かっていくが―――

 

「きゃ!!」

 

「おっ…!!でも、直撃じゃないね」

 

「空から射撃…!?これもパレオさんじゃない…」

 

上空からのパレオとは別の射撃が地上にいた巴以外へと降り注いでいく。

全員がそのまま回避行動に入りながら空を見上げると、そこにはそれぞれが赤と緑の粒子を放出してる2つの機体が飛んでいた。

 

 

 

赤い機体は分からなかったが、緑の粒子を出している機体は燐子の記憶に朧気に残っていた。

 

 

 

 

 

 

「確かあれは…エクシア…でしたか…?でも、何かが違うような…?」

 

「燐子さん~!!近づいてやっと聞こえるようになりました~!!」

 

「パレオさん…あの機体は…?」

 

「分かりません~。あの赤いのがいきなり背中から何かを出し始めたと思ったら急に燐子さんの声が聞こえなくなって…」

 

「相手にも聞こえる通信なら聞こえるのでそっちにしましょう」

 

空を飛んでいた1機は以前に麻弥と燐子が使っていたのと同じ作品に登場していたエクシア…の筈なのだが、彼女の記憶に残っていた機体とは微妙に違うな謎の違和感を覚えたタイミングでこのどさくさに紛れたパレオが燐子の近くまで戻ってきた。

 

もはや2人は完全に蚊帳の外になっているが、つぐみは巴の方へと視線を向けていた。

 

「巴ちゃんのチームの2人はスローネドライとエクシアなんだ!!それに、そのエクシアってリペアⅡだよね!!」

 

「折角だから2人とも麻弥さんや白鷺さんと一緒の作品にしたんだよ。でも、花音さんは2体目って聞いて驚いたけどな…」

 

「えへへ…前に千聖ちゃんと一緒に作ったんだけど、千聖ちゃんに新しいのを勧められたから作ったんだ~」

 

 

 

 

 

 

「おい巴!!あたしは麻弥さんと同じが良いって言っただろ?」

 

「ますき…お前、近距離の射撃はともかく遠距離の射撃とかビットの操作なんて性に合わないし、それに麻弥さんと一緒の組織が使ってるのにしただろ?」

 

「そうだけどよ…」

 

「マッスーさんらしいですね~」

 

「パレオ!!聞こえてんぞ!!」

 

「あぁ…また気づかれて…」

 

支援向けのスローネドライを使う花音に、近接向きのエクシアを使っているのはますき。

どうやら麻弥と一緒のが良かったらしいのだが、巴がますきの性格では遠距離射撃の戦法は向かないと判断して選んだと聞いたパレオは納得していたが、今のパレオの発言はますき本人にも届いてしまっており、思わずますきがツッコんだ。

 

それを見た燐子は折角このままフェードアウト出来そうだったのに再び意識を向けられた事に嫌な予感を覚えたがそれは間違っていなかった。

 

「とりあえず、おしゃべりはここまででまた始めようか!!」

 

「そうだね!!巴ちゃん!!」

 

「でも…まずは…燐子さん達をどうにかしないとね…!!」

 

「だな…」

 

 

 

「「えっ…」」

 

あろうことか燐子達の目の前の2チームは最初に燐子達を狙うと言われてしまい言葉が漏れる。

 

イヴの機体がボロボロになっているとは言えど、1人落とされている燐子達からしたら単純に考えても数は3倍、それにつぐみと巴と言う燐子の知る中では参加者中で最強格の2人が相手にいるという絶望的な状況。

 

だが、彼女達の運は残っていた―――

 

 

 

 

「巴ちゃん!!谷から何か来るよ…!!」

 

「回避!!」

 

 

 

「ヤバい気が…!!谷から来るよ!!」

 

「イヴさん下がりますよ!!」

 

 

「何がどうなってるんでしょうか?」

 

「分かりませ―――」

 

花音のレーダーとつぐみの直感が谷から何かが来る事を察知して谷の直線状から離れていく。

その燐子達はその状況が全くの分からず、2人で話していたタイミングで2人の真横を掠めるように谷間から放たれた特大のビームが戦場のど真ん中を通り抜けていく。

 

その光景に呆気に取られていた燐子達とすぐさま谷間の出口に注意を払う巴とつぐみ。

対照的な様子だったが全員が谷間の出口に注目していると、ビームを放ったであろう機体が谷間から飛び出してすぐに地面に着地していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美竹さん、見つけました。宇田川さんと羽沢さんです」

 

「メインイベントには間に合ったね…」

 

「「蘭(ちゃん)!!」」

 

「って事は、前にいるのがるいさん!?」

 

「あわわ…不味いですよ…敵が増えちゃいました~!!」

 

このタイミングで谷間から飛び出したのは参加者の中で巴達と並ぶ最強格の実力者である蘭とこのイベントで最初に敵を撃墜した瑠唯のコンビ。

 

3人チームの内の1人が欠けていて瑠唯も片腕が喪失しているが、この場にいるチームとしては間違いなく燐子達が最弱で逃げることはおそらく不可能だと感じていたタイミングで――――

 

「行きます…」

 

 

 

 

「うおっ!?」

 

「ふえぇ~!?」

 

「えっ…?」

 

 

 

「次はこっちね…」

 

「うわぁ!?るいさん!?」

 

「なんと!?」

 

 

「「「…っ!!」」」

 

瑠唯が飛んでいたますきと花音目掛けてライフルを放つが2人には回避され、続けて今度はイヴとつくしへとライフルを放ったのと同時にAfterglowの3人が動き出していた。

 

「巴!!」

 

「佐藤さん…邪魔はさせませんよ」

 

「瑠唯!?」

 

「ツグミさん!!お供しま―――」

 

「させないわよ…」

 

Afterglowが動き出したタイミングでますきが地上の蘭を狙おうとしたが、そのタイミングで瑠唯がますき目掛けて再びライフルを放って彼女の動きを妨害してから、地上でつぐみの援護に回ろうとしたイヴの進路上をライフルで撃って彼女の足を止める。

 

そして、瑠唯の視線は燐子達へと向けられるが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ…瑠唯さんがこっちを狙ってこない…?」

 

「また松原さん達を狙って…」

 

瑠唯は燐子達を一瞥するだけでライフルを撃って来ることは無く、再び瑠唯は空中で蘭達を狙おうとしていた花音たちへとライフルを放っていた。

その行動を見た燐子は瑠唯がやろうとしていることを理解していた。

 

「八潮さん…あの3人のバトルを援護してる…?」

 

「なるほど…!!それで邪魔していないパレオ達は撃ってこなかったんですね!!」

 

瑠唯は3人のバトルを妨害しようとしていたますき達の妨害をするために攻撃しており、この場にいる中で3人を狙っていない燐子達は彼女から警戒はされつつも攻撃が飛んでこなかったのだ。

 

そんな中でパレオはどうするべきか思わず燐子に聞いてしまっていた。

 

「燐子さん!!パレオ達はどうしましょう…?」

 

「やられないようにするならすぐに逃げるのが正しいですが…」

 

「でも、瑠唯さん達が来なければパレオ達がやられちゃいましたよ!!それを見て見ぬふりは…」

 

パレオの言う通り、瑠唯があのタイミングでライフルを撃っていなければ自分達は全滅していた。

それを理解しているパレオはこのまま下がるという選択を飲み込むことは出来ないのを理解した燐子はやることは決まった。

 

「そうですね…私達はこのまま若宮さん達を抑えましょう…」

 

「燐子さん…!!そうですね!!偶然かもしれませんが助けてもらった恩は返さないとダメですからね!!」

 

「えぇ…このまま逃げたとしたら背中を見せた際に飛んでいる八潮さん達から標的にされる可能性がありますし、それに、さっきの機体に襲われる可能性が高いです…」

 

戦術的には離脱するのが最善であるこの状況で、燐子はあれこれと理由を付けてこの場に留まることを選んだ。

その言葉を聞いたパレオは嬉しそうな表情を浮かべていたが――――

 

 

 

 

 

「Afterglowの3人が戦い合ってますから危険度はさっきよりも低いです…。それに折角のゲームですから、撤退するにしても、手負いの若宮さん達くらいは倒してからにしましょう」

 

「はい!!」

 

あれこれと理由を付けたこと以上にゲーマーとしてのプライドがやられっぱなしで撤退するという選択肢を選ばせようとしなかったのだ。

そして、燐子はAfterglow達が戦場で激しくぶつかり合うのを横目に燐子とパレオは地上のイヴ達をビームで狙い打っていくのだった。

 


 

「Afterglow全員集合!!」

 

「あの…リサさん…上原さんのことは…」

 

「麻弥!!全員集合だよ!!」

 

「リサさん…ゲテモノ使ってた上原さんの存在を抹消してる…というか、倉田さんはまだ暴走中なんだ…」

 

「あはは…でも、地上ではAfterglowの3人と燐子さん達にイヴさんで空中では八潮さんとキング達…これは激しい戦闘が繰り広げられることは容易に想像がつきますね!!」

 

「でも、瑠唯ちゃんとイヴちゃんはダメージが大きそうだけど…大丈夫なの?」

 

「まりなさん。それがひっくり返せるのがガンプラバトルですから」

 

「麻弥~それはいいけど、あこ達どうなったのかちょっと気になってきたんだけど」

 

「あぁ~…では次はそっちに視点を合わせてみましょう。と言うことで次回!!"激突の巨人"」




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判明チーム
チーム羽沢珈琲店1Pt
 つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム・中破)・つくし(ジム・ストライカー)

チームドラマー
 ますき(エクシアリペアⅡ)・巴(辟邪)・花音(スローネドライ)

チーム2年A組1Pt
 あこ(デスヘル)・ロック(マドロック) ・明日香(デスティニー)

チームパレ町
 パレオ(SDゼロカスタム)・七深(ハシュマル)・燐子(エアリアル)

チーム月ノ森
 透子(NT-C装備) 撃墜・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)

チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
 薫(ギャン)・りみ(サイコガンダム)・ひまり(ヒルドルブ)

チームmedley(寄せ集め)1Pt
 有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル・右腕欠損)

運営サイド
紗夜(クロスボーンガンダムX1フルクロス)・千聖(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説
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