BuilD_Dream!!   作:ツナ缶マン

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お待たせしました
いやー。これがやりたかった…!!
流石フリーダム…ですねぇ…()
1人で戦ってるせいで文字が少ないですが…その…投稿です。


第14話-散華

「やぁあああああああああ!!」

 

1人で突撃したつぐみは両手に持った2本のメイスでジムの頭部を叩き潰し―――

 

 

 

 

「これで28!!後は…!!」

 

撃破数をカウントすると同時に、破損させた頭部へ腕部200mm砲の銃口をねじ込んで機体を内側から破壊してから、動かなくなった敵を蹴り飛ばして次の標的を選ぼうと顔を上げた。

 

しかし、顔を上げた彼女の前では奇妙なことが起こっていた。

 

「次は…あれ?逃げてる…?でも、逃がさないよ!!」

 

 

「つぐ!!」

 

「あっ!!巴ちゃん!!」

 

あろうことか、つぐみの目の前にいたジムの軍勢はクモの子を散らすようにバラバラに逃げ始めていた。

そんな敵を前に彼女は追撃するべく一気に距離を詰めようとしたタイミングで巴から通信が入っていた。

 

「そっちはどうだ?」

 

「敵がバラバラに散らばって逃げようとしてるから、これから追いかけてバラバラにするよ!!」

 

「待て。逃げてる奴らは無視して蘭達に合流しよう」

 

「えぇ!?でも…」

 

追撃する気満々だったつぐみに巴が待ったをかけて、蘭達に合流しようと言い出していた。

その言葉につぐみは楽しみを取りあげられた子供のように不貞腐れたような表情を浮かべると、巴はそんな彼女を説得し始めていた。

 

 

「予定通りだったら、今頃は向こうはかなりの大所帯だ。

燐子さんとか何人かは戦えるけど、それでもあの人数だと蘭でもキツイだろ?それにこころとか香澄とか何するか分からんないのもいるからな…」

 

「うっ…うぅ…そうだね…」

 

「だったら、蘭達のとこに行くぞ。蘭が決めた集合ポイントで合流してから、2人で回収ポイントまで行くぞ。もしかしたら今逃げてたのが蘭達の方に向かうかもしれないからな」

 

「分かった!!早く行こう!!」

 

「あはは…。後は任せたぞ」

 

蘭達の方にも敵がいるかもしれない。

そう聞いたつぐみはまだ他バトル出来るという思い込んで、不貞腐れていたのが嘘のような生き生きとした表情を浮かべて合流ポイントに向かっていく。

そんなつぐみに対して巴は苦笑いを浮かべると、後の事を未だに前で戦っている紗夜や有咲達の事を考えながらも彼女も蘭達の元へと向かっていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

2つの場所での戦いが収束したが、残った戦場は今までよりも苛烈さを増していた。

 

 

「くっ!!反応が遅い…!!この機体で後何機落とせば…!!」

 

香澄達を逃がすために前に出ていた紗夜だったが、今の彼女が先ほど素組したばかりの機体スペック不足によって思うように敵を倒せていないことに彼女らしくもない愚痴を零しながらも、再び大きく敵機の数を減らそうとフルバーストを放ったが彼女の前にいた敵機の動きが急に変わりだしていく。

 

「っ!?急に動きが良くなって…!!ですが…!!フルバーストを避けるなら近接戦闘で!!」

 

先ほどまでは初心者同然の盾受け程度しかしなかったジム軍団が、紗夜が放ったフルバーストを回避して見せた。

突然の動きの変化に驚く紗夜だったが、彼女はすぐに両手でサーベルを抜いて、射撃中心の戦いから戦い方を変えていく。

 

「これで…!!」

 

紗夜はサーベルを抜いたが即座に左腕を前に突き出して、そこに装備されていたシールドを打ち出す。

そのシールドはジムの大群の中を直進していき、何機かのジムを切り裂いていくがそのシールドは紗夜の手元に戻ってこなかった。

 

 

 

 

 

「これで機体は軽くなったわね」

 

この機体の特徴でもあるシールドブーメラン、その操作はドラグーンなどのビット兵器と殆ど同じものだが、ビット兵器が全くと言っていいほど使えない彼女にとってはシールドブーメランは無用の長物。

それが分かっていたから彼女はシールドを敵のど真ん中に打ち込んで自身が飛び込むための空間を作るために使い捨てていた。

 

 

 

「行きます…!!」

 

そして、紗夜はすれ違いざまにジムの両腕を切り飛ばしながら自身が作った空間に飛び込んでいくと、そのまま大群の中を飛び回ってすれ違いざまに相手の機体を切り刻んで自身が最初に作った空間をどんどんと広げていく中で、突如として紗夜は機体を反転させると同時にウイングに仕込まれたビーム砲を構え―――

 

「ここで…!!」

 

すぐさまビームを撃って大量のジムを巻き込んで撃破するとすぐさまビームの軌跡を辿り、ビームによって損傷したジムを切り飛ばしていくと、そんな彼女の側面からビームが飛んできたが紗夜は両腕のビームシールドでそれを防ぐと今度は腰部レールガンで撃ってきたジムを撃ち落として見せると、今度は撃ってきた敵からサーベルを構えて突撃してきた敵の集団へと意識を切り替えると、武装を持つ腕を切り落としていった。

 

「次…!!っ!!」

 

そして、向かってきたジムの武装を全て切り落とした紗夜は即座にその集団の中から抜け出したのと同じタイミングで他のジム達の射撃が紗夜によって切られたジム軍団へと突き刺さっていく。

 

その光景を後目に紗夜はジムの集団に飛び込んで再び切り結ぼうとしたが、ここで敵のジムは紗夜にとっては完全に想定外の出来事が起こっていた。

 

「っ…!!動きが…!?」

 

 

紗夜がジムをサーベルで振ったタイミングで、別の方向からジムが飛び出してきたが彼女はいつものように敵を斬ろうとしたその瞬間、紗夜の動きが突然鈍くなると咄嗟にビームシールドで攻撃を防いでから敵の脇腹を蹴り飛ばして無理やり距離を空けてから、すぐさま機体状態をチェックし始めたが―――

 

 

 

 

「スラスターと関節のダメージ!?…普段の機体と違うから…!!」

 

紗夜の機動に機体が付いてこれず、攻撃に当たっていないにも関わらず機体のスラスターと関節へのダメージが深刻化していた。

彼女は敵に囲まれているこの状況では動かなければ即座にハチの巣にされるが、このままの機動では戦闘中に機体がバラバラになってしまう可能性が出てきてしまい、この一瞬の状況判断で紗夜は迷ってしまった。

 

 

 

 

だが、この一瞬の迷いが致命傷になってしまった。

 

「っ!!後ろ…!!」

 

紗夜の背後からジムが迫って来ていたが、彼女は機体の事で判断に迷ってしまったせいで反応が遅れてしまい、背部ウイングの片方を根元から斬り飛ばされてしまった。

 

「ウイングが…でも!!」

 

ウイングを斬られてビーム砲が1門消失したが、それでもすぐに紗夜はすぐに振り向いて自身を斬ったジムをサーベルで両断して見せたが、片翼を失った紗夜に対してここぞとばかりにジムの軍勢がサーベルを片手に肉薄してきていた。

 

「動きにくい状況で向かってくるなら…!!」

 

相手から向かってくるならば幾分は関節へのダメージが抑えられる。

そう思っていた紗夜はサーベルの振り下ろしをシールドで抑えてからサーベルを別の方向に逸らしてから仕留めていこうと考えていたが、敵の狙いはただの近接戦ではなかった。

 

「えっ…ぐっ…!!」

 

サーベルを逸らされたジムに紗夜がサーベルを突き立てようとしたその瞬間、彼女が攻撃しようしたジムは突如として爆発を起こしていた。

 

紗夜は自身が攻撃する前に爆発したジムに驚いていたが、彼女へと向かって来ていた別のジムのサーベルで対処しようとしたが今度は敵のサーベルを受け止める前に向かって来ていたジムが爆散し、紗夜はその爆発で機体を吹き飛ばされてしまった。

 

「ぐっ…また、攻撃をする前に…っ!!」

 

目の前の状況が信じられない彼女はなんとか機体の体勢を立て直そうしたが、そのタイミングでまた別のジムが向かって来ては彼女の目の前で爆発して、今度は爆発に呑まれてしまい左肘が砕けてその先が脱落していた。

 

そして、3度目のこの行動を見た紗夜は敵の目的がただの近接戦ではないことを理解してしまった。

 

 

 

 

 

「これは…自爆特攻!?」

 

敵の目的はジムの大群を使った自爆特攻という、通常では考えることすら出来ない策を紗夜に繰り出していたが、目的が分かった紗夜はスラスターを全開にしようとしたが、そのタイミングでスラスターが限界を迎えて爆発。

 

その爆発によって残っていたウイングと背部にマウントしていたライフルが消失すると残っていたレールガンで向かってくるジムを叩き落していく。

 

だが、正に多勢に無勢のこの状況では満身創痍の紗夜が耐えきることは不可能出来ず、レールガンの弾幕を抜けてきたジム達が次々と自爆していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、爆発が止んだ時には大量のジムの残骸とフリーダムだけが残されており、そこには動いている機体は1つも残されていなかった。

 


 

「自爆特攻!?なんて策使ってんだよ!?」

 

「紗夜さん…美咲ちゃんは大丈夫なのか…でも、蘭ちゃん達も心配だし…」

 

「くそ…アタシ達はアタシ達で出来ることをするぞ!!」

 

「大丈夫だよね…美咲ちゃんだし…でも…」

 

「あぁ…!!もう!!次回!!"清浄なる光"」

 




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