BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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お疲れ様でしたということで投稿です。
今回で第2章RiNGバトルイベント篇()が終了になります。
次回の長編は…ネタはありますが構成を考え中です…


第33話-みんながいたから

システムがバトルの終わりを告げ、少し遅れてシステムが停止して目の前のコンソールが消えていく。

 

最後まで戦場で生き残った有咲だったが、会場に設置されていたモニターに表示されていた優勝チームを確認して思わず声が漏れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーあ…最後に滅茶苦茶したけど 届かなかったな…」

 

有咲が見たその画面には表示されていたのは最後まで生き残った自分たちのチームではなく、別のチーム―――チーム”月ノ森”と表示されていた。

 

「シロ!!ほら!!あれ!!あたし達優勝じゃん!!」

 

「桐ヶ谷先輩は最初に倒されただけで、何もしてないですよね?」

 

「ちょっと!?」

 

「えっと…その…そよちゃんの言う通りだよね…」

 

「シロまで!?」

 

 

 

「あの後からアドレナリンが出まくって気にならなかったけど、頭痛くなってきたな…」

 

優勝となった月ノ森のメンバーは文字通り何もしていない透子が一番喜んでいたが、他の2人からは冷たい視線を浴びせられるという悲しい空気を作っていた。

そんな透子達を他所に有咲はバトル中に感じていた頭痛がぶり返してきてしまい、咄嗟に自身の口元を手で隠すと蘭と瑠唯が有咲の元へと歩み寄ってきた。

 

「ん…2人とも、お疲れさん」

 

「有咲、お疲れ」

 

「お疲れ様です。それと市ヶ谷さん、どうして口元を抑えているんですか?」

 

「気にしないでくれ…」

 

「とりあえずはみんな目的達成出来たね…」

 

「まぁ、最後まで残ったのに優勝は逃したけどな…」

 

有咲達3人も集まって各々の目的を達成した事を労い合っていたが、1つだけ疑問が残っていた。

 

「でも、何で桐ヶ谷さん達の優勝なのでしょうか?点数としては運営機体の撃破ボーナスと生存点のボーナスを含めたら一緒のはずですが?」

 

有咲達のチームの最終的な得点は優勝したチームと同点だが、優勝はこちらではないことが疑問だったのか若干不満そうな表情をしていたが、ちゃんとこの結果には理由があった。

 

「チームで同点の場合はその中で倒して相手の数が多い方がいた方の勝ちってルールがあったんだよ」

 

「あぁ、多分ましろだよ。月光蝶で暴走してたからあたし達3人と…燐子さん達辺りをそれで巻き込んで落としたんじゃない?」

 

「しくったな…あの時に燐子先輩達をしっかり倒してれば…って今更言っても仕方ねぇか…」

 

「なるほど…でも、私達の目的は優勝ではなかったですから」

 

「そうだね。目的は達成したし、それでいいでしょ」

 

「ありがと…」

 

自身が優勝を逃した原因だと有咲は自責の念に駆られるが、他の2人ともその事をほとんど気にしていない様子に有咲は安堵したが、彼女の災難はこれだけでは終わらなかった。

 

 

 

 

 

「市ヶ谷さん…!!」

 

「っう…紗夜先輩…」

 

「もう一度バトルをしてください。今度は1vs1で」

 

「「はぁ…?」」

 

バトルが終わった直後で運営側として参加していた紗夜が有咲の元へとやってきて、早々に有咲へと宣戦布告。

そんな紗夜に有咲の横にいた蘭と瑠唯からは思わず声が漏れてしまうが、紗夜はそんな2人を気にすることなく有咲を見つめるが、そんな彼女から返ってきたのは――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいません。無理です」

 

「そうですか。なら今から―――えっ?」

 

有咲から返ってきたのは”無理”と言う否定の言葉、当然だが紗夜はその言葉を素直に納得出来る訳もなく、彼女を問い質し始めていた。

 

「どうしてですか!?ダメージレベルはAでしたが、市ヶ谷さんの機体は武装以外はダメージがない筈です!!」

 

「いや、バックパック類の破損が致命的ですし、装甲もかなり損傷してますからね」

 

「ですが…!!」

 

「それに私自身も限界―――ちっ…もう無理だな」

 

「何を言って―――っ!?」

 

詰め寄られた有咲は紗夜の問いを受け流そうとした所で彼女の身体は限界を迎えてしまい、異変はすぐに見破られた。

 

 

「市ヶ谷さん…それは…!?」

 

「血…ですよね…かなりの量ですが…」

 

「頭を使いすぎて血が昇ったせいだな…」

 

「有咲!!どうでもいいから!!とりあえず、ハンカチで抑えて!!」

 

口元を抑えていた有咲の手の隙間から夥しい量の血が噴き出し始めて、なんとかそれを対処しようと蘭が持っていたハンカチを差し出し、有咲はそれに手を伸ばそうとしたが―――

 

 

「やばっ―――」

 

「有咲!!」

「「市ヶ谷さん!!」」

 

有咲達のやり取りとその光景を見てしまった会場は全体の空気が凍り付き始めてしまうが、蘭の手を取ろうとした有咲はタイミングで力なく床へと倒れこみ始めて、思わず近くにいた3人が声を挙げるが、彼女は地面に倒れることは無かった。

 

 

 

 

「全く、こんな無茶して…こうなるのはあたしとバトルした時に分かってたでしょ?」

 

「美咲…!!」

 

「みんな、おつかれ~」

 

驚いた3人の間から美咲が現れると有咲が地面に倒れる直前でその身体を支えると、身体を支えたまま器用に有咲への対応していたが、美咲が言ったある言葉を蘭は聞き逃さなかった。

 

「美咲、”分かってた”ってどういうこと?」

 

「あぁ…それね。解説中に話したんだけど…あたし、前に市ヶ谷さんに負けたんだよね」

 

「「「はぁ!?」」」

 

「驚くんだ…まぁ、いっか。んで、2時間バトルを続けた時の勝ち方が"あたしの行動の全てを予測して対策する"って思考のゴリ押しでね。それで勝負が決まった直後に市ヶ谷さんがこうなったのを見てたんだよ」

 

「「2時間…」」

 

「って言っても、意識飛ぶほど酷くは無かったけどね」

 

「…おかしくないですか?イベントバトルは制限時間の1時間以内に終わりましたし、市ヶ谷さんが実際にバトルをしていたのは制限時間よりも短い時間ですが?」

 

美咲はどうして有咲がこうなることが分かっていた理由を語り、バトルを知っている蘭と紗夜は普通では考えられないバトルの時間を聞いて引いていたが、バトルについての知識があまりない瑠唯は2人のバトルの時間と今回のイベントの時間の差が気になっていた。

だが、それは極めて単純な理由だった。

 

「それは機体の差だよ。あたしが使ってたベアッガイから市ヶ谷さんのアカツキへの有効打はサーベル2本だけだけど、紗夜先輩のフルクロスは…4倍、いや、バルカンとかも含めると有効打は大体5倍かな?

まぁ、それら全ての攻撃パターンを予測してたんだろうね。その上でバトルロワイヤルだから外野からの攻撃も考慮したパターンも考えると…」

 

「ちょっと待って!!そんな途方もない数の予想なんて人間に出来る訳が…!!」

 

「普通じゃ、出来ないと思うけど。紗夜先輩は分かりますよね?」

 

「…えぇ、私との近接戦闘で殆どの攻撃はサーベルで受け止められていましたし、崖崩しに至っては崩落している崖下の安全地帯を予測した上に、崖の上に落としたサーベルが落下してくる場所まで予測していました」

 

「そんなの…!?予測ってレベルじゃない!!」

 

「美竹さん、信じられないけどこれが事実なんだよ。

市ヶ谷さんは紗夜先輩とのバトル中未来予知と見紛うレベルの予測を繰り返して頭を酷使した結果でこうなってるんだよ。

少し休めば大丈夫だけどね」

 

「なるほど…そうなっているのが分かっていたから市ヶ谷さんは無理だと言ったんですね…」

 

蘭は美咲の話が信じられないが、実際にバトルをしていた紗夜が美咲を肯定していたことで完全に言葉を失ってしまい、事情を把握した紗夜ですら暗い空気に包まれるが、美咲はこの状況で空気を読まない発言を始めていた。

 

 

 

「あ~…実はね。あたしも市ヶ谷さん程じゃないけど、精度の良い予測が出来るんだよ」

 

「はぁ?美咲アンタ何言って…」

 

「今、倒れた市ヶ谷さんの事をポピパの面々が心配してるけど、牛込さんは上原さんと薫さんが抑えてるでしょ?」

 

「それは見れば分かりますが…」

 

「花園さんは一緒に見に来たレイヤさんが止めてくれるけど…もうすぐ他の2人がバイトの後輩を振り切って市ヶ谷さんに詰め掛けて来るよ」

 

「「有咲~!!」」

 

「2人とも、心配なのは分かりますけど、今は仕事に戻ってください!!」

 

 

 

 

「ヤバっ!!瑠唯!!止めるよ!!」

 

「分かりました」

 

「手が空いてる人は2人を止めるの手伝って!!」

 

美咲の言った通り、この空気をぶち壊しながらスタッフとして働いていた香澄と沙綾が2人を止めようとしていた立希を引き摺りながら会場へと乱入するが、蘭や瑠唯を中心として他の参加者が一丸となって暴走している2人を止めに入ることで完全に暗くなった空気は完全にどこかに消し飛んでいた。

 

その光景に美咲の横に立っていた紗夜は満足気な表情を表情を浮かべていた。

 

「…これで暗かった空気もなんとかなりましたね。市ヶ谷さんへのバトルは後ほど…」

 

「あ~…紗夜先輩。多分それは無理です」

 

「はい?」

 

「あたしの予測では紗夜先輩は今日はこれ以上バトル出来ないほどに絞られるので」

 

「何を言って…?」

 

緩んだ空気を前に1人で終わった気になっていた紗夜へと、美咲は不吉なことを言い放つ。

しかし、紗夜は何を言っているのか分からないと言った表情で首を傾げたが、その言葉の意味を彼女はすぐに知ることになった。

 

「紗夜~!!」

 

「今井さん?怒っているように見えますが…?」

 

「怒ってるよう…じゃなくて怒ってるんだよ!!何好き勝手暴れてるの!!」

 

「えっ…?今井さん?白鷺さんも何で腕を掴んで…!?」

 

「紗夜ちゃん?私だってイベントだから自重したのに…あそこまで好き勝手されたら怒りたくもなるわよ」

 

「白鷺さん!?大和さん!!見てないで助けてください!!」

 

怒り心頭と言った様子のリサが目の前へとやってきて紗夜の腕を掴み、バトルに参加していた千聖も怒りの笑みを浮かべながらリサが掴んでいない反対の腕を掴まれてようやく紗夜は美咲が言っていた言葉の意味を理解すると即座にリサと一緒に解説をしていた麻弥に助けを求めたが――――

 

「あ~…ジブンも今回の紗夜さんには思う所があるので…」

 

「そんな!!」

 

「これから楽しいお説教だよ?」

「これから楽しいお説教ね?」

 

「ちょっと2人とも放して…!!ってどこにそんな力があるんですか!!」

 

 

 

 

「あ~…もうめちゃくちゃですよ…」

 

「そうですね…って、これ配信に乗ってますよ!?」

 

「やばっ!?大和さん!!とりあえず締めましょう!!」

 

 

 

「はい!!本日はご視聴!!ありがとうございましたーーー!!」

 

あっさりと麻弥に見放されてしまい、紗夜はリサと千聖に引き摺られるようにして会場から姿を消し、完全にグダグダの空気に包まれてようやくイベントは終わりを迎えることに成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、イベントを終えてから数日後―――――

 

「イベントの打ち上げ自体は前にやったけど、今回は蘭ちゃんと瑠唯ちゃんと私と3人だけの打ち上げってことで…乾杯」

 

「「「乾杯」」」

 

 

 

「香澄、働け」

 

「戸山先輩、働いてください。私この後バンド練習なんですから」

 

完全に復活した有咲達のチームはRiNGのカフェでささやかな打ち上げを行っていた。

何故かバイト中の香澄が乾杯の音頭に混ざっていたが、同じくバイトに入っていた立希と有咲からツッコまれると、いそいそと仕事へと戻っていく姿に呆れながらも3人のイベントを振り返っていた。

 

「優勝は逃したけど、MVPとかまで決めて報酬があるとは思わなかったな…」

 

「それがカフェでやる打ち上げの会計が1回タダって大盤振舞だからね」

 

「そうですね。…すいません。白玉ぜんざいのおかわりください」

 

あの時のイベントは優勝チームにはスタジオの割引券やカフェで使える商品券が景品として用意されていたが、それ以外にも運営が勝手に決めたMVPと言う枠にめでたく有咲が収まってこうして集まっていたがこの賞には完全に裏があったのだ。

 

 

 

 

「会計がタダって言うか紗夜先輩に今日の分の請求書が回るだけなんだけどな…」

 

「明らかに有咲に対する迷惑料だよね?」

 

「ですが、それに市ヶ谷さんが選ばれたからこうしているわけですが…」

 

「最後の方は滅茶苦茶したと思ったんだけど…良かったのか?」

 

「いいんじゃない?あのラストの廃墟に降りるシーンとか絵になってたし」

 

「そうですね。あのシーンは倉田さんが絶賛していました。…すいません。白玉ぜんざいのおかわりください」

 

3人が話しているように今回のイベントではMVPなんて枠は最初は存在すらしていなかったのだが、紗夜が滅茶苦茶をして有咲に多大なる迷惑をかけたことへの詫びとして急遽用意された賞の景品であり、それは同時に滅茶苦茶した紗夜に対してバトルに参加していた千聖やリサを始めとするガンプラを知る実況解説組によって決められた彼女に対する罰でもあったのだ。

 

 

だが、紗夜が迷惑をかけていたのは有咲だけでは収まらなかった。

 

 

 

 

 

「しかも、紗夜先輩を倒した配信の切り抜きが無断転載されまくったせいで、バンドリの時にMVあげたポピパのアカウントとか、RiNGとかCiRCLEとかだけじゃなくてRoseliaの事務所とかパスパレの事務所経由で私にバトルを申し込んでくる連中が出てきて困ってんだよな…」

 

「うわっ…」

 

「それ、どうしてるんですか?」

 

「ポピパのアカウントも含めてパスパレ以外は普通に断ってる。Roseliaの所に至っては私絡みの連絡は営業妨害で訴訟するとまで言い始めたらしい。

とは言ってもこの件は紗夜先輩も被害者だからな…」

 

あろうことかイベントでのバトルが無断で転載された結果、事務所はライブハウスにまで被害が及ぶという大惨事を巻き起こしていた。

しかし、これに関してはイベント参加自体は事務所も了承しており、紗夜も被害者側なので何もお咎めはなかった事は不幸中の幸いだったが、パスパレの事務所だけは他の策と違うらしい。

 

「パスパレはどうしてるの?」

 

「番組なりイベントなりで千聖先輩と麻弥先輩のどっちかとバトルさせて、2人とのバトルの勝率7割いったら仲介するって言ってるらしい」

 

「それ、有咲はOKだしたの?」

 

「出してないけどこっちは超腹黒いぞ?」

 

「どういう事ですか?」

 

「2人とバトルするためには番組なりに呼ぶ必要があるけど、アイドルとしての仕事だから出演料を滅茶苦茶吹っ掛けて来る。

そんで、私とバトルする条件を満たすためにそれを何回もやるってことは出演料だけでもとんでもない額になるし上に、条件を満たしてもあくまで仲介するだけだから、私がOK出さなきゃそもそもがご破算って訳」

 

「それ詐欺じゃない?」

 

「言葉上は嘘は付いてないし、あっちの事務所が勝手に言ってるだけだからな」

 

「芸能界の闇を感じますね…」

 

「この話はここまでにしよう」

 

パスパレの事務所は芸能界と言う舞台を相手にしているという事もあってか、有咲とのバトルの仲介をするということを餌に仕事と出演料をもぎ取るというとてつもなく腹黒い策を実行していた。

それに対して芸能界の闇を感じていた3人はここで話を終わらせると他の2人の事へと話を逸らしていた。

 

「あたしのほうはイベント終わった後はいつも通り…いや、モカだけイベントに出てなくてちょっとだけ拗ねてたくらいかな?」

 

「平和的ですね。すいません。白玉ぜんざいのおかわり」

 

「そうだね。それで瑠唯はどうなの?」

 

「私達は特に今までと変わりは…いえ、ありましたが、とてつもなく些細な問題ですね」

 

「何それ?気になるんだけど」

 

話を振られた蘭は少しだけ問題があったが概ねいつも通りに戻ったらしいのだが、一方で瑠唯の方はちょっとだけ問題が発生していたらしい。

 

 

「1つは桐ヶ谷さんと一緒に出てた後輩の長崎さんなんですが、あのイベントでの映像でイメージが変わったって言われることが多かったらしいですね」

 

「あぁ…あれは…うん…」

 

「大人しそうな空気出してかなり弾けてたね。それどうなったの?」

 

「大和さんに相談したら、アニメ作品内であの機体を使うのは精神的に不調な人間が多いとのことでロールプレイをしていたという設定にしたら、あの豹変ぶりを見た演劇部にしつこくスカウトされるらしくて…」

 

「納得…」

 

「ロールプレイじゃなさそうだけどな…」

 

どうやら月ノ森でイベントの動画について話が広がったらしく、その時のそよの豹変についての話題が上ったらしいが、なんとか誤魔化しているという微笑ましい話に有咲と蘭は苦笑いを浮かべていたが、そこに重ねて瑠唯が話を続けていた。

 

「後は優勝の景品ですけど、桐ヶ谷さんの分は全て長崎さんに渡すことになりました」

 

「それは随分と気前がいいな」

 

「練習場所は広町さんの家にあるアトリエでやってますからスタジオを借りる必要性もないですし、そうなると必然的にここに来る頻度も減りますからね」

 

「練習場所があるとスタジオは気分転換に使うくらいになっちゃうよな…」

 

「そうですね。それに桐ヶ谷さんは始まってすぐに脱落したのに景品貰うのかと二葉さんから言われた事の方が大きそうですが…」

 

「透子に対してかなりキレのある言葉だね」

 

「アレは完全に意識せず言ってましたね。っとあれは、噂をすれば長崎さんですね」

 

噂をすればなんとやらと言う言葉通り、話に上がっていたそよが立希以外のバンドメンバーと共にRiNGのカフェへと姿を現すと、彼女達が着ていた制服に視線が向いていたが、それと同時に有咲は黒い笑みを浮かべていた。

 

「あれ羽丘の制服と、うちの学校の中等部の制服だな」

 

「有咲?何考えてるの?」

 

「何、大したことじゃないよ。今回の打ち上げに後輩達を招待して後輩達との交流をしようと思ってな」

 

「…有咲、それで本当の目的は?」

 

「…さっきのは建前で、本当のところはどうせなら紗夜先輩に思いっきり請求吹っ掛けてみたいって言う悪戯心だよ。大丈夫。打ち上げの会計1回分って書き方で人数制限してないから誰を誘っても問題ない」

 

「詭弁では…?すいません。白玉ぜんざいおかわり」

 

「そうだとしても、ルールとして決めてないほうが悪い。それにあんな無茶させた詫びとしてはもう少し払ってもらってもいいだろ?」

 

「有咲、1つ聞いていい?あんであそこまで無茶したの?」

 

 

「そうだな…紗夜先輩に吹っ掛けられたってのもあるけど、みんながいたから…かな?それじゃ、私はあんこ類をはちきれるまで食べることにするよ」

 

「ふふっ…悪くないね」

 

こうしてたまたまやってきた後輩バンドのMygo!!!!!や、バイトを終えた香澄や沙綾すらも巻き込んで有咲達は打ち上げと大いに楽しむのだった。




誤字報告・評価感想をお願いします。

最終結果
チーム羽沢珈琲店2Pt
 つぐみ(バルバトスルプスレクス)イヴ(ゴッドガンダム)つくし(ジム・ストライカー)

チームドラマー2Pt
 ますき(エクシアリペアⅡ)巴(辟邪)花音(スローネドライ)

チーム2年A組2Pt
 あこ(デスヘル)ロック(マドロック)明日香(デスティニー)

チームパレ町1Pt
 パレオ(SDゼロカスタム)七深(ハシュマル)燐子(エアリアル)

チーム月ノ森8Pt
 透子(NT-C装備)ましろ(ターンエー)そよ(デストロイ)

チーム瀬田薫とお姫様達1Pt
 薫(ギャン)りみ(サイコガンダム)ひまり(ヒルドルブ)

チームmedley(寄せ集め)8Pt(内生存得点1Pt)
 有咲(アカツキ)・蘭(ティターニア)瑠唯(AGE3-ノーマル)

運営サイド
紗夜(クロスボーンガンダムX1フルクロス)・千聖(ケルベロス・バクゥ・ハウンド)
美咲・リサ・麻弥:解説

撃墜スコア
  1位:ましろ・5機(蘭・巴・つぐみ・燐子・パレオ)全て月光蝶による轢き逃げ
  2位:有咲・4機(紗夜・花音・明日香・ましろ)
  3位:そよ・3機(薫・あこ・りみ)
  4位:明日香・2機(ひまり・そよ)
  5位:つぐみ・1機(七深)
  5位:つくし・1機(ますき)相打ち
  5位:ますき・1機(つくし)相打ち
  5位:ひまり・1機(ロック)
  5位:花音・1機(瑠唯)
  5位:瑠唯・1機(透子)ファーストキル

次回更新の予定は小ネタになると思います
・1章のオマケ(掲示板反応集・作品レビューみたいなの)の追加ーおそらく途中に挿入する形になると思います
・2章のオマケ(掲示板反応集・他思いついたら…)
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