アホほど忙しくて遅くなりました。
「んでね、ダレカちゃんは思ったワケよな。ファブリーズ丸呑みしても肘は痒いのだし、窓から名古屋飯を着るってのもワンチャンあるのでは…と!」
「一理ある……でもね、ダレカちゃん。庭にゴルフボールの素揚げをドロップキックするのは相対性理論に基いても木陰の回復値と同程度なんだろうけど、それじゃあコンソメの嫁はロッカーだって事にならないかな」
「………否定はせんです。しませんけど…バッターボックスに鵞鳥をランナウェイするってのはチャーハンのレッテルっすよ。棚からビターBluetoothが宥めるって理解してるのか?」
「ふっ……覚悟の皇帝はペンギンさ」
「………………」
「………………」
「「なーはっはっはっ〜!!」」
「…ヒフミ、アレは察するに高度な隠語…暗号文なのか?」
「し、深夜テンションかと……いえ、夜更かしテンションなのでしょうか…?ダレカちゃんは分かりませんけど、先生の目が爛々としてますし…」
――はいこんにちは、ダレるが如しのダレカちゃんです。は?ダレてないんだが?
昨日は
着々と準備は進んでるし、後はセンセの意志を尊重する形でナギサさんに友達ごっこのトラウマを植え付けたり、ミカさんの暴走を止めた後にまた暴走させたりするくらいだね。
エデン条約でミサイルHappyしてからアレコレしてスクワッド逃走、そんでベアッさんに全ての罪を被って退場してもらう。
非情だけど、極論的にはセンセが生き残れば良し派だからね。みーんな利用します。でもセンセのアンチ勢だからセンセを蹴るし黒歴史も広めるけど。
てか調印式のちょいと前らへんから触手のキモイ奴を退治しに行くし、あんまセンセに構えないんだよな。……仕方ないけど、センセとサッちゃんの邂逅は防げない。
あー、バニバニ。クソ喰らえやバニタス。
ちな徹夜続きでダレカちゃんは死にそうです。センセも昨日から起きてるから死んでます。ヒフミさん&ハナコさんと密会してたね、ヤバいですね☆
ま、今後の方針とか誰が怪しい誰を信じる等のオハナシは勝手にしてもろうて。今日からはハナコさんも手を抜かないし、ダレカちゃん的にはモーマンタイかな。
「お二人共、冷蔵庫からエナジードリンクを持ってきましたよ?」
「えっ、ハナコさん愛してるんやけど……エナドリは命のエネルギーやからね」
「エナジードリンク……エナジードリンク……アレ?ワタシハ、エナジードリンク…?エナジー……ワタシ、ドリンク…?エナジーだから、任務に行かなくちゃ……あれ、キャンペーンは…?しょうせい、キャンペーン……スタミナ、ない……えなじー……」
「あー、今からセンセを縛るから口に瓶諸々ぶち込んであげて?その後に頭をぶっ叩けば復活するから。ちなダレカちゃんのは胸部のジッパーから入れてくれればと」
「………あれ?アンタ、普通に喋れるの…?……じゃあさっきの素面!?」
「???………え、普通にいつも通り元気14%低燃費ダレカちゃんだよ?」
「充電切れかけのスマホなの?」
コハルさんはまた変なこと言ってるし……真面目に素面で変人やってるダレカちゃんに謝って欲しい。は?ダレカちゃんに謝るコハルさんなんて解釈違いなんだけど。
ツンデレが謝った場合、悪いのは謝らせた方だぞ。これテストに出ます。あ、アズサさんメモしないで。二割は嘘だから。
とりまセンセにエナジーを注入してパコン、ボコン!ベゴォォンッ!!と三回叩いた。そしたら一瞬だけ初期化されたけど、もっかい叩いて直しました。にへへ、センセの仕組みはセンセ以上に理解してるぜ!なんせ身体の中身まで見た事あるもん、内臓びしゃー………ウエッ…。
――まっ、それはそーとして。
「雨が降っとります」
「……急にどうしたのですか?」
「ハナコさん、雨が降っとります。雷ゴーゴーの雨ザーザー、ダレカちゃんの秘めた心と同様に雨ってます。んで外には――」
「あっ!…忘れてました、洗濯物が外に…!」
「っ!?ま、まずいですっ……!?」
裸足に靴下と靴を履いて駆けてく愉快なお馬鹿ども。みんなが笑ってます、お日様も笑ってます。寝おき体操着で他の着替えは外で干してるのに、そのまま外に行けば唯一の服も濡れるんだよなぁ。
あー、バニバニ。ばーにらばにら。
――んで、一時間後。
薄暗い体育館でスク水の女子が四人プラス大人一人。愉快な水着パーティが開催されておりましたとさ……絵面ヤバっ。
落雷で停電だから洗濯も出来へんし、着替えもないってなワケよな。ウケる。でもダレカちゃんは防水宇宙服だからモーマンタイ!
「さて、では記念すべき第一回!補習授業部の水着パーティーを始めます♡」
「どうしてこんな事に……」
「むっ…ハナコ、ダレカちゃんが水着じゃない」
「むしろダレカちゃんが急に宇宙服を脱いで素顔を晒したらやべぇでしょうよ。個性が無くなっちまうでしょうよ。つーか性別内緒枠だし水着はNGだし……精々白布を被ったメジェドフォームか、忍ペロくん着ぐるみしかな――」
「忍者ペロロ様の着ぐるみですか!?」
あっ。
「よし用事を思い出したから帰る!帰るったら帰り帰られ帰るんだから掴まないで!!離してセニョリータぁぁ!!えっ、ちから強くね!?や、やめ……センセ助けて!ダレカちゃんが…ダレッダレのダレカちゃんが忍者ペロロにされる!無垢な笑顔で忍者ペロロにされちまうぞ!?ネットにアップしてるセンセが自室で忍者ごっこしようとして投げた玩具の手裏剣が壁にぶつかって、そのまま返ってきて顔面に当たった時の動画は消すから助けて!!」
「なんて事をしてくれたんだ!?どうりで最近、生徒たちからの視線が生暖かいわけだよ!!」
「えぇ…先生、本当になにしてるの…」
悟りました、賢くて最強である程度の地位まで持ってる美人公明正大焼肉定食三度の飯より永遠のセリカさんなる黄金のダレカちゃんは悟りました。
あっ、これは逃げれねぇ……忍ペロくんになる
アァー!アアァァーーッ!ンアーーーーッッ!!
◆◆◆
「えへ、忍者ペロロ様……えへへ」
「…………ペロォ…」
はい、絶賛ヒフミさんに抱き締められたまま一時間が経過してる忍ペロくんだペロ。愛されるって嬉しいね、解釈違いで殺されると思ったけど普通に愛されてて依存しそうになってるペロよ。
「か、可愛い……ヒフミ、ヒフミ。私も抱きついていいのか?」
「……ヒフミさんじゃなくて忍ペロくんに許可取れしペロ」
「はいっ!忍者ペロロ様はみんなの忍者ペロロ様です!!」
「そうなのか…!」
「そうじゃないんだが?ペロ……むぎゅぅぅ…」
この二人、力いっぱい抱き締めてくるんよな。
どうせならツンデレなコハルさんとか、何がとは言わんけどデカいハナコさんに抱きついて欲しいペロ。あ、思い付いたペロ。いつか忍ペロくんでアビドスに行くペロ、そしてセリカさんに抱きつくペロ。ぐへへ……!
てか忍ペロくんもいいけど、セリカさんのしゅきなキャラクターの着ぐるみを着るペロ。
個人的には生地が薄ければなんでも良いペロ。セリカさんの体温を感じたいペロ。ん、むしろセリカさんが水着とかを着るべきペロ。てかセリカさんに愛されたいペロ。
「センセ、この人たちをひっぺがせペロ。疾くひっぺがすペロ。暑苦しいペロ」
「甘んじて受け入れなさい」
「余談だけど、シャーレの射撃場。的側向かって右手後ろの床のタイルが外れるペロよね。そこの下………ペロペロペロロン…いやー、物を隠すには最適――」
「ヒフミ、アズサ。忍ペロくんが困ってるよ。適切な距離感を保たないとダメじゃないか。人にはパーソナルスペースってものがあってだね…」
「そろそろ手首ネジ切れるペロよ?グロ注意報ペロ」
「きっと犯人はダレカちゃんだからね」
「あ゛ん?忍ペロくんだが?……………あ、ペロ」
「いま語尾忘れてたよね?」
「忘れてないペロ。むしろ『忘れる』って概念を忘れてたペロ。つまり山田さんが山でも田でも無いように、忘れたからと言って忘れていたワケじゃないんだペロ」
「そうだねプロテインだね」
「…プロテイン?えっ、先生も何言ってるの?」
「こ、コハルさん………その、ね…プロテインってのは簡単に言えば、筋肉の素だペロ」
「それくらい知ってるから!アレでしょ、前にアンタが言ってたヤツでしょ。植えれば生えてくるヤツ」
「え?」
「え?」
女の子に抱き締められるのは超絶嬉しいんだけど、ジメッとした雨の日にエ駄死連呼ちゃんと変態お嬢様に見られながらってのチョイとばかしレベルが高過ぎるペロ。
純愛過激派な忍ペロくん的には、狭い密室……そうペロねぇ…ロッカーの中とかで抱き締められたいペロ。
ユズさんが理想ペロ、だけどユズさんのバ先がペロロ着ぐるみだからペロロと忍ペロくんのモモフレコラボにしかならんペロね。これにゃあヒフミさんも大歓喜ペロ。
「ふふっ、仲が良いのですね」
「あっはっは!私が忍ペロくんに脅されて屈する程度には仲良しかもね」
「へっ、ドMペロね」
「まあ♡」
「脅さないでって間接的に言ってるんだけど?あとハナコは何で喜んでるのかな…」
「でも先生はザコザコ貧弱ナメクジちゃんだとダレカちゃんが……いや、忍ペロくんが言ってたぞ」
「アズサ…例え私がザコザコ貧弱ナメクジちゃんだとしても、脅しても良い理由にはならないんだ。そこのアホの言葉は九割五分が適当だから、基本的には無視しようね」
「でも先生、忍ペロ様が言ってるんですよ?」
「ヒフミ…そこのマヌケは忍者ペロロのパチモンだよ。だから正確には『忍ペロ様の御言葉』じゃなくて、それっぽくも無い戯言に他ならないんだ」
「でも忍ペロくんが、先生は度し難い変態で言葉巧みに生徒を騙し誑かして性的搾取を企むキヴォトスにおける負の遺産だと――」
「っ!?え、エッチなのは駄目…駄目なんだから!死刑!先生は死刑!!」
「エ駄死さんお静かにぃ!!……しーっ!アズサさん、それオフレコだペロ!!」
「あっ…し、しまった…!」
さて逃げよう、疾く逃げようペロ。センセのアンチ勢代表としてセンセのストレスキャパは把握してるけど、これはちょいとオーバーしてるペロ。つかペロペロうっせぇな……ペロ。
これも全て須らく斯くも虚しくセンセが悪い。でも逃げちゃうペロ、二度も逃げちゃいますペロ!ぬっへっへ、逃げ鳥の異名を今この場に自称する事にしようかと考えてでも却下した現状だけど、センセから逃げるくらいなら容易いペロよな。
「さぁ…お説教のお時間だよ、馬鹿秘書」
「チッ、しゃーねぇペロ。逃げ………ヒフミさん、アズサさん。そろそろ離れてくれないと忍ペロくんがミートパテになっちまうペロ。おいコラ、ハナコさんや。どうして後ろから抱き着くペロ、今はやめて欲しいペロ。あっ、センセが目の前に――」
この後めちゃくちゃ怒られたペロ。
んで、怒られすぎて途中から忍ペロくんがセンセに逆ギレして説教する程度には怒られ尽くしたペロ。センセの生徒に対するセクハラ行為を咎めるの気持ちよすぎだろ!!ヒャッハァ!!ペーーェッロッロッロォ!!
あと、ヒフミさんが終始ニッコニコだったペロ。これまでのループの中でいっちゃん笑顔だった。ペロ。着ぐるみの忍ペロくんはそーゆーモノとして愛してくれるんだペロね。
とりま停電が直るまでは勉強も出来んし、ぺちゃくちゃと話しましょ………………あ、ペロ。