ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 21:30:59.23 ID:1ab1nhPr0
ハニー「それで、その魔法界っていうのは、この私を楽しませてくれるわけ?」
ハグリッド「……」
ダドリー「ヒンヒン!!ヒンヒン!!!!」
ピアーズ「踏んでください!踏んでくださいハニー姐さん!!」
バーノン「小娘、やめろ!やめろ!また方々に頭を下げんといかんだろうが!ダドリーの友達をかかとで踏みつけるのはやめんかぁああああ!」
ペチュニア「ダドちゃん!坊や!どうしていつもそんな小娘の椅子になっちゃうの!ダメ、ダドちゃん!!そんなバカみたいな声を出さないで!はしたないわ!!!」
ハニー「何を今更。みんな、高貴で可憐な私の可愛い豚さんじゃない。ねえ?」
ダドリー軍団<ヒンヒン!!
ハグリッド「……こりゃぁおったまげた。見た目はリリーまんまだっちゅうに……中身はジェームズみてぇになっちょるとは」
ハグリッド「……」
ハグリッド「お、俺も踏んじょくれんか?ハニー?」
ハニー「えぇ。なるほど。中々魔法界もやりやすそうね?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 21:36:34.67 ID:1ab1nhPr0
バーノン「わしは認めんぞ!小娘を、お前らのその、イカれた魔の付く場所へつれていくなんぞ!」
ハニー「何よ、これまで散々のけものにしてきてくれたくせに」
バーノン「だまらっしゃい!貴様こそ、散々わしらに迷惑をかけておいてだな!」
ハニー「あら、ダドリーはこの上なく至福の時を過ごしているようよ?ねぇ?」
ダドリー「ご褒美です」
バーノン「えぇいうるさい!お前はこのまま芸能の学校にでも入って!その無駄にいい見た目で金を稼いでわしらに恩返しをするんだ!」
ハニー「ふぅん。それで、他所に行かせないように手紙を止めていたわけ」
ハグリッド「なんてやつだ、ダーズリー!そんなことは許されんぞ!」
バーノン「あっという間にその小娘の肘置きになっとるデカブツは黙れ!!」
ハニー「あら、それは褒めてあげるところだわ。ねえハグリッド?背を撫でられたらどうするべきかしら?」
ハグリッド「ヒンヒン!!」
バーノン「黙れと言うに!!!」
ハグリッド「黙るもんか!ええか、ハニーは俺と行くんだ!俺たちの世界で学んで、そりゃあすげぇ魔女になるに違ぇねえ!」
ハニー「当然ね」
ハグリッド「おうさ、そうとも!偉大なアルバス・ダンブルドア校長のいる、ホグワーツ魔法魔術学校で!」
ペチュニア「……」
バーノン「間抜けなキチガイじじいが小娘に教えるのに、わしは金なんか払わんぞ!」
ハグリッド「俺 の 前 で 、 ダ ン ブ ル ド ア を 馬 鹿 に す る な ! ! ! 」
バーノン「うわ!?な、なんだ、その傘はなんだやめろダドリーに向けて何をする気だ、やめろ、やめろーーーー!!!!」
バーン!!!
ダドリー「!!!!!すごい!!!!僕、ほんものの豚の尻尾が生えちゃった!!!!!!やったあ!!!!!!!」
ペチュニア「」
バーノン「なんで喜んどるんだダドリー!!ぺ、ペチュニア!ペチュニアしっかりしろ!!ワシを一人にしないでくれ!!この異様な空間でワシを一人にしないでくれえ!!!」
ピアーズ「ヒンヒン!!ヒンヒーーン!!!」
8: 2012/10/07(日) 21:39:46.98 ID:1ab1nhPr0
数時間後
ロンドン
ハニー「素敵な出迎えだったわ、ハグリッド。移動が電車だったのは、少し、そうね。驚いたけれど」
ハグリッド「すまねえ。あの家に着くまでは飛んで来たんだがよ。日が昇ってからはあんまり目立っちゃいけねえって言いつけられてんだ」
ハニー「飛んで?」
ハグリッド「そうだ、空飛ぶオートバイでな。昔シリウスから貰った……ウォッホン!あー、ハニーや。もうちっと面白い話をしよう。どうだったい、俺の魔法は?え?」
ハニー「ダドリーに尻尾を生やした、アレ?」
ハグリッド「おうともさ。本当は全身豚にしちまおうと思ったんだが……元と性根がもうなっちょったからか、あんまし変化がなかったなあ」
ハニー「それでもいいわ、とっても楽しかったもの。褒めてあげる」
ハグリッド「ヒンヒン! お前さんがしっかり魔法を学べばあんなもんじゃねえさ。なーんでも出来るようになる。お父さんとお母さんみてえに」
ハニー「そう、パパとママ、ね……その話が途中だったけれど、私の両親も魔法使いだったのね?」
ハグリッド「おう、聞いちょらんか……それはそうか、あの偏屈マグルじゃ」
ハニー「えぇ。あなたは、二人を知ってるの?」
ハグリッド「よーく知っちょる!友達だったし、それに、戦友だったさ、ああ。お母さんの方はなあ、お前さんにそっくりだ。一目見てびっくらこいたぞ俺は」
ハニー「……それは聞いたことがあるわ、えぇ。私の見た目が、ってね。ねえ、パパはどんな人だったの?」
ハグリッド「そりゃぁもう、そっちもお前さんそっくりさ」
ハニー「褒められた気がしないわね、なぜだか」
通行人マグル「あの子、なんで大男の肩に座ってるんだ……?」
通行人マグル「……でも、可愛いな」
通行人マグル「あぁ、可愛いな………」
通行人マグル「俺、明日から女の子一人くらい肩に担いで歩けるように鍛えるよ……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 21:43:19.11 ID:1ab1nhPr0
ハグリッド「あ、ち、違ぇ。違うんだハニー。俺はその、お前さんはジェームズに似て、あー……じ、自信家なところがスンバラシイってことをだな……」
ハニー「どうかしら。この捻くれた性格のことを言っているんじゃない?」
ハグリッド「違うんだ!そりゃまあ、ジェームズはちっとばっか難しい時期もあったが、そりゃあ、あの」
ハニー「ふーーーん」
ハグリッド「と、ともかく、ジェームズは良い奴だった、それは間違いねえ。うん……あー、ところでハニーや。お前さんは今日誕生日だろう?なんぞ、欲しいものはあるかい」
ハニー「……誤魔化されてあげるわ。そうね。私の笑顔に値すると思うものを考えてご覧なさい?」
ハグリッド「そりゃあ難題だ!よーし、期待しちょくれよ……ドラゴンの卵なんて用意できたらピッタリだったんだが」
ハニー「ドラゴンの卵……そんなものも普通に売ってるの、魔法界って」
ハグリッド「普通には売ってねえさ。そもそも売ってもねえなあ……後でトムに相談してみよう、うん」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 21:48:12.08 ID:1ab1nhPr0
『漏れなべ』
うわぁ、リリーだ!?
リリーが帰ってきた!!
ハニー「こんにちわ、始めまして。えぇ、そのリリーの娘のハニーよ?」
……天使だ!!!
天使が帰ってきた!!!
今日はポッター記念日だ!!
トム「ハグリッド、そのつけてる酔狂なもんはなんだい?昨日はそんなもん持ってなかっただろう?」
ハグリッド「ハニーが作ってくれたんだ!待っちょれ、今にお前にもくれるはずさ。何せハニーは優しい子だからな!」
トム「作るって……私にはどうも、首輪にしか見えんのだが……」
ハグリッド「豚の証さ!光栄なことなんだぞ、え?」
トム「ぶ、豚だあ?お前さん、一体どうしちまって……」
ハニー「あらハグリッド、ここにいたの……ハァイ、あなたが店主さん?」
トム「……オォーウ……」
ハニー「そう、それで、興味があるのかしら?私の可愛い豚さんになれば、あげることにしてるのだけれど?」
トム「……お、おう、あの、そ、そりゃあ……」
ハニー「そ。それじゃ、ヒンヒンお鳴き?」
トム「——ヒンヒーン!」
ハグリッド「やったな、トム!ほーれみんなも!ヒンヒーン!」
ヒンヒン!!!
ヒンヒン!!!
ヒンヒン!!
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 21:53:02.90 ID:1ab1nhPr0
中庭
ハグリッド「ほれ見ろ!みんなお前さんのことを知っちょったろう!?」
ハニー「えぇ、それに沢山私印の首輪を着けたわね。幸先がいいわ」
ハグリッド「あぁ、何せお前さんは特別だからな!そりゃあそうだ!魔法界で知らない者はいねえ!」
ハニー「私が特別なのはまごうことない事実だけれど……なんだか、あなたの言うそれは別のことのようね?」
ハグリッド「うっ……す、すまん。聞かんかったことに……」
ハニー「ハ、グ、リ、ッド……?」フーッ
ハグリッド「お前さんはむかーしどえらく悪ぃ最低の魔法使い、それ!『ヴォルデモート』!を赤ん坊の頃にぶっとばしたんですはい!!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 21:58:11.60 ID:1ab1nhPr0
ハニー「ふぅん。そいつはそんなに悪い奴だったの?なんだったかしら、『ヴォルデ……」
ハグリッド「や、やめちょくれハニー!あいつの名前を言うのは今でも恐れられちょる……」
ハニー「私が恐れるのは退屈と体重計だけ。何よ、たかが名前に。それに、私に指図するつもりかしら?」
ハグリッド「お、お前さんの呼びたいように呼んじょくれ!」
ハニー「えぇ、それじゃぁあなたは私を何と呼びたいのかしら?」
ハグリッド「天使だ!」
ハニー「知ってるわ」
追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:03:06.95 ID:1ab1nhPr0
???「お、恐ろしい名前を呼ぶ声が聞こえたと思ったら、な、な、なんと……納得はし、ししししてしまいますがね」
ハニー「? だあれ?」
ハグリッド「おぉ、クィレル先生!奇遇だなあ、新学期の準備ですかい?ハニー、こちらはクィレル教授、ホグワーツの先生だ」
クィレル「ま、ま、まあ、そんなところで。それで、き、ききき君にお目にかかれるなら来た甲斐があると言うものですね、は、ははははハニー・ポッター」
ハニー「そうでしょうね、よく言われるわ。こんにちはクィレル先生。ターバンが素敵ね」
クィレル「は、はは、こ、光栄至極で……」
ハグリッド「こんの先生様はすげぇんだぞ、ハニー。おっと、お前さんのすんばらしさに比べると霞んじまうがなあ」
ハニー「えぇ、言うまでもないでしょう?」
クィレル「は……はは、は」
ハグリッド「以前はマグル学を教えちょったんだがなあ。去年一年間海外で実地訓練をしなすって、今年度からは『闇の魔術に対する防衛術』を教えるんだ!ダンブルドア先生も感心しとったもんだ」
クィレル「は、は、まあ、その、そのくらいで。わ、わわわたしの話などいいのです、ぽ、ぽぽぽポッターさん。会えてよかった、そ、そそそれじゃあ、これで」
ハニー「えぇ……行ってしまったわね。随分、そうね?神経質な方のようだわ?」
ハグリッド「そうさなあ。以前はあすこまで酷くはなかったんだが、ほれ、海外でその、ちょいとしんどい目にもあったらしい」
ハニー「ふぅん」
ハグリッド「ハニー、お前さんの首輪を付けてやれば良かったんじゃねえか?そういえば声をかけなんだな?」
ハニー「……誰彼構わず豚にするわけではないのよ。それは、私は全人類の関心を集めて仕方ないでしょうけれど?」
ハグリッド「まったくだ」
ハニー「それでも、なんとなく分かるのよ。豚になるか、するべきじゃないって人。例えば私に出会う前から没頭する何かがある人とか、そうね、例えば……」
ハニー「……」
ハニー「他に飼い主がいる人、とか?」
ハグリッド「クィレル先生にいい人がいるとは聞いたことはねえがなあ。それはそれとして小首をかしげる様が天使にしか見えねえ」
ハニー「あら、そうでない時があるの?」
ハグリッド「ちげえねえや」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:03:06.95 ID:1ab1nhPr0
数十分後
オリバンダー杖店
オリバンダー「おぉ……ポッターさん。えぇ、ポッターさんでしょうとも。あなたのお母様が杖を買いにこられた時がつい昨日の事のようだ」
ハニー「あら、話の早い人は好きよ」
ハグリッド「うっぷ、よう、オリバンダー。あぁ、あんたなら分かるだろうな、うぇ」
オリバンダー「あぁ、ハグリッドも……トロッコ酔いで?」
ハグリッド「あぁ、グリンゴッツのな。うっぷ。ありゃいけねえ、ダンブルドアの仕事とハニーの案内でなきゃ近寄りたくもねぇや……」
オリバンダー「ついでに杖の棚からも遠ざかってほしいですがな。どれ、ポッターさん。杖選びを始めましょうか。杖腕はどちらに?」
ハニー「プロなら、それくらい教わらずに分かるのではないの?」
オリバンダー「ホッホ、なるほど、随分とお父様にも似たようで」
ハニー「やりにくいわ、あなた」
ハグリッド「オリバンダー!うっぷ、ハニーをわずらわせると俺が黙っとらんぞ!」
オリバンダー「わしの作った杖を無様に折られた馬鹿者はおとなしくしとれ。杖にも近づくでないと言うに」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:07:25.87 ID:1ab1nhPr0
数十分後
ハニー「……これ。これだわ。さっきまでと、全然違うもの。これが、私の杖よ」
オリバンダー「……えぇ、そうでしょうとも。柊の木、二十八センチ。不死鳥の尾の羽が入っております」
ハニー「不死鳥、へぇ。それはどれくらい綺麗なわけ?」
ハグリッド「うっ、お、お前さんほどじゃねぇ」
ハニー「そう、的確な評価ね。ならいいわ。で、『そうでしょう』とは?オリバンダー老?」
オリバンダー「なるほど、聡いところもお父様譲りですかな。さて、どこから説明したものか……」
ハグリッド「ハニーを煩わせるなと言うに。なあハニー、オリバンダーにも首輪をあげてさっさと話させればどうだ?え?」
ハニー「さっきも言ったでしょう。この人の脳みそはきっともう杖で一杯よ。ねえオリバンダー老?私に跪くよりやりたいことがあるでしょう?」
オリバンダー「はっはっは、何をおっしゃる。比べるまでもなく杖に頬ずりしたいですよ私は。あぁこの弾み、このしなり……」
ハグリッド「……お前、そんな奴だったのか」
オリバンダー「お前も似たようなもんだろうハグリッド、怪物マニアめ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:13:46.41 ID:1ab1nhPr0
オリバンダー「この杖に入っている不死鳥の羽を提供した不死鳥は、もう一本。わたくしが杖を作るのに提供した羽があるのです」
ハニー「ふぅん……さしずめ、その持ち主がヴォルデモートって奴なのね?」
ハグリッド「は、ハニー!」
ハニー「さっきから何、酔っているなら大人しく隅っこで、豚は豚らしくヒンヒン鳴いてなさい」
ハグリッド「ヒンヒン!ヒン!」
オリバンダー「まさに、その通り。あなたのその、額に走る稲妻型の傷。それをつけたのは、この杖の兄弟杖だというのに。あなたは、これを選ばれた」
ハニー「そ。じゃぁ、私はどこまでもそいつが気に食わないわ。おかげでいつまでも、前髪を変えられないんだから」
ハグリッド「その髪は似合っちょるぞ、ハニー!ヒンヒン!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:18:09.24 ID:1ab1nhPr0
オリバンダー「あなたの前途が、どうか多難でありませんよう。あの杖を作った者として祈っております」
ハニー「大丈夫よ。あなたの大罪は、この私の杖を作ったことで全部許されたわ。誰あろう、この私にね」
オリバンダー「……それは嬉しい、えぇ。例のあの人は、ある意味では偉大な事を成し遂げた。悪しき道ですが、偉大であることには違いないのでしょう。あなたも、おそらくは……」
ハニー「偉大な事を?えぇ、愚問ね。見ればわかるでしょう?高貴で可憐な私をね」
オリバンダー「そうでしょうとも」
ハニー「それじゃ、またね、オリバンダー老。次会う時は、ヴォルデモートの杖をお土産にしてあげる」
オリバンダー「……あなたなら、冗談にならなそうですなあ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:22:26.03 ID:1ab1nhPr0
ハグリッド「うっぷ、は、ハニー。すまねえ、俺ぁちょっと漏れ鍋に戻って一杯引っ掛けてきていいかい?どうにも酔いが覚めねえ、昔っからあのトロッコだけはいけねえや…ぅえ」
ハニー「そ。それなら、あなたはパブからそのまま教科書を買いに行って頂戴。私は時間がかかりそうな制服の方に行くわ」
ハグリッド「おう、うっぷ、お前さんにそんな重ぇもんを持たせるわけにいかねぇや、そうしよう」
ハニー「理解が早い豚は好きよ?」
ハグリッド「おっほー!うっぷ、そ、そんじゃぁ俺はひとっ走りしてくるで、またな!ヒンヒン!ヒン!」
ハニー「扱いやすくて助かるわ……あの酔いの酷さは異常ね。二つ目の殆ど空っぽの金庫なんて寄る必要あったのかしら」
ハニー「さ、って。制服はここね、『マダム・マルキンの洋装店』」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:26:29.53 ID:1ab1nhPr0
ハニー「……てっきりこの世界の服は魔法で勝手に身体ぴったりに伸縮したりするのかと思っていたのけれど。わざわざ採寸しないといけないなんて万能じゃないのね、マダム?」
マダム・マルキン「ごめんなさいねお嬢さん。次は左腕をよろしいかしら?」
ハニー「そうしてあげる」
???「……ね、ねぇ。あなた、今の言い方……ひょっとして、あなたも、あの、マグル生まれなの?」
ハニー「? そうだけれど、あなたは?」
???「あっ、ごめんなさい!」
ハーマイオニー「私、グレンジャー。ハーマイオニー・グレンジャーよ!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:32:39.71 ID:1ab1nhPr0
ハニー「……そう。私は——」
ハーマイオニー「あぁ、良かった!私、これまでマグル生まれの子に会ってなくて、とっても心細かったの!」
ハニー「そうよね。私も、案内してくれる豚がいなかったら、少しは……道に迷っていたかもしれないわ」
ハーマイオニー「豚……? ねぇ、あなた、どこの寮に入りたい?私、ホグワーツの事を知ってから、色々読んで勉強してみたの!」
ハニー「ふぅん。聞かせて」
ハーマイオニー「えぇ!勇気ある者が入るグリフィンドール、野心ある人が入るスリザリン、知恵ある者が入るレイブンクロー、優しさある人が入るハッフルパフ!」
ハーマイオニー「あぁ、私、できればレイブンクローがいいの!私、本が大好きで!」
ハニー「そのようね?」
ハーマイオニー「それは、もう!でも、名のある魔法使いの多くは、勇猛果敢なグリフィンドールのようだし、困ったわ!」
ハニー「……グリフィンドール。勇気、ね」
ハーマイオニー「そうなの!あのダンブルドアも、グリフィンドール出身だそうだし!あ、あなたダンブルドアをご存知?」
ハニー「名前だけは。それに、校長だということくらいね」
ハーマイオニー「えぇ!ホグワーツの歴代校長の中でも最も偉大な魔法使いなんて呼ばれてるそうよ……あぁ、それから——」
ハーマイオニー「ハニー・ポッターは知ってるかしら?あのね、どうやら、私たちと同じ学年……」
マダム「はい、お嬢さん。終わりましたよ」
ハニー「どうも、マダム」
ハーマイオニー「あっ……」
マダム「お話中ごめんなさいね、あなたはもうちょーっとだけ残っているの、そう、私としてもとっても残念なんだけど……」
ハーマイオニー「あっ、そ、それじゃ、あー、せっかくだから、あの……この後、い、一緒に……」
ハニー「……ごめんなさい、案内してくれてる人を待たせているの。店の前でいつまでも鳴かせておくのは迷惑だから、もう行くわ」
ハーマイオニー「そ……そう。それじゃ……」
ハニー「えぇ。じゃあ——」
ギュッ
マダム「あらーーー」
ハーマイオニー「えっ、えっ!?な、なにを!?ど、どうしてあの、抱きしめ、えっ!?!?」
ハニー「一緒の寮に、なれるといいわね。また、きっと会いましょう?ハーマイオニー」フーッ
ハーマイオニー「あ、あ、あぁ……え、えぇ!きっと、絶対、絶対だわ!///」
ハニー「えぇ……ふふっ。それじゃ、マダム、お会計は?」
マダム「結構ですわ!ですからどうぞ、そのまま続けて?ポッターさん」
ハニー「待たせていると言ってるの……あ、名前……」
ハーマイオニー「はぁぁ……」
ハニー「……へたり込んでいて聞こえてないわね。いいわ……またね」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:45:59.60 ID:1ab1nhPr0
ハニー「学校へ行っても私を忘れないように出来たかしら?」
ハニー「まあ、この私を忘れる人間なんているはずないのだけれど。そうでしょ、ハグリッド」
ハグリッド「もちろんだ、ハニー!よ、っと」
ハニー「あなたの肩の乗り心地は堪らないわね。誰も彼も見下ろすことができるし」
ハグリッド「そうか、それだけで俺ぁデカブツで良かったと思えっちまうぞ。ハニー、なんぞ良い事があったかい」
ハニー「そう見えるかしら」
ハグリッド「おう!俺とかあの豚みたいないとこを踏んづけている時とおんなじ顔をしちょる!」
ハニー「まぁね、ふふっ……それで、ハグリッド。さっきまでと違ってなんだか歩き方がぎこちないのだけれど?」
ハグリッド「ぎくっ」
ハニー「えぇ、そうね。正直な豚は好きよ?あなたは私をもっと喜ばせることができる、そう信じているわ」
ハグリッド「おー、ハニー。そうプレッシャーをかけんどくれ、俺ぁそいつにめっぽう弱い」
ハニー「ハグリッド、さぁ。一体コートの中に何を隠しているのかしら?」
ハグリッド「あぁ、ハニー、いけねぇ、いけねぇ……これは……」
ふくろう「ピィーッ!」
ハニー「可愛いふくろうを用意できたじゃない、褒めてあげるわ」
ハグリッド「お前さんと別れる時にビックリさせてやろうと思っちょったのに……」
ハニー「回りくどいのは嫌いよ、覚えておきなさい。さっ、白豚、主人の顔をキチンと覚えるのよ?チキンになりたくなければね」
ふくろう→白豚「ピピィー!?」
追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:59:39.58 ID:1ab1nhPr0
9月1日
ダーズリー家
ハニー「まさか、貴方が駅までの送迎を申し出るなんてね。いつの間に豚にしていたかしら?見た目は元からだけれど」
バーノン「だまらっしゃい!ふんっ、わしだって不服に決まっとる。ダドリーの例の尾っぽを取るのに腕の良い医者をようやっと見つけたと言うに、お前を送らないと付いてこんと言うからな」
ハニー「ふぅん。ダドリー、賢い取引が出来るようになったじゃない?ご褒美は何がいいかしら?」
ダドリー「ヒンヒン!それじゃ、尾っぽを撫でてください!!」
バーノン「えぇいやめろ!それで、キングズ・クロスでいいんだな小娘!列車で移動とは、何ともはや魔の付く連中の登校手段にしては真っ当なものだな」
ハニー「えぇ、そう書いてあるわ。キングズ・クロス駅、9と4分の3番線発、って」
バーノン「……きゅうとよんぶんのさんん!?っブッハ、はっはははははは!!!」
ハニー「なぁに?豚の鳴き声はヒンヒンでしょう?」
ダドリー「パパ、こうやるんだよ。まず、ハニーへの感謝で心を一杯にして、ブヒブヒなんてのは頭から締め出して、こう——」
バーノン「ちっっがう!!うぉっほん、いいか小娘、お前はぜーんぜん常識が無いからして知らんかも知らんがな……いや、まあ、いい。行けば分かる。そして恥をかけばいい気味だ……ほれ、行くぞ」
ガチャッ
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ハニーーー!! ハニーーーー!!!
行かないでーーー!!!
ヒンヒーン!ひんひん!!!
バーノン「…………」
ハニー「えぇ、みんなお見送りありがとう。えぇ、そうね。全寮制なのよ、しばらくお別れね。あぁピアーズ、ダドリーと仲良くやるのよ。そう、マイクとこの横断幕を作ったのね、褒めてあげるわ。マイクも、え?そうね、どこの学校なのかはお利口な豚でいればいつか分かるかもしれないわ。だから泣かずに、しっかり鳴きなさい。そう、それで、ミセス・フィッグ?猫もいいけどお家の事も欠かさずにいるのよ、また私とお茶をしたいのであればだけれど——」
バーノン「……この通りのイカれた、いや、イカれさせられた連中が道の向こうまでワラワラと……あぁ、いつもこれだ……小娘が少し外に出ると馬鹿げたミュージカルもどきを近所中ではじめよるし……」
ペチュニア「……」
バーノン「な、なあ、ペチュニアや?これまで何度も言っておるが、いい加減検討せんか?ほら、引越しの件だが……」
ペチュニア「……駄目よ、バーノン。ここでなきゃいけないの」
バーノン「し、しかし、その、言っては何だが、わしもこの十年で会社をデカくしてだな、もっと広い家でも、その」
ペチュニア「 駄 目 よ 」
バーノン「……すまん」
ペチュニア「……何か不都合があって、アレに手紙を出さなきゃ行けなくなるなんてごめんだわ」
バーノン「うん?」
ペチュニア「なんでも——散りなさい!!!!水を撒かれたいの!!!!???さあ!!!!シッシッ!!!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:59:39.58 ID:1ab1nhPr0
キングズ・クロス駅
ハニー「9と4分の3番線……そんなもの、どこにもないじゃない」
ハニー「……あの豚以下のおじさんが嫌な笑いをしていたのは、こういうことだったのね」
ハニー「ハグリッド、きっと何か伝え忘れたんだわ……漏れ鍋から横丁へ続くレンガ壁を開いたような、何かを……次会ったら酷いわよ」
ハニー「ともかく、魔法の世界に行くには……どうすれば……」
ハニー「…………」
ハニー「人、人、人で……誰も…………」
ハニー「……?」
ハニー「あの赤毛の集団、何かしら……先頭の男の子のトランクの上のあれは……ふくろう、よね?」
パーシー「ロン、ロン!お菓子を食べながら歩くんじゃない!君も今日からホグワーツの一員なんだ、監督生の僕に手間をかけさせないように……」
フレッド「おぉーぅ完璧パーフェクトパーシーはいう事違うぜ全くさ。鼻高々でダンブルドアにも負けないくらい伸びきっちまうんじゃないかい?」
ジョージ「ロニー坊や、お菓子を食べないと不安かい?大丈夫さ、組み分けはちょっとばっかり痛い目にあうだけ、死にはしないさ、きっと多分な」
ロン「パース、僕は子供じゃないんだ!ジョージもうるさいぞ、マーリンの髭っ!!」
ハニー「……」
ハニー「ふぅん?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:03:51.65 ID:1ab1nhPr0
ドンッ!
ロン「あいたっ!?」
ハニー「あら、ごめんなさい……あぁ、あなたのお菓子が足元に散らばって……」
ロン「いったたた……あー、ごめんよ。僕の方こそ兄貴たちと口論をしていたせいで。すぐに拾うよ、お世話様」
グシャッ
ハニー「……私の靴に、チョコがついたわね」
ロン「えっ……あー、どっちかと言うと、君が踏んだように思うんだけど。なんのつもりだい、君……君、は……」
ハニー「……」
ロン「あ……の……ぁ……」
ハニー「拭かせてくださいって、顔に書いてあるのだけれど?ロニー坊や」
ロン「………………」
ロン「もちのロンさ!!!!!!!!!!!!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:11:01.93 ID:1ab1nhPr0
ホグワーツ特急
ロン「一応訂正させてくれよ。僕は、ロナルド・ウィーズリー。ロンって呼んでよ、あ、豚でもいいよ?君の好きにして欲しいな」
ハニー「話が早くて助かるわ。私は、ハニー・ポッター」
ロン「……は、ハニー・ポッターだって!?冗談きついよ、マーリンの髭!」
ハニー「主の言葉が信じられない豚なんていらないのだけれど?」
ロン「ごめんなさい!でも、へぇ、君が……おったまげー。あのハニー・ポッターが、こんなに可愛い女の子だったなんて」
ハニー「えぇ、それで高貴で可憐でね。よく言われるわ」
ロン「そりゃそうさ、だってホントのことだもんね。今も僕、毎秒思ってる。高貴で可憐だなあ。あ、また思った」
ハニー「あなた、ダドリー以来にしっくりくるわ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:16:27.85 ID:1ab1nhPr0
ハニー「それじゃ、あなたは兄弟が五人もいるの」
ロン「うん、あと妹が一人」
ハニー「道理で鍛えられているはずだわ、性根の話ね」
ロン「なんのことだかさっぱりだけど、君に褒められて光栄さ」
ハニー「素直に尻尾を振ってヒンヒン言っておけばいいのよ。さぁ、それが出来たらご褒美にこの首輪をあげるわ……ほーら、どう?欲しい?後ろ足で立って回って御覧なさい?」
ロン「うっひょう席に立ち上がってクルクル回る君のおかげで僕はトールネードーズも真っ青な回転っぷりさ!やったぜ!」
ハーマイオニー「な、なぁに、あれ!男の子にイヌみたいな真似させて、あんな……」
ハーマイオニー「……って……え?」
ハーマイオニー「あの子、は……」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:20:34.24 ID:1ab1nhPr0
ロン「ヒンヒン!ヒンヒン!ハニー!僕らのハニー!ヒンヒン!」
ハニー「あっはは、よく鳴く豚ね。可愛いわ」
ガラガラッ
ハーマイオニー「ちょ、ちょっと!やめなさいよ!……ぁ……」
ハニー「うん?これはロンが好きでやっていることなのよ……あら」
ハーマイオニー「……見間違いであって欲しかったけれど、やっぱりあなたなのね」
ロン「誰だい、君。ハニー・ポッターになんのようさ」
ハーマイオニー「なんにも……は、ハニー!?ハニー、ポッター!?だ、誰が!?あなたなんていう冗談は止めて頂戴よ!?」
ロン「赤毛しか合ってないさ、あぁ。違うよ」
ハニー「私よ、私がハニー・ポッター。紹介が遅れてごめんなさいね?」
ハーマイオニー「……嘘」
ハニー「本当」
ハーマイオニー「……嘘であってほしいわ」
ハニー「それは、何が?」
ハーマイオニー「全部。全部よ」
ロン「……あれ?何この空気。さっきまで僕は天国にいたはずなのに。おっかしいな。マーリンの髭」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:27:03.64 ID:1ab1nhPr0
ハーマイオニー「あの時、豚、って言ったように聞こえたのは、聞き間違いじゃなかったのね」
ハニー「私はいつでも自分に正直に生きているの」
ロン「だから君は輝いているってわけだ。なるほどなあ」
ハニー「だから全部ホントよ。あなたと学校で会いたかった、っていうのもね。早々に、叶ったようだけれど……」
ハーマイオニー「近寄らないで!」
ハニー「……そうしてあげるわ」
ハーマイオニー「……あんなに憧れたハニー・ポッターが、それに」
ハーマイオニー「——あなたがこんな人だなんて、がっかりだわ」
ハニー「……」
ハーマイオニー「……あなたとは、お友達になれるって思ってたのに。失礼するわ、赤毛の女王様」
ガラガラピシャンッ!!
ロン「あー……ありゃなんだい?中々、ネーミングセンスはあるみたいだけどさ」
ハニー「ロン、さっき山ほど買った百味ビーンズでも貪ってなさい」
ロン「あ、僕の餌のこと?よく知ってたね、箱で食えるよこんなのモシャモシャうおマズっウエッモシャモシャあっうまっやっぱマズっウエェモシャモシャ」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:32:44.15 ID:1ab1nhPr0
ロン「モグモグモグ……うわ、これ無味無臭だ。このビーンズじゃある意味面白みのない大外れだよなあ」
ハニー「……」
ロン「そして君の僕に対するリアクションもこれまた無味無臭、全く、ゾクゾクするね、あぁ」
ハニー「あなた訓練されすぎよ」
ガラガラッ
??「やぁ。ここに、ポッターがいるって?なんだか出っ歯のマグルもどきがわめいていたんだ」
ロン「なにさ、次から次に。僕とハニーのプレイを邪魔しないでくれよ」
ハニー「……何かよう?悪いけれど私、少し気分が悪いの」
???「おやおや、これは失礼」
ドラコ「僕はドラコ。ドラコ・マルフォイさ」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:39:11.49 ID:1ab1nhPr0
ロン「ぷっ。マルフォイだって?」
ドラコ「——僕の名前がおかしいか?君の名前なんて聞く必要もないな、ウィーズリー。貧乏赤毛のコソコイタチめ」
ロン「……なんだよ」
ドラコ「あぁ、君の赤毛をバカにしたように聞こえたらごめんよ、ポッター。なに、君がバラなら、さしずめこいつは干からびたミミズさ」
ハニー「……」
ドラコ「君はマグルの世界に身を置いていたと聞いているよ。だからそいつがどれだけ卑しいのかも知らないんだろう?全く嘆かわしいことさ、君のような存在があんな場所に、そして今こんな、魔法界の鼻つまみ者と一緒だなんてね」
ハニー「…………」
ロン「おい、勝手にベラベラと喋るなよ。ハニー、こいつこそ……ハニー?き、聞いてる?」
ドラコ「あぁ、僕の言っている事の方が重要だとわかってるんだろう?そうさ、そのうち君も、良い家柄と悪い家柄の区別が分かる。まぁそれまでは、この僕が教えてあげよう。さあ、お手をどうぞ?」
ハニー「…………」
ガシッ
ロン「は、ハニー……?」
ドラコ「!!!!やった……父上、これで——」
ハニー「とりあえず」
ハニー「とりあえずね」
ハニー「痛かったら無様に鳴きなさい?」
ギチギチギチギチギチギチギチギチッ
ドラコ「な、なnいだだだだっだだっだだやめろ!!!やめろやめろなんで腕捻ってうわあああああやめろ痛い痛い痛いやめろやめてええええええええ!!!!」
ロン「いったー!いったー!ハニー姐さんの流れるような関節技だーーーーーーー!!!!!!!」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:43:16.80 ID:1ab1nhPr0
ハニー「女だからって甘くみた?残念、無駄に護身術は覚えたの。馬鹿みたいな人達が多かったものだから」
ドラコ「は、はなっ、はなせっこのぉおおおお!!!痛い痛いいだいいだいいいいいいい!!!!」
ハニー「語尾にフォイをつけてお願いできれば離してあげるわ?そうすれば胸糞の悪いあなたでも少しは笑えるのかもしれないし」
ドラコ「んなっ!?だ、誰がそんnイタタタタタタタタ!はな、放せ離せ離してええええ!!!」
ハニー「語尾に、何か、足りないわね」
ドラコ「ああああああああ!!!離して!!!!離してくださフォオオオオオイ!!!」
パッ
ドサッ
ドラコ「うわっ!!う、うぅ……ぽ、ポッター」
ハニー「あら、跪きなさい、とまではまだ言っていないのだけれど?」
ロン「アッハハハ!ざまぁみろよマルフォイ、僕の父さんを一家総出で悩ませてる罰かもな!」
ドラコ「く、っそ、っ、〜〜〜〜~っ!!!!!!黙れウィーズリー!!!!!!!覚えてろ、覚えていろよ、ポッター!!!!!!」
ハニー「えぇ、あの無様な負け顔はそうそうね」
ロン「あぁ、忘れられないよなあ。もちのロンで」
ドラコ「〜〜〜〜〜~っ!!!!」
ガラガラガラ、ガラガラピシャンッ!!
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:48:42.41 ID:1ab1nhPr0
ロン「爽快だったよ、ハニー!君はやっぱりすっごいぜ!」
ハニー「こんなことで褒められても嬉しくないわ」
ロン「でも、良かったのかい?あいつ、見るからにヘタレだろ、僕と同じで」
ハニー「えぇ、あなたと同じね。豚の臭いがプンプンしたわ」
ロン「ご褒美さ、あぁ。で、あいつも君のそれに加えなくて良かったのか、ってことさ」
ハニー「……友達なら自分で選べるわ。それに、勘違いしないことね、ロン。誰でも豚にするわけじゃないし、それに……あの人、あなたに酷いことを言ったじゃない」
ロン「……えっ?」
ハニー「……私の豚を馬鹿にするのは絶対に、絶対に許さない。そういうこと」
ロン「一生ついていくよ、ハニー!」
ハニー「言わなくてもそのつもりでしょう?」
ロン「違いないや!もちのロンでね!!」
追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:59:39.58 ID:1ab1nhPr0
ホグズミード駅
ハグリッド「いっち(一)年生はこっち!いっち(一)年生!」
ハニー「あら、懐かしい声がするわ。ロン、あなたの同胞よ」
ロン「さっすがハニー、もうホグワーツに豚がいるなんて。ヒンヒン!」
ハグリッド「! おぉ、ハニー!会えて嬉しい、そんで、お前さんが今鳴いとったロナルド・ウィーズリーか。よろしくな!ヒンヒン!」
ハーマイオニー「……?今、何か会話がおかしかった……ような……」
ロン「! ハグリッド、それじゃ、君がハニーをダイアゴン横丁に連れて行ったって言う!羨ましいなあ!マーリンの髭!」
ハーマイオニー「……!?い、今何が、この人たち、どうやって会話……か、会話?会話なの、これは」
ハニー「気になるかしら?そうね、あなたは勉強熱心なようだもの。教えて欲しい?」
ハーマイオニー「っ、結構よ!ふん!聞き耳立てないでいただける!」
ロン「君から割り込んで置いてなんだよ」
ハーマイオニー「一年生が集まっているのだからしょうがないでしょう!」
ハグリッド「おぉ、もう友達が一杯だな。さっすがハニー。天使だ」
ロン「何言ってんだ、女神だよ」
ハニー「知ってるわ」
ハーマイオニー「そんなんじゃないわ!どれもこれも!!どれもこれもよ!!!」
ネビル「き、君、大声ばっかで疲れないの?」
ハーマイオニー「……今どっと疲れたわよ!!!」
ネビル「ヒェ、ごめんなさい……とばっちりだあ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:54:36.50 ID:1ab1nhPr0
ホグワーツ
大広間
ザワザワザワ
グリフィンドール生「今年は、あのハニー・ポッターの年だろ!?」
グリフィンドール生「グリフィンに来てほしいよな!!お祭りになるな!!!」
ハッフルパフ生「仲良くできるといいなあ」
ハッフルパフ生「一番良いミートパイが出る皿の前開けておこうぜ!」
レイブンクロー生「彼女がこの寮に入る可能性はどれくらい?」
レイブンクロー生「きっと聡明な素晴らしい魔女さ、間違いないよ」
スリザリン生「ふっ……」
スリザリン生「ふっ……彼女がスリザリンこそ相応しい力があるとも知らずに……」
マクゴナガル「ただいま戻りました、ダンブルドア校長。一年生は全員無事湖を渡って、ホールで待たせてあります」
ダンブルドア「ご苦労じゃったのうミネルバ……ほっほ、どうやら生徒達は、ハニーの話題で持ちきりのようじゃな?」
フリットウィック「リリーに大変似ているそうで!あー、スネイプ先生?あなたは、ご学友でしたなあ」
スネイプ「……」
マクゴナガル「……それでは、呼びましょうか……一年生、前へ!」
ガチャッ!
ザワザワザワザワ!
グリフィンドール生「な、なんだあれ!?」
グリフィンドール生「あ、赤毛の美少女が、男たちの人体矢倉に担がれながら運ばれているー!?」
ハニー!ハニー!! 僕らの女王ハニー!
ロン「こら、やめろよ!ハニーの足元は僕だぞ!そうだろ、ハニー!?」
ハニー「えぇ、ロン。良い眺めね、褒めてあげるわ」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 23:58:32.70 ID:1ab1nhPr0
マクゴナガル「なっ!?なっ、なっんです!?あれは!?さ、先ほどまでは、あんな!?この十数分の間に何が!?!?」
ダンブルドア「おぉう……見てみ、ミネルバ。まっことリリーの生き写しじゃなあ」
マクゴナガル「そこですかアルバス!?!?」
ダンブルドア「ジェームズの血を引いている以上、ある程度派手なのは想定しておかんとのぅ」
フリットウィック「いやあしかしそっくりですな。スネイプ先生、どうで……」
ズダンッ!!!!
フリットウィック「ひっ!?」
スネイプ「……」ダクダクダクダク
フリットウィック「す、スネイプ先生!?ご自分の手の甲にフォークを突き刺して、なにを!?血、血が溢れていますよ!?」
スネイプ「あれはリリーではないあれはリリーではないあれはリリーではないあれはリリーではない耐えろセブルス誓っただろうリリーを生涯あいsあれはリリーではないリリーではないのだ耐えるのだ、耐えるのだ我輩ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:07:09.02 ID:qX/gSfSo0
スネイプ「あぁそうだ確かにあれはリリーに似ている似てはいる知っていたそうだ知っていたさだがあれはリリーではない」
スネイプ「あの流れるような赤い髪透き通るような風になびく美しい艶やかな髪は我輩の脳裏に焼きついて離れない離れたくないあの軌跡と同じだがあれはリリーではない」
スネイプ「あの陶器のように白く澄み渡り美しい肌はリリーが我輩の手を握ってくれたあの時と同じキメ細やかさをそれでいて確かな温かさを誇って見えるがあれはリリーではない」
スネイプ「あの笑顔、全ての人を虜にするような、誰もが彼女を愛してやまないようなあの笑顔夢のように染まる頬もまるでリリーのようだ、ようだが、あれはリリーではないのだ」
スネイプ「リリーではない、リリーではないのだ抑えろ、静まれえ、静まれ我輩の、我輩のスニベルスぅううううう!」
フリットウィック「……あー……ダンブルドア校長?」
ダンブルドア「ミネルバよ、セブルスは組み分けの儀式を欠席するようじゃ」
マクゴナガル「えぇ、そうでしょうとも。そうさせましょうとも、まったく」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:12:34.48 ID:rflx2h4/0
組み分け「包み隠さず話してごらん~♪私が君を組み分ける~♪」
ロン「組み分けの方法が、喋る帽子を被ることだなんてなぁ。双子の奴等、散々脅しやがって。覚えとけよ」
ハニー「寮の特色は、大体前にあなたが言っていたのと同じようね?ねえ、グレンジャー?」
ハーマイオニー「……話しかけないでいただけるかしら。あなたと同類だと思われたくないもの」
ロン「おいおい、ハニーになんていい草さ。大体それってめちゃくちゃ光栄なことじゃないか、なぁハニー?」
ハニー「あら、あの時はあなたの方から一生懸命話しかけてくれたのに」
ハーマイオニー「知らない!!」
ロン「ハニー、ハニー!僕はいつだって君に話しかけるよ、あぁ!いつだってね!」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:19:24.10 ID:rflx2h4/0
グリフィンドール生「ポッターはどこになるかな?」
グリフィンドール生「あぁ、可愛いけどあれ、みたろ?」
ハニー「……」
ハッフルパフ生「多分、スリザリンだよな。女王様って感じだし」
レイブンクロー生「今年はスリザリンの年だな……」
ハニー「……」
スリザリン生「おい!!!!!!!!一番良い寝室を開けておけ!!!!!!!!!!談話室の一番暖炉に近い席もだ!!!!!!!!!!やったぞ!!!!!!!」
ハニー「…………」
ロン「ハニー、僕は君がどこに入ろうとついていくよ!」
ハニー「えぇ、ロン。そもそも主がいないと豚は生きていけないでしょ?」
ロン「その通りさ!」
マクゴナガル「名前を呼ばれた生徒から前にでて、帽子を被りなさい!アボット・ハンナ!」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:24:42.16 ID:rflx2h4/0
ハニー「ねぇロン、質問があるわ。答えられたら、いいことをしてあげる」
ロン「うっひょー!いいよ、なんだい!?」
ハニー「スリザリンって、どういうところ?」
ロン「闇の魔法使いの出身者が多いよな、うん。あー……『例のあの人』とか」
ハニー「ヴォルデモートね」
ロン「!?!?あ、あの人の名前を言うなんて、ほんと、君っておったまげー」
ハニー「もういいわ、大体分かったから。それじゃ、ご褒美ね……」フーッ
ロン「!?!?み、みみみみっ耳にいいいい息なんてそんあハニーあのそのあぁぁぁああえっと僕組み分けの前にちょっとお手洗い行ってもいいかなあ!!!!」
マクゴナガル「グレンジャー・ハーマイオニー!」
ハーマイオニー「はいっ!」
ハニー「張り切っちゃって。でも返事はいらないみたいよ?」
ハーマイオニー「あ、あなたは黙ってて!!!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:29:21.60 ID:rflx2h4/0
組み分け「グリフィンドール!」
ロン「あ、君を嫌ってるにっくいあんちくしょうは、グリフィンドールみたいだよ。なんだか時間かかってたけど」
ハニー「えぇ、良かったわね。彼女らしいわ」
ロン「……随分、あの子につっかかるじゃないか?」
ハニー「……私、が?あの子に?」
ロン「うん」
ハニー「……へぇ。ロン、褒めてあげる。そうね。だって、あの子は……」
マクゴナガル「ポッター・ハニー!」
ザワザワザワ
ロン「! ハニー、頑張って!残った僕らで君を応援してるよ!」
うぉおおおハニー! ハニーガンバレー!!!
ハニー「ふふっ、ありがとう可愛い豚さんたち」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:35:06.86 ID:rflx2h4/0
ハニー「さ。とっととやっちゃって頂戴」
組み分け「うむむ、ふむ……これはこれは」
ハニー「なぁに?どうせ、決まりきっているんでしょ?」
組み分け「む?決まっている、とは?」
ハニー「回りくどいのは嫌いよ。さっさと、言えばいいじゃない。スリザリンって」
組み分け「ほぉー、君はスリザリンに入りたいのかね、お嬢さん?」
ハニー「……別に。でもあなたはさっき、言ってたわ。スリザリンは狡猾で野心家、手段を選ばないって」
ハニー「周りの皆も大体、そう思ってるみたい。そりゃそうよね、だって私は自分のしたいようにしてる」
ハニー「だから、そうに決まってるのよ」
組み分け「…………ふぅーむ」
ハニー「ほら、早く。待たされるのは私、好きじゃないの」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:40:38.17 ID:rflx2h4/0
組み分け「ふむふむ、なるほど?確かに君はスリザリンに向いている、といえるかもしれん」
ハニー「でしょ?だったら……」
組み分け「だが、君は知恵もある。知識をつけたいという願望もある。入学するまでの数週間、君が教科書を捲らない日が無かった事を私は知っているよ。君はレイブンクローでだって、上手くやれるだろう」
ハニー「……」
組み分け「しかし君は同時に、人への優しさも持ち合わせている。周りの者にはいびつに見えるそれも、私は良く知っているよ。君が過ごした家で、どれだけ耐え忍んでいたかさえ、私には見えている。断言しよう。君はハッフルパフでだって、上手くやれる」
ハニー「……」
組み分け「もっとも、一番上手く行くのはやはりスリザリンだろう。狡猾、野心。そうだなあ。君が今ここに立っている姿、そこに至るまでのソレは確かにそう表現するに値するだろう。あぁ、君はあそこに入れば偉大になれる、間違いなく偉大な、魔法界に名を残す魔法使いに」
組み分け「だから私は、このまま君をスリザリンに入れるのが正しいのだろう」
ハニー「……」
組み分け「君が——心を偽り、言葉を欺き続けるのならば、そうするしかないのだろう」
ハニー「……」
組み分け「私は歌ったね?包み隠さず話してごらん~♪ ここでは君の声は私にしか聞こえない。心は私にしか見えやしないよ。どうだね……少しだけ君の本音を、漏らしてみれば」
ハニー「……………」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:48:17.79 ID:rflx2h4/0
ハニー「……知った口を」
組み分け「うん?」
ハニー「知った口を、利かないで」
ハニー「私は、誰からも望まれない子供だった。生まれた時から両親はいなかった。いるのはいじわるなおじとおば、それにいとこだけ」
ハニー「何度も何度も聞かされた。両親は揃って死んだ、私たった一人残して。それであの家にいさせられて、幸せな家庭のたった一つの鼻摘まみ者として、私は」
ハニー「……わたしは、いっつも一人だった」
ハニー「夢に見たわ。いつもいつも寝る時は同じ事を想った。明日まで頑張れば、きっと、おじさんもおばさんも知らない誰かが、いつかわたしを、きっと連れ出してくれて。そして、家族に。本当の家族にしてくれる、って」
ハニー「……無駄なのにね。朝わたしを起こすのはおばさんのヒステリックな金切り声。かけられるのはおじさんの身を裂くような罵倒。それに、待っているのはいとこの拳だけ」
ハニー「いつもビクビクしてた。今日はなにをされるんだろう、なにをすればいいんだろうって。人の顔色ばかり窺って……人の目が気になって、怖くって」
ハニー「叩かれて痛いのも怖い。言いつけを守れなくて何も食べさせてもらえない時の胃の寂しさも怖い。何もしていないのにおかしなことが起きて、真っ赤な顔で怒られるのも怖い」
ハニー「……必要とされない毎日が、何より怖かった。わたしは……なんの為に生きてるんだろう、って」
組み分け「……」
ハニー「でも……あるとき……街中でヘンテコなローブを頭まで被った誰かに、言われたの」
ハニー「『君はリリーによく似ている——高貴で可憐だ』……って」
ハニー「一度も褒められたことなんてなかったから、びっくりしたわ。あの頃のわたしの顔なんて、切らせてもらえなかった前髪のせいで誰も見えて無かったんじゃないかしら」
ハニー「……いいえ。その人も、顔は見えていたかどうか……その前髪に触れるか触れないかでおばさんがとんでもなく大騒ぎして、気づいたら消えてしまっていたし」
ハニー「そうね。今思えばあれは、こっちの世界の誰かなんでしょう。この世界でわたしを知っている人は、多いようだし。わたしだけじゃない。ママのことだって、パパの事だって。あの家と、あっちの世界とは違って」
ハニー「ともかくそれから……わたしは、少し自分に自信が出来た。可憐に笑う練習をして、オドオドした態度もやめて。高貴になるんだ、って」
ハニー「だって。だってわたしは……私は、ママに似ているんだものね」
ハニー「……で、気づいたら」
ハニー「……私の足元でいとこがヒンヒン鳴いてたわ」
組み分け「……(ジェームズの子供だなぁ)」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 00:55:34.90 ID:rflx2h4/0
ハニー「どうしてだか分からないけれど。わたしにも説明つかない、おかしな感覚があって……誰かを跪かせるのが楽しいと思えたり、それを受け入れて喜ぶ人がいる……そんなこと、一度もしたこともなかったのに」
ハニー「人の顔色ばかり見ていたから、かしら。人が何をすれば喜ぶのか、なんとなく分かるようになって……えぇ、眼を見るとなんとなく、そう思えるわ」
ハニー「それから、たくさん首輪を作って……色々やらされていたから、手先は器用なの。私と仲良くなってくれた人にその首輪をあげて、喜んでくれて。嬉しくなって。もっともっとって……」
ハニー「でも……自信がついたはずなのに、楽しいはずなのに。周りに人がいて。誰も彼もが私を見てくれて……なのに、いっつも、不安なの」
ハニー「この人たちは、私の本当の……自信がなくて、何もかもが怖くて下を向きたい、逃げてしまいたいわたしのことを知ったら……前を向いていなきゃ、離れていっちゃうんじゃないかって」
ハニー「そんな不安を押し殺すために、もっともっと躍起になった。豚も増えていった。彼らが喜んでくれるのは嬉しい。喜んで、くれることをしなきゃ、求められる姿でいなきゃ、って」
ハニー「……でも本当は。本当は、やよ。こんな……こういう関係じゃなくて、本当の、わたしを見てほしい」
ハニー「贅沢かもしれないけど、私が始めてしまったことだけど……でも、怖いの。受け入れられなかった、ときが。一番怖い事と、向き合うのが……怖くなったの」
ハニー「……私は。知識なんていらない、耐える強さなんていらない、偉大になんか……そんなものには、なれなくっていいわ」
ハニー「たった少し」
ハニー「ほんの少しの、勇気がほしい」
ハニー「……ねぇ、組み分けさん。私は……」
ハニー「……わたし、グリフィンドールでは……やっていけないの、かなぁ」
組み分け「…………」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:01:11.32 ID:rflx2h4/0
組み分け「グリフィンドーーーーーーーーール!!!!!!」
ハニー「っ!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
フレッド「ポッターを獲った!ポッターを獲った!!」
ジョージ「優勝杯は戴きだ!!ポッターを獲った!!」
ハグリッド「おぉおおおおハニー!!!お前さんの、お前さんの嬉しい顔が見れて幸せだぁーーーーー!!」
ハニー「っは……えっ……組み分け、さん?わたし……あの、い、いいの?だって……」
組み分け「もちろん。だが勘違いしてはいけないよ。最後に決めたのはあなただ、お嬢さん」
ハニー「……」
ハニー「当然じゃない。この私を、誰だと思っているの」
ハニー「ハニー・ポッター。グリフィンドールで、天下を獲る女よ!」
ウォオオオオオオオオオオ!ハニーーーーーーーー!!
組み分け「……ふーーーむ」
ダンブルドア「ほっほ……先は長いようじゃな」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:08:15.77 ID:rflx2h4/0
ハニー「ハァイ、えぇ、ありがと。えぇ、いいわ。ちょっとヒンヒン鳴いて見せて?うん、合格よ」
ハーマイオニー「……」
ハニー「どうも、えぇ。首輪は後であげるわ。私、疲れたの。もう座るわ。あぁ、椅子にならなくて結構よ、お世話さま。今に来るから、大丈夫なの」
ハーマイオニー「……」
ハニー「ハァイ、グレンジャー。グリフィンドールおめでとう」
ハーマイオニー「……レイブンクローにするべきだったわ、私、今から組み分けに……」
ハニー「ふぅん。一度決められたことを反故にするの?私との約束と同じで?」
ハーマイオニー「そ、それは!!あなたが!!!」
ハニー「えぇ、そういうことにしてあげる、もちろんね。あら、ロンの番みたいだわ」
ロン「おい!!おい!!!僕はグリフィンドールだろ!!おい!!!僕はウィーズリーだ!グリフィンドールだよな、おい!?」
組み分け「アズカb」
ロン「笑えないよやめろよっ!!!マーリンの髭っ!!!!!」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:17:05.38 ID:rflx2h4/0
ロン「ハニー、ハニー!僕は光栄さ!君と同じ寮になれたばかりか、君専用の椅子になれるなんてね!」
ハニー「正確にはクッションね、まったく、ロン。あなたは使える豚だわ」
パーシー「あー、ハニー。君がここに来てくれて監督生としては大変光栄だけど、その。僕の弟をそういう扱いは……」
フレッド「面白いんだからよせよ、パース。やぁハニー、麗しの君。そっちの赤毛の兄貴だよ」
ジョージ「うちのロニーがお世話様。これ、ロニーの恥ずかしい写真アルバムだ、使ってくれ」
ロン「おい!ハニー以外が僕をいじるのはやめろよ!!!」
ダンブルドア「新入生、入学おめでとう!上級生、おかえり!歓迎会を始める前に、二言三言!そーれわっしょいこらしょいどっこらフォーーイ!」
ドラコ「!?!?」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:21:27.88 ID:rflx2h4/0
ハニー「へぇ。あの人の合図の後に、料理が現れたわね」
ロン「あぁ、あの人ちょっとおかしいのさ。あの、ダンブルドアって人はね」
ネビル「ね、ねぇ君、苦しくないの?それ」
ロン「うん?何を言っているのさ、ご褒美なのに。君は?」
ネビル「ね、ネビル。ネビル・ロングボトムで……」
ハニー「へぇ……?」
ネビル「ひぃっ!?っちょ、ちょっと僕、トイレ!」
ロン「あっ、行っちまった……ハニー、ありゃどうだい?見るからに童貞っぽいヘタレだけど」
ハニー「最初は私を怖がるタイプね。徐々に慣れさせるわ」
ハーマイオニー「お料理が美味しくなくなるから、頭の痛くなる会話をやめていただけるかしら」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:30:24.82 ID:rflx2h4/0
ほとんど首なしニック「みなさんおめでとう!私グリフィンドールの寮憑きゴースト、ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン……」
ロン「あ、僕知ってる。ほとんど首なしニックだ!」
ハニー「ほとんど首なし?」
ほとんど首なしニック「……坊ちゃん、呼ぶのならばポーピントン卿、もしくはサー・ニコラスと呼んでいただきたく……」
ハーマイオニー「どうして『ほとんど』、なの?」
ほとんど首なしニック「どうしたも、こうしたも、あー……こういう具合でして」グイッ、ポロッ
ロン「あー……少しだけ残った首の皮で、ちょうつがいみたいになってら。首切りに失敗でもされたの?」
ほとんど首なしニック「そういうわけでして、私のことは……」
ハニー「ねぇ、ポーピントン卿」
ほとんど首なしニック「な、なんですかなお嬢さん!?嬉しいかな、生徒にその呼び名で呼ばれたのはいつぶりか……」
ハニー「この首輪で隠せばどうかしら。その代わり、私の物になるけれど」
ほとんど首なしニック「一生憑いていきます!」
ハニー「笑えないわね」
ロン「生きてないじゃないか、やめろよ!ハニーに一生ついていくのは僕だ!」
ハーマイオニー「敷かれるの間違いじゃないの」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:35:37.81 ID:rflx2h4/0
グリフィンドール塔
パーシー「そういうわけで、ここがグリフィンドールの談話室だ。男の子の寝室はあっち、女の子はこっち。四人部屋だから、扉の前の張り紙をしっかり確かめて」
ハニー「なんだかあなたと同じ部屋のような気がするわ、グレンジャー?」
ハーマイオニー「眠ってもないのに悪夢にうなさせるのはやめて」
ロン「まったく君ってハニーにとっても優しくて思いやりがあるよな。さっ、行こうかハニー。どうぞ、僕の背中に」
ハニー「えぇ、そうしてあげる」
ハーマイオニー「待ちなさい」
ロン「なんだい、もう。君は一々ハニーのやることにケチをつけたいのか?どれだけ気にしちゃってるのさ、僕といい勝負だな」
ハーマイオニー「だ、だだだだだだ、誰が!あのね、あなたは男の子でしょう!?どうしてその子と一緒に女子寮に入ろうとしているの!?」
ハニー「? どうしても何も、ロンは私の私物よ?」
ロン「君、ペットの持ち込みは可っていうの、見ていないのかい?」
ハーマイオニー「さっき聞いたけどあなたにはかわいいのにとっても不憫な名前のふくろうがいるでしょ!?」
白豚「ピィー……」
ハーマイオニー「……それと今更だけど移動中ずっとその子を背負ってるのは何!?」
ロン「本当に今更だなあ」
ハニー「とても良い乗り心地よ、えぇ」
ハーマイオニー「そういう、ことを、言ってるんじゃ、ないの!」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:40:33.77 ID:rflx2h4/0
ロン「もういいよ、君のお小言は。さぁ行こうか、ハニー」
パーシー「あっ、ロン!ちょっと待て!お前はそっちはダメだ!」
ロン「なんだいパーシー、君まで……」
パーシー「いや、そうじゃない!男子が女子寝室の階段を登ろうとすると……!」
ロン「何さ、僕はもう何段か登ったけど、なにmウワッ、あーーーぁ!?」
ハーマイオニー「……滑り台みたいに変わって、床に叩きつけられたわね」
ハニー「ロン、見送りありがとう。足拭きマットになってくれるなんて、あなたは出来る豚ね?」
ロン「光栄、光栄さ、ハニー。うぅ、ちくしょう、ちくしょう。マーリンの髭!」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:47:43.48 ID:rflx2h4/0
ロン「それからのハニーがホグワーツで巻き起こす伝説の数々と言ったら、まさに破竹の勢いだった」
ロン「というか実際何度か城がぶっ壊れっちまった。熱狂的なハニーファンとかのせいで」
ハニー「美しいって罪ね」
ロン「全くさ」
ハーマイオニー「ふんっ」
ハニー「……まだダメかしら。あの子に負けないくらい、授業も頑張っているつもりなのだけど」
ロン「そんなハニーの授業態度をクッションとして見守る僕さ。何?羨ましいって?ハハハ、ペットの特権だからね、代われないよ」
ハニー「まあ、そのうちなんとかなるわ、きっと。やっぱり彼女とは同じ寝室だったものね」
ロン「なーんで僕って女の子じゃないのかなあ」
ハニー「あなたはあなたに出来る事をしなさい。さぁ、次は『魔法薬』の授業ね。ロン、早速だけれどその授業は地下の教室だそうだから、椅子は冷たそうね?」
ロン「もちのロンさ!ちょっと校庭100周してくる!」
ハニー「ウサギ飛びを忘れちゃダメよ。終わったら、良いことをしてあげる」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:53:36.12 ID:rflx2h4/0
ロン「ゼヒュー、ゼヒュー」
グリフィンドール生男子 シーン
スネイプ「……肩で息をし机に突っぷすというグリフィンドール生男子諸君の不真面目な態度に、グリフィンドールから二十点減点」
ハニー「なにも全員やることないじゃない」
ハーマイオニー「バカばっかりだわ」
ハニー「素直って言ってあげてよ、可愛い豚さん達だわ」
スネイプ「私語は慎むように。ぽ、ポポポポポッター。君は英雄だのなんだのと言われ、図にのっておるようだな?我輩が、二、三、もしくは百個ほど、質問を……」
ハニー「あら、なぁに先生。いじめてほしいの?」
スネイプ「……」
ハニー「?」
スネイプ「……目……あの、目……嘘だ……前は……いや……い、いやだ……う、わ……」
スネイプ「全部、全部、リリーなのに………目が、目がポッターああああああ!!!!!!!うわぁああああああああああああ!!!!!」
バシャーーーーーン!!!!!!
ドラコ「せ、先生が煮えたぎったなべの中に投身自殺したぁ!?!?」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 01:58:24.37 ID:rflx2h4/0
週末
ハグリッド「ようハニー!俺んちに来てくれてありがとうよ!本当ならお前さんの下に俺が馳せ参じねぇといけねぇってのに」
ハニー「いいのよ、大事な豚がどんなところに住んでいるのか把握していないとね」
ロン「おいハグリッド、行っておくけどハニーの一番の豚は僕だぞ。そうだよね、ハニー!?」
ハグリッド「どっこい、ハニーの魔法界での一番初めの豚は俺だ。そうだろ、ハニー!?」
ハニー「二人とも大事な大事な私の豚さんよ。はい、ヒンヒンお鳴き?」
ロン「ヒンヒン!」
ハグリッド「ヒンヒン!ヒン!」
ファング「バウワウ!!!!」
ハグリッド「おぉ、お前さんも紹介せんとな。こいつはファング、見た目はイカついが臆病な犬っころだ」
ハニー「ファング、ふぅん。可愛い子ね。ね、牙豚」
牙豚「バウワヒン!バゥヒンバウ!」
ロン「この早さ、出来るなあハグリッド!」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:02:56.28 ID:rflx2h4/0
ハニー「なんだかあのスネイプっていう人は、私に対しておかしな態度をとるのだけれど」
ハグリッド「そ、そうか?気のせいだろ、うん!それよりロン、おめぇさんの兄貴のチャーリーはどうしてる?俺ぁ奴さんが好きでな、ドラゴンの研究の……」
ハニー「ハ、グ、リ、ッド?」フーッ
ハグリッド「スネイプはジェームズのことを嫌ってたんですはい!!」
ロン「ジェームズって、ハニーのお父さんのことかい?あぁ、目が似てるとかどうとか」
ハニー「へぇ。じゃぁ私のパパの憎い目を思い出して動揺した、そういうことなのね?」
ハグリッド「お、おう」
ハニー「……隠してることがあったら、それが分かった時、ひどいわよ?」
ハグリッド「……お、おう」
ロン「ダメだ、ハニー。ハグリッドのやつ、ゾクゾクしてやがる」
ハニー「鍛えられすぎなのよあなたたち」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:08:34.21 ID:rflx2h4/0
ロン「ハグリッド、これ本当?この日刊予言者新聞のここ、グリンゴッツ銀行に泥棒が入ったって?」
ハグリッド「あー、どうもそうらしい」
ハニー「私のお金も預けられていたところね。小鬼は豚にはしなかったわ、頭の中が金貨まみれのようだったもの」
ロン「君には頭が君まみれの僕がいるよ、ハニー!……へぇ、当日、泥棒が侵入した金庫は持ち主によってすでに空にされていたので、被害はなし、っと」
ハニー「……ハグリッド?私の金庫に行った後、ダンブルドアからの仕事で空にした金庫があったわね?」
ハグリッド「ぎくっ」
ロン「……ハグリッド、くっきりはっきり口でいうなよ」
ハニー「おかしいわね、さっきから豚が私に隠し事かしら?」
ハグリッド「ご、後生だハニー、こればっかりは勘弁してくれ。俺ぁダンブルドアとの約束を破るワケには、い、いや、ハニーより大事なものなんてこの世にないんだ、でもな、うぅ……」
ハニー「……いいわ、許してあげる、ハグリッド。貴方を困らせたいわけじゃないもの」
ハグリッド「ほ、ほんとか!?」
ハニー「えぇ、だってそれはあなたの大事なお仕事なのでしょう?真面目な豚は好きよ。それに、私を想って言わないでくれるのでしょ?分かってるわ」
ハグリッド「おぉ、おぉハニー!お前さんは天使だ!!大天使にちげえねぇ!ヒンヒン!!ヒン!!!」
ロン「なーに言ってんのさ女神だよ!!!ヒンヒーン!!」
ハニー「えぇ、知ってる事しか聞こえてこなくて、お茶が美味しい、いい午後ね」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:13:39.25 ID:rflx2h4/0
数日後
大広間
ロン「今日の午後は飛行訓練だね、ハニー。僕ときたら君を背負ってるだけで空も飛べてるはずなんだけどさ、何故だかこの両足は地に縫い付けられてるんだよなあ」
ハニー「そうね、楽しみだわ……箒で飛ぶのでしょう?」
ロン「そうさ!どんな箒があるかなあ、最新最速のニンバス2000なんて学校にあるわけないし……ヒンヒンなら二千回言えちゃうんだけどさ」
ハニー「二千?」
ロン「ごめん、200000000000回の間違いさ。マーリンの髭!」
ハーマイオニー「……相変わらずね、あなたたちって」
ネビル「僕のばあちゃんがくれた『思い出し玉』で、飛行ってどうやればいいのか思い出せないかなぁ……」
ドラコ「……」
サッ
ネビル「あっ、な、なにするのさ、返してよ!えーっと……えーっと?」
ドラコ「マルフォイだ!!!このチビ、僕に向かってなにを失礼な……」
ハニー「あなたこそ、私の豚候補に何をしてるのかしら」
ネビル「……ん?も、もしかして僕のこと言ってる!?豚候補!?」
ロン「ウエルカムさ、ネビル」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:17:12.50 ID:rflx2h4/0
ドラコ「ふんっ、見ていただけさ。こーんな、子供騙しの魔法道具をありがたがるなんて滑稽だ、ってね」
ネビル「えっ、あの……何なのさ、君」
ドラコ「なんだ、ロングボトム。言いたいことがあるのか?」
ネビル「いや……あの、僕と君って全然喋ったこともないのに、その……普通に失礼すぎるな、って、あれ……?なんか変なこと言ってる?」
ドラコ「…………ふんっ、せいぜい粋がっていろよ、グリフィンドールの女王様(笑)」
ネビル「無視された……」
ロン「気にすんなよネビル、あいつ頭おかしいのさ」
ハニー「そうね。粋がりさで言うなら、サル山でフォイフォイ言ってるだけのあなたに言われたくないわね、ゴリラの集団を引き連れた負け犬さん。豚にも劣るわ、あなたの連れって」
グラッブ「……」
ゴイル「……」
ドラコ「う、うるさい!こいつらだって役にたつぞ、えーっと、風よけとか!」
ロン「情けないな」
ハーマイオニー「絶賛女の子の下でクッションをしてるあなたがそれを言うの?」
ロン「天と地の差さ、もちのロンで」
追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:25:06.18 ID:rflx2h4/0
『飛行訓練』
フーチ「はい、皆さんこんにちわ!!!声が小さい!!!!なんですか、特にグリフィンドール!!!!日頃ミス・ポッターに対してもっともっと大きい声で何か返事しているのを知っていますよ!もう一度!!こんにちは!!!はいよろしい!!!!」
ロン「開口一番、ガミガミだなあ。クィディッチの審判もしてるらしいし、無駄に声が大きいんだな、うん」
ハニー「クィディッチ。あなたが前に言っていた箒を使ったスポーツのことね。私の次に素晴らしいっていう」
ロン「うん。君の次くらいに素晴らしい、それさ。過去の僕ながら会心の喩えだね」
フーチ「はいそこ私語を慎む!私の言うことをよーく聞くように!なぜなら、ホグワーツ一年生が最初に医務室送りになる原因の大多数はこの授業によるものです!週の頭から大怪我したくないでしょう!?」
ネビル「ヒェ……」
フーチ「箒は魔法使いにとって必要不可欠、ですから真剣に聞き、速やかに指示に従いなさい!さて、まずは箒の隣に立って——」
ネビル「お、大怪我……医務室……が、頑張らなきゃ、怖いなあ、あ、でも僕あの時高いとこから落ちても平気だったし……あ、じゃあ大丈夫かなあ?だ、大丈夫、かなあ?」
ロン「おいネビル、何ぶつくさ言ってんのさ?もうみんな箒に『上がれ』っつって手に持ってるぜ?ハニーの箒はなんか空中でクルクル回ってヒン文字描いてから収まってたけどさ」
ハニー「いい飛び豚ね」
ロン「畜生その称号欲しかった、マーリンの髭」
ネビル「あっ、あっ!えっと、えーーっと!!!あ、あっがれーーーーーー!!!!!」
グインッ!!!!!!
ネビル「いだっ!あ、あれ!?ま、待って!この、あっ、あーーーーーー!!あーーーーー!!!!」
フーチ「! ロングボトム、何をしてるのです!!どこに——ロングボトム!!手を離しなさい!!そのままだと飛んで……あぁ……!!!」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 22:59:39.58 ID:1ab1nhPr0
数分後
ネビル「いたい、うぅ、いたいよぉ」
フーチ「あぁ、腕の骨が……全員そのまま待機していなさい!勝手に飛んだら退学です!さぁロングボトム、泣くのはおやめなさい。腕だけで済んで幸運でした。さあ、肩をかしますからね……」
ロン「あーあ、ネビルのやつ……慌てすぎて箒ごとぶっとんじゃうなんて……僕が急かしたせいかなあ」
ハーマイオニー「……あなたは気遣えていたと思うわよ?」
ロン「そう……うわびっくりした、どういう風の吹き回し?」
ハーマイオニー「何よ!」
ハニー「グレンジャーの言う通り、あなたが気にする必要はないわよ、ロン。それより——」
ドラコ「あっははは!見たかよ、あのロングボトムの情けない顔!」
スリザリン生 ゲラゲラゲラゲラ!
ドラコ「あっはははははは!それに、見ろよ、落ちた時にあいつが落としたこれ!ばあさんからもらったこの糞玉で、きっと元から知恵遅れなのが幼児レベルに……」
ハニー「いい加減にしなさいよ、マルフォイ。また痛い目にあいたいの?」
ドラコ「ふんっ、ポッターか。何か言いたいのなら……ほら、来いよ。空で話をきいてやろうじゃないか」
ロン「あ、あいつ、箒で空中に」
ハニー「上等だわ」
ハーマイオニー「や、やめなさい!先生がおっしゃっていたこと、聞いてなかったの!?勝手に飛んだら、あなたまで退学よ!?」
ハニー「あら……ふふっ。あなたはむしろ私にそうなって欲しいんじゃないの?グレンジャー?」
ハーマイオニー「なっ……か、勝手に、勝手にすればいいじゃない!知らない!!」
ハニー「えぇ、そうさせてもらうわ……ありがと」
ハーマイオニー「えっ……あぁ……なんて馬鹿なの……」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:28:20.16 ID:rflx2h4/0
数十分後
変身術の教室
マクゴナガル「前代未聞です、ミス・ポッター!」
ハニー「……仰るとおりです、先生」
マクゴナガル「私は目を疑いましたよ!この教室から見ていましたが、ええ!あんな、初めての飛行の授業で!勝手に飛び出して!」
ハニー「申し訳ありません、先生」
マクゴナガル「もう一度確認しますが、箒には今日初めて触れたのですね!?えぇ、あなたがマグルの家で育てられたのはその初日から知っていますが!」
ハニー「……?」
マクゴナガル「こちらの話ですお忘れなさい!それなのに飛行に慣れていると言うミスター・マルフォイに追いついたばかりか翻弄した!あれはなんですか!」
ハニー「私にもその、何がなんだか。飛んでから、えーっと、出来るって確信出来てしまって、ええ」
マクゴナガル「飛んでから、あぁ、なんて……それほどの……!」
ハニー「……そ、そんなに、あの……顔を両手で覆うほど、の……?」
マクゴナガル「それに……そうです!その後!何メートルも上空から!あんな小さい玉を!?ダイビングキャッチする、なんて!」
ハニー「あー。その、必死で、でも体が、勝手に動いたんです、先生」
マクゴナガル「勝手に!!体がと!!!きましたか!!!!」
ハニー「! あの、はい……」
マクゴナガル「ああ、なんて……!ポッター、さぁ、ミス・ポッター!」
マクゴナガル「退学か、グリフィンドールのクィディッチチームの一員になるか、どちらがいいですか?」
ハニー「……はい、先生。それはもちろん……先生?」
マクゴナガル「あぁ、こうしてはいられません!付いてきなさいミス・ポッター!ウッドは今どこかしら、すぐに話をしないと。それに箒、そう、どの箒がいいでしょうあなたは小柄ですしクリーンスイープだったら何号が……」
ハニー「う、ウッド……?あの、それは……もしかして私のことを叩く為の木の棒、かしら」
マクゴナガル「……なんです? あぁ、それにしてもなんて素晴らしい。ポッター。あなたのお父様がこれをどれほどお喜びになるか」
ハニー「……パパをご存知なのですか、先生」
マクゴナガル「……えぇ、もちろん。ジェームズも、素晴らしい選手でしたよ」
ハニー「……!」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:35:32.85 ID:rflx2h4/0
夕食
大広間
ロン「おったまげー……まさか君が、クィディッチの選手になるだなんて!」
ハニー「よく分からないのだけれど、これは凄いことなのね?」
ロン「もちろんさ、ハニー!さすが僕らのハニーだよ!それに、シーカーだなんて!!ヒェー!一年生がその超花形ポジションに就くなんて、何年ぶりかなあ!」
ハニー「さあ?先生と、それに、キャプテンのウッドが……あー、とっても早口だったけれど聞き取れたところだけを拾えば、百年ぶりだそうね」
ロン「百年ぶり!おったまげー!君は今世紀最年少シーカーってわけだ!マーリンの髭!」
ハーマイオニー「……規則破りをして、得した。そう思っているみたいね」
ハニー「あら、そんなことないわ、勇気を出して行動した結果って言えない?」
ハーマイオニー「勇気と無謀を履き違えておいでのようなのは分かったわ」
ハニー「厳しいわね」
ロン「おい、ハニーになんて言い草だよハーマイオニー!言っておくけど嫉妬できるレベルじゃないからな、君とハニーじゃぁ……」
ハーマイオニー「ぶっとばすわよ」
ハニー「……ロン」
ロン「ヒンヒン!なんだいハニー!」
ハニー「あなたの眼球、外して丸洗いしたら、どうなるのかしら?」
ネビル「——あ、おーい、ハニー!聞いたよ、僕の代わりにフォイフォイをやっつけたって……ロン、ローン!?なんで指を目につっこもうとしてるの!?!?!?死んじゃう、そんなことしたら死んじゃうよーーー!?ロ、ローーーン!!!」
追加:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:41:59.04 ID:rflx2h4/0
玄関ホール
ロン「とにかくさあ、すんごいことだよハニー。いや、君がすんごいことはいまに始まったことじゃないんだけどね。うわあ、すんごい美少女」
ハニー「えぇ。褒める言葉は高貴で可憐から受け付けるわ?」
ロン「君を飾るにふさわしい言葉に尽きるなあ」
ドラコ「ふんっ、そいつにふさわしいのはホグワーツ中退の負け犬、これさ!」
ロン「うわ、なんだよ、突然の自己紹介か?」
ハニー「えぇ、あなたにぴったりの文句よね。負け犬って」
ドラコ「うるっさい!お前だ、お前!ポッター!校則を真っ向から破ってるところを見つかったんだ、お前は!まだ荷物をまとめていないのかい?」
ロン「こいつ自分が先に破ったことは棚に上げて……でもおい、残念だったなマルフォイ。退学どころか無罪放免、ついでに今世紀最年少シーカー就任のおまけ付きさ」
ドラコ「……は、ハァ!?!?」
ハニー「えぇ、マクゴナガル先生が見ていたのはもっと大局だった、と言うことね。球を投げた後は尻尾を巻いて大人しく逃げていた貴方は見ていなかったようだけれど?」
ロン「ほーら、やっぱり負け犬だ」
ドラコ「〜〜〜〜っ!!言わせておけば!!!上等だ、どちらが負け犬にふさわしいか、はっきりさせようじゃないか!どうだ!?」
ハニー「したじゃない」
ロン「うん。君が上、あいつが下」
ドラコ「ちっっっがう!!!正式な、魔法使い同士の決闘だ!!!!逃げるのか、ポッター!!!!偉そうなことを言っておいて、え!?」
ハニー「……」
ハニー「上等だわ」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:41:59.04 ID:rflx2h4/0
真夜中
廊下
ハニー「真夜中ちょうど、トロフィールームで決闘、ね。マルフォイのことだからあの場で大勢の前で始めると思ったから、意外と言えば意外ね」
ロン「生徒同士がドンパチやってたら先生に止められるからじゃないかな?まあいいさ、僕はハニーの豚としてお供するとして、というか僕があいつとあいつの取り巻きをボコボコにするとして……」
ハーマイオニー「……」
ロン「……なんで君がここにいるんだろうね」
ハーマイオニー「これ以上あなたたちが規則破りなんてしないように、よ!いい、決闘だなんて!しかも、こんな時間に!考え直して!」
ハニー「そんな真夜中にこんなところにいるあなたはどうなの?」
ハーマイオニー「私の説得に耳を貸さないあなたたちのせいで、私は寮の入り口から締め出されちゃっただけ!」
ハニー「だって、あなたが必死に喋るのってなんだか懐かしくって」
ハーマイオニー「だから!前の!話を!蒸し返さないで!」
ロン「なぁ、静かにしなよ。せっかくの奇襲を掛けられるチャンスなマルマルフォイフォイなんだ」
ハーマイオニー「前々から気になってたけどなんであなた達あの人の事を変な呼び方してるわけ?」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:46:30.65 ID:rflx2h4/0
数十分後
ハニー「やられたわ……まさかマルフォイは現れなくて、管理人のフィルチがやってくるなんて」
ハーマイオニー「ほら、見なさい!言っていたでしょう、タレコミがあった、って!騙されたのよ、あの人は最初から決闘する気なんてなくてあなたたちをハメようとしてたんだわ!」
ロン「わざわざ教えていただくてもわかってるよ!くっそ!まさかマルフォイの罠にマルっとだマされルフォイだったなんて!マーリンの髭!」
ハーマイオニー「また言ってるのそれなんなの!?あの、あー、管理人のフィルチさんをあなたの、その、ぶ、豚とかにすればよかったじゃない!」
ハニー「あのね、私も豚にする人間くらい選ぶわ……行き止まりのようね」
ロン「くっ、ハニー!僕がフィルチに捕まる!君達はその隙に逃げるんだ!おーいフィルチ!お前の猫、マクゴナガルの日向ぼっこダチー!」
ハニー「見上げた豚根性ね、見直したわ、ロン。でも、まだ手はあるみたい」
ハーマイオニー「あっ、ここに、扉……!どいて!『アロホモラ!』」
ロン「おったまげー。君、開錠の呪文を使えるのかい?」
ハニー「ありがとう、グレンジャー」
ハーマイオニー「い、いいから、今は早くここに入って!フィルチが来てしまうわ!」
ガチャッ
バタンッ!!
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 02:50:45.96 ID:rflx2h4/0
四階の廊下
ロン「……フィルチは避けられたけど、さ」
ハーマイオニー「あ……あ……ここ、立ち入り禁止の、四階の廊下、だわ」
三頭犬「グルルルルルルル」「グルルルルル」「グルルルルルルフォイ」
ロン「三つ目なんか言ってない?」
ハーマイオニー「あ、あなたが言う……?」
ハニー「何を怖がっているの、二人とも?確かに大きいけれど……結局はただの犬でしょう?」
ハーマイオニー「あのね、この廊下の天井まで届くような大きさの、どこがただの犬なの……頭だって、三つも……!」
ハニー「犬は犬よ、どんな見た目でも、性根は変わらないわ。さぁ、イヌ?伏せ」
三頭犬「「「グルルルルルルルルルルルル」」」
ハニー「伏せ」
三頭犬「「「グルルルルルルルルルルルルル」」」
ハニー「この、私が。伏せと言っているのだけれど?」
三頭犬「「「……」」」
ドサドサッ
ハーマイオニー「……嘘でしょ」
三頭犬「「「クゥーンクゥーン、キャウン!!」」」
ロン「すっげぇやハニー!ついでに僕も伏せたから踏んでくれる!?」
ハーマイオニー「もうわけがわからないわ……あなた、怖いものとかないわけ?」
ハニー「私が恐れるのは退屈と体重計だけよ。ほーらよしよし、お腹を見せなさい?」
三頭犬「「「キューンキューン」」」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/10/08(月) 03:00:37.35 ID:rflx2h4/0
翌朝
ハニー「一夜の冒険を共にして、彼女と私達の距離は縮まる——」
ハニー「……なーんてことは、なかったようね」
ハーマイオニー「……ふんっ!」
ロン「むしろ以前にも増して、ぷりぷり怒っているよな、君を見て。全く失礼な奴さ」
ハニー「まぁ私は、クィディッチの練習が始まったからあまり気にならないのだけれど」
ロン「兄貴達が言ってたよ、今年のグリフィンドールチームの士気は最高だって。なんてったって君がいるおかげで練習から応援が凄いもんね、かく言う僕も今応援歌の821番を考えてるところなんだけどさ」
ハニー「そうね、いい聴き心地を期待してあげるわ」
ロン「もちのロンさ。ネタ切れ?そんなものはありえないよ、なんてったって君を讃える言葉はこの世の全てを駆使しても使いきれないからね、ああ」
ハーマイオニー「……何よ」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:08:30.13 ID:rflx2h4/0
『妖精の魔法(呪文学)』の教室
フリットウィック「本日からは、浮遊の呪文の実戦に入ります。皆さん前回までの授業で理論はしっかり頭にいれましたな?呪文は、ウィンガ~ディアムレヴィオーサ。杖は、ビューン、ヒョイの動きですよ。いいですか?」
ロン「えーーーっと、なんだっけ?ウィンガーディアム、レビオサー?」
ハーマイオニー「違うわ!発音も、杖の振り方も!あぁ、なんでペアがあなたなのかしら」
ロン「こっちこそだよ、こちらの方こそだよ全く」
ハニー「大変そうね、ロンは……あぁネビル、ほら、杖は、こう。こう、握るみたいよ?」
ネビル「はひっ!あ、あああありがとうハニーあぁハニーの手ぇ柔らかい」
ハーマイオニー「また違うわ!さっきから何度も言ってるじゃない!発音が全然違うのよ!」
ロン「ちゃんと言ってるじゃないか!ウィンガーディアムレビオサー、だろ?」
ハーマイオニー「いーえ!いい?レヴィオーサよ!あなたのはレビオサー!」
ロン「なんだよ、その言い方!いい加減にしろよ、ハニー以外が僕をいじるのはやめろよ!!」
ハーマイオニー「なによ!あなたこそ、それでもちゃんとした魔法使いなの!?」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:15:17.31 ID:rflx2h4/0
ロン「どういう意味だよ!」
ハーマイオニー「そのまんまよ!あなた、恥ずかしくないの!?魔法使いのお家の子供なのに、こんな初歩的な、簡単な呪文も出来ないなんて!」
ロン「はぁ?関係ないだろ……君、何を言ってるのさ」
ハーマイオニー「あるわ、あるわよ!何よ、いつもは影で、私がマグル生まれだって、バカにしている人がたくさんいるくせに!どうして私には呆れてくるわけ!?」
ロン「……はぁ!?おい、誰だよそれ。そんなこと君に言ってる奴がいるなら、僕が……」
ハーマイオニー「もういいわ!大体、あなたになんて無理よね。分かってたことよ。語彙もない、おかしな歌詞ばっかり書いてるじゃない?センスがないのがあれだけで十分に分かるってものだわ!」
ロン「ハァ!?おい、本当に関係ないことを言い出すなよ!なんなんだよ!マーリンの髭!」
ハーマイオニー「うるさい!うるさい!!あなたなんか、どうせ!あの子の豚で、ブヒブヒ言ってるのが、お似合いの……あの子の、あの子の!!!!」
パシンッ!!!
ハーマイオニー「……えっ。痛っ……あっ」
ハニー「……私の豚のことを、私以外が悪く言うのはやめてもらえるかしら。グレンジャー」
ハニー「そんなことだから、あなた。友達がいないのよ」
ハーマイオニー「っ!!!」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:19:25.58 ID:rflx2h4/0
ジリリリリリリリッ!
フリットウィック「あー、そ、その。終業、です」
ハーマイオニー「っ、っ!!」
ネビル「あっ、ハーマイオニー!鞄も持たずに、どこに行くんだい!?あ、あの、ハニー、ビンタ流れるようですごかった、です!おーい、ハーマイオニー!」
ロン「ネビルの奴、染まってきたな……ハニー?」
ハニー「大丈夫、ロン?まったく、あの女。困ったものよね」
ロン「……良かったのかい?」
ハニー「なぁに。まさかあなたが、私に口答えするはずはないわよね?」
ロン「……」
ロン「もちのロンさ」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:24:04.46 ID:rflx2h4/0
ハロウィーンパーティー
ガヤガヤガヤガヤ
ラベンダー「どうしてそんなにハーマイオニーのことが気になるのよ、ネビル」
ネビル「だ、だってハーマイオニーはいつも魔法薬の授業で助けてくれるしさ」
パーバティ「それにしたって女子トイレにまで付いて行こうとしなくていいのよ……大丈夫よ、さっき個室のドア越しに声をかけてきたけど、ほっといてくれ、晩餐を楽しんで、だって。鼻声で」
ディーン「すっごく泣いてたもんなあ。あ!でも君は悪くないよ、ハニー!ヒンヒン!」
シェーマス「ヒンヒン!そうそう、ロンがあんなに一方的に変な難癖つけられてたんだ、スカッとしたなあ、僕は!」
ハニー「……当然よね。ロンは私の、一番の豚だもの。そうでしょ?」
ロン「光栄すぎてクッションからソファになりそう」
ハニー「それは頼もしいことね……あら?」
ギィィィィッ
クィレル「はっ、はっ、はぁっ!!だ、ダンブルドア、ダンブルドア、先生!!!」
ザワザワザワザワ
ラベンダー「クィレル先生だわ。職員テーブルにいないと思ったら、外にいたのかしら?」
パーバティ「見て、ターバンもほどけそうなくらい慌てて……ウエー、あれ、ニンニク臭くて嫌いなのよね」
ハニー「……随分、切羽詰まっているようね」
ダンブルドア「おおう、クィレル先生。ハロウィーンのご馳走を逃されるのかと心配していましたぞ。一体、どこに……」
クィレル「トロール、トロールが!!!!!地下室に……!!!!」
ダンブルドア「……!」
ザワザワザワザワザワザワ
クィレル「お伝え、しなくては、と……はあぁ」
バタンッ
キャーーー!!!!!
ザワザワザワザワザワザワザワザワ
ザワザワザワザワザワザワ
ダンブルドア「静まれーーーい!!寮監の先生方、こちらへ!!監督生の諸君、生徒を連れて、急いで寮に戻るのじゃ!駆け足!」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ
ザワザワザワザワザワザワ
バタバタバタバタ
132追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:24:04.46 ID:rflx2h4/0
ロン「トロール、でかくてくさいゴイルみたいな汚い化け物さ。一体全体、どこの誰がこの城に入れたんだろうなあ……」
ハニー「さあ。少なくとも豚以下の最低な人ってことしか分からないわね」
ロン「違いない。さあハニー、しっかり掴まっててくれよな。かっ飛ばすからさ」
ハニー「そうね。そんな醜いのは豚にする気もないから、パーシーについていきましょ……あっ!っ、ちょ、ちょっと、待って!ロン、止まって!!」
ロン「うぉっと!!首をひっぱられると幸福が込み上げてきてフラフラしちゃうんだけどさ!えっと、止まればいいのかい?」
ハニー「そう!えっと、っ、どうすれば、とにかく、下ろして、考えさせて!」
ロン「わかった、えっと、それじゃ、こっちの空き教室に……パーシーは……よし、気づいてないな。奴さんの隙の見つけ方は双子仕込みさ、任せてよ」
ギィイイッ バタンッ
ロン「よい、しょっと。それで、ハニー。どうしたんだい?」
ハニー「……あの子は、このこと。この城に今トロールがいること、知らないわ」
ロン「……そっか。トイレにこもっちまったんだものな、ハーマイオニーの奴。そのうちどっかのゴーストみたくなるんじゃないか?」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:29:21.17 ID:rflx2h4/0
ハニー「……ハーマイオニーが篭ったのは……トロールは、地下。そこに行くとは限らない、けど……でも……」
ロン「助けに行く?」
ハニー「……助けに?」
ロン「うん。だってそれで、気にしてるんだろう?」
ハニー「……気にしてなんか。冗談やめて。なんでこの私が、あんな子のために」
ロン「……」
ハニー「……あー。そうね。前は、気にしていたかもしれないわ。えぇ、そう言いたいんでしょう?けれどね」
ハニー「前も言ったでしょう?私は私の豚を馬鹿にするのは許さないって」
ロン「あぁ、そうだったね。僕と君が出会った運命の日だったから脳内日記に刻まれてるよ、うん」
ハニー「そういうこと。私の豚を愚弄したのよ?許せるはず、ないじゃない。知らないわ、あの子が、どうなるか、なんて……」
ロン「……」
ハニー「さ、無駄話をしていたら皆んなから遅れてしまったわね。ロン、行くわよ……ロン?」
ロン「……」
ハニー「……聞いているの?さっさとしなさい、ったら」
ロン「あぁ、ハニー。そうしたいのは山々さ、だけどね、ハニー」
ロン「僕は君の、自分のしたいようにする姿が大好きなんだ」
ハニー「……当然のことね。けれど、何か、あなた……」
ロン「ううん、そういうことじゃない。自分のしたいようにしてる、そう見せようとして、頑張って無理してついてる嘘が、好きなんだ。そんな姿が愛らしくてたまらない」
ハニー「……」
ハニー「は!?」
ロン「でも、今の君のその嘘は。僕が心から尽くしてあげたい君の嘘じゃない。そんなの、僕は聞けないよ。あぁ、たとえそれが君の命令であっても、さ」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:36:53.39 ID:rflx2h4/0
ハニー「な……なに、ロ……ロン、あなた……!」
ロン「ハーマイオニーに好かれようと必死になってる君は素敵だ」
ハニー「っ!そんな、こと」
ロン「僕に必死になって、言いたくもない文句を口にする君がいじらしい」
ハニー「わた、私は!!ただ!!!私が言いたいように、それだけを……本心で」
ロン「心の中で、ごめんなさいって言いながら僕を踏む君がたまらない」
ハニー「……だ、って……」
ロン「でもさ、ハニー。さっきの君は全然、君らしくない。僕の好きな君でも、君の、本当の、優しい顔でもない」
ハニー「……」
ロン「僕は、君を本物の嘘つきになんてしたくないんだ」
ハニー「……」
ロン「ハニー。僕のために彼女を怒ったのはとても嬉しい。あぁ、君は優しいから。僕のことを想って怒ったのも嘘じゃないんだろうけど……わかってるよ、傷つけたことを悔やんでるんだろう?」
ハニー「……だって……わたし……」
ロン「ハニー。もう意地は張らなくたっていいんだ。誤魔化さなくたっていい。僕は分かってる。あぁ、分かってたんだよ」
ロン「ハーマイオニーだって、きっと君を許してくれるよ」
ハニー「……ほんと?」
ロン「あぁ」
ハニー「わたし、あんなに酷いこと、言っちゃったのに?」
ロン「今の君の言葉なら。例え豚なんかじゃなくてもイエスとしか言えないんじゃないかな、あぁ」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:42:01.66 ID:rflx2h4/0
ハニー「……」
ハニー「ふーーーっ」
ハニー「行くわよ、ロン。えぇ、そうね」
ハニー「グレンジャーには言いたいことがあるの!もっと言ってやらないと、って、ずっとずっと思っていたことが!」
ロン「うん、そうだろうね。その声をかける機会を、ずっと君は探してたんだ」
ハニー「そうよ!だから……ロン!そのためには、グレンジャーが篭っている所に行ってあげないと駄目よね!」
ロン「そうだねハニー、君は優しいから迎えに行ってあげるってわけだ!そうこなくちゃ!」
ハニー「そうよ、それで……えぇ!私についてきなさい!」
ロン「あぁ、ハニー。強情で強気でか弱くて弱虫なハニー。それでこそ、君さ。ヒンヒン!」
ハニー「……ねぇ、一体いつから気づいていたの」
ロン「僕は君の一番の豚だぜ?それくらい分からなくって、つとまるはずないだろ?もちの僕でさ」
ハニー「……ふふっ。変な人」
ロン「ははっ。君こそね」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:47:50.30 ID:rflx2h4/0
女子トイレ
ハーマイオニー「……酷いわ、ハニー」
ハーマイオニー「私、あなたと……友達になれるって、信じてたのに。ずっと、ずっと……あれから後も、ず、っと……」
ハーマイオニー「……でも、私が悪いのよ、ね」
ハーマイオニー「……ロンにあんなことを言うべきじゃ、なかった。八つ当たりも、いいところだわ」
ハーマイオニー「ハニーは……あぁ見えて、ロンを本当に……大事に、思ってるのよね」
ハーマイオニー「私は、どうして……あぁなれなかったのかしら」
ハーマイオニー「どうして、ハニーにあんな態度しか……とれなかったの」
ガシャン!ドタバダガシャンッ!
ハーマイオニー「!?な、何の音!?ちょっと……トイレで、何を……」
トロール「……」
ハーマイオニー「」
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
ハニー「!ハーマイオニーの悲鳴!急ぎなさい、ロン!」
ロン「ヒンヒン!あぁ、君のウサギ足の特訓のおかげで今の僕はスニジェット並みだぜ!」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 03:53:58.72 ID:rflx2h4/0
ハニー「グレンジャー!」
ハーマイオニー「あ……っ、ぁ」
ロン「!トロールが目の前に……腰が抜けちまってる!」
ハニー「ロン、あなたはヒンヒン言いながらトロールの気を引いて!私は、あの子のとこに!」
ロン「もちのロンさ!ヒンヒン!おいウスノロ!デカブツ!ハニーの豚を舐めるなよ!!今の僕ならお前なんてマーリンの髭さ!!!!」
ハニー「大丈夫!?立てる!?」
ハーマイオニー「あ……は、ニー。ハニー……私、わた」
ハニー「ダメね……大丈夫、私を誰だと思ってるの?ほら、手をかして」
ギュッ
ハニー「グリフィンドールのハニー・ポッター。闇の魔法使いだかなんだかをぶっ倒した英雄よ?その私が、こんなのに。まけるはず、ないじゃない!」
ハーマイオニー「……あぁ……ハニー……」
ハーマイオニー「あなた……こんなに……」
ハニー「あら。惚れ直したかしら?えぇ、やっと思い出したってわけ?あの洋装店でのこと」
ハニー「私は……わたしは、ずっとそうだったけれど」
ハーマイオニー「…………」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:03:51.58 ID:rflx2h4/0
ハニー「さぁ来なさいよ、デカブツ!」
トロール「……ボァア?」
ハニー「っ、間抜け面ね、貴方は畜生以下の気持ち悪い化け物よ!」
トロール「……」イラッ
ロン「は、ハニー!君が気を引いてどうすんだ!?く、っそ!僕の力でこのへんの木片を投げたところで、あいつには少しも……」
ハーマイオニー「っ!っ!!」ブンブン!
ロン「は、ハーマイオニー何を悠長に手話なんてやってるのさ!?え!?なに!?杖!?杖で、なにをしろって……ビューン、ヒョイ?……あっ!」
ハニー「なぁに、その反抗的な目。この私を誰だと思ってるの、あなた」
トロール「ボァァ……!」
ハニー「あなたの小さい脳みそに、よーく刻んでおきなさい!私の名前はハニー・ポッター!分かったら……」
トロール「ボァアアアアアッ!」ブンッ!!
ロン「ウィンガ~ディアム、レヴィオ~サ!棍棒よ、浮けっ!!!」
トロール「……ぼぁ?」
ロン「よーしそのまま、いっけえええええ!!!」
ハリー「跪きなさい、この豚ぁあああああああ!!!」
ボクッ!!……バターーーーーーン!!
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:09:39.32 ID:rflx2h4/0
ロン「は、っは。や、やった。トロールの、棍棒を……奴さんの頭に、思いっきりぶつけてやったぜ」
ハニー「……ふ、っふふ。やった、わね。ロン、よく気づいたわ、わた、私が狙ってたことに。流石私の一番の、あの、あれね」
ロン「うん、そういうことにしておくよ。なにせ僕は一番の豚だから、うん」
ハニー「そ、そうよ。それ。あとで、ほ、褒めて……あげる」
ハーマイオニー「……ハニー」
ハニー「どう、グレンジャー?この私の勇姿、惚れ惚れしたんじゃない?なんなら、あなたも……」
ハーマイオニー「ハニー……ハニー」
ハーマイオニー「あなたの、手……私をトロールから庇ってから、ずっと……それから、今まで、ずっと……」
ハーマイオニー「……こんなに……身体中……とっても、震えて、るわ」
ハニー「……」
ハニー「あたり前でしょ」
ハーマイオニー「……え?」
ハニー「当たり前でしょ!!!!こんなの怖いに、決まってるじゃないの!!!!!!!」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:19:09.25 ID:rflx2h4/0
ハニー「一体私をなんだと思っていたの!?」
ハニー「魔法界の英雄!?ヴォルなんとかとかいう名前も言えないような、みんなが恐れてる奴を倒した女神!?!?!?」
ハニー「いいえ!!ついこの間まで魔法のマの字も知らなかったのに、そんなのもっと知らないわよ!!!!」
ハニー「高貴で可憐な赤毛の女王様!?豚を侍らせるみんなの飼い主!?!?!?」
ハニー「いいえ!!ほんとは、ほんとはみんなともっと普通に仲良くしたいわよ!!」
ハニー「英雄じゃなくっても、女王様じゃなくっても、私が、ここに、来た理由!あなたを、助けた、理由!!」
ハニー「わたし、あなたに謝らなくっちゃ、って!だか、ら!だから……」
ハーマイオニー「いいの、ハニー。ごめんなさい、私も、私のほう、こそ……誤解していて、ごめんなさい」
ハーマイオニー「あなたって……とっても、勇気がある人だわ。ハニー……あなたは、私にとっての英雄よ?」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:21:08.15 ID:rflx2h4/0
ギュッ
ハニー「そんなの、やだぁ。わたし、ハーマイオニーと、友達になるのぉ」
ハーマイオニー「うんうん、うん。ありがとう。そのために頑張ってくれたのね。うん」
ハニー「女の子の友達なんて、いなかったのぉ。だからぁ、初めてはハーマイオニーがいいのぉ!」
ハーマイオニー「えぇ、えぇ。もちろんよ。私も、私、友達がいないの。お願いしていい?」
ハニー「うぅぅ、ハーマイ、オニー……!」
ハーマイオニー「ハニー、ハニー……!」
ロン「……」
ロン「おっと、こりゃ僕はお邪魔のようで」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:30:51.00 ID:rflx2h4/0
数十分後
ハニー「……忘れなさい、グレンジャー!」
ハーマイオニー「はいはい。ふふふっ」
ハニー「忘れなさい!忘れなさい!!忘れなさい!!!忘れなさぁい!!!!」
ハーマイオニー「はいはい。手も離した方がいいかしら?」
ハニー「やだぁ!!!」
ハーマイオニー「はぁっ、何かしらこの感情。ロン……さっきの話だと、あなたこれを常に感じ取っていたわけ?」
ロン「そういうこと。どうだい?分かると滅茶苦茶微笑ましいだろう?」
ハーマイオニー「今日までであなたの頬が溶けて無くなっていないことが奇跡だと思うわ」
ロン「君も君で結構ヤバイね」
ハニー「うぅ、こんなの、こんなのおかしいわ。トロールから華麗に救って、グレンジャーには気づかれることなく、雌豚一号になってもらうつもりだったのに!」
ハーマイオニー「はいはい、そうなのよねーそのつもりだったのよねー」
ハニー「〜〜っ!!ちょっと、ロン!私の豚のくせにどうしてグレンジャーの味方をするわけ!?」
ロン「何を仰る僕らのハニー。僕はいつだって君の味方さ、色んな意味でね」
ハーマイオニー「私でちょっとずつ素直になっていきましょうね、ハニー。まずは私のことをいつでも『ハーマイオニー』って呼ぶこと!」
ハニー「んな、そんなの、恥ずかしい……」
ハーマイオニー「それじゃ、私もあなたにヒンヒン言うことにする?」
ハニー「や、やよ!そんなのいや!!あ、て、手!!待って!!!離しちゃや!!!!」
ロン「あー、どうしよう。どうしようねこれ、僕は今後7年間で枯れちゃうんじゃないかな、うん。何がとは言わないよ」
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:38:58.48 ID:rflx2h4/0
ハニー「は、ハーマイ、オニー」
ハーマイオニー「えぇ、ハニー」
ハニー「そ、それから、ロン……私の、えっと……豚」
ロン「うん、ハニー。豚って呼んでごめんなさいは脳内で再生してるよ、大丈夫」
ハニー「っ!!ーーっ!!!!もう、もう!もう、知らないわよ!私、一度自分のものになったら絶対、絶対手放さないんだから!」
ハニー「私が、魔法界みーんな、ヒンヒン言わせるまで!二人には付き合ってもらうわ!」
ロン「もちのロンさ!それから先もずーっと僕は君の一番の豚だけどね!」
ハーマイオニー「みんなと友達になりましょうね、ハニー。ずっと、私達が支えるから」
ハニー「わ、わたし……そんなことまで言ってないわ!もう!……もうっ」
ハニー「ずっと、えぇ……ずっと……」
追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:38:58.48 ID:rflx2h4/0
ハニー「(あぁ、ハニー。下を向いて、何もかもが怖くて)」
ハニー「(震えながら泣いていた、臆病だったわたし)」
ハニー「(誰かに見限られるのが怖くて、上を向いて、泣くのも見せられなかった)」
ハニー「(とってもとっても臆病な、私)」
ハニー「(全部だわ。全部見られも、知られても、それでも隣にいてくれる人達がいた)」
ハニー「(ずっとずっと欲しかった、いつかきっと、って)」
ハニー「(ずっと一緒にいてくれる大切な人)」
ハニー「(こんなに、幸せなことがあるかしら)」
ハニー「(こんなに、温かくて……知らなかった、モノが。溢れてくる、なんて)」
ギュッ
ロン「うわっ!?え、えっと!?ぼ、僕まで!?あの、僕としてはえっと、君らが抱き合う光景だけえっと、続けてどうぞしてもらえればよかったんだけど、あの!?」
ハーマイオニー「ハニー、また泣いて……は、いないのね……えぇ。あなたが幸せそうで私も嬉しいわ」
ハニー「うん……うん!」
ハニー「わたし……魔法使いで、良かった!」
完
翌日
医務室
ドラコ「スネイプ先生、容態はどうですか……あれ?昨日までなかったこの脚の包帯は一体?」
スネイプ「……」
ドラコ「ともかく……先生がいないと、授業が出来なくて困るフォイ……」
スネイプ「……ヒンヒン」
ドラコ「!?」
今度こそ、完
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/08(月) 04:43:26.78 ID:rflx2h4/0
上見て!12年前やて!びっくりやな!
全作こんな感じでやっていきたいとこやけど気長に頼むで!
じゃあの!
ハリー・ポッター ドラマシリーズ
JKR製作総指揮で進行中!
全スレタイリスト
これから順次書き直していくつもりですが
いつまでかかるやら気長な話になりますので
続きをお急ぎの場合はこちらのスレタイを検索ください
賢者の石編
ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」
ハニー・ポッター「賢者の石、ですって?」
ハニー・ポッター「賢者の石は、どうなったのかしら」
秘密の部屋編
ハニー・ポッター「秘密の部屋?なぁに、それ」
ハニー・ポッター「スリザリンの継承者?なんなの、それ」
アズカバンの囚人編
ハニー・ポッター「脱獄囚の、シリウス・ブラック……?」
ハニー・ポッター「『エクスペクト・パトローナム!』」
ハニー・ポッター「『守護霊よ、来たれ!』」
炎のゴブレット編
ハニー・ポッター「勝つのは私、そうでしょ?」
ハニー・ポッター「何が来ようと、受けて立つわ」
ハニー・ポッター「いつか必ず、来るものは来るのよ」
ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けて立てばいいのよ。勝つのは、私よ」
不死鳥の騎士団編
ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」
ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」
ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」
ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」
謎のプリンス編
ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
ハニー・ポッター「暴いてみせるわ、マルフォイの企み」
ハニー・ポッター「どうして、スネイプなんかを」
ハニー・ポッター「アルバス・ダンブルドアと、わたし」
死の秘宝編
ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」
ハニー・ポッター「死の、秘宝……?」
ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……超えてみせる!」