超光少女マジアゼリオン   作:歌うどすこい

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敵が変態つながりで連想した一発ネタ
まほあこの小説増えて


ヒロイン!!俺?

 

 

 

次回予告 超光戦士シャンゼリオン

朱美……久しぶりだな!ってお前が俺に依頼?

 

「暁、実はこの子のお母さんが……」

 

「お前もあきらか、いい名前だねぇ〜」

 

「自画自賛してる場合か!」

 

「よくも……お前だけは許せねぇ!」

 

次回、『暁とあきら』お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……頭痛え、何だ今の夢」

 

朝、目が覚めると足だけがベッドの上で寝ていた。後は固い床に落ちている……少しの眠気がまだ残ってるけど、このまま寝たら首が寝違えそうだ。

時刻はまだ朝の6時、今日は8時には出かける予定……よし。

 

「寝るか」

「寝ちゃだめですよ!」

 

ベッドの上にもう一回寝ころんだ瞬間、声がかけられる。その方向を見ると、白いネコみたいなぬいぐるみモドキが浮いていた。

こいつはヴァーツ、ついこの間出会っちゃったりなんかして紆余曲折うんぬんかんぬんあって、俺を『魔法少女』にした謎生物、妖精、或いは吸血マスコット。

 

「いや、吸血マスコットってなんですか。それより今日は約束だったじゃないですか、トレスマジアの三人と顔見せしてもらうって!」

「そうだっけ、じゃあおやすみ……」

「だかr「寝るなぁ!」むぐぐ……」

 

布団をかぶる俺をヴァーツが起こそうとした瞬間、ドアが勢いよく開かれる。布団の中にヴァーツを隠して部屋に入って来た男の姿を見る。

少し長めの髪をオールバックにした長身の男、若々しーというかうるさいというか無駄に元気な雰囲気のおっさん。

名を速水克彦、俺……『涼村あきら』の養父。

 

「俺は……猛烈に悲しい!女の子が中学生で一人暮らしというだけで不安なのに、お前がそんなじゃ……俺は」

「速水のおやっさん……」

 

俺と速水は廊下の壁に飾られた一枚の写真を共に見る。額縁に飾られたロン毛の男性、今は亡き俺のもう一人の養父……『涼村暁』の遺影。

 

「暁に会わせる顔がないぞ……せっかくお前を託されたというのに」

「おやっさん……」

 

涙をおいおいと流す速水に俺はふらふらと近づく。はっと目が覚めたように、目を見開いて……そして。

 

「女子の部屋を勝手に開けるな!」

 

ドロップキックを叩き込む。なーにが悲しいじゃ、普段散々ちゃらんぽらんと言ってる男に託されて必死になってるアンタの方が悲しいわい。

勢いよくドアを閉めてさっさと着替える。……何か忘れてると少し考えて、思い出すとヴァーツを布団に隠していたと気づく。広げてみると顔を真っ赤にして気絶している。

……酸欠になっとる。とりあえずカバンに詰めて持っていくか。

 

「……そうだ」

 

壁に頭を打ったのか気絶してる速水のおやっさんを横目にしゃがんで、最後に挨拶を一つ。

 

「行ってきます」

 

……えい、と胸ポケットからCGペンを抜き取って電流を流してから出ていく。

改めて、俺の名は涼村あきら、中学生。副業、魔法少女しちゃったりしてます。

 

 

 

 

第一話『ヒロイン、俺?』

 

 

 

1990年代……闇次元からの侵略者ダークザイドと人類の戦いが人知れず始まり、そして終わったのも10年くらい前の古い思い出のこの今時。

他に誰もいない路地裏で、白いネコモドキ『ヴァーツ』と俺は出会った。

と、言うのも数奇な話。おやっさんが暁から継いだ涼村探偵事務所のいつもの犬探しの中、最近世間を賑わせていたエノルミータって組織の魔物に襲われちゃったわけ。

そんでもって犬を守ってる姿を『女の子が小さな命を守ってる姿』と勘違いされて魔法少女に勧誘されたってところ。

 

「バカタレ、今時そんな詐欺に引っ掛かるか。どーせお前ダークザイドの残党かなんかだろ」

「違いますよ!?」

 

魔法少女とか話しておいて、実際は悪の組織の大幹部に変身……それを撮影して脅迫。なんてこともあっちゃったりするんじゃないか最初の内は疑っていた。

こちとら暁から散々ダークザイドの手口やらを聞いてるし、遭遇もしたからな。

信じたのは、まあヴァーツ自身がダークザイドのことも信じてくれたからだ。今や人類の脅威も都市伝説として風化した中、ぬいぐるみモドキとはいえ信用してくれる奴は珍しい。

 

そんなこんなで魔法少女になった俺は、ヴァーツが他の魔法少女の対応しなきゃってんで先輩魔法少女、それも有名なトレスマジアって三人に面倒見てもらうことになっちまった。

 

「やってられんねーってホント……」

 

トレスマジアって言えば典型的な魔法少女、ああいうノリはどうも無理だ。もっと短い青春とか人生を楽しく、そう……ふんわかいけないもんかね。

そう思いながら校門を抜けて学校から出る。ここにトレスマジアもいるんだとか何とか、教師には粘りに粘って明日の朝から紹介されることにできたけど。

今日の放課後にトレスマジアと顔を合わせることになっている。はぁ、ヤダなー……授業をしてる同級生どもを尻目に帰宅できるのはうれしいけど、その後のイベントを考えりゃ地獄へのカウントダウンだ。

 

……バックレちゃおうかな。と、思った時で嫌な気配を感じる。魔物の気配ってことはエノルミータかあ、行けば確実に顔を突き合わすことになる。

でも行かなきゃ会った時に詰められるよなこれ。うん、戦いが終わってから声かけよう。地理に詳しくなくて間に合わなかった風を装えばいい……

 

と、思ってた俺は甘かったらしい。目の前ではトレスマジアの三人が人形のような魔物に拘束されて、擽られている。その横ではエノルミータの女幹部だろうか、陰気そうな悪魔っぽい服装の女がそれを見ていた。

つまり、ね……そういうことか。

面倒を見られるのは俺じゃなくて、敵の女幹部に弄ばれているトレスマジア……嵌められたってことだ。

 

「なーんかイラついてきた」

 

視界の中ではとうとう女幹部まで擽り始めた。変態闇生物を知ってる俺に変態女幹部の相手をさせようってんだな、ヴァーツ。

……そのつもりなら乗ってやる。エノルミータだかなんだか知らないけど、ぶっ潰してやるよ。

 

懐から変身アイテムを取り出して構える。多くの魔法少女とは違い水晶のような形のそれをかざして一言唱える。

 

「晶身……クリスマジア!」

 

 

 

 

 

 

_______涼村暁が死亡した際、暁と似たラームを持つあきらの肉体にクリスタルパワーが移った。

晶身…それは涼村あきらが魔力とクリスタルパワーを発現させ、超光少女マジアゼリオンとなる現象である__

 

 

突然発生した……強烈な光と魔力にトレスマジアと柊うてなは目を見開いた。

廃工場の上に一人の人影が立ち、その輝きを放つ。

 

それは黒のインナーに、水晶のようなクリアな鎧を身体、篭手、足に纏い黒のバイザーを顔につけた魔法少女。太陽の光を反射して天使のような神々しさを持ちながら、その形はどこか鬼を彷彿とさせている。

 

「あれがヴァーツはんの言っていた……新しい」

 

黄色の魔法少女、マジアサルファがその姿を見て声を上げる。

そして、何よりも興奮していたのは……

 

「魔法少女…」

(えーっ!?女騎士タイプ、すごく光ってて聖騎士って感じで凄く尊い……二つの意味で神々しい!!新たな敵幹部に追い詰められたという登場タイミングにあの雰囲気、これはクール系追加戦士に間違いない!!)

 

敵である筈のうてななのだが。そんな彼女を前にあきら、いや…マジアゼリオンはゆっくりと指を向ける。そして……

 

「お前よく見たら衣装エロいな、変態なのは性癖だけにしろよ……」

 

ものすごく腑抜けた声を発した。うてなは想像とは全く違った台詞と機から見た事実に、精神的にダメージを受けて膝をつく。

それと同時に人形の魔物にヒビが入り、崩れ落ちる。あまりのガン萎えに耐えられなかったのだ。

 

(これは……まずいね)

「……そろそろ退こうか」

 

その様子を見てヴェナリータはうてなを連れて退却する。

その場にはあられもない姿のトレスマジアと、戦闘が始まると思いきや終わったことに疑問符を上げているあきらだけが残った。

 

「……嘘、ホントにこれで終わり?」

 

 

 

 

 

次回予告 超光少女マジアゼリオン

「あーのね、俺はあんたらとつるむ気ないの。正義と悪の乳繰り合いはそっちでやってよ」

 

「あなたそれでも魔法少女なの!」

 

「あ、あなたそれでも魔法少女なんですか!?」

 

「ナメとったら、シバくで?」

 

「なんだ…カッコいいじゃんあんたら」

次回、『お気楽、苦楽ら?』お楽しみに!

 




ネタがあれば続く
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