BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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投稿です。

パスパレのガンダム数ですが、アンケの結果5体ともガンダムタイプということで…
ミーアザク・ジム砂くん。君たちは名前だけの登場になってもう種…

※注意
本話ではキャラがガンプラ制作について語っておりますが、本作品はガンプラ制作について意見を押し付けるような意図は全くないことをご了承ください
ガンプラは自由だからね!!



第7話-どす黒い感情の底で

 

「前回のあらすじ…ってこれは…ほぼ無自覚に相手のメンタル抉りに行ってるね…」

 

「無自覚で言っちゃまずい事言うのは香澄みてぇだな…」

 

「有咲!?私もそこまで酷くないよ!?」

 

「香澄…その発言だと、日菜さんを軽くdisってる様に聞こえるぞ?」

 

「えぇ~!?」

 

「あはは…やっぱり無自覚だったんだ…」

 

「さーやまで~!?」

 

「うっせぇ、とりあえず、話進めんぞ~…」

 

 

 


 

Roselia一同は事務所内のスタジオでいつものように練習をしていたのだが―――

 

「…止めてちょうだい」

 

突如として友希那から演奏を止めるよう指示が飛ぶと、楽器組はそれに従って演奏を止めたのを確認すると、彼女はある人物へと視線を向けていた。

 

 

 

「紗夜…あなた、やるk「紗夜さん。調子悪いの?」…あこ」

 

「いえ、特に体調が悪い訳ではないですが?」

 

「でも、なんか…ギターがいつもと違うような気が…」

 

 

「…宇田川さんの気のせいでは?特に問題ありませんが」

 

「いえ、私もあこと同じことを感じたわ」

 

「湊さんまで… 私は体調面に特に問題ありません」

 

「氷川さん…私も2人と同じです…。やっぱりどこか調子が…」

 

 

 

 

 

「問題ないって言ってるでしょ!!」

 

「「「…!?」」」

 

友希那が何かを言おうとしたが、それに被せるようにあこが紗夜を心配して声をかけるも彼女は否定する。

しかし、他のメンバーもあこと同じことを感じていたことを指摘された紗夜は声を荒げて叫んだことに3人は驚くと、スタジオ内の空気が悪くなっていくことをリサは感じとっていた。

 

 

 

 

「あー…ちょっと休憩しない?」

 

「…リサ、今日の練習はここまでよ。このまま続けても意味がないわ」

 

この空気の中でリサは咄嗟に休憩を提案するが、今の状態では意味がないと友希那によって却下されてしまったが、今の空気をなんとかいい方向へと変えなければいけないことを理解していた彼女はすぐに別の案を出していた。

 

 

 

 

 

 

「だったらさ!!気分転換もかねてさ!!イベントの為にこの前買ったプラモデル作らない?」

 

「…そうね。時間はあるとは言え、初めてだから早く作り終えたほうがいいわね…」

 

「紗夜さん!!作ったことあるなら色々教えてくださいよ!!」

 

練習ではなくイベントのために必要なプラモデルを作るという提案で、友希那が放っていた重い空気が多少はマシになったのだが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼します…!!」

 

「ちょっと紗夜!?」

 

プラモデルと言う言葉を聞いた紗夜はひったくる様に自身の荷物を掴むとそのままスタジオを飛び出してしまい、スタジオに残された面々の間には何とも言えない空気が流れだしていた。

 

「氷川さん…行っちゃいましたね…」

 

「それにしてもあれは…どういうことかしら…?」

 

「リサ姉?紗夜さんはなんで怒ってたの…?」

 

 

 

「アタシもに分かんないかな~」

 

突然の紗夜の変わり様に友希那達は不審がり、リサも何も分かってないような雰囲気で紗夜の事を考える仕草を見せるものの彼女はすぐに話を元に戻すことにした。

 

「ん~…とりあえず、紗夜はとりあえずそっとしておいて、こっちはこっちでやることやっとこ?」

 

「でしたら、うちでやりませんか?」

 

「なら、燐子の家に移動しましょうか。リサ、運転お願い」

 

「はーい」

 

一旦は紗夜の事は置いておくことにして、自分たちの初めてのプラモデル作りをすることにしたRoseliaの面々はスタジオを離れて燐子の家に向かうことにした。

 

一方、その頃Roseliaと同じようにパスパレの面々も事務所の1室を借りて、イベント用のガンプラを作り始めようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マヤさん。楽しそうですね!!」

 

「いや~。こういうの結構好きなんですよね~。事前に色々調べて練習で1つ組んできたのでばっちりです!!」

 

「麻弥ちゃん?でもこれって調べるほどのことなの?説明書見てぱぱっ~って組むだけでしょ?」

 

「確かに説明書を見て組みますが…」

 

「先にやっちゃうね~」

 

「まぁ、日菜さんならそうすると思ってました…」

 

そう言った日菜は麻弥の話を聞き流し流して日菜はガンプラの袋を開けてランナーからパーツを纏めて切り出した。

だが、麻弥はそんなことは既に想定済みで日菜の事は置いておいてそのまま話を始めていく。

 

「それで…麻弥ちゃん?最初はどうすればいいのかしら?説明書でも読むのかしら?」

 

「千聖さん。説明書は大切ですけれど、パーツのカットが最も大切ですね」

 

「マヤさん。それはどうすればいいんでしょうか?」

 

「えっとですね。"2度切り"と呼ばれる切り方が重要です」

 

 

 

 

「「「「"2度切り"?」」」」

 

「とりあえずですが、"2度切り"をしたのと、そうでないのを用意しました。同じパーツなので比べてみてください」

 

麻弥から出た専門用語に実際にパーツを切っていた日菜までもが手を止め、麻弥へと視線を向ける。

そんな中で麻弥は自身が作ったというパーツを取り出すと彼女達はそれを手に取って2つのパーツを見比べると素人でもハッキリと分かる差が出ていた。

 

 

 

「あっ!!麻弥ちゃんが言ったのをやってる方は白くなってる!!」

 

「アヤさん!!こちらも白くなってるのは同じですが、そちらよりも大分大きいですね!!」

 

「1つのパーツでこれだったら、完成した時は白い斑点だらけになってそうね…。麻弥ちゃん、どうしてかしら?」

 

「プラスチックと言う素材の性質上、一気に力を入れると白くなってしまうんですが"2度切り"でそれを最小限にしてるんですよ」

 

「へぇ~。でも、白いのなら分かりにくいから、今切ってる白いの終わった後の色ついてるのだけやろ~っと」

 

「じゃあ、やってみましょうか」

 

麻弥の説明を聞いた皆は千聖の言葉を合図にパーツカットを始めた。

しかし、合図を出した張本人である千聖は作業を開始する前に麻弥が渡したパーツを返すついでに彼女が気になってしまったことを小声で聞き始めていた。

 

 

 

 

 

 

「麻弥ちゃん。あのパーツって本番で使うって言ってたサバーニャの奴じゃ…」

 

「あれですか?あれは確かにそのパーツの一部ですが、本番用とは別のですから大丈夫ですよ…?」

 

「別のって…あなた、同じものを2個買ったの!?」

 

「いえ、撮影前の組み立て練習用と組み立て風景撮影用と本番用で3つですね。本番は今言ったの以外にも色々やる予定ですが…」

 

あろうことか、麻弥は全く同じガンプラを3つ用意しているという言葉に思わず目を丸くして驚いたが、それ以上に本番用はここで作る物以上の物を用意すると言った彼女の言葉を聞いた千聖は仕事に対する姿勢に負けたと思ってしまったが、ここで引き下がる彼女ではなかった。

 

 

 

 

「麻弥ちゃん。私もあなたと同じことをするわ」

 

「千聖さん!?でも、千聖さんの最終決戦仕様のハルートはあの店ではあれだけでしたよ!?」

 

「でも、探せば同じものが見つかるはずよ?スタッフさんにお願いして探してもらってもいいし…花音経由でこころちゃんの家の人に頼めば見つかるわよ…」

 

あろうことか千聖も麻弥と同じことをすると言い始め、そのために自身の人脈を総動員すると言い出した彼女の仕事に対する本気に麻弥も納得した表情を浮かべていた。

 

「そこまで言うなら手伝いますが…」

 

「だったら、私の家でいいわね?花音しかいないから大丈夫よ」

 

「…分かりました。後で話しましょう…」

 

「えぇ…」

 

 

 

 

「マヤさん!!出来ました!!頭が出来ました!!」

 

「早いですね。あれ?日菜さんは…?」

 

「日菜ちゃんは全部切ったら「疲れた~」って言ってどっか行っちゃったよ?」

 

「日菜ちゃん…」

 

「まぁまぁ、すぐに戻ってくると思いますから…」

 

「そうね…とりあえず、私も作らないとね…」

 

 

「あれ?残りの頭の部品どこ~!?」

 

「彩さん。危ないですから、一旦落ち着いて持ってるニッパーを置いてください」

 

 

 

 

そんな賑やかムードで進めていくパスパレだったが、そんな彼女達に少しだけ遅れて燐子の家でRoseliaもガンプラ制作に取り掛かっていた。

 

「とりあえず、頭と胴体は出来たけれど、大変ね…」

 

「確かにパーツが細かいから大変ですけど…」

 

あこと友希那が四苦八苦しながら組み立てを進めていた。

それはいいのだが――――

 

「「……」」

 

「リサ…?」

 

「りんりん…?」

 

「「何…?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「なんで作ったのをバラシて、黙ってやすりを使ってるの(かしら)?」」

 

四苦八苦して作っていた友希那達の横で、リサと燐子の2人は何もしゃべらずに切り取ったパーツをやすりをかけていた。

そんな2人の様子が気になってしまった友希那達は思わず2人に声をかけると、作業を止めることなくその疑問に答えていた。

 

 

 

「えっと…パーツを切ってけど、ゲート跡が気になっちゃって…」

 

「「ゲート…?」」

 

「ほら、外枠―――”ランナー”って言うらしいんだけど、それとパーツを繫げてる”ゲート”ってのを切った時に出来る跡を”ゲート跡”って言うらしいんだけど、アタシも燐子も気になっちゃってさ~」

 

「それで調べたんですが、やすりをかければ消せるって言うので…」

 

「あっ…!!そう言えばアタシ、このアンテナ?の先っぽが丸くなってるのも気になってさ~。先っぽ切っちゃおうかな~って」

 

「私も気になってて……ありました。改造と言うことで、今井さんが言ってたことがここに書いてありました…」

 

「んじゃ、やっちゃお~。友希那達もやる?」

 

 

 

 

 

 

「「止めておきます」」

 

初めてのガンプラ制作にも関わらず、衣装を担当している燐子と元々手先が器用なリサは普通に組むだけで満足できずにそのままちょっとした改造を始めてしまっていた。

 

そんな中でリサの誘いを思わず敬語で断ってしまった2人はその後も説明書とにらめっこしながら、ガンプラ作りを続けていくのだった。

 


 

「皆楽しそうね!!」

 

「こころ?紗夜先輩はそうは見えなかったけど…?」

 

「でも、みーくん!!あれはさーやが言ってた"ツンデレ"?って奴だよ!!」

 

「はぐみ?そもそも紗夜先輩はデレてないし…って言うかその言葉の意味わかってないでしょ?」

 

「そう言えば、にーちゃんが前に作ってたの見たよ!!」

 

「話を聞け~!!次回予告しなきゃでしょ!!」

 

「美咲、起こったらダメよ?」

 

「アンタらが話を脱線させるからでしょ!!次回予告ちゃんとやらないとダメでしょ!!」

 

「それもそうね!!次回!!"雨中"」

 

「ちょっとこころ!!次回のタイトルだけ言っても…ってもう時間が来た!?」

 

「「また見てね~」」





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