誰が生き残ったんですかねぇ?
ってことで、こころんの誕生日なのにこころん全く出てないですが投稿です
運営側の撃墜の報は最初の撃墜と同じように生き残っていた参加者メンバーにも通知されたが、それは激戦を繰り広げられている最中でも関係なく送られていた。
「くっ!!薫さんの分まで…どついたる!!」
「さっきからしつこいのよ!!」
「てぇえええい!!」
りみとそよの2人が市街地で巨大MSでの格闘戦と言う通常ではあるまじきバトルが繰り広げる最中、
その隙を縫うようにあこがそよへと切りかかろうとしたそのタイミングで彼女達の耳にシステム全体を揺らすほどの凄まじい轟音が響き渡った。
「っ!?何?」
「よそ見すんなやっ…!!」
「煩い…!!」
「通信…!?あこ、紗夜さんが倒されたんだって!?」
「嘘っ!?さよさんが倒された!?って、運営ってさよさんだったの!?おねーちゃん!?つぐちん!?」
「有咲さん…」
「うっそー!?」
その轟音とともに通信が入り、あこは明日香から運営として参加していた紗夜が撃墜されたという内容を聞いてしまった。
少なくともあことしては紗夜を倒せる可能性があるのは、自身の姉である巴やその友人であるつぐみや蘭だと思っていた。
しかし、実際に紗夜を倒したのはその誰でもなく有咲だという事を聞いたあこは驚きのあまり動きが硬くなってしまったが、接近戦を仕掛けようとしたそのタイミングでそれは致命傷だった。
「邪魔!!」
「腕が!?うわっ!?」
そよは両腕で向かって来ていたあこを捕まえようとしていた。
通常の状態のあこなら避けきれる程度の動きしかしていないが、鈍くなったあこはそれに反応することが出来ず、両腕があこの左右から迫るとそのまま両腕に叩き潰されてしまい両腕が曲がってはいけない方向へと曲がって完全に使い物にならなくなってしまっていた。
「腕が…」
「死んじゃえ!!」
「うわぁああああ!?」
両腕が潰されたあこ。
そんなあこを両手で挟んでいたそよは完全に戦闘力を失ったあこを放り投げるとそのまま指先のビームガンで彼女を焼き払っていた。
「あこっ!!…嘘でしょ!?」
「いてこますぞ…!!」
「東京にいるなら…標準語で話しなさいよ!!」
最初は4人いたのにも拘らず、半分に減らされたという事実に焦る明日香だったが、そんな彼女を他所に巨体の2人は再びボコボコと殴り合いを始めていた。
そんな巨大戦が繰り広げられていた一方、Afterglowの3人は最初に戦っていた場所で戦闘を継続していた。
「あははっ!!楽しいね!!」
「つぐの奴、おおはしゃぎだな…」
「だね…」
テンションの高いつぐみに対して蘭と巴は軽口を叩いていた、言葉は非常に軽い雰囲気を出していたが戦闘自体は言葉とは正反対でこのバトルの中で1,2を争うほどに過激な戦いが繰り広げられていた。
「くっ…ライフルが弾切れか…」
「巴ちゃん!!残念だったね!!」
「レンチが壊れただけか…これで止まんないのは分かって―――」
「巴、足が止まってるよ…」
「うおっ!?蘭!?このタイミングでバズはないだろ!?」
「外した…っ!!でも、まだ最後の1発が…って、このタイミングでテイルブレード出してくる!?」
「油断大敵だよ!!」
「このっ!!」
この一瞬のうちに突撃していたつぐみを巴が足を止めてライフルで牽制すると共にレンチメイスを破壊し、足を止めた巴を蘭がジャイアント・バズで狙い打ち、バズの砲身にテイルブレードが突き刺ると同時にバズを投棄すると即座にサーベルに持ち替えてブレードと繋がっているワイヤーを両断した。
目まぐるしく攻防が入れ替えて戦い続けていた彼女達だったが、巴と蘭の思惑が一致して2人でつぐみから距離をとってからサーベルとブレードを持って構えたが、完全に状況はつぐみへと傾きだしていた。
「大型メイスしか武器残ってないけど…充分!!」
「残ってるのはサーベルとショットガンと右腰部のシュツルム・ファウストが1発…」
「奪った打刀も折れたし、つぐのメイスの火力はヤバい…真正面から打ち合えねぇ…。何だ?」
「蘭ちゃんはショットガンがまだ残ってるし…メイスの射程の外から撃たれる…。あれ?」
「巴は射撃以外の攻撃は全部残ってるか…手数が多いな…ん?」
巴は射撃武装の弾が尽き、蘭の方も射撃武装も弾切れ寸前で、つぐみの武装の残りは超大型メイスみ。
しかし、それぞれが
「嘘でしょ…」
「へぇ、運営機体が撃墜…って、え!?紗夜さん!?紗夜さんが出てたの!?」
「それに倒したのが…有咲!?マジかよ!?」
「蘭ちゃん!!紗夜さん何に乗ってたの!?」
「フルクロス。後もう1人の運営は白鷺さんでケルベロス・バクゥ・ハウンドだったよ」
「マジか…アタシが言うのも変だけど、よく勝てたな…」
「あたしも驚いてる…」
紗夜の撃墜されたことを通信で確認するが、チームメイトである蘭が一番驚きを隠せていなかったが、
それ以上に目的を達成した上で最高の仕事をこなした2人に対して蘭は対抗心を燃やしていた。
「有咲も瑠唯もここまでやったんだから、あたしだけこのまま終わる訳には行かない…!!」
「蘭…!!こっちもますきと花音さんが撃墜してるから、アタシだってこのままじゃ終われない!!」
「私達のチームは私以外やられちゃったから、私が頑張んないと!!」
蘭の言葉に触発されて、他の2人も一気に闘争心を剥き出しにして獲物を構え直した3人は全く同じことを考えていた。
「「「これで決める!!」」」
その言葉と共に真っ先につぐみが蘭の元へ向かって突撃しながらメイスを振り下ろすが、それを見た蘭はメイスの先端を避けるためにあえてつぐみに接近して左手のサーベルで斬り上げようとしたがつぐみが即座に反応してみせた。
「へへっ…蘭ちゃん!!流石だね!!」
「くっ!!」
「蘭、貰った!!」
つぐみはメイスの柄でサーベルを受け止めると2人はその場で足を止めてしまったタイミングで巴が蘭の左からライフルの銃剣を突き立てながら突撃してきていた。
流石の蘭もつぐみを抑えている状況で巴の攻撃を回避することは不可能なことを巴は理解してわざとワンテンポ遅らせたこのタイミングで突っ込んできた。
普段だったらこれで落とされていたかもしれないが、チームの2人に感化された蘭は巴の想像を上回った。
「させない…!!」
「…ショットガン!!ぐわぁあああ!?」
「背面撃ち!?ショットガンで!?」
「ガンプラだからね…!!」
「くっ…!!」
「まだっ!!」
蘭は自身の右手を腰部にマウントしたショットガンへと手を回すと、背中に腕を回したままの状態で巴を撃ってライフルを構えていた左手が手首から吹き飛ばされる。
つぐみもショットガンを背面撃ちで使用したことに驚いていたが、それによってサーベルを抑えていた力が弱まってしまい、そのままメイス諸共身体を後ろに仰け反ると蘭はそのままつぐみへと切りかかっていく。
「このまま…速度で…!!」
「蘭っ!!」
「巴!!」
「右のブレード止めても手首のブレードは生きてんだよっ!!」
「くっ!!頭が潰れた…っ!!でも!!」
「これなら2人纏めて!!」
「させない…!!」
「させるかよ!!」
速度で攻め立てようとした蘭だったが、左手を吹き飛ばされた巴がブレード片手に斬りかかると蘭はそれを受け止めたが、すぐさま巴は左手首に装備されていたブレードを展開して蘭の頭部へと振り下ろして蘭と頭部の左半分を叩き潰すと蘭は両手にサーベルを構えて高速で切り結ぶ。
しかい、そんな2人の戦いに最中につぐみが2人纏めてメイスで叩きつぶそうと振り降ろすもが、つぐみのメイスに対して巴と蘭は即座にふたりがかりでメイスを獲物で受け止めた。
「「重いっ!!」」
「潰れちゃえ!!」
しかし、その圧倒的な質量の前ではふたりがかりで抑えても徐々に圧され始めていたのを把握した蘭は即座に動きを変えた。
「巴、任せた」
「ちょ!!蘭!?」
あろうことか2人で圧されていた状況で蘭はサーベルのビームを消して即座にメイスの間合いから離れていく。
2人で圧されていた状態だったにも関わらず1人で残された巴はそのまま質量に負けそうになったが、つぐみは先端部の湾曲している巴のブレードをメイスの柄に引っ掻けてそのまま上に持ち上げて巴の体勢を大きく崩してみせた。
「しまった!?」
「貰ったよ!!」
「やっぱり大振りで決めに来たね!!」
「蘭ちゃん!?」
つぐみは大きくメイスを振り上げていたが、大きく体勢が崩された今の巴にはメイスを止めるのは間に合わず撃墜を覚悟した。
しかし、巴は撃墜されることはなく大振りしていたつぐみに対して離脱した蘭が一気に距離を詰めていた。
「蘭!?アタシを囮にしたな!?」
「はぁあああ!!」
「くっ…!!間に合わない!!なら…!!」
蘭は両手のサーベルを構えて十字を描くように振り抜いたのを見たつぐみは蘭を止められないと即座に判断し、彼女は最後の獲物であるメイスを自分の意志で手放して大きく後ろに下がると、メイスはメイスの先端と柄の接合部が真っ二つに切り裂かれてメイスの先端は宙を舞う。
このタイミングでつぐみは全ての得物を失ったが、それでもつぐみにはまだ武器は残されていた。
「まだ爪がある…っ!!」
「来るか!!」
つぐみは素手のまま2人に向かって突撃していく。
普通に考えたらMFでもない機体が素手で飛び込むのは自殺行為だが、つぐみのルプスレクスの両手はMAの関節を容易に破壊できるほどの破壊力を秘めた凶器そのものだった。
「早っ!?」
「やぁああああ!!」
「サーベル弾くの!?でもっ!!」
「このままっ!!」
「ちぃっ!!」
「そいやっ!!」
「巴ちゃん!!うっ…片腕が持ってかれた…!!」
メイスを失ったつぐみだったが、重量級の武器を振り回していたその腕から超高速の貫手が繰り出される。
蘭はその腕の軌道上に右手のサーベルを置くがつぐみの貫手は置いたサーベルを弾き返してみせたがつぐみは勢いのままに蘭の胸を貫こうと腕を伸ばす。
だが、つぐみの攻撃は蘭は咄嗟に身体を捻ることで胸への攻撃は回避したが、避け切れずに蘭は左腕を肩の付け根から破壊されてしまうが、体勢を立て直した巴がつぐみの右腕を肘から切り落としたが、つぐみはこれで終わらない。
「巴ちゃん!!」
「うわっ!?」
「これで―――なっ!?飛んだ!?はぁ!?」
つぐみを一気に攻め落とそうとした巴だったが、突如としてつぐみは蘭を足場代わりに蹴って大きく飛び上がる。
足場代わりにされた蘭は蹴り飛ばされたように地面に倒れるが、巴にはつぐみの行動の意味が分からない目でつぐみを追いかけるが、そこには信じられない光景が飛び込んできた。
「…えーい!!」
「メイスの先た―――ぐゎあああああ!?」
つぐみがジャンプしたその場所には先ほど蘭が切り飛ばしたメイスの先端が落ちてきており、ジャンプした彼女はそれを自身の腕をしならせてバレーのスパイクの様に引っ叩く。
その予想外の動きに巴は少しだけ反応が遅れ、咄嗟に腕に持ったブレードを前に突き出すが、圧倒的質量に重力の落下が加わった事でブレードが耐え切れず、保持していた腕が砕けて地面に倒れる。
その状況でつぐみは地面に着地すると巴の事を確認することなくそのまま立ち上がっていた蘭へと突撃していく。
しかし、蘭は完全に追い込まれていた。
「サーベルが…っ!!」
蘭はつぐみに蹴られた際の衝撃で残っていたサーベルを取り零してしまっていた。
そんな状況の蘭へとつぐみは真っすぐ向かって来ていたが、今の蘭につぐみの攻撃を止める手段はないが、このままでは終われない意地が彼女を突き動かしていた。
「私の勝ちだよ…!!」
「負けられない…!!」
「っ!?頭!!」
「これでっ!!」
「なっ!?拳!?」
自身の胸へと迫ってくるつぐみの貫手。
蘭はそれが胸に突き刺さる前に機体を屈めることで胸から頭部へ攻撃をズラすとそのまま蘭は右腕の拳を固めてそれをつぐみの胴へと叩きつけると、蘭の拳が砕け散ったが剥き出しになっていたガンダムフレームにヒビが入るのを蘭は見逃さなかった。
「―――!!」
「えぇ!?ここでファウス―――!!」」
蘭はヒビが入ったのを見ると反射的にそこに向かって最後に残っていたシュツルム・ファウストをひびが入ったガンダムフレームへと叩き込むと、自身を巻き込みながら爆発を起こして自身の画面は爆風に覆われて完全に視界が塞がれる。
爆発に巻き込まれたことで限界だった蘭の機体は右膝が弾け飛んで地面に倒れこむのを感じると、真っ赤に染まったコンソールの画面が徐々に元の視界へと戻っていく。
自身は両手と片足を失ってもう動きが取れず、これで倒れてなければ負けという状態になった彼女の視線の先には――――
「えへへ…最後のは驚いちゃった…」
「つぐみ…」
「ダルマになっちゃった」
「あたしも動けないや」
爆発によって残っていた腕と腰から下が見事に消し飛んだ状態のつぐみが蘭の横に倒れこんでいた。
撃墜判定こそないものの2人は完全にダブルノックアウトで戦闘不能になってしまい、後はつぐみの攻撃を受けた巴次第で勝者が決まる。
そんな中で蘭とつぐみは巴がいる方向へと視線を向けると――――
「いってぇ…」
「巴…まだ立ってるんだ…」
「負けちゃったけど、なんかすっきりした」
「あたしも」
右腕と左手が粉砕されたにも関わらず、巴はこの戦場に最後まで立っており、左手首のブレードという最後の武器が残っている。
蘭とつぐみは巴のその姿を見て、負けを察したが驚くほどに悔しさは感じていなかった。
そんなことを話していた2人の方へと巴はゆっくりと歩き出し、ブレードが届く距離まで近づくと――――
「はぁ…疲れた…」
「えっ…?」
「いや~…左腕なんだけどさ、もう動かないんだよ。今、腕上げただけで…ほら、落ちた」
「どういうこと?」
「って、巴ちゃん?何で機体を寝かせてるの…?」
巴は腕を持ち上げようとした瞬間、肘から先が脱落して地面へと落ちる。
武装を全て失って戦闘が出来なくなった巴は蘭達と同じように機体を地面へと寝かせると、疲れた様子で話しかけていた。
「ほら、蘭のショットガンで左手を吹き飛ばされたけど、その時点でかなりダメージが深刻だったのをつぐみのメイスを抑えた時に限界になっちまってさ。それとつぐみがメイスの先を叩きつけてきたときに腕を一緒に両膝も限界でさ」
「そうなんだ…」
巴も最後の最後まで立っていたものの、完全に機体が戦闘不能になっていた。
それが分かると蘭達は納得したような表情を浮かべると今回のバトルの感想を話始めていた。
「それにしても、イベント楽しかったな」
「だね。でも、しばらくは3人ではいいかな…」
「蘭ちゃんの言う通りだね…楽しいけど、すっごい疲れる…」
「あはは…それはそうだな…」
「今度は3人でチーム組めたら良いね!!」
「機会があれば…って、あれ?南側からなにか来てる…」
「あれは…アカツキか?」
「有咲だ…」
完全に体力が限界を迎えていた3人だったが、彼女達はもはや動くことすらままならないがそんなことを気にする以上に満足いくバトルだったと語り始める。
そして、機会があれば今度はこの3人でチームを組もうと約束を交わしたタイミングで彼女達の南側から有咲が向かってきたのだった。
「いや~!!青春っすね~!!」
「いや~!!青春だね~!!」
「いや~!!青春ですね~!!」
「ちょっと3人共!?3人共まだ大学生と高校生で青春真っ盛りでしょ!?」
「まりなさん。何言ってるんですか?あたしはこころに振り回されてるから、普通に比べたらぶっ飛んだ青春で、あんな青臭いものじゃないですよ」
「ふへへ…ジブンも部活とパスパレが青春って言われたらそうですが、あんな青臭い感じではなかったので…」
「アタシはバイトに部活にRoseliaがそうだけど、あんな青い感じじゃないですからね~」
「私、どう答えればいいか分かんないよ…」
「まぁまぁ、まりなさん。それはそうとしてそろそろバトルも大詰めですよ!!」
「どんな結末になるんだか…」
「ここからどんなどんでん返しがあるのかな~」
「いや…ある程度は絞られてますけどね…」
「次回、"舞い上がる翼"!!」
誤字報告・評価感想をお願いします。
判明チーム
チーム羽沢珈琲店2Pt
つぐみ(バルバトスルプスレクス・大破)・イヴ(ゴッドガンダム)・つくし(ジム・ストライカー)
チームドラマー2Pt
ますき(エクシアリペアⅡ)・巴(辟邪・大破)・花音(スローネドライ)
チーム2年A組1Pt
あこ(デスヘル)・ロック(マドロック) ・明日香(デスティニー)
チームパレ町1Pt
パレオ(SDゼロカスタム)・七深(ハシュマル)・燐子(エアリアル)
チーム月ノ森2Pt
透子(NT-C装備)・ましろ(ターンエー)・そよ(デストロイ・小破)
チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
薫(ギャン)・りみ(サイコガンダム)・ひまり(ヒルドルブ)
チームmedley(寄せ集め)1Pt+3Pt
有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア・大破)・瑠唯(AGE3-ノーマル)
運営サイド
紗夜(クロスボーンガンダムX1フルクロス)・千聖(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説