「ぬぅ・・・ボスは何処に行っちまったんだぁ?」
リヴ内を歩きまわるバルキ。
「そういや、そろそろ初仕事があるんだったな...急げ急げぇ...」
関節を鳴らしながら金属の廊下を駆けった。
「...るせぇぞ骨!」
「んだとゴルァ!!上等だ...と言いたいが今急いでんだ後でな」
「あっちょっテメ...」
(危ない危ない乗っかっちまうとこだったぜ)
数分後...ベレト主催の初出式が始まった。
「テミュニクスのはこれで全員かな?」
(父さん遅いなぁ...)
「バカが足りませんね」
「えっ、そんなヤツ居たっけ?」
「バルキの事です。まぁそろそろ慌てながら来るでしょう」
そして、カチカチという音が近づいてくる。
「すまねえ!遅れた!」
「ほら」
「えーっと、君がバカだっけ?」
「あ?誰がんなこと言ってたんだ?」
「ん」
ベレトの指さす先にはテイルが居た。
「やっぱテイルかこんにゃろ...」
「バルキ、もう始まってんだ少しは黙ったらどうだ」
「あーあ、はいはい。で、その初仕事ってのはなんなんだ?」
両足開きの堂々とした姿勢で言った。
「それはねー...スカウト!」
「スカウト??」
「まぁ、確かに数が少ないから当たり前か」
バキラーがゆっくりと口を開いて言った。
「...でもなんで俺たちにスカウトの仕事なんか?他の奴らでも良かったんじゃ?」
「まぁ君たちの船って次元移動できるし、そういうの得意ってバルキが言ってたからさー」
「そういや父さんがボスだった頃に入ったんだったな...」
「スカウトくらい任せろってんだ!俺にとってはそんなのお茶の子さいさいよぉ!」
「えと、これからスカウトに行くのは人という生き物が蔓延る惑星だ。
まぁ安心して、最初だから弱い生き物の多い惑星にしてあげたよ☆」
「人類??」
「ボスはまだ行ったことなかったっけな」
「そんな惑星ですからボスでも余裕でしょう」
すると、ベレトは顔をしかめながら言った。
「スカウトのやり方って知ってる?」
「えーっと、やったことない」
「そういやぁ最近惑星に降りてなかったしなぁ...ボスは知らないかぁ」
「うそぉんじゃぁ、これからこのベレトさんがしっかり教えてあげる」
「良かったじゃんボス!じゃ、俺は飯でも食いに...」
ベレトはバルキの方をがっしり掴んだ。
「バキラー君もやるんだよぉ?」
「いやぁ、俺はもう十分かなっt」
ベレトはバルキの頭を軽く掴んだ。
「ね?」
「あっ...はい、やります。はいはい...」
「よぉし、テイル君もやるんだよー!」
「っ!分かりました」
緊張のせいか足関節がピキッと音をたてた。
「テイル~?まさか怖いんじゃ?」
「違う。緊張しているだけだ」
「ほーん」
「まぁまぁ、さて早速始めるよぉ!」
ベレトは両腕をガッと上げ、床に腕を叩きつけた。
すると、床から机や椅子、紙などが出てきた。
「流石テルヴァの技術力に感謝」
「...?テルヴァって幹部の?」
「そうだよ。ちなみにだけど、この場所はほとんどテルヴァが設計して造ってくれたの。
見た感じ全身機械だからね。でも食事は摂るんだよ?おーっと、スカウトの説明しなきゃな」
「分かったぜ(ん?俺たちの船を修理してくれた口わりぃヤツの事か?)」
「んーとね、スカウトしろって命令したのはここのボスなんだけどさ、
スカウトする理由を聞かされてないのよ...たぶん仲間を増やすんだと思うけどね」
「仲間を増やすことを目的にやっていけばいいのか」
「なら簡単じゃねぇか!親しく話せば仲間になってくれる」
「いやーねぇ、それが中々上手くいかないのよ...」
「...何故ですか?」
「だってさぁ、この見た目、この肉体。普通なら怖くて逃げちゃうでしょ?
背も高いから顔のところが陰になってだいたい逃げられちゃうのよね~。
一応、テルヴァが化けの皮みたいなの作ってくれてるけど、着たけど意味なし!泣ける。
おぉっとまたズレてしまった。スカウトに大切な事、それは慎重さと優しさと勇気だ!」
「結構脳筋な考え方ですね。ボスもちょっと困惑してますよ」
「ま、まぁまずは実践だ!さぁバキラーやってみて!」
「え、えぇ...分かりました」
「あのー、仲間になってもらえますか?」
「嫌だ」
「...バキラーって言うんですけど仲間になって...」
「嫌だね」
「...」
「ボス!いつもの自分を出せ!簡単だぜ!」
「...俺、バキラーって言うんだ。よろしくな!
ちょっと聞きたいことがあるんだが、俺たちの仲間になってくれないか?
安心して、俺が保証する!それに、」
「いいよぉ!」
「えっ?や、やった!」
「正直ね~、何か足りない気がしたけどそこは俺の問題だと思うし、この調子なら
行けそうだな!よぉーし、次バルキ!やるぞー!」
「おっしゃあ!俺が手本を見せてやるぜ!」
・・・バルキ&テイルはスカウトテストを難なく突破。
3体にベレトから困ったときに使う紙を渡し、ベレトは次元宇宙装置まで3体を案内した。
「うぉぉぉぉすっげぇぇぇぇぇぇ!!なんだこのデカい渦は!?」
「この渦はね、様々な宇宙を行き来できる優れものなんだよぉ。
移動するときはここにある楕円形の乗り物に乗ってね。そうしないと...」
「?そうしないとなんだ?」
「え、死ぬよ?」
「結構はっきり言ったな」
「ですね」
「おっと、この皮を着ていけ!この皮を着るとその次元に馴染んだ姿になれるんだ!
見た目を変えることもできるからな!とりあえず、君たちはスケルトンなんだから、
全身にニセ筋肉をつけないとね人という生き物は近寄って来ないんだよ」
「確かに俺も行ったことあるが、なんかケイサツ?とかいうのに
小っちゃな石をぶつけられたぜ。ちょこっと骨が欠けちまったから怖いんだよな~」
「へぇ~、じゃ着てみるか」
「3体はその骨の上から皮を着た」
「なんか変な感じ...」
「いやぁ人の身体っていつもこんなんなのかなぁ?」
「俺は嫌いだな」
「そして~、このフードを被って『人』って言ってみて~」
「人!」
「人」
「人ぉ!」
皮がぐにゃぐにゃと蠢きはじめ、骨に張り付ていく...
そして10秒もしないうちに人と同じような姿になった。
「バルキ、お前尖がってるな」
「テイルなんか結構綺麗...あー、そういやテイル性別女だっt...ブッッッ!!」
テイルの右アッパーが炸裂した。
「次言ったら命はないと思え」
「俺の姿結構...子供...」
「可愛らしくて良いと思いますよ。皮はもし人だったらコレだろうと予測しているので」
「へぇー...なんだか懐かしいような...気のせいか」
「よし、じゃぁ乗れ!その紙に書いてある番号を入力すれば自動でそこに辿り着くよ」
「おぉ...結構広い...」
「そりゃあ、中は四次元だからねぇ時間も止まってるし、次元の力で歪まないよ」
「なるほど...では俺がこの記号を入力する」
「テイルてめぇ俺にやらせろ」
「ダメだ。お前がやるとロクなことにならんからな」
「クッソ...ボス!なんか言ってやってください!」
「テイルさんの言ってることが正しいかな。父さんは静かに」
「ぬぉぉぉボスゥ」
「決まったな。これか...」(O4920tCW?Ω66)
テイルがしっかりと記号を入力した。
「よし、では行ってくる」(0492OtCW?Ω66)
「バルキさん、行ってきます!」
「行ってくらぁ!」
「いってらっしゃーい...あっ!ちょっ...遅かったか...
まぁ大丈夫かO(オー)と0(ゼロ)間違えてない事を祈る」
楕円形船内...
「ベレトさん何か言おうとしてませんでした?」
「気のせいっしょボス。この中快適だし、ひと眠りするかぁ」
「トウチャクシマシタ」
「もう着いたそうだ。おいバキラ、そしてボス行きましょう」
「何秒だった?10秒くらいしかかかってないような...ってオイ!俺が一番乗りだぁぁぁ」
バキラは入口のドアを開くと、建築物のある方へ向かった。
「父さん、元気だなー...」
「ああいう大人げないところがバルキの良いところでも悪いところでもあるのよ」
「どうぁぁぁぁぁ違う俺は変な奴じゃ...」
「父さん?父さん大丈夫???」
「おっとそうだった...肉体があるという事はもう一枚着るものが...」
・・・
「服を着忘れるなんて俺も落ちたなぁ~」
「服も着ずに走っていくバカがいるか普通」
「いやー、まぁ騒ぎになってなくて...」
「ん?あれ、ボス~?テイル~?どこ行ったんだ」
「あの人です!さっきすっぽんぽんで追いかけてきたの!」
「ちょっとそこの君待ちなさい」
「オワッタ」
あとがきを見てくれた読者の諸君!
私(わたくし)だよサジテリオ☆
どうやら、以前投稿されてた私の武勇伝になるはずだった小説が
きれいさっぱり消えちゃったとのこと...
まぁ、作者は私の事が嫌いなんでしょうねぇ...
おい作者ぁ!!
私、主人公の小説復活させろ!さもないとサジテリオ、貴様を消しt...
お見苦しいとこすいません、あの小説は深夜テンションで書いてしまった
代物なので...サジテリオには悪いですが..うん、まぁこの小説よろしく(?)