解説 : 『翼ある果実』コンドルバナナ、『歴戦の果実』オリーブテイオー、『爆ぜし果実』ユーズトップガン
コンドルバナナ(Condor Banana)
1.プロフィール
性別:牡
毛色:黒鹿毛
生誕:2001年3月8日
父:エルコンドルパサー
母:ラウンドピーチ
母父:イージーゴア(Easy Goer)
5世代インブリード:
・Raise a Native(S4 × M4)
・Northern Dancer(S5 × S4 × M5)
・Special & Lisadell(S5 × S5 × S4)
競走成績:8戦3勝
獲得賞金: 1億7140万円
主な勝利:
・G2
青葉賞(2004)
・G3
函館2歳S(2003)
2.競走成績
・2003年
2歳新馬(1着)、函館2歳S(1着)、デイリー杯2歳S(3着)、朝日杯FS(7着)
・2004年
弥生賞(3着)、皐月賞(5着)、青葉賞(1着)、東京優駿(3着)
3.解説
G1を6勝したラウンドピーチの初年度産駒。セレクトセールで1億2000万で落札される。新馬戦を圧勝した後、初重賞挑戦でも勝利し世代最速の重賞馬となった。
その後は敗北が続くが青葉賞で「ハイアーゲーム」との接戦に辛くも勝利し、そのまま東京優駿へと出走することになる。いざレースとなると後方からジワジワとペースを上げていき前へと進出。そして最後の直線で抜け出した「キングカメハメハ」に末脚で迫るも捉えきれず、逆に「ハーツクライ」にアタマ差で差しきられ3着に敗れた。
東京優駿後、検査により右前足に屈腱炎が見つかったことで引退し種牡馬となる。「エルコンドルパサー」の後継として期待されて100頭以上に種付するも受胎率が1割以下と非常に悪く、2年で去勢された後、生産牧場に引き取られ功労馬となった。産駒は17頭のみ…中央での勝利は無く、牝系が僅かに残るだけとなった。
4.エピソード
・バナナと名前に入っているものの好んで食べたりはしない。むしろ、好物はリンゴ。
・濡れることを嫌っており、シャワーの時はかなり暴れる。
・馬主が感情的に去勢をしたため、生産牧場はぶちギレてその馬主との関係を断った。なお、数年後にその馬主は経営悪化による破産手続きを行い、馬主権も剥奪となっている。
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オリーブテイオー(Olive Teio)
1.プロフィール
性別:牡
毛色:栗毛
生誕:2003年1月31日
父:トウカイテイオー
母:ラウンドピーチ
母父:イージーゴア(Easy Goer)
5世代インブリード:
・Northen Dancer(S4×M5)
競走成績:58戦4勝
獲得賞金: 3億8303万円
2.競走成績
・2005年
2歳新馬(1着)、札幌2歳S(4着)、朝日杯FS(10着)
・2006年
若葉S(1着)、皐月賞(10着)、青葉賞(18着)、ユニコーンS(16着)、手稲山特別(1着)、富士S(3着)、マイルCS(10着)、阪神C(9着)
・2007年
東京新聞杯(5着)、阪急杯(9着)、マイラーズC(6着)、京王杯スプリングC(4着)、函館スプリントS(8着)、キーンランドC(8着)、セントウルS(3着)、スプリンターズS(5着)、スワンS(9着)、マイルCS(15着)、阪神C(8着)
・2008年
シルクロードS(3着)、高松宮記念(8着)、京王杯スプリングC(7着)、安田記念(11着)、函館スプリントS(2着)、キーンランドC(6着)、スプリンターズS(12着)、スワンS(3着)、マイルCS(10着)、阪神C(2着)
・2009年
シルクロードS(6着)、阪急杯(6着)、高松宮記念(4着)、マイラーズC(4着)、京王杯スプリングC(17着)、エプソンC(2着)、函館スプリントS(8着)、キーンランドC(3着)、京成杯オータムH(2着)、スワンS(5着)、マイルCS(5着)、阪神C(13着)
・2010年
シルクロードS(5着)、オーシャンS(3着)、高松宮記念(9着)、京王杯スプリングC(7着)、安田記念(5着)、函館スプリントS(2着)、北九州記念(3着)、キーンランドC(1着)、スプリンターズS(3着)、阪神C(4着)
・2011年
シルクロードS(4着)、高松宮記念(5着)、京王杯スプリングC(9着)、安田記念(11着)
3.解説
コンドルバナナの実績もあり、セレクトセールで1億4000万で落札される。出遅れ癖がありながらも強い走りで新馬戦を勝ち、さらに若葉Sでの活躍からクラシックの主役へと名乗りをあげた。しかし、皐月賞と青葉賞での惨敗によりクラシック路線を諦めることとなった。
そして富士Sでの3着を機にマイルや短距離中心のレースを走らせるようになり…4歳のスプリンターズSで掲示板に入れるまで成長。ケガも無かったためその後も積極的にレースへと出走し続けた。6歳に出走したマイルCSでは半弟である「キングマンゴー」と対決し…5着に敗れた。
7歳になり出走した、キーンランドCにて初めて重賞を勝利。その後もレースへの出走を続けて掲示板内に入り続けたが8歳の安田記念を最後に引退…種牡馬にはなれず、行方不明となった。
4.エピソード
・牝馬が苦手なのか、パドック時には距離を大きく空けて周回していた。
・出遅れ癖があり、特に4歳の時のセントウルSでは派手に出遅れたものの3着に入ったことで騒がれた。
・遠征が好きで移動後はテンションが高い。
・京王杯スプリングCと阪神Cに5回出走していて、前者は1回、後者は2回掲示板に入っている。
・ウマ娘ブームで捜査が進行したことでファンにより行方が発見、さらに生存していたことが判明。2024年現在、生産牧場に引き取られ功労馬となっている。
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ユーズトップガン(Yuzu Top Gun)
1.プロフィール
性別:牝
毛色:栗毛
生誕:2004年3月9日
死没:2008年3月29日
父:マヤノトップガン
母:ラウンドピーチ
母父:イージーゴア(Easy Goer)
5世代インブリード:
・無し
競走成績:7戦6勝
獲得賞金: 4億995万円
2.競走成績
・2006年
2歳新馬(1着)
・2007年
3歳1勝(1着)、スイートピーS(1着)、優駿牝馬(1着)、ステイヤーズS(1着)、有馬記念(1着)
・2008年
日経賞(中止)
3.解説
セクレトセールには出さず、ラウンドピーチの馬主がそのまま馬主となった。400kg以下と非常に小柄な体格ながらそれを感じさせないスピードとスタナミを持っており、新馬戦を圧勝する。
しかし、脚部不安が出たため2歳の間はレースに出れず…桜花賞にも間に合わなかった。復帰後はトライアルレースに勝ち、そのまま優駿牝馬でレコード勝利…初G1勝利かつ母娘制覇を果たした。
その後は再び脚部不安の治療により目標だった菊花賞を断念し…ステイヤーズSへと出走。高いスタミナとスピード生かして、後続に10馬身以上の大差を着けて圧勝。
そして、無敗のまま挑んだ有馬記念…最後の直線から抜け出してきた「マツリダゴッホ」と「ダイワスカーレット」を外からまとめて差しきり勝利。母ラウンドピーチから8年ぶりの牝馬勝利…そして有馬記念の両親娘制覇を達成した。
年が明けて天皇賞(春)を本命に日経賞へと出走する。有馬記念同様に最後の直線で大外へ周るも骨折により転倒…その場で予後不良と判断され安楽死の処置が取られた。
4.エピソード
・人間が好きなのか厩務員の手や服に噛みついて自身の馬房に引きずり入れた事件が3度起きた。
・逆に馬は嫌いなようで、併せ馬の前には必ず相手を威嚇する。
・療養中に何度も温泉へと浸かっており、引っ張ってもなかなか動かず、長風呂を楽しんでいた。
・短距離レベルの末脚が武器で、特に優駿牝馬では最後方から上りタイム33.5秒の豪脚で全員を捉えて、当時のコースレコードを1秒以上更新する2分24秒8でゴールした。
・主戦騎手は一貫しており…6年ぶりにオークスでG1勝利をする。さらに有馬記念を勝てた時には涙を流し、ユーズトップガンでもう一度、グランドスラムを達成することを誓った。