BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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お待たせ縞々
今回としてはよくある一方その頃って奴ですね…
って感じで投稿です


第10話-未知の遭遇

「いつもより速度が出せないけど…そこだっ!!」

 

「くっ!!普段なら今のは回避出来ましたが、盾受けするしか……!!」

 

「もう!!このライフル、全然威力ない!!もう!!ライフルがダメならサーベルで…!!」

 

「焦りましたね。今井さん!!サーベルならこっちは2本あります!!」

 

「アタシの勝ちだね~」

 

「くっ…!!」

 

美咲達がガンプラ制作をしていた一方、彼女達とは別行動をとっていた紗夜とリサはある目的のためにバトルをしており、勝負はリサの勝ちに終わったものお彼女達は普段とあることが違っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~…リサさんも紗夜さんも自分の機体じゃないのによく動くな~。しかもリサさんの方なんてエコプラのジムだろ?」

 

「うん…リサさんがスプレーガンじゃなかったら、もっと早く紗夜さんがやられてたよ…って戻って来たよ」

 

バトルしていた紗夜とリサの2人は自身の作った機体ではなく、研究所側で用意していた機体を駆っていたが慣れない機体ながらも2人は何とか機体を操ってバトルを繰り広げていたが、2人はシステムから離れて観戦していた巴達の元へと戻ってきた。

 

「紗夜、普段のと反応速度が全然違うから対応出来なかったんでしょ」

 

「えぇ…その通りです…」

 

「2人ともお疲れ様、少し休んでなさい。つぐみちゃん。相手してもらっていいかしら?」

 

「はい!!千聖さん!!」

 

紗夜達が戻ってくると入れ替わるようにしてつぐみと千聖の2人がガンプラを片手にバトルを始めていた。

それを休憩しながら眺めていたリサ達は隣にいた巴に話しかけていた。

 

「そう言えば巴達はこっち来て良かったの?モカ達と一緒にガンプラ作ればよかったのに」

 

「あ~…蘭がいれば大丈夫ですよ。作るのはアタシ達の中で一番なんで」

 

リサはモカ達と一緒にいなくていいのか巴に尋ねたが、彼女は蘭がいるから帰ってきた蘭がいるから大丈夫という言葉を聞いた紗夜は先ほどのバトルを思い出していた。

 

「もしかすると、バトルの技術は羽沢さん、作戦立案は巴さんが一番なんでしょうか?」

 

「そうですね。つぐはバトル中は完全に脳筋思考ですし、蘭はすぐ熱くなりますからね」

 

「へぇ~。ちょっと意外だな。巴ってかなり熱くなるタイプだと思ってたけど」

 

「今井さん。私も巴さんは熱くなるタイプだと思ってましたが、さっきのバトルでは的確に指示をだしていました。もしも、あれが無かったら市ヶ谷さん相手に撃墜が増えていた可能性もありましたね」

 

「なるほどね~」

 

「2人とも、あっちはもう勝負動き始めてますよ」

 

3人で他愛ない話をしていたタイミングでバトルの方がいきなりクライマックスに差し掛かっていた。

 

 

 

 

「う~ん。つくしちゃんに教えてた時に使った事あるけど、やっぱりビームは切った感覚が無いからやりにくいな…」

 

「つぐみちゃん!!そう言う割にはビームスピアを使いこなしてるじゃない!!」

 

「えへへ…」

 

「だったら、ビームコンフューズモドキよ!!」

 

「カメラが!?」

 

「終わりよ!!」

 

「あ~あ、やられちゃった」

 

つぐみがビームスピアで猛攻を仕掛けるも、千聖はそれを回避して距離を空けると劇場版でカミーユが行ったビームコンフューズでつぐみの頭を焼いて、すぐさま投げたサーベルを回収して切り落として彼女を撃破してバトルは決着した。

 

しかし、余りにも早い決着だったこともあり、3人はそのまま2人に連続でバトルすることを提案すると2人は再びバトルを始めていたが、そんな中で巴は1人で何かを考えていた。

 

「巴?どうかしたの?」

 

「いえ、なんか引っかかってて」

 

「どういう事でしょうか?」

 

 

「これですよ。これ」

 

巴はあることが引っかかっており、その事をリサに指摘された彼女は自身の手に持っていたそれを彼女達に見せていた。

しかし、見せられた2人には何が変なのか全く分からなかった。

 

 

「変?何がでしょうか?」

 

「壊れてるように見えないけど」

 

「機体は壊れてないですけど、いくら何でも偏りすぎじゃないですか?」

 

 

 

「紗夜は”ジム・コマンド”で、アタシがエコプラの”ジム”、つぐみの”セミストライカー”に千聖が”ネモ”で巴は”ジム改”で…ものの見事にジム系だね~」

 

「もういなくなっちゃいましたけど、最初にいた日菜先輩は”陸戦型ジム”で、りみは”ジェガン”ですよ?おかしいですって」

 

彼女達が渡された機体は1人は完全なジムではないが、ものの見事にジムの系列で固まっていたが、このバトルの目的からすれば、この偏りは仕方ないものだった。

 

 

 

「巴さん。今回の目的はAI学習の為のデータ集めが目的ですから、系列が偏っても仕方ないかと思いますが?」

 

「AIが動かしてバトルさせるためって奴だよね~。そう言われればジムってサーベルにライフルに平均的な装備だし、他にも使いやすいのかもね~」

 

今回彼女達が借りた機体でバトルしている理由はバトルに関するデータ収集のため。

その中でも基本的な装備で構成されたジム系列でデータを集めることに何ら違和感を持っていない彼女達だったが、巴はそれが引っかかっていた。

 

「確かに平均的ですけど、それこそ機体人気を考えたらガンダムタイプの方がよくないですか?ファーストのガンダムとか、それこそ紗夜さんなんてエールストライクだったら、今の武装構成はほとんど一緒ですし」

 

「…確かに武装構成だけ考えれば大差が無さそうに聞こえますが…」

 

 

「でも、これ渡してきたってことは何か意味があるってことでしょ?それに、ここを見学させてもらう代わりにアタシ達がこうして手伝ってるんだからさ。気持ちは分からなくはないけどやらないとダメでしょ?」

 

「そうですね…」

 

リサの言葉を聞いた巴は納得自体はしていないが、彼女が言う事が正しいと判断してモヤモヤしながらもバトルを見つめながら自分の出番を待つことにするのだった。

 

 

 

 

 

 

紗夜達がバトルと言う名の労働?に勤しんでいたのと同じ頃、ガンプラ制作もバトルもしていない残りの面々は全員でまとまって研究所の中を見て回っていた。

 

「キラキラしてて綺麗…」

 

「はぇ~…明日香ちゃん。これジオラマって奴やろ?でら、細かいわぁ…」

 

「ましろは何言ってるか分かんないし、六花は方言出てるから」

 

 

「あの小物、うちのブランドと組み合わせたらいい感じになりそう!!」

 

「透子ちゃん?ちょっと見方が変じゃない?」

 

「つーちゃん、でもとーこちゃんらしくない?」

 

 

「わぁ~…すごいね。薫さん!!」

 

「おや?アレは前にリサと紗夜が来ていた服じゃないか」

 

 

「彩ちゃん、あれ着てみれば?あの股がグイっってしてる奴」

 

「日菜ちゃん!?無理だよ~!!」

 

「日菜さん、彩先輩にならミーアの服よりも、あっちのネネカ隊の水着の方がええで」

 

一部がとんでもないことを口走っていたが、そんな彼女達から少し離れた場所では不機嫌そうな表情でそよが楽奈を見ていた。

 

「はぁ、楽奈ちゃん。迷子になったら困るから、うろうろしないでよ」

 

「……分かった」

 

先手を打ってそよが釘を刺してはいるが、当の本人はその指摘を完全に聞き流していた。

そんな彼女に呆れた表情を浮かべて明後日の方向へと視線を向けてしまったそよだったが、視線を外した僅かな時間で楽奈は動き出していた。

 

 

 

「……ギター弾きたい」

 

そう呟いた楽奈はそそくさと彼女達の元から離れようと部屋から出て行くが、彼女は部屋を出た先にあった窓が不意に気になって手を当てていた。

 

「…ガラスじゃない?」

 

「楽奈ちゃん、勝手にいなくならないで」

 

楽奈は目の前のガラスに見えた何かが気になっていたところに、部屋の中からそよが出てきて楽奈の腕と掴むが、特に気にすることもなく彼女は目の前のそれを指差していた。

 

「そよ、これガラスじゃない」

 

「はぁ…?」

 

「触ってみて?」

 

 

「窓なのに本当にガラスじゃない」

 

「あれ?そよちゃん達、どうしたの?」

 

そよが困惑しているのを他所に楽奈は彼女の手を取って半ば無理やりそれに触らせると、そよもガラスに見えた物の違和感に気が付いて首を傾げていたが、そんな彼女達の元へとましろや他の面々も集まって来ていた。

 

「倉田先輩、そのこれガラスだと思ったら全然違くて」

 

「えっ?…ホントだ…」

 

「ん~…透明で窓みたいだけど…プラスチックかな?」

 

「いやいや!!ななみ、ここ1階!!防犯とか考えたらあり得ないっしょ!!」

 

「ん~。でも、これホントにプラスチックだよ?」

 

「日菜さんまでマジすか!?」

 

彼女達は窓代わりにはめ込まれているのが透明なプラスチックであることに気が付いて思わず声を挙げていた。

しかし、見た目では分からないが触れば確かにガラス特有の冷える様な感覚を伴わない堅さが変えて来ることに思わず目を見開いていた。

 

そんな会話をしていた彼女達の後ろをこの研究所の職員らしき人物が通り過ぎていく。

 

 

 

「…っ!!」

 

「楽奈ちゃん?どうしたの?」

 

しかし、その人物が通り過ぎていったタイミングで楽奈は何かを感じ取って、自分たちの後ろを通り過ぎていった人物を目で追っていると、そんな彼女を不思議そうにそよが見つめていると、楽奈はとんでもないことを口走っていた。

 

 

 

 

 

「……ヤベーヤツ」

 

「何言ってるの…?」

 

「あの…2人とも、1回みんなの所に戻るよ?」

 

楽奈は目で追っていた人物から何かを感じ取って思わずそう呟いていたが、それを聞いたそよは楽奈のその言葉に呆れた表情を浮かべると今度は彼女こそ彼女を逃がさないように首元を掴んで他の場所へと移動していく先輩達の後ろをついていくのだった。

 


 

「ヤベーヤツ…」

 

「はぁ…楽奈ちゃん?何を言ってるの?」

 

「なに?どうかしたの…?」

 

「いえ、うちの楽奈ちゃんが何か変なこと言ってて…」

 

「嫌な感じがした」

 

「えっ?そうなの?私もなんか変な感じがしたっていうか…」

 

「シロ?何言ってんの?」

 

「桐ヶ谷先輩、倉田先輩も何言ってるか分からないんですけど」

 

「シロだし、仕方ないっしょ」

 

「えっ?」

 

「そ~そ~、シロちゃんだしね~」

 

「??どういう事…?」

 

「えっと、後で説明するから!!そう言う訳で次回、”不穏”」

 




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