今回いつもに比べてちょっと長いです
昨日は七七の誕生日だったので、七七大活躍です
ナヒーダ「その詩には、どういった意味があるのかしら?」
ウェンティ「求める自由は対立してしまうこともある。だから、先ずはお互いの意見に耳を傾けることが大事っていう、そういう詩さっ。」
ナヒーダ「自由、ね… そうだ、あなたの自由の解釈を教えてくれないかしら?」
ウェンティ「それはね…」
七神トークも盛り上がっていた。
ナヒーダ「そういえば、さっきからギミックが見当たらないわね。」
ウェンティ「そうだね。」
ナヒーダ「あっ、あったわ!」
だが、そのギミックに向かう途中に透明な壁に激突した。
「待っておったぞ。」
その者は弓矢を構えて立っていた。幾ら相手が逃走者側とはいえ、攻撃を受けてしまえば捕まえることも出来ない。ウェンティも弓矢を構えた。
ナヒーダ「彼女はファルザンね… 教令院知論派の学者よ。風元素の神の目を持ち、多種多様なギミックを使う戦法に長けているみたいね。」
ウェンティ「それなら、僕も同じ風元素使いとして、負ける訳にはいかないなっ。」
ファルザンは矢を放った。一見すると1本だけ放ったように見えるが、時差を活かして何本も放っている。
ウェンティは初めの1本を避け、残りの矢を風域で無効化した。そのままその風域に乗っかって、3本矢を放つ。
ファルザンは避けると同時に風域まで急接近し、上に向かって四角錐*1を投げ出した。
こんな芸当はギミックを熟知しているファルザンにしか出来っこない。
ウェンティ「中々やるね~。でも、そんなんじゃ僕には勝てないよ~!」
そのままウェンティは下方向へ四角錐を跳ね返し、ファルザンが避ける位置をギミック発動の場所にする為に横風を吹かせた。
ナヒーダのお陰で、仕組んであるギミックの場所を把握することが出来たのだ。
ファルザン「うっ!」
─
ナヒーダ「捕まえたわ!…?」
ナヒーダはウェンティとファルザンが戦っている間、ギミックの位置把握と、隙を見たファルザン確保を目指していた。横から来る強風でよろけたファルザンに自分の手を当てた筈だったが…
当のファルザンは即座に生成した四角錐を利用して、ギリギリ確保されないように、自分を吹き飛ばしたのであった。
ナヒーダ「確保失敗ね。」
ウェンティ「次があるさっ。」
ナヒーダ「それで、このギミック、干渉出来ないようになっているのだけれど。」
ウェンティ「ん?これは、微量ながら風元素の力を感じる… ちょっと待ってて、すぐ解除するから。」
そうして、残りギミック数は2つとなった。
〇
七七とリネは、手分けしてギミックを探していた。
七七「ギミック…どこ…?」
そこに、思わぬ者が話し掛けてきた。
胡桃「七七ちゃん!」
綺良々「こんにちわ~、七七さん。」
七七「…今、ギミック探してるから。」
胡桃「あ!待って七七ちゃん!」
七七は逃げるようにその場を去ると、綺良々はジト目になって胡桃を見つめていた。
胡桃「や、やややめてよ~。」
綺良々「…何かあったの?」
胡桃「それが…」
─
綺良々「…それなら!行き止まりでしっかり自分の思いを伝えるのはどう?」
胡桃「でも、行き止まりこそ駄目な気がするんだよね~。…」
綺良々「1歩進もう!」
胡桃「…分かった!」
─
七七「あっ…」
熱線が空を貫いていた。リネからの合図だ。
ちなみに、七七がギミックを見付けた場合、斬岩·試作を上空に投げることになっていた。
リネ「ギミックを見付けたよ!」
七七「ありがとう。」
そして、いざギミックを解除しようとしたが、中々解くことが出来なかった。
リネ「これはどういうギミックだ…?」
七七「薬草の香りがする。」
リネ「薬草?確かに良い香りがする。」
七七「特に、清心の香り…」
リネ「清心?」
七七「白い花、ギミック解除に役立つかも。」
リネ「…やってみるよ。」
そうして、七七の助けも借りながら、薬草ギミックも無事解除することに成功した。
残るギミックは後1つである。
〇
クレー「ここにはハンターはいないかな?」
クレーはここまでハンターに2回も追いかけられていた。
1回目はナヒーダに、草を燃やして撒いたのである。
2回目は綺良々に、ディルックと2手に分かれて逃げたのである。このときは、建物の立地も非常に役立った。
そんなこんなで結構ハンターを警戒していたクレーだった。
クレー「あそこにあるのは…ハンターミッション?」
どうしても向こうにあるものが気になってしまったので、周りをキョロキョロしながら、慎重に歩を進めていたが─
クレー「何!これ?!」
風元素を利用した吊り上げ装置に見事引っ掛かってしまったのである。
クレー「と、取れない…!」
元々これはハンター用に用意したものであったが、ファルザン的にはハンターが引っ掛かっても逃走者側が引っ掛かっても良かったのである。
何故か、実はこの賞金10億モラは、逃走者が勝った場合、逃げ切った人達で山分けすることになっている。
ハンターは基本的には1人1人に10億モラだ。
そのルールを知ったファルザンは、自分1人だけが逃げ切れるように思考を練っていたのだっだ。
レイラとの電話の内容は、完全に善意である。ファルザンは数%だけ後悔した。
クレー「どうしよう…これじゃ、ハンターから逃げられない…」
そんなことを吐かしている間に、ハンターにとってはミッション探しも終わりを迎えようとしていた。
胡桃「あれ!なんか捕まってる人がいるよ~?」
綺良々「奥に見えるのはハンターミッション…あ!さっき追いかけてた!」
クレーは慌てて吊り上げ装置を爆破させようとした。
その一瞬で胡桃と綺良々は軽い作戦会議をしたのである。
クレー「やった!出れた!」
この瞬間、胡桃はハンターミッションのすぐ近く、クレーは胡桃と綺良々に包囲されていた。
クレーは逃げようとするが、綺良々にその道が防がれるだけで、距離感は変わらなかった。
クレー「どうして捕まえて来ないんだろう…あ!分かった!」
その意図に気付くや否や、クレーはハンターミッションのギミックを破壊しようとした。ついでに胡桃も巻き込んで。
胡桃「やば!」
ハンターミッションを放棄してでもその爆撃には当たらないようにしなければならなかった。
だが、それではハンターミッションは遂行出来ない。綺良々との約束は果たせないことになる。
燃えるギミックを消火しようとしてクレーの爆撃に巻き込まれる寸前、ギミックに冷たいお札が貼られた。そして、氷の爆風が狭範囲に吹いたのである。
胡桃「ありがとう!七七ちゃん!」
態勢を崩さない為に、綺良々は動くことが出来ない。
ここは自分が、やるしかない。
クレー「や゙っ!」
バックステップするクレーにダメージを与えると同時にギミックをある程度解く。
ピンポイントで炎の爆撃がギミックに当たるが、七七のお札のお陰で燃えなかった。
再度ギミックを解き始めると、クレーは今度は逃げ出した。
綺良々「逃がさないよ!」
特注配送箱を頭上から投げ出す。
見事クレーの頭に激突し、ニャルダモンが…雷撃で消された。
綺良々「誰?!」
その隙に包囲の網から逃げ出したクレーを、攻撃しようとした胡桃は、あっという間に雷撃で痺れて倒れている。口からは幽霊が出てる。
綺良々「胡桃さん?!」
胡桃「あ、あれ!クレーちゃんは?」
起き上がった胡桃と綺良々に、雷の斬撃が飛んで来る。
綺良々「くぅ…!」
そして、先に見えたのは、筍紫ヘアの人とクレーであった。
奥に雷楔がある。あそこに移動されれば確実に捕まえることが出来ない。
胡桃は炎エンチャントした槍を投げて雷楔を消した…かと思えば、2人はいなくなっていた。
「大丈夫かしら?」
クレー「うん!クレーは大丈夫だよ。あなたは誰?」
刻晴「私の名前は刻晴よ。」
クレー「ありがとう!刻晴お姉ちゃん!」
─
胡桃「逃しちゃった。」
綺良々「そういえば、ギミックは解除出来たの?」
胡桃「出来た!七七ちゃんに感謝しないとね~。」
胡桃「そういえば、私が痺れて干上がった魚みたいになってるとき、私のことを『さん』付けしてたよね?」
綺良々「まぁ、そうだけど…」
胡桃「これからは呼び捨てで良いよ!もう友達だしねっ。」
少し綺良々の顔が明るくなっていたような気がする。当の本人は胡桃を魚に見立てていたのだが。
そうして、最初のハンターミッションは終わりを迎えたのである。
胡桃「やったぁ!七元素缶だ!」
七七「これ、使える。」
ジン「…もらったものはしっかりと活かすことが出来ないといけないな。」
ナヒーダ「その缶を何に使うつもりなのかしら?」
ウェンティ「風の流れを上手く調整すれば、渦巻みたいなのをつくれるかもしれない。」
宵宮はまだ凍っていた。
七聖召喚綺良々実装ま?嬉し過ぎる
これファルザン篇またどっかでつくらなきゃいけないかも…?
元々は刻晴ではなく甘雨を出すつもりだったのですが、また今度の機会に出すことにしました。
次回、麻酔銃ドストライク篇(仮)、乞うご期待!
次話の内容は、今までは前話の次回予告とあまり変わらない内容になっていますが、大幅な内容変更も有り得ます。予めご了承ください。
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これからもテイワッ逃走中をお楽しみ下さい!