僕の街の魔法少女と悪の女幹部がどう見てもクラスメイトなのだか? 作:平凡な暮らしにあこがれて
主人公に認識阻害魔法がきかない理由があきらかに!
「ふふふ、では今回も楽しくいきましょうか……」
「サルファ〜、オメーはブッコロス」
「負けないよ!」
「逃さない!」
「かんにんせぇや!」
そんないつもどおりのエノルミータとトレスマジアの戦いが始まる中………
「おっしゃあぁぁ! そこだ! マジアベーゼ! トレスマジアを素っ裸にしてやれー! フレー! フレー! ベ・ェ・ゼ!」
………マジアベーゼを応援する謎の男が1人いた。僕である。
僕はカメラを構え、なるべく低い位置からマジアベーゼをカシャカシャと撮影する。
「な!? ななな、なんですか!? あなたは!!?」
「なんや? お仲間とちゃうん?」
「知らねーよ?」
「いや、何で一般人が戦いの場にいるのよ!? 結界は!?」
ベーゼはとたんに恥ずかしがり、サルファは疑問をなげかけ、レオパルトは首をかしげ、アズールは僕に注意をする。そしてマゼンタが……
「君! ここは危険だから離れて!」
そう言われたので僕はとりあえずそのへんの木陰に隠れ、再びカメラを構えた。
「いや、カメラかまえんのやめて逃げんかい!!?」
「それは断る! たとえ大爆発に巻き込まれようとも僕の撮影は止められない!」
「どこに情熱かけとんねん!? てかなんでベーゼ応援してんのや! 応援すべきはこっちやろ!?」
「いやぁ、だってトレスマジアはグッズとかも売られてるけどエノルミータはないから自分で作ろうかと」
「どこの世界に世界征服企んどる奴らのファングッズ作るやつがおんのや!?」
「ここ!」
「胸はって言うなや! もうええわ! 流れ弾とかあたっても知らんからな!?」
「いや、当てちゃ駄目よ!?」
アズールがいうとレオパルトが……
「スキあり!!」
ズドドドドッ!と銃で攻撃をぶっぱなしてきた。
「くっ!? サルファシールド!」
サルファはシールドを出して僕ごと守る。
(へぇ〜、よくできた演出だなぁ。どうせあたっても痛くないんだろうけど、本当に演技力もあるし、頑張ってるなぁ……)
感心しているとレオパルトの攻撃の1つがシールドを壊してカメラを構えていた僕へ向かってきた。
「あっ!? 危ない!!」
とマゼンタは叫ばれて………
ピキッ、パキンッ! ポロンッ!
「「「へっ!!?」」」
僕に当たらずその魔法攻撃はかき消えた?
(なんだ。やっぱり、一般人には当たらないように安全に作られてるんだな~、まぁ、ここであたって巻き込まれるのも良かったけど……)
「は? あ? え? な、なんで?」
(あ、ヤバ。僕が勝手に干渉してどっちの陣営もアドリブがうまくいってない!? ここは………)
「うわぁっ! や〜ら〜れ〜た〜!?」
僕はわざとらしく声を上げてコロコロ転がりながらその場を離れていった。
(撮影は中途半端になっちゃったけど、まぁうまくはいったかな?)
魔法少女達はそんな僕に対して……
「いまのって……?」
「なんや、あいつ、攻撃を無力化しとったよな……?」
「一般人じゃないの?」
そしてエノルミータ側も……
「えっと彼はいったい……?」
「ベーゼちゃん応援してたから味方じゃね?」
「…………?」コク
「と、とにかく戦う雰囲気ではなくなりましたーーー!?」
エノルミータ達は逃げてその場は幕を閉じたのだった。
次回、学校にて……