BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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生まれてしまう…承認欲求モンスターが…!!
ん?作品が違うって?
ミクロンミクロン!!ってことで投稿です。


第27話-叩きつけられた限界バトル

 

 

バトルの実況席ではとんでもない事を言われている有咲だったが、そのことなど全く知る由もない彼女は岸壁に立って、その下で埋もれていて全く見えてはいないものの紗夜の方へと視線を向けていた。

 

「ビームを撃てば紗夜先輩を吹っ飛ばせるけど…。それをIフィールドで防いで瓦礫だけが吹っ飛んだら一気に詰められて時間切れまでの勝ち筋が消えるな…。なら出てくるまでの残り37秒は頭冷やして待つか…」

 

普通に考えれば埋もれて動きが止まっている紗夜をビーム砲で撃ち抜けば勝てると思えるこの状況を前で有咲はそれをすることなく紗夜が出てくる時間を予測してそのまま彼女が飛び出してくるのを待ち構える。

 

そして、有咲が予告した残り時間が無くなるのと同時に瓦礫からビームが突き抜けると、そのビームの後ろから紗夜が全速力で空へと飛び出してきた。

 

「やってくれましたね…」

 

「どーも…ん?出てくるときの射撃でピーコックは壊れると思ったんですが、ムラマサも壊れてるのは誤算だな…」

 

空中に飛び出してきた紗夜だったが、その手に持っていた武装は脱出のために放った際に破損したピーコック・スマッシャー、そして中ほどから折れ曲がって鈍器としても使用することが難しいまでに破損したムラマサブラスターが握られていた。

 

 

普通に考えたら武装が壊れて戦闘力が下がることは望ましい事のはずなのに、有咲は余り嬉しくなさそうな空気を出していた。

 

「…?そちらにとっては嬉しい誤算ではないですか?お陰で戦闘能力がかなり低下しましたよ」

 

「ブランドマーカーを出させたくなかったんですけどね…」

 

「なるほど…確かにムラマサよりも攻撃範囲は狭くなりますが、攻撃の速さはスパイクの方が早いですからね…」

 

「その残ったスカルヘッドも破損してるからフルクロスも投棄して軽量化してきますね」

 

「流石にそれはお見通しですか…ですが、ここからは小細工無しの真っ向勝負と行きましょうか」

 

紗夜はフルクロスに隠されていた部分からは損傷していない完全な状態の装甲が姿を見せると破損した武装を投棄して、格納していたザンバーを右手に構え、空いた手にはブランドマーカーを展開しスパイク状のビームを形成しながら有咲に改めて宣戦布告するが、有咲はそんな紗夜に冷たい視線を向けていた。

 

「…そっちは足に仕込みダガーって小細工隠してるのにズルくないですか?それに初心者ばっかのイベントで大暴れして大人げないないんじゃないですか?」

 

「準備をする所からガンプラバトルです。それにガンプラバトルに大人気ないも何もありませんよ?」

 

「よくもまぁ…屁理屈がポンポンと…」

 

「そんなトラッシュトークで揺さぶられる私じゃないですよ?」

 

「ちっ…分かってはいたが、バレてるか」

 

有咲は冷たい視線を向けながら紗夜を揺さぶろうと口撃するが、今の紗夜にはそんなものは通用しないのを見るや否や即座にサーベルを発振して構えていた。

 

「右手連結サーベルと左に通常のサーベルで三刀流ですか?アカツキはサーベルの分割は選択式再現だったと思いますがよくそこまで…」

 

「接近戦の受けパターン増やさないといけないですからね。これやってなかったら紗夜先輩にもうやられますから」

 

本来のアカツキのプラモデルではビームサーベルが分割される機構は再現されていない。

だが、この改造とライフルにサーベルを装備していたことが今までの紗夜の攻撃を受けきれていた要因の1つになっていたことは紗夜も分かっていたからこそ、今の紗夜はヤル気に満ち溢れていた。

 

 

 

「でしたら、その受けを全力で突破させてもらいます…!!」

 

「来やがれ…!!」

 

紗夜はザンバーを振りかぶって接近する。

そして間合いに入ったタイミングでそのまま一気に振り下ろすが、有咲は両刃のサーベルでそれを受けるとそのまま通常のサーベルで有咲は紗夜を突こうとするも、その動きに反応して紗夜はブランドマーカーから発振したビームシールドで受け止めた。

 

「これで手が埋まって…」

 

「アンカーなんてさせっかよ…」

 

「くっ!!」

 

両手が埋まった2人だったが、有咲は紗夜の行動を読んでザンバーを受け止めながらサーベルを動かし、打ち出される軌道上にサーベルを置かれてアンカーが防がれてしまった紗夜は即座に仕切り直そうと力押しで距離を取ろうとしたが―――

 

「不味い!!離れたらビームが来る!!」

 

「やっぱり反応が予想より少しだけ早い…」

 

紗夜は有咲がオオワシのビーム砲が僅かに動いたのを見ると仕切り直すのを辞めてそのまま有咲とサーベルで競り合うも力が拮抗して2人ともその場から動かない状況に陥る。

そして、この状況で紗夜が有咲を蹴りこもうと足を振りかぶったが、その足が振り切られることは無かった。

 

 

 

 

 

「今度は右足に残ったダガーで切りつけるだろ?」

 

「読まれて―――!?」

 

紗夜はそのまま足裏からダガーの刀身を露出させて有咲を切りつけようとしたが、それを読んて振りかぶろうとした右足の脛を足裏で抑え込む事で足裏のダガーの刀身から身を守った有咲は押さえつけた足を蹴りつけて一度紗夜から距離を取った。

 

「アブねぇ…リサさんのジャスティス相手だったらやられてたな…」

 

「ですが、これで―――っ!?」

 

 

 

 

 

 

「ビームの距離になりましたよ」

 

「何…!!」

 

2人の距離が空いたタイミングで有咲は背部のビーム砲を動かし、それに反応して紗夜が正面から退避すると有咲はそのまま紗夜を狙わずに地面に向けて発射していた。

 

「さてどうします?」

 

「無駄打ち?いえ、さっきの地形崩しのように何か意味が…」

 

地面に向けて放ったビームなど本来なら全く意味をなさない。

だが、紗夜は先ほど有咲の手によって渓谷で生き埋めにされた経験からこのビームの意味にも意味があるのではと考えが過る。

 

通常状態の紗夜だったらこのビームの事を完全に思考から外して目の前の戦闘の事だけに集中することも出来たが、今の紗夜は種割れによって思考がクリアになって余裕が出来ていたせいでビームの意味を余計に深く考え込んでしまったせいで少しだけ動きが鈍ったのを有咲は見逃さなかった。

 

「…」

 

「ここで攻めてきますか…!!」

 

 

 

 

 

「よし、これでアンカーは潰れたな…」

 

先ほどまで攻められていた有咲が今度は紗夜へと向かってサーベルを突き出す。

普段の紗夜ならなんてことない攻撃だったが、有咲の行動の意味を考えていたせいで反応が遅れてしまい、有咲はフロントスカートが切り裂いて紗夜のシザーアンカーを潰すことに成功した。

 

「ザンバーの破壊力よりも手数で攻める…!!」

 

「大人しくザンバー握っとけよ…」

 

しかし、その攻撃受けたことで紗夜は完全に立ち直って構えていたザンバーを腰にマウントすると両腕のブランドマーカーからスパイクを形成するとボクサーのようなファイティングポーズを取って構えていた。

 

 

 

 

「MFじゃねぇんだから…」

 

「勝つためです…!!」

 

「やりたくねぇけど、付き合ってやんよ!!」

 

有咲が啖呵を切ると今度は2人が同時に距離を詰めると、今度は紗夜の方から先に攻撃に移っていた。

 

 

「はぁ!!」

 

「ちょせぇ!!」

 

ブランドマーカーからのスパイクを有咲へと叩きつけようと拳を振るうが、そのスパイクに合わせてサーベルを振り上げて有咲が紗夜の腕を弾く。

弾かれた紗夜は後ろに仰け反るが、それでも紗夜の攻撃は止まらない。

 

「まだっ―――!!」

 

「っ!?仕方ねぇ…!!」

 

「距離を詰めて…!!」

 

 

「確率低いのが来やがった…」

 

仰け反った紗夜はその状態から有咲へとハイキックの要領で右足で蹴りを見舞おうとした。

有咲は最初は後ろに下がって回避しようと考えたが蹴りだされた足にはダガーが残っており、下手に下がればダガーが飛んできて大ダメージを負うと判断するや否や有咲は紗夜へ向かって体当りで更に体制を崩すことに成功する。

 

そして、そのまま追撃する絶好のタイミングだったのだが――――

 

 

「追撃がっ!!…来ない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ…」

 

「よく分かりませんが…これ以上時間をかける訳にもいきませんので、決めさせてもらいます!!」

 

この絶好のタイミングに有咲は追撃することがなかった。

紗夜からしたら理由は全く理解できないが、彼女にとってはこの最大のチャンスを物にするべく最後の攻撃を開始するのだった。

 


 

「有咲!?チャンスなのにどうしちゃったの!?」

 

「市ヶ谷さん…」

 

「奥沢さん?何か知ってるんですか?」

 

「えぇ…まぁ」

 

「何があったんですか!?あんなチャンス逃すなんて!!」

 

「まぁまぁ、それは後で話しますから」

 

「有咲はよく分かんないけど、紗夜はこれで決める感じで動いてるね」

 

「これでここは決まりそうですね…そう言う事で次回"サンダーボルト"」

 




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判明チーム
チーム羽沢珈琲店2Pt
 つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム)つくし(ジム・ストライカー)

チームドラマー2Pt
 ますき(エクシアリペアⅡ)・巴(辟邪)・花音(スローネドライ)

チーム2年A組1Pt
 あこ(デスヘル)・ロック(マドロック) ・明日香(デスティニー)

チームパレ町1Pt
 パレオ(SDゼロカスタム)・七深(ハシュマル)・燐子(エアリアル)

チーム月ノ森1Pt
 透子(NT-C装備)・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)

チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
 薫(ギャン)・りみ(サイコガンダム)・ひまり(ヒルドルブ)

チームmedley(寄せ集め)1Pt
 有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル)

運営サイド
紗夜(クロスボーンガンダムX1フルクロス・小破)・千聖(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説
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