ラウンドピーチ(Round Peach)
1.プロフィール
性別:牝
毛色:栗毛
生誕:1995年2月14日
死没:2015年2月14日
父:イージーゴア(Easy Goer)
母:ストームシード(Storm Seed)
母父:ストームキャット(Storm Cat)
5世代インブリード:
・Bold Ruler(M5 × M5)
競走成績:14戦8勝
獲得賞金: 6億4771万円+60万ドル
2.競走成績
・1997年
3歳新馬(1着)、東スポ3杯歳S(2着)
・1998年
チューリップ賞(1着)、桜花賞(取消)、優駿牝馬(1着)、東京優駿(2着)、秋華賞(1着)、有馬記念(14着)
・1999年
中山記念(2着)、安田記念(2着)、ホイットニーH(1着)、マンノウォーS(1着)、エリザベス女王杯(1着)、有馬記念(1着)
3.解説
5世代前から…ウォーレリック(War Relic)→ラウンドテーブル(Round Table)→スペクタキュラービット(Spectacular Bid)→ストームキャット→イージーゴアとアメリカの血がこれでもかという程受け継がれており、日本ではまず見れない血統の持込馬。
アメリカで購入した繁殖牝馬ストームシードが先月に亡くなったイージーゴアの子を孕んでおり、輸送後に日本で出産した。しかし気性が荒く、他の馬に威嚇するなど問題行動が目立っていたためセレクトセールで買手がつかず、生産牧場の社長が馬主になる。
時間が経つと慣れてきたのか甘えてくるようになり…デビューすると騎手からは「扱いやすい馬」と好評…そのまま新馬戦を圧勝した。そして、東スポ杯にて良血の「キングヘイロー」と善戦したことを機にクラシックへと登録…翌年のチューリップ賞をスタートからハナにたち逃げ切って初重賞勝利を獲得した。
しかし、桜花賞にて鼻出血により出走取消…次に挑んだ優駿牝馬では早めに前へと仕掛け、そのまま粘ってのレースを行い見事に勝利。初G1勝利を勝ち取った。
翌週は東京優駿へと連闘…「スペシャルウィーク」との伸び比べに負けて2着と敗れる。
休養をとり、秋華賞では「ファレノプシス」と共に外から前を捉えにいき…最後に逃げ切って勝利しクラシック2冠馬となる。
有馬記念で主戦騎手が変わったことで騎乗を拒否するような動きをみせるも何とか出走。しかし、掛かるに掛かり…指示を無視して前へ進んでいき…最後は「グラスワンダー」に捉えられて14着に敗れる。初めて掲示板から外れる結果となった。
翌年の中山記念では1番人気に指示されるも「キングヘイロー」に敗北。
安田記念では前で粘って「エアジハード」、「グラスワンダー」と共にゴールするも写真判定により「グラスワンダー」と同着の2着。
アメリカへと遠征し…父「イージーゴア」が勝ったホイットニーHへと出走すると最終コーナーで先頭に立ち…後ろから迫る「ビクトリーギャロップ(Victory Gallop)」と「ベーレンズ(Behrens)」から逃げきり勝利する。日本で初の海外ダートG1馬になった。
さらにマンノウォーSではアメリカ、アイルランド、チリ、ブラジルの牡馬たちがいる中で、ベテランの「ヴァルプリンス(Val's Prince)」と競り合いに辛くも勝利…アメリカでその名が広がり、『異次元の英雄』と呼ばれることなった。次走にBCフィリー&メアターフに出走しようとするも…抽選から外れたため帰国。
帰国後はエリザベス女王杯に出走…外枠から一気に先頭に立ち…そのまま後続を近付かせることなく逃げきり圧勝。
ラストランとなった有馬記念…去年敗北した「グラスワンダー」、「スペシャルウィーク」、さらに凱旋門賞帰りで同じくラストランの「エルコンドルパサー」と強力な牡馬がいる中…先頭の「エルコンドルパサー」を「グラスワンダー」、「スペシャルウィーク」らと共に捉える形でゴールする。写真判定の結果…「ラウンドピーチ」の勝利。28年ぶりの牝馬勝利であった。また、この3頭への勝利により『年度代表馬』へと表彰された。
引退後は生産牧場で繁殖牝馬となり…10頭中8頭がデビューし、全頭が重賞馬となった。
生産牧場にて10頭目である「ラウンドピーチの2015」を出産した後、内出血で死亡。20歳の誕生日であった。
4.繁殖成績
・ラウンドピーチの2001
名前:コンドルバナナ(牡)
父:エルコンドルパサー
成績:8戦3勝→種牡馬入り(2年で去勢)→功労馬
・ラウンドピーチの2002
名前:スダチキャップ(牡)
父:オグリキャップ
成績:未出走のまま登録抹消→乗馬
・ラウンドピーチの2003
名前:オリーブテイオー(牡)
父:トウカイテイオー
成績:58戦4勝→登録抹消後に行方不明
・ラウンドピーチの2004
名前:ユーズトップガン(牝)
父:マヤノトップガン
成績:7戦6勝→現役中に死亡
・ラウンドピーチの2005
名前:メロンスカイ(牡)
父:セイウンスカイ
成績:13戦6勝→種牡馬入り→アメリカへ種牡馬として輸出→日本でプライベート種牡馬
・ラウンドピーチの2006
名前:キングマンゴー(牡)
父:キングヘイロー
成績:26戦22勝→種牡馬入り
・ラウンドピーチの2007
父:クロフネ
成績:不受胎
・ラウンドピーチの2008
父:クロフネ
成績:不受胎
・ラウンドピーチの2009
名前:グレープスカイ(牡)
父:セイウンスカイ
成績:23戦7勝→種牡馬入り
・ラウンドピーチの2010
父:クロフネ
成績:不受胎
・ラウンドピーチの2011
父:キングヘイロー
成績:不受胎
・ラウンドピーチの2012
名前:スペシャルオレンジ(牝)
父:スペシャルウィーク
成績:???
・ラウンドピーチの2013
名前:グラスベリー(牡)
父:グラスワンダー
成績:???
・ラウンドピーチの2014
父:キングヘイロー
成績:不受胎
・ラウンドピーチの2015
名前:オウゴンドラゴン(牝)
父:ステイゴールド
成績:未出走のまま登録抹消→牧場のアイドルホース
5.エピソード
・「ラウンドピーチ」の勝利したレースはいずれも「キングヘイロー」が出走していないことから主戦騎手に「キングに惚れていて走りに集中出来ていなかった。」と言われた。この騎手は引退後に調教師となり、2頭の間に出来た「キングマンゴー」を世界最強まで育て上げることになる。
・種付け嫌いとされている「スペシャルウィーク」がスムーズに種付けを行い、関係者をビックリさせた。後に函館競馬場で「ラウンドピーチ」、「グラスワンダー」と共に再会した時は馬っ気を出して「ラウンドピーチ」の近くまで寄ってきた。ちなみに「グラスワンダー」も「スペシャルウィーク」と同じ行動をしていた。
・種付け相手は100%馬主の好みで決めており、芦毛か有馬記念を制した馬を中心に行われた。なお、「ユーズトップガン」以降の産駒は全て自分が馬主になっている。
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歪んだ歴史
・1998年
チューリップ賞…(ダンツシリウス→ラウンドピーチ)
優駿牝馬…(エリモエクセル→ラウンドピーチ)
秋華賞…(ファレノプシス→ラウンドピーチ)
・1999年
ホイットニーH…(ビクトリーギャロップ(Victory Gallop)→ラウンドピーチ)
マンノウォーS…(ヴァルプリンス(Val's Prince)→ラウンドピーチ)
エリザベス女王杯…(メジロドーベル→ラウンドピーチ)
有馬記念…(グラスワンダー→ラウンドピーチ)
・2003年
函館2歳S…(フィーユドゥレーヴ→コンドルバナナ)
・2004年
青葉賞…(ハイヤーゲーム→コンドルバナナ)
・2007年
優駿牝馬…(ローブデコルテ→ユーズトップガン)
デイリー杯2歳S…(キャプテントゥーレ→メロンスカイ)
スタイヤーズS…(マキハタサイボーグ→ユーズトップガン)
有馬記念…(マツリダゴッホ→ユーズトップガン)
・2008年
東京優駿…(ディープスカイ→メロンスカイ)
オールカマー…(マツリダゴッホ→メロンスカイ)
朝日杯FS…(セイウンワンダー→キングマンゴー)
・2009年
皐月賞…(アンライバルド→キングマンゴー)
ターフクラシックS…(アインシュタイン(Einstein)→メロンスカイ)
東京優駿…(ロジユニヴァース→キングマンゴー)
アーリートンミリオンS…(ギオポンティ(Gio Ponti)→メロンスカイ)
菊花賞…(スリーロールス→キングマンゴー)
マイルCS…(カンパニー→キングマンゴー)
・2010年
産経大阪杯…(テイエムアンコール→キングマンゴー)
天皇賞(春)…(ジャガーメイル→キングマンゴー)
キーンランドC…(ワンカラット→オリーブテイオー)
凱旋門賞…(デインドリーム(Danedream)→キングマンゴー)
・2011年
ドバイDF…(プレイヴィス(Presvis)→キングマンゴー)
サセックスS…(フランケル(Frankel)→キングマンゴー)
毎日王冠…(ダークシャドウ→キングマンゴー)
有馬記念…(オルフェーヴル→キングマンゴー)
・2012年
安田記念…(ストロングリターン→キングマンゴー)
CBC賞…(マジンプロスパー→グレープスカイ)
毎日王冠…(カレンブラックヒル→キングマンゴー)
ジャパンカップ…(ジェンティルドンナ→キングマンゴー)
・2013年
安田記念…(ロードカナロア→キングマンゴー)
宝塚記念…(ゴールドシップ→キングマンゴー)
北九州記念…(ツルマルレオン→グレープスカイ)
毎日王冠…(エイシンフラッシュ→キングマンゴー)
天皇賞(秋)…(ジャスタウェイ→キングマンゴー)
マイルCS…(トーセンラー→キングマンゴー)
香港マイル…(グロリアスデイズ(Glorious Days)→キングマンゴー)
阪神C…(リアルインパクト→グレープスカイ)
・2014年
高松宮記念…(コパノリチャード→グレープスカイ)