ドリフェスで水着の星5が2人とも出てきてくれたので初投稿です
ゼウスシルエットのリニアキャノン――――
地上へ向けて放たれたそれは雷が落ちたかのような轟音と振動をバトルシステム全体へと響かせていた。
「はぁ…はぁ…!!紗夜先輩の…撃墜通知…っ!!ぐっ…!!頭が…いてぇ…っ!!」
正に桁違いな破壊力を持ったその攻撃をゼロ距離で直撃した紗夜の機体は余りの衝撃で手足の一部を残して胴体が跡形もなく消し飛ばされていた。
有咲がその姿を確認したのと同じタイミングでシステム上で紗夜が撃墜されたことを通知されるが、それを見た有咲は紗夜を倒した事の喜びよりも先に今まで酷使し続けてきた頭の痛みに襲われて頭を手で抑えたがこれで終わりではなかった。
「つぅ~…!!紗夜先輩倒したけど、これバトロワだからバトル自体は終わってねぇ…」
今回のイベントはバトルロワイヤル―――
なんとか紗夜を撃墜して見せた有咲だったが彼女が言うように今回のイベントバトルは未だに終わっていない。
頭を痛むのを気力を抑え込みながら有咲は大した情報を得られないのは把握していたが、それでもコンソールを叩いて自身が確認出来る状況を確認し始めた。
「分かるのは残りのチーム数と、チームメンバーの撃墜だけか…チーム数は最初から変動はなくて…こっちのチームは瑠唯ちゃんが落ちたか…でも、蘭ちゃんはまだ残ってるけど…他の2人とバトル出来てんのか…?」
瑠唯が落ちたことを初めて把握した有咲だったが、システムからの情報では未だに蘭は生き残っている。
しかし、これだけでは彼女がつぐみや巴達とバトルに入ったいるかは今の有咲に確認する術のなく、もしも蘭が目的の2人と戦えていない状況になっていたら、瑠唯が落とされている以上は自分が蘭を援護しなければならない。
「うっ…頭が痛いとか言ってれねぇな…」
そう考えた彼女は痛む頭から手を放して再び両手をコンソールにかけると今度は自身の機体情報を確認し始めるが、機体状況もそれほど良くはなかった。
「装備もゼウスつける時に持ってたサーベル捨てたから残ったサーベルが1本か…最悪、手
足が吹き飛ぶと思ってたのに五体満足だけど装甲面のダメージが結構デカい…ライフル程度ならいいけど、最初の赤ビームみたいなのは何発も返せねぇな…」
ゼロ距離でリニアキャノンを使った機体は有咲の予想に反して五体満足だったが、装甲へのダメージはそれなりに出ていたが、それは有咲がこの場で止まる理由にはならなかった。
「とりあえず蘭ちゃんの所に行かないと…」
そう呟いた有咲はゼウスシルエットの足のブースターの推力だけで飛び上がり、蘭達が向かっていった北に向かって飛び立つのだった。
「うっそ…有咲…紗夜に勝っちゃったよ…」
「ジブンも正直これには驚きです…」
「勝てる可能性は十分だったとはいえ、流石ですね~」
有咲が紗夜を倒して飛び立っていくその光景に実況席にいたリサ達は驚かずにはいられなかった。
だが、その状況でも有咲の全力を知る美咲だけは平常心を保っていたのにリサは思わず食いついていた。
「ちょっと美咲!?なんでそんなに落ち着いてるの!?って言うかどうして有咲が紗夜に勝てたの!?」
「そうですね。最後の切り札で使ったゼウスシルエットがあったとは言ってもあそこまでやるとは思えませんね…」
「それに色々と訳が分からないんだけど!?ドラグーンとか!!」
「あ~良いリアクションですねリサさん。…じゃあ、少しだけ解説しましょうか…どこからにしましょうか?」
「じゃあ、紗夜の敗因は?」
「端的に言えば、”見せすぎた”って所ですかね」
「…?奥沢さん?どういうことですか…?」
リサのリアクションを見た美咲は紗夜と有咲が繰り広げた戦闘の簡単に解説し始めていく。
そして最初に要望があった紗夜の敗因についてから話始めていた。
「そうですね。最初に接敵した時にビームの効かない市ヶ谷さんに対してウェッブで攻撃をしましたが、これではダメですね」
「…?ですが、ビームが効かない市ヶ谷さんには有効だとは思いますが?」
美咲の話は有咲達が接敵した時まで遡って紗夜は最初にウェッブでの攻撃から入ったことにダメ出しをしたが、麻弥が言うようにビームが効かない有咲には有効な手段ではあるのは間違いないが、美咲はそのまま説明を続けていた。
「市ヶ谷さんだけが相手ならそれは間違いないです。でも、あの場面では美竹さんも八潮さんもいましたよね?あの時の紗夜先輩には市ヶ谷さんを無視して他2人を削りに行く択もありました」
「選択肢としてはそうですが、市ヶ谷さんへの攻撃はどうするんですか?」
「市ヶ谷さんに攻撃するなら近接武器はアカツキに通りますからムラマサとザンバーを使った近接戦でいいですね。それに本来のHGではウェッブの格納はオミットされてますから」
「なるほど、オミットされてる機能を見せたことで他の機能再現も疑われるという事ですね?」
「あ~…そっか。アタシもそれには覚えがあるなぁ~。初めて戦う人だと”変形するとは思わなかった”とか言われることもあるし」
美咲の解説にリサは一部思い当たる節があるのか納得したような声を挙げる。
流石と言うべきかリサの分かりやすいリアクションを受けながらも美咲はそのまま解説を続けていく。
「そうですね。リサさんの様に変形用のパーツ自作して変形させる変態がたまにいますが、本来ならオミットされてるはずの物を見せられた以上は他のものも再現されると予想出来ますよ。市ヶ谷さんは他の2人にもその可能性を伝えて、それを聞いた美竹さんもウェッブの攻撃食らってもすぐに対応してましたからね」
「そうですね。市ヶ谷さんの予想通りに差し替え再現のアンカーにダガー、オミットされたサーベル格納まで再現してました。ですが、ジブンとしては使うタイミングもこれ以上ないほどに最適だったと思います」
「確かにシーンごとで見れば使うタイミングは最適だったかもしれませんが、長期的には見ればどれかしらは隠すべきでしたね。
仮にどれか1つでも隠して市ヶ谷さんには無い物と誤認させられていれば、確実に紗夜先輩が勝ててましたよ」
「あ~…無いって思えば最後の有咲みたいに出来るってことだね~。それにしても美咲?一言多くない…?」
「それは失礼しました」
2人の戦闘に対しての軽口を混ぜながら軽い空気感を出しながら解説していた美咲。
その解説にリサがツッコミを入れるが美咲はそれを軽く受け流しながら話していくが、そんな中で麻弥が話を纏めにかかっていた。
「なるほど、確かに早い段階で武装を全て見せたせいで負けたというなら”見せすぎた”と言うのは納得ですね。
その点で言えば市ヶ谷さんはビットが落ちたように見せて土壇場で切り札的に使ったのはうまいと思いましたね」
「って、そうだ。有咲のドラグーンはどういうこと?ドラグーンをつけてた背中のバックパックはパージした後に紗夜に斬られてたのに」
「あたしはビットを使わないんで…大和さん、解説お願いできますか?」
ここで美咲はビットを使わないという理由で解説を麻弥に投げると、それを聞いた麻弥は意気揚々とビットについて解説をし始めた。
「はい!!ビット系の装備はガンプラバトルの仕様として機体本体が制御を行ってます。ですから、ビットが展開されている状態でビットをマウントしている部位を破壊しても機体本体が無事ならビットを制御することが可能なんですよ」
「それってビームを撃った後にライフルを壊しても弾が飛び続けてるって感じ?」
「はい。イメージとしてはリサさんので間違いありません。今回だとシラヌイのバックパックがライフルでドラグーンの端末がビームというイメージです。では奥沢さんに返しますね?」
「ありがとうございます。それと捕捉ですが、今の説明はビット展開時での話になりますので、ビット展開前に格納されている部分を破壊された場合はビット本体が無事でも反応しないので注意が必要ですね」
「へぇ~。知らなかった~」
「まぁ…リサさんの場合はビットは使わないです知らなくてもしょうがないですね」
「奥沢さん。ジブンがGXを組んだ時みたいにリサさんがエアマスターを組んだ時にはきっと―――」
「あの~…Gビットを完全再現するとなると同じ機体を13機用意した上でビット12機分の頭を用意しなきゃいけないってかなり修行じみてますからね?マグアナック隊再現よりましですけど」
「そうですね。それに本体とビットで塗装の色も―――」
「ちょいちょいストップストップ!!話がかなり脱線してるから!!」
「「すいません…」」
麻弥がビットの仕様についてを終えたものの、そこから話があらぬ方向に脱線し始めるが即座にリサがツッコんで軌道修正を行っていく。
そして、3人はバトルの方へと話を戻そうとするが、ツッコミのリサは今の状況で1つの懸念があった。
「その~…有咲をあのままにするのってやばくない…?紗夜を倒すって完全にバランスブレイカーだよ?」
「そうですね…飛べる機体は後3機だけですし…連絡が取れる千聖さんは今は地上戦用ですからね…」
「紗夜先輩のあれは完全な身内用のメタ読みで勝ってるだけですし、それに機体も市ヶ谷さんの体力もかなり消耗してますからね」
「それはそうかもしれませんが…」
「それに紗夜先輩が市ヶ谷さんを執拗に狙ってた以上、白鷺先輩が下手に動くとヤラセや不正を疑われますから。ほら、白鷺先輩はそれを察したのか市ヶ谷さんから逃げるように市街地方面に移動し始めましたよ」
「それはその通りかもしれませんが…奥沢さん、その言葉を使ってる時点でダメですよ…」
懸念はやはり有咲。
あの紗夜を倒して見せた彼女はこのイベントに残っているものでは誰も止めることは出来ず、空中からの攻撃で蹂躙されてしまうことを危惧していたが、消耗が激しい上に紗夜のやらかしがある以上はもう手出し出来ない。
そう語った美咲の言葉を選ばないその様子を見た麻弥は冷や汗を流しながらもその言葉に同意してしまうのだった。
「有咲が紗夜さんを…だったら次はあたしの番だね…」
「蘭ちゃん!!最後に勝つのは私だよ!!」
「へへっ!!アタシだって負けるつもりはないって!!」
「それは全員一緒でしょ?次回”勝利の夕日を浴びる者”」
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判明チーム
チーム羽沢珈琲店2Pt
つぐみ(バルバトスルプスレクス)・イヴ(ゴッドガンダム)・つくし(ジム・ストライカー)
チームドラマー2Pt
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チーム2年A組1Pt
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チームパレ町1Pt
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チーム月ノ森1Pt
透子(NT-C装備)・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)
チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
薫(ギャン)・りみ(サイコガンダム)・ひまり(ヒルドルブ)
チームmedley(寄せ集め)1Pt+3Pt
有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)・瑠唯(AGE3-ノーマル)
運営サイド
紗夜(クロスボーンガンダムX1フルクロス)・千聖(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説