BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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遅くなりました。やっと出来ました()

この章はバトルが続くなぁ…
次回もバトルだよ…
って思いで初投稿です


第4話-クマ狩り

ビーチで思い思いの時間を過ごした一行は皆で集まって昼食を取ることになったのだが―――

 

「ますきん達遅いよ~!!さーや!!あーちゃんはまだなの~?」

 

「はぐみ、有咲が呼びに行ってるからすぐ来ると思うから…」

 

 

「あっちゃ~ん、お腹空いた~…」

 

「もう…お姉ちゃん、よだれ拭いて…」

 

 

「お腹空いた…」

 

「モカちゃんもお腹ペコペコだよ~」

 

 

「楽奈ちゃん……あっ…その…すいません…」

 

「燈ちゃん、気にしなくていいよ!!うちのモカも同じようなもんだから!!」

 

「あこもお腹空いたけど…でも、ひーちゃんが先輩してるのがびっくり…」

 

「あこちゃん!?私!!先輩だからね!?」

 

「うちの宇田川さんは、他のバンドの面々と違って待ててるから楽ね…。日菜も我慢しなさい」

 

「…はーい」

 

「待てって言われてる犬みたいね…」

 

ほどんどのバンドも腹ペコ連中が限界でゴネ始めるが、他のメンツがそれを宥めるその光景は

例えるなら完全に餌を前にお預けを食らっている犬。

若干1匹猫が混ざっているが―――――誰もそれにツッコむ様子はなく、未だに来ていない千聖やそれを呼びに行った有咲を待ちながら、目の前に用意された食事に視線を向けていた。

 

「それにしてもBBQにしては豪勢ね…」

 

「そうだね、友希那。見てよあの肉…高そ~…」

 

 

「この前は紗夜さん達5人だったけど、こんだけ人数多いと用意されてる量もヤバッ!!」

 

「はぁ…桐ヶ谷さん。落ち着きなさい」

 

「あそこにみんなが好きなものが用意されてるね~。るいるいが好きな白玉ぜんざいまで用意してあるよ」

 

あろうことかBBQの食材の他にも面々の好物まで用意されているという正に至れり尽くせりという言葉がピッタリのこの状況だったが、宥めている面々も正直に言えば我慢することが辛くなってきていた所へとようやく遅れてきた面々がやってきた。

 

「あっ!!BBQだ!!」

 

「花ちゃん落ち着いて…。すいません、遅くなっちゃって…」

 

「遅いわよ!!レイヤもハナゾノ達も何やってたのよ!!」

 

「チュチュ様、とりあえずその話は後にしましょう!!」

 

「…そうね」

 

 

 

「花音!!遅かったじゃない」

 

「ふえぇ~…こころちゃんゴメンね?」

 

「構わないわ!!それじゃ!!みんな集まったからお昼にしましょう!!」

 

遅れた面々を問い質そうとしたチュチュだったが、彼女の追及は今回の主催者―――こころの鶴の一声によって止められると、彼女達は現地の住人まで巻き込んで昼食を取り始めた。

 

 

 

 

「「「「「美味しい~~~~!!」」」」」

 

「おや?モカちゃん、どうしたんだい?食事が合わないのかい?」

 

皆が食事を楽しんでいたが、その中で薫はモカの食事量が以前に見た時よりかなり遅いことを見抜くと、さりげなく高校生のギター組で固まって食事をしていた彼女達の元へと近づいて彼女達に話しかけるが、モカは笑いながらその理由を語りだしていた。

 

「薫先輩~。食事はおいしいんですけど、実はあたしと紗夜さんは前にもここでBBQしたんですよ~。しかも前よりかな~りレベルアップしてて驚いてるんですよ~」

 

「おや?そうだったのかい?」

 

「はい!!あの時はシロとあたしも一緒でしたけど、そういえばあの時より食べるスピード遅くなってますね?」

 

「えぇ~!?これを前にも!?モカ先輩…凄い…!!」

 

「…?ロック、モカって凄いの?」

 

「さぁ…?私としてはたえ先輩のお皿に山盛りになってるお肉の方が凄いです…」

 

「なるほど、そういうことだったんだね」

 

モカからの話を聞いた薫は彼女に理解して、納得したのか満足気な表情を浮かべながら頷いてからある方向を指差していた。

 

「余計かもしれないがモカちゃん、こういうのは楽しんだもの勝ちだよ?向こう見てごらん?」

 

 

 

「ひまり先輩がでら凄い早さでスイーツを食べとる!?」

 

「これは帰ったらひーちゃんはダイエットコースですね~。これはモカちゃんも負けてられませんな~」

 

薫が指さした方では大好きなスイーツに囲まれて幸せそうな表情を浮かべながら食べ続けるひまりの姿に完全にモカはやれやれと言った様子で肩を竦めると、今までの遅れを取り返すような勢いで食事に手を伸ばそうとしたが――――――

 

「そうだ…ロックに透子に薫さん。ちょっといいですか?」

 

「「ん…?」」

 

「たえちゃん?どうしたんだい?」

 

 

 

 

 

「ガンプラでバトルするって難しいの?」

 

「「はい?」」

 

「「「「「えぇぇええええ!?」」」」」

 

「えっ!?何で先輩達驚いてるの!?なんで!?りっきー!!そよりん!!」

 

「「さぁ?」」

 

たえから完全に予想外の言葉が飛び出すと、少なからず彼女を知る面々は彼女の言葉に、たえをまだ深く知らないMygo!!!!!の面々は状況が呑み込めずに首を傾げたがその理由を聞くよりも前にその理由は他の面々が話し始めていた。

 

「ハナさんがガンプラ…?どういうことでしょうか…?」

 

「あのウサギと食べ物とギターしか興味がないおたえが…香澄、これ現実かな?」

 

「…いふぁい。ほっぺ抓って痛いから現実だよ!!さーや!!」

 

「ジブンとしては興味を持ってくれたのは嬉しいですが…たえさんらしくないですね…」

 

「ひまりちゃん…間違ってウサギの餌でも食べたのかな…?」

 

「りみ、それはないんじゃない?子供の頃の友希那は猫の餌を食べたけど…」

 

 

 

「理由は何となく分かったけど…りっきー?」

 

「愛音言いたいことは分かる。どうして山吹先輩達が説明口調ってとこだろ…?」

 

「そよちゃん?分かる?」

 

「はぁ…燈ちゃん…そんなことわかる訳ないじゃない」

 

「抹茶パフェうまー…」

 

 

「あの!!タエさん!!どうしてそんなことを聞いたんでしょうか?」

 

先輩達の説明にも似た驚きの言葉を聞いたことでこの場にいる全員がたえの言葉に驚いている理由だけは分かったが、肝心の事は全く分かっていないこの状況でイヴがなんとか我に返ってその理由を尋ねると、その理由はたえ本人ではなく別の人物から返ってきた。

 

「えっとね。多分だけど、ますきと花音さんがやってたのを花ちゃんは見たからじゃないかと…」

 

 

「うん!!マッスーが花音先輩にボコボコにされてたんだよ!!」

 

「ハナ!?ボコボコにはされてねぇよ!!」

 

「ふえぇ…そうだよね。時間切れで引き分けだったもんね」

 

「そうね。時間切れだったものね。でも、時間切れが無かったら花音が勝ってたわよ。有咲ちゃんもそう言ってたもの」

 

「あのまま続いてたら間違いなく、海中を引きずり回されてボコボコにされてましたね」

 

レイヤがたえが考えてを伝えてからバトルを見ていた面々がますきの様子を語り出す。

 

ますきと花音

―――見た目だけで言えば狂犬とチワワであり、普通に考えれば狂犬がチワワを倒すのが普通だ。

しかし、結果は"チワワ(花音)狂犬(ますき)をボコボコにする”と言う普通とは逆の結末を迎えたという事に面々は驚きの表情を浮かべていた。

 

だが、そんな中で予想以上に大きな反応を示した者がいた。

 

「うわっ!?ちょっと!!麻弥ちゃん!?紗夜ちゃん!?なんで膝から崩れ落ちて―――って、ちょっと!?麻弥ちゃんも紗夜ちゃんも泣いてる!?」

 

 

 

 

 

 

「花音さんは練習に付き合ってもらったこともあるからともかく…キングのバトル!!…観たかったです!!」

 

「それも水中戦!!そんなレアなフィールドでのバトルなんて…なんで私達が離れた後にそんな面白いことになっているんですか!!」

 

「うっわ…麻弥ちゃんもおねーちゃんもそれはドン引きだよ…」

 

「システムのログで見ればいいでしょ?」

 

「今井さん!!そう言う事じゃありません!!」

 

「リサさん!!生がいいんですよ!!」

 

「あ~、紗夜達の気持ちも分かるけど、ヒナの気持ちの方が分かるね~」

 

 

 

「マスキちゃんと花音さんか、紗夜さん達みたいに泣くほどじゃないけどちょっと気になるね!!」

 

「つぐみの言う通りだね…巴は見たことある?」

 

「いや、前のイベントでは一緒のチームで動かし方とか軽い模擬戦みたいなことはしてたけど、ガチバトルはしてなかったな」

 

ますきと花音のバトル。

しかも、それが海中と言うレアなステージで行われたと言うことを聞いた麻弥と紗夜は2人してその場に跪きながら涙を流して悔しがる。

 

そんな2人に日菜がドン引きしていた横では、紗夜達ほどではないがAfterglowの3人もますき達のバトルと言うカードが気になっていた所に思わぬ人物が近づいてきた。

 

 

「あれ?現地の人だよね?何言ってるか分かんないけど…」

 

「カスミ…あれ英語よ」

 

「うっ、あの英語…イギリス訛りだ…」

 

「はぁ…ワタシが話してくるわ」

 

バトルの話をしていたタイミングで現地人と思われる1人が彼女達に伝わるように英語で話しかけてきたが、完全なイギリス訛りの英語にトラウマを刺激された愛音がノックアウトされたのを見たチュチュが彼女達を代表して話を聞いたことで自体は思わぬ方向へと転がり出していた。

 

 

 

 

「―――OK.Please wait a moment while we check it.」

 

「チュチュちゃん!!なんて言ってたの?」

 

「観光客らしいのだけど、ガンプラバトルの話をしていたのを聞いて、観たいそうよ」

 

 

「そうですか!!私は一向に―――」

 

「紗夜先輩…」

 

「紗夜…」

 

 

 

「「ステイ」」

 

「うっ…」

 

「リサさんと有咲ちゃん…紗夜先輩のことを完全に犬扱いしとる…」

 

「はぁ、サヨ待ちなさいよ…それでリクエストとしては一番強いのがバトルして欲しいって言ってたわ」

 

バトルが見たいという観光客の言葉を伝えたチュチュだったが、それを聞いた途端に紗夜がいきなり臨戦態勢に入るが、飼い主に止められて肩を落とすのを他所にチュチュは相手のリクエストを伝えると大半の面々がある人物に向けられていた。

 

 

 

 

 

「へっ…?私…?」

 

「だって、有咲は紗夜先輩と美咲ちゃんよりも強いんでしょ?」

 

「香澄…2人に勝ったのは完全なメタ読みで戦ってたからってだけだから、純粋なバトルの技術は奥沢さんが一番だって」

 

「いやいや、あたしは市ヶ谷さんに負けてるから任せたよ」

 

「いやいや!!ここは奥沢さんが出ろって!!」

 

「タイマンで私の相手するなら市ヶ谷さんじゃない?…数時間掛かるゲームの読み合いになるけど…」

 

「見世物で何時間バトルする気だ!!」

 

一同が視線を向けたのは一番強いと思われていた紗夜をイベント中に下した上にその師匠ともいえる美咲すらおも倒した有咲。

 

だが、彼女がやっていたことは手の内を読み続ける完全なメタゲームでの勝利では見世物としてのバトルには向いてないと辞退して美咲に押し付けようとしたが、美咲も面倒なことから逃げようと互いがその役割を押し付け合っていた。

 

「もう!!いい加減にしなさい!!だったらミサキとアリサ!!アンタ達2人チームで誰かを相手にすればいいでしょ!!」

 

 

 

「…それが折衷案か?」

 

「だね…でも、ダラダラやるのもアレだから宇宙のステージで時間制限は15分ってことで」

 

「いいわ。それで話をつけるわ!!」

 

 

「奥沢さん、私は出来れば調整中の機体で行きたいんだけどいいかな?そうなると奥沢さんが前で私が後ろって形になるけど」

 

「おっけー。あたしはベアッガイで前衛ってことだね」

 

互いに押し付け合っていた所に早々に痺れを切らせたチュチュが2人で組んで戦えと言う案を出すと、2人が仕方なしと言った様子で制限時間つきの条件でそれを了承すると、チュチュはそれで話を着けていた。

 

そうなれば問題は誰が出るかと言うことになるが―――

 

「あの2人なら仕方ないね。紗夜、行くよ!!」

 

「今井さん!!今日こそクマ狩りです!!」

 

 

「2人とも待ちなさい!!私と麻弥ちゃんが行くわ!!」

 

「そうですよ!!今回は譲ってください!!」

 

 

「蘭ちゃん!!行きたい!!」

 

「アタシも行きたい」

 

「あたしもいきたいんだけど…」

 

 

「ルイ!!あたし達も行こう!!」

 

「桐ヶ谷さん、あなたが行っても速攻で落とされるだけだわ。それに私と違ってガンプラ持ってきてない

でしょ?」

 

「えっ!?るいさんも持ってきてるの!?」

 

 

 

「おねーちゃんが行くなら行きたい~!!」

 

「ヒナさんはガンプラ持ってきてないですよね?」

 

ただ単に盛り上がるイベントに飛び込みたいという欲や、純粋に2人を相手に全力でバトルしたいと組と理由は様々あるが、美咲と有咲と言うチームに挑みたいという各々が声を挙げるが、彼女達の殆どは一切出番を譲る気を見せない。

 

余興に時間をかけ過ぎる訳にもいかないのだが、一向に相手が決まらないこの状況に美咲がとんでもないことを言ってしまった。

 

 

 

 

 

「あぁ~!!もう時間も勿体ないからガンプラ持ってきてて、やりたい人を全員纏めて相手すればいいんでしょ!!」

 

「ちょ!?奥沢さん!?何言って―――」

 

あろうことか美咲はガンプラを持ってきている全員を同時に相手すると言ってのける大暴走に有咲が驚いてその言葉を取り消させようとしたが、既に遅かった。

 

「バルバトスじゃないけど…負けないよ!!」

 

「よし!!やってやるか!!」

 

「うん…あたし達3人なら…!!」

 

 

「凄い自信ですね…。では、胸に風穴を空けるつもりでいかせてもらいます!!」

 

「あらあら、美咲ちゃん。随分と下に見てくれたものね…花音!!行くわよ!!」

 

「ふえぇ~!?」

 

 

「あれ?瑠唯も出るの?」

 

「今井さん、そのつもりです。白鷺さんとのバトルするという約束をしたので、そのために用意したのを試運転も兼ねてですが…」

 

「そうですか…。ガンプラがあるのはこの8人ですから、アカツキを落としてクマ狩りといきましょうか」

 

 

 

「市ヶ谷さん。全員倒す?」

 

「瑠唯ちゃんの新機体が分からないけど、どんな機体だったとしても全員倒すのは時間制限的に不可能だな…」

 

「了解…それじゃ、こっちの2人が生存する確率が高い策で行こう」

 

自身のメイン機体出ない者もいるが、気が付けば2vs9と言う圧倒的なハンディマッチの様相を呈してきた。

だが、そんなハンディキャップなど美咲達は全く気にしていなかった。

 

「悪いけど、これからやられるのはクマの狩りじゃなくて、獣の狩りなんだよな…。当然、獣が狩る側だけど…」

 

そう呟いた有咲は自身のガンプラを笑みを浮かべながら取り出すと、こころの家の人が用意していたバトルシステムへと美咲と共に歩き出すのだった。

 


 

「突如として始まったガンプラバトル…そして、奥沢さんの変態的な戦闘が―――」

 

「ちょっと市ヶ谷さん。変なこと言わないで」

 

「アッガイのローリング動画が出回った時点で無理だ」

 

「あはは…だよね~…でも、市ヶ谷さんがそれ使うんだ…」

 

「相手を動かす動きならこいつの方がやり易いしな…」

 

「そんじゃ、いきますか~…てなわけで、次回”獣の時間”」

 





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