執筆してたら斜め上の方向に進んでしまった…
だが、私は謝らないってことで初投稿です
各々がビーチで楽しんでいた頃、海上に立てられたコテージの1つで2人の少女が向かい合っていた。
「流石、大和さんですね…GXを相手に近づくだけで手一杯でした…」
「いやいや!!紗夜さんもデスティニーのレールガンを海面を狙って、その水柱をブラインドに接近してくるのは流石ですよ」
「ですが、大和さんが不得手の近接戦に持ち込めたのに、凌がれた上に、また距離を取られて射撃戦をされてしまった時点で私の負けですね…」
「ジブン的にはソードを抜かされた時点で負けですから」
「いえ、大和さんの方が――――」
「いえいえ、紗夜さんの方が…」
「麻弥さん…自分のポリシーを曲げられたからって負けを認めるとか…かっけぇ!!」
「ますきちゃん…?そうは言っても、結局は時間切れで引き分けだよ?」
「花音さん!!それはそうなんですけど…こう…プライド的な問題って言うか…」
「紗夜ちゃんも麻弥ちゃんも…ビーチに来てるんだから少しはバトル以外の事もしなさいよ…」
紗夜と麻弥がバトルシステムを挟んだ状態で、互いが意地になって負けを主張し始めるというカオスな展開を繰り広げていたが、そんな2人にギャラリーをしていたますきが麻弥の姿を見て目をキラキラと輝かせていたが、こんな状況に千聖は呆れた表情を浮かべていた。
「ですが、大和さんとこうしてバトルする機会はなかなかありませんからね。いい刺激になります」
「そうですね!!紗夜さんは相手にしたお陰でGXの調整もバッチリですからね!!」
「そうじゃないわよ。少しはみんなみたいに海で遊んだりしなさいって言ってるのよ」
「そう言う千聖さんだって…」
「麻弥ちゃん?私はあなた達がバトルしてた時に向こうで日菜ちゃん達と遊んだり、こっちに来てからもコテージの通路に腰掛けて足を海につけて満喫したわよ」
バトル一辺倒だった2人に対して千聖は海らしいこともしろと小言を漏らし、それに対して麻弥が千聖に反論しようとしたものの千聖は既に海を満喫していたことでその反論は完全に無意味になっていた。
「少しはみんなの方にも顔を出しなさい。特に麻弥ちゃんはオフの写真として機材とガンプラ弄る写真だけで終わらせるつもり?バトルの休憩も兼ねて少しは向こうに顔を出してきなさい」
「うっ…そうっすね…」
「確かにずっとバトルを続けていましたから…白鷺さんの言う通り休憩も必要ですね…」
「だったら向こうで日菜ちゃんと遊んできなさい」
千聖の一声によって麻弥と紗夜は自身のガンプラを仕舞うと、それをもって2人は日菜達がいるビーチの方へと歩き出すのを見送ると、千聖も花音とビーチへと行こうかと考えていた所で予想外の言葉が飛び出してきた。
「花音さん。あたし達も少しやってみません?」
「ふえぇ~!?」
「ほら、前のイベントの時に一緒にやりましたけど…さっきの見てたらなんかやりたくなって…」
あろうことかますきが花音へとバトルを申し込んでいた。
確かに紗夜と麻弥を見ていたらそれに触発されても仕方ない部分はあると千聖は理解を示したが―――
「えっと…ますきちゃん…?ガンプラ持ってるの…?」
「あっ…。ないっすね…。花音さんは?」
「えっと…千聖ちゃんのと一緒に持ってきてるけど…。流石に千聖ちゃんのを借りる訳にもいかないし…」
バトルを申し込んだますきだったが、花音は自身のガンプラを持ってはいたが、ますきはガンプラを持ってきていなかった。
とは言っても、流石に千聖のガンプラを貸すわけにもいかない上に、仮に貸したとしても千聖用に作られたそれをますきが動かせる訳もない。
冷たい水を掛けられた様に熱が冷めていくますきだったが、千聖は2人にある提案を持ちかけていた。
「コテージのそこの収納にいくつかガンプラが入っていたからそれ使ったらどうかしら?」
「えっ?それ使っていいんですか?」
「使っていいって書いてあったから大丈夫よ。花音も自分のじゃなくてそれを使ったらどうかしら?」
「そうだね!!千聖ちゃん!!」
「あっ…千聖先輩だ」
「どうも…」
「あら、たえちゃんにレイヤちゃん?あぁ…マスキちゃんを探しに来たのかしら?」
「はい。麻弥さん達が来たのに戻ってこないから気になって」
2人揃って使ったことのないガンプラを使うということで話が決まると、2人はガンプラのある収納まで向かうと2人で並んで使うガンプラを選び始めるのを千聖は何気なく見守っていると、たえとレイヤの2人がビーチに来ないますきの事が気になってコテージまでやってくると、2人はすぐにますきの事を発見していた。
「花ちゃん。あそこ…ますきいたけど…隣にいるのって…」
「花音先輩だ…」
「えぇ、さっきまで麻弥ちゃんと紗夜ちゃんがあれを使ってたのだけれど、それを見てたマスキちゃんがやりたくなったって言って花音とやることになったのよ」
「へぇ~」
「花ちゃん…聞いておいてその態度は不味いんじゃ…」
「私は気にしてないわよ。たえちゃんらしいじゃない」
「あはは…そうですか…」
「よしっ!!こいつだ!!」
「この子にしよ」
ますきと花音が並んでいる光景を見た2人に千聖が今までの経緯を説明すると、たえがその説明を聞き流した姿に彼女らしいと笑みを浮かべていた。
だが、たえの横にいたレイヤは千聖が浮かべた笑みとたえの様子に胃がキリキリと痛むような錯覚を感じたタイミングでますきと花音が使うガンプラを決めたことで空気が変わっていく。
レイヤは内心で2人に感謝していたが、そんなことを知る由もない花音とますきはそのまま千聖の元へと戻っていく。
「これにしました!!…ってレイとハナも来てたのかよ」
「うん」
「って言っても、さっき来たばっかりだよ」
「そうなんだね。2人とも、ちょっとますきちゃん借りるね?」
戻ってきた2人が麻弥達と入れ替わるようにしてやって来ていたレイヤとたえに気が付きて、声をかけながら2人は持ってきたガンプラを千聖に見せていた。
「マスキちゃんが水中型ガンダム…そんなのまであったのね…」
「よく分かんないっすけど、何となくコレにしたんすよ」
「レアなものまで置いてあるのね…」
ますきが持ってきた水中型ガンダムを見ていた千聖だったが、レアなものまで普通に置いてあったことに驚きながらも今度は花音が持ってきた方へと視線を向けていた。
「それで…花音がシャア専用ズゴックね…」
「えへへ…美咲ちゃんと一緒なのがなかったから似た子にしたんだ~。これなら千聖ちゃんに聞かなくても何となくわかるから!!」
「……へぇ」
「千聖先輩…コワイ」
「花ちゃん、不味いって…」
「でも、あれはそう思うだろ…」
花音が持ってきたのはシャア専用ズゴック。
だが、彼女が美咲が使っていたのと似ていたと理由を言った途端に千聖の笑顔が凍り付き、気が付かない花音を他所に他の3人は千聖の笑顔に恐怖を感じ取っていた。
「花音、本当に使い方は分かるかしら?」
「うん。美咲ちゃんのと大体は一緒だから大丈夫だよ~」
「そう…」
「それじゃ準備するね」
千聖は花音が初めて使うズゴックについて教えようとしたが、美咲が使っていたアッガイと殆ど一緒だから大丈夫と断れてたことに落ち込んでいたが、花音は千聖の事に気が付いていないのかそのままコンソールの前まで移動すると、千聖は笑みを張り付けたままの状態でますきの肩を掴んでいた。
「ますきちゃん。その機体で使える武器は腰のビーム・ピックに水中用のビームライフル。それと右腕のアンカーと左腕のハープーンガンよ」
「ハープーン…銛っすか?」
「えぇ、相手も水中用の機体だから水の中で戦いなさい。大丈夫、向こうの武器は頭にある6門のロケット弾と両手の爪とそこの根元にあるメガ粒子砲よ」
「メガ…?なんですか?」
「まぁ、ビームだと思えばいいわ。とにかく、花音に勝ちなさい」
「マッスー頑張れ~」
「えっと…その…うん」
「…うっす」
周囲が海に囲まれているコテージには波の音が静かに響いていたが、その一方で千聖からの圧を受けたますきは周囲に響いている静かな波とは対照的に内心バクバクの状態で花音の向かいのコンソールへと向かっていくのだった。
「…っ!!」
「大和さん?どうしたんですか?」
「いえ、何かとてつもなくレアなものを見逃したような気がして…」
「…?一体何を言っているんですか?」
「いえ、自分でも何を言っているのか分かりませんが…こう…ニュータイプ的な直感が…」
「も~!!麻弥ちゃんもおねーちゃんもよく分かんない話してないで!!バナナボートに乗ろ!!」
「えっと…そうね…」
「何でしょう…こう…モヤモヤします…」
「もう!!訳わかんない事言ってないで!!次回、"揺蕩う海のドンブラ"!!」
「ドンドン…」
「大和さん。よく分かりませんが…それ以上はダメな気がします」
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